問題児たちが異世界から来るそうですよ?―振り回される問題児―   作:gjb

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第三十一話

ゲーム開始まで十八時間前になった

 

「なあ、耀。さっき十六夜が答えがわかったって言ってたが聞いたか?」

 

「何にも聞いてない。けどさっき話をしてる時にわかったって言った」

 

「まあ、それはステンドグラス側に任せとけばいいか」

 

「ふふっ。十六夜のこと信頼してるんだね。」

 

「まあな。あいつは桁が違う。頭も力もな」

 

紫炎が苦笑しながら言う

 

「でも絶対仲間を裏切らない。それだけは言えるな」

 

「・・・うん。そうだね」

 

二人は自然に笑顔になる

 

「紫炎、お願いがあるの」

 

耀が少し真剣な目で見てきた

 

「飛鳥の事か?探してやりたいが先に魔王退治からだ。待ち伏せでズドンって可能性もあるからな」

 

「・・・それなら仕方ないね」

 

耀が俯く

 

それを見て三毛猫が紫炎をひっかこうとした

 

「にゃーにゃー≪お嬢を悲しませおって。もう許さん。≫」

 

「三毛猫ダメ。わたしのわがままで紫炎までいなくなったら・・・」

 

三毛猫を抱きしめて止めた耀がさらに俯く

 

「だけどこれだけは約束する。俺達“ノーネーム”メンバーは全員生きて戻ってくる。だから待っとけ」

 

紫炎がそういうと耀の頭をわしゃわしゃ撫でる

 

「痛い。・・・でもありがとう」

 

そして耀が紫炎に笑いかけた

 

「にゃー≪もう我慢できん≫」

 

「痛たたた。やめろ、三毛猫。今、指輪してないからなんて言ってるかわかんないんだ」

 

三毛猫が紫炎の顔に飛び乗りそのまま引っ掻いた

 

「こら、三毛猫。」

 

「にゃー≪せやかてお嬢・・・≫」

 

「ダメ」

 

耀の言葉に三毛猫は紫炎の顔から離れ、耀の布団の上に戻った

 

「魔王に勝てる見込みがあるの?」

 

「ぶっちゃけっ見てみないことにはわからん」

 

その言葉を聞き、少し耀の顔が暗くなる

 

「だけど黒ウサギがとっておきがあるって言ってたしな」

 

「何それ?」

 

「神話上に登場する本物の武器を具現化できる紙片らしい。」

 

「すごいね。」

 

「ああ」

 

そういって紫炎が立つ

 

「ゲームまで少し寝る」

 

「うん。頑張ってね」

 

「おう」

 

そういって耀の部屋を出る

 

「おい、十六夜。いるんだろ?」

 

その直後、通路の陰に声をかける

 

「まさか気づかれてるとは思わなかったぜ。で、何の用だ?」

 

「魔王は誰が仕留めるんだ?」

 

「現状では黒ウサギだが、とっておきを使うために少し時間がいるんだとさ」

 

「お前はどうすんだよ。」

 

てっきり十六夜が仕留めるものだと思っていた紫炎

 

「俺は魔王の配下を倒した後、黒ウサギの為の時間稼ぎとそれをうまく当てる為に足止めってところだな」

 

「なるほどな。なら俺は魔王と戦って主力が集まるまでの時間稼ぎか?」

 

「ご明答。お前の炎ならペストの風も燃やせるだろ?」

 

「防御に回されたらわからんが、攻撃の時に防ぐぐらいなら出来るだろ」

 

「謙遜すんなよ。全員で生きて戻るんだろ」

 

そういって十六夜がニヤリと笑う

 

「俺だってお前の事を信頼してんだぜ。俺の足下ぐらいだと思ってるぜ」

 

「言ってくれるね」

 

「桁が違うんだろ?」

 

二人は笑いながら言い合う

 

「しかし、魔王ってのはどんなやつなんだ?」

 

「一言で言うなら斑ロリだ」

 

「は?」

 

「一目見ればわかるぜ」

 

「そうか、まあ明日の為にもう寝るわ」

 

「そうだな。」

 

そういって十六夜と別れる紫炎

 

その数分後黒ウサギの悲鳴が聞こえたが十中八九、十六夜が関わってると思ったので無視して寝た

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