タイトル未定 ISの転生モノ   作:S字フック

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問題点が多々出てきたのでやっつけに近いお話


12 訓練

 

戦闘を終えた二人は第二アリーナの格納庫に戻っていた。

 

「今回は俺の勝ちだな」

「今回はって・・・・・・ 次もあるのかよ」

「当たり前だろ。今回はミサイルが初見殺しだったし、お前は満足できる結果なのか?」

「そんなわけ無いだろ、次は勝ってやる!」

「俺もまだまだ試したいことが沢山あるんだ」

「まだ武装が残っているのかよ」

「ああ、まだ近接武装を一つ使ってない、まあ零落白夜ほど強くないが」

「それより、まだコンテナが一つ残っているだろ? あれは何だ?」

「うーん・・・・・・ 中身は正直確認しなくても分かるんだけど。なんでチーフはこれを置いていったんだろ」

「俺に言われたって・・・・・・」

 

いくらグングニルにしか使えないって言ったって、学園で使えるような火力じゃない、これは競技用の枠を飛び出していることは一目で分かる。

チーフの意図が掴めない。パルスキャノンはテストを任されたがこれに関してはノータッチのまま帰ってしまった。自分で考えろという事なのか?

とにかくこの中身は易々と人の目に見せていいような代物じゃ無い。格納庫の奥にしばらく置かせていただこう。

 

「そろそろ帰ろうぜ、一夏」

「おう」

 

待機形態になったグングニルはドックタグになった。サイレンサーの付いた二枚のタグをチェーンで首から掛けている形になる。エンボス加工はされてなく、本来の用途は果たせない。

 

____

 

 

 

「「「「織斑君。クラス代表決定おめでとー!」」」」

 

「何で俺がクラス代表なんだよ」

「それは私が辞退したからですわ。まぁ、勝負は貴方の負けでしたが、しかしそれは考えてみれば当然の事。何せ私が相手だったのですから。それでも、大人気無く怒った事を反省しまして、一夏さんにクラス代表の座を譲る事にしましたの。」

「いや~、セシリアわかってるねー」

「そうだよねー、折角男子がいるんだから」

「男子って、景斗もいるじゃないか」

「俺に話を振るな一夏。それに俺はセシリアには勝てん」

「う~ん、納得いかない・・・・・・」

 

一夏がしかめっ面になった所にタイミングよくフラッシュが炊かれる。

 

「はいはーい、新聞部でーす。私は二年の黛薫子」

 

首もとの黄色のリボンに目が向かう、先輩で間違いない。

 

「今回は噂の男子二人にインタビューしにやって来ちゃいましたー」

 

おおぅ、インタビューとな。いやに有名だなぁ

 

「まずは、クラス代表の織斑くん。なった感想とか意気込みとか聞かせて!」

「が、がんばらせていただきます」

「え~、もっと良いこと言えなーい?」

「そんな急に言われたって・・・・・・」

「まあいいや、勝手に書いとくから」

「えっ、ちょっ、待って!」

「次は佐藤君、この学園に入ってきた感想ほ聞かせて!」

「ええっと・・・・・・ いい所ですね」

「それだけー? 女の子ばっかりな事には何かないのー?」

「ノーコメントで。それより早く三人目来てくれって感じ、それと一夏にも同じこと聞いといてください」

「おっ、そうだね。では一夏君は?」

「おい景斗、俺に話を振るなって」

 

今まで触れる機会が無かったので触れなかったが、男性操縦者探しは俺が早くも見つかったことに気を良くしたのか規模を大きくして続けられている。しかしまだ三人目は見つかってない。もしも中年で妻子持ちのオッサンでも動かしてしまったらここに転入させるのだろうか、否定できないのがこの世界の恐ろしいところである。

 

 

____

 

 

「もうすぐクラス代表戦だね」

「そうだ、二組のクラス代表の子が変わったんだって」

「ああ、何とかって転校生に」

「あたしその子見たー、小さいツインテールの子だったよ」

「転校生? 景斗が言ってたやつか」

「俺も聞いた話だったけどな」

 

