問題児たちが異世界から来るそうですよ?―振り回される問題児― 作:gjb
『ギフトゲーム名:“FAIRYTAIL in PERSEUS”
・プレイヤー一覧 逆廻 十六夜
久遠 飛鳥
春日部 耀
赤羽 紫炎
・“ノーネーム”ゲームマスター ジン=ラッセル
・“ペルセウス”ゲームマスター ルイオス=ペルセウス
・クリア条件 ホスト側のゲームマスターを打倒
・敗北条件 プレイヤー側ゲームマスターによる降伏
プレイヤー側のゲームマスターの失格
プレイヤー側が上記の勝利条件を満たせなくなった場合
・舞台詳細 ルール
*ホスト側ゲームマスターは本拠・白亜の宮殿の最奥から出てはならない
*ホスト側の参加者は最奥に入ってはならない
*プレイヤー達はホスト側の(ゲームマスターを除く)人間に姿を見られてはいけない
*失格となったプレイヤーは挑戦資格を失うだけでゲームを続行できる
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、“ノーネーム”はギフトゲームに参加します。
“ペルセウス”印』
“契約書類”に承諾した直後、六人の視界が代わった。
六人は宮殿の門前に立っていた。
振り返ると、宮殿は箱庭から切り離され、未知の空域を浮かぶ宮殿に変貌していた。
「姿を見られれば失格か。ペルセウスを暗殺しろってことか。」
「伝説に倣えばルイオスは睡眠中ということでしょうか?そこまで甘くないと思いますが」
「YES。そのルイオスは宮殿の最奥で待ち構えているはずデス。それにまずは宮殿の攻略が先でございます。伝説のペルセウスと違い、黒ウサギたちはハデスの兜を持っていませんので綿密な作戦が必要です。」
「そうなると三つの役割が必要となってくるわね。」
飛鳥がそういうと耀が頷く
「だな。まずはジンと一緒にゲームマスターを倒す役割。次に索敵、見えない敵を感知して撃退する役割。最後に、失格覚悟で囮と露払いをする役割」
「春日部は鼻が利く。耳も眼もいい。不可視の敵は任せるぜ」
十六夜の提案に黒ウサギが続く。
「黒ウサギは審判としてしかゲームに参加することができません。ですからゲームマスターを倒す役割は、十六夜さんにお願いします」
「それじゃあ俺と飛鳥で囮だな」
「あら、私も囮なのかしら?」
飛鳥が不満そうに声を漏らす
しかし、飛鳥のギフトではルイオスを倒すには至らないことは事実だが、それでも不満なものは不満なのだろう
「悪いなお嬢様。譲ってやりたいのは山々だけど、勝負は勝たなきゃ意味が無い。あの野郎の相手はどう考えても俺が適している」
「・・・・・・ふん。いいわ。今回は譲ってあげる。けど負けたら承知しないから」
飛鳥はしょうがないといった感じで納得した
「紫炎も囮なの?」
「ああ」
耀が聞いてきたので即答で返す
「紫炎なら一人でゲームマスターのとこまで行くと思ってた。」
「おいおい。俺がそんな身勝手に見えるか?」
紫炎が尋ねると
「「「「見える」」」」
十六夜以外の四人が即答した
「えっ、俺そんなイメージついてんの?」
「俺も聞きたいね。なんで囮に立候補したんだ?」
十六夜が紫炎に聞いてくる
「決まってんだろ。俺のギフトは目立つからな。」
「確かにそうだが使い方次第だろ?」
「そうだが、暴れまわりたいんだよ。」
俺の言葉を聞き、十六夜は笑い、他の四人はため息をついた
「なんだよ。別にいいだろ。十六夜一人いればおつりがくる相手だと思うぞ」
「そうとも限らないんです」
十六夜以外が黒ウサギに目を向ける
「ルイオスってやつはそんなに強いのか?」
「いえ、ルイオスさん自体はそこまでですが、問題は彼のギフトです。黒ウサギの推測が外れてなければ」
「隷属させた元・魔王様」
「そう、元・魔王の・・・え?」
十六夜の補足に黒ウサギが驚愕した
「もしかして十六夜さんてば意外に知能派ですか?」
「何を今更。黒ウサギの扉もドアノブを回さないで入ったろ。」
「・・・・・・。いえ、そもそもドアノブは付いてませんでしたから」
黒ウサギが冷静に突っ込みを入れる
「あ、そうか。けど、付いてても使わずに開けられるぞ。」
「俺も、俺も」
「……………。参考までに方法をお聞きしても?」
やや冷ややかな視線で紫炎と十六夜を見る、黒ウサギ。
二人はそれに答えるように門の前に立つ
「そんなもん」
「決まってんだろ」
二人は眼を合わせ
「「こうするんだ!!」」
門を蹴破った