火曜日、朝のSHR前。珍しく皆が共通の話題で集まっていた。打ち解けてきたようで少しうれしい

 

「どんな奴なのかな、強いのか?」

「今の所専用機持ちは1組と4組しかいないから余裕だよ」

「その情報、古いよ!」

 

仁王立ちをしている小さなツインテールの少女、凰鈴音が現れる。廊下で裏から見ていればよかったと少し後悔

 

「鈴……? まさかお前、鈴か?」

「中国代表候補生凰鈴音! 今日は宣戦布告に来たって訳!」

「うわっ、マジかよ! 本当にあの鈴だよな?」

「なんなのよ一夏、そんなに信じられないの?」

「本当に景斗と話したことが現実になるなんて、嘘みたいだ」

「景斗・・・・・・ 例の二人目の男?」

 

うわぁ、こっち見てる。一応手を振っておこう。

 

「まあいいわ、そんなことよりも――『ゴスッ!』な、なにすんのよ! って、千冬さん!」

「何をしている。もうSHRの時間だぞ。元のクラスへ帰れ」

「す、すみません。また後で来るから!」

 

____

 

 

その後のSHR、織斑先生がクラス代表戦の日程を告知して終了かと思った時だった

 

「それと佐藤」

「え?」

「三組のクラス代表が不調でクラス代表戦に出れなくなった、その代わりに専用機持ちのお前が出場することになった」

「え!?」

「以上だ。今日も授業をがんばるように」

 

そう言い放って織斑先生は出て行ってしまった。何か言うタイミングなんてものは一切無い。

 

 

「一夏、今の見てたか?」

「ああ、流石千冬姉だ。言いたいことだけを言って帰ってしまう」

「聞かれてても知らんぞ」

「ははっ、まさかありえないって、聞いてるわけ無いって」

「もうこれ以上フラグを立てるのはやめよう。それよりも一夏」

「なんだ?」

「今日から一緒に特訓しないか? 放課後開いてるだろ」

「おう、いいぜ。次は負けねぇぞ」

「いや、そこまで本格的に戦わないって。あくまでも訓練だ」

「勝ち逃げかよ。ずりーぞ景斗」

「分かったって。クラス代表戦の後に再戦でいいか?」

「いいぜ。その時は勝ってやるよ」

 

 

____

 

 

そして放課後、例の如くブルー・ティアーズと打鉄が目の前にある。とんでもなく居心地が悪い。

 

「なんで二人増えたんだよ」

「仕方ないだろ。昼食ってる時そうなっちゃったんだから」

「そうですわ。仕方の無いことだったんですの」

「うむ。その通りだ」

「まあ一夏だけだと射撃に対する練習が出来ないからいいけど・・・・・・」

「それで何から練習するんだよ」

「ちょっと待ってくれ、パルスキャノンを少し使ってからにしたいんだが」

「おいおい、特訓と仕事かどっちかにしろよ」

「一石二鳥って奴だ。両立させてしまおうぜ」

「欲張りな奴め」

「いいじゃねーか。じゃあ一夏少し離れててくれ」

「ちょっと待っててください! なんで一夏さんと景斗さんで練習をすることになっているのです!」

「ええ!? 何でって・・・・・・」

「ここは二人づつペアを作るべきですわ」

「別にいいと思うぜ、景斗」

「お前は・・・・・・ とりあえず全員で一回ペアを試してみよう。それなら公平になる」

「それなら一夏。私と特訓しよう」

「ちょっと待ってください箒さん。いきなりズルイですわ!」

「あーもー! ジャンケンして決めるぞ。勝ったペアと負けたペアで組め。おら一夏やるぞ」

「OK。勝ってやるよ」

「いや勝ち負け関係ないし」

「いくぞ」

「「ジャンケンポイ」」

 

一夏がグー、俺がパー。当然俺の勝ちだが意味は無い。

 

「そっちは誰が負けた?」

「私の方ですわ!」

「折角勝ったと思ったのに・・・・・・ 何故だ」

「じゃあ俺は箒さんか、頼むよ」

「う、うむ。よろしく頼む」

「じゃあ早速で悪いけどパルスキャノンを使うのにしばらく付き合ってもらうけどいいかな?」

「分かった、それなら少し離れた方がいいか?」

「OK、そうしてくれ」

「了解だ」

 

地面に足をつけ、追加のアンカーを地面に突き刺し機体の安定性を高め、パルスキャノンを構える。

 

「今から撃つぞ。準備はいいか?」

「いつでもいいぞ」

「ならいい。いくぞ」

 

アリーナの向こう側にいる箒に向かって景斗はその引き金を引く。反動は少なく、パッシブ・イナーシャル・キャンセラーによるエネルギー消費もアンカーにより衝撃を抑えられたのか少ない。一度に四発同時に弾が発射され箒に向かっていく

 

・・・・・・が、それは届かず一定距離に到達したのち爆発。

 

「おい、届いてないぞ」

「マジ? もう少し近づいてもらっていい?」

「分かった」

「よーし、撃つぞー」

 

そしてもう一射、箒との距離は先ほどの半分ほどだ。しかしまたもや当たらず箒の目の前で爆発する結果になった。

 

「どう? 当たった?」

「済まない! 距離を図り違えた」

「そこでも当たってないのか。これ使えねー」

 

アンカーを地面から引き抜き箒に近づく。

 

「次はこれを空中で使う」

「私はただ撃たれる的か?」

「いやそうじゃない、ランポードを渡しておこう。アンロックしたから打鉄でも使える」

「なるほど、少し試していいか?」

「もちろん」

 

箒はアリーナの壁に向かって試射を開始する。弾痕を見る限り安定して使えているようだ。

 

「そろそろいいだろう」

「剣道の経験で近接ブレードは平気なのだが、銃は慣れないな」

「それでもISのアシストが付くからある程度は使えるよ。俺もまだそんな感じ」

「そうなのか?」

「そう。セシリアほどうまくないし、機体の性能でやっているのが現実」

 

お互いに距離をとる。ランポードは届くがパルスキャノンは届かない、そんな距離。

 

「でも箒さんはランポード、俺はこれ。五分五分じゃないかな」

「そうだな、では始めようか」

 

お互いに動き始める。箒はランポードをパルスキャノンが届かない範囲から撃とうと距離を調節する。先の経験からパルスキャノンが届かない範囲は感覚でつかめるようになった。

 

一方景斗はただひたすらに近づいてパルスキャノンを撃つだけだが、絶妙な距離から放たれる弾幕を避けることにある程度集中していた。

一夏は格闘しか出来なかったため、銃撃戦を始めて体験した彼は避ける事をしたことは無い。しかしこれは訓練であり、まだまだ未熟ながらも迫り来る銃弾に慣れておこうと考えていた。

 

ランポードは脅威だが、単体ではそれほど恐ろしくは無い。大胆に動けば簡単に避けられる、そして近づきパルスキャノンを打ち込む。大方これの繰り返しだ。

 

回数を重ねるごとにお互いにだんだんと成長し難易度も上がっていくが、都合四十回目のパルスキャノンを発射したところで終了を迎える。

 

「あれ? 弾切れか?」

「どうした? ここで終了か?」

「うーん、だいたいこんな所でいいかな」

「そうか、ランポードを返そう。なかなかいい体験だった」

「それはよかった。どんな感想か聞いていいかな?」

「構わないさ。あまり火力は無いが剣と違って楽で確実だ。それに相手を知っているというのもやり易い」

「なるほど。参考になる」

 

景斗もランポードの使い方を撃たれてしっかり理解した。使い勝手も良し、近中距離戦では安定した火力を出せる万能武装。ただし一丁では瞬間火力が無いため決め手に欠けるという認識、そのため戦闘の方針はもう一丁のオックスアイかカラサワで決めてしまう形になる。

 

「一夏ー、セシリアー、そろそろ交代するぞー」

「またジャンケンか?」

「もちろん」

「せーの」

「「ジャンケンポイ」」




訓練の描写って難しい

セシリアしかベテランがいないので低レベル
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