装刃機兵の秘焔魂〜ブレイズソウル〜   作:勘張 明倫

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第1話 機兵の宿命

2769年、

 

『お客様にお知らせいたします

当列車は間も無く、光刃学院へ到着致します。

ここまでご乗車ありがとうございました。』

 

?「・・・やっとついた。

これから俺が暮らす場所。」

 

新幹線のアナウンスを聞いて俺・・・東雲蒼は顔を上げてまどを見る。

するとそれに気づいて目を覚ましたのか、

隣に眠っていた俺のおばさん・・・唐木サキさんが目を覚ました。

 

唐「・・・あ、ごめんなさい。

あまりに長かったからつい・・・

もう・・・着いたの?」

 

東「あ、起こしちゃいましたかおばさん。

ええ、今外から見えてきました。」

唐「・・・ごめんなさい。

あなたがあの学院に入学することを止めることができればあなたは普通の暮らしをできたかもしれないのに・・・」

 

東「おばさん、

おばさんはあいつによく行ってくれましたよ。

おかげで俺は色々手に入れることができたんですし、色々手助けをしてくれたじゃないですか。

俺はそれだけで十分ですよ。」

 

窓の外から見えた校舎をみて暗く顔を伏せてしまったが俺はおばさんの肩に手を置いてそう励ます。

おばさんが今にも泣きそうな顔で俺を見たその時、

 

 

『お客様に再びお知らせいたします。

ただいま当列車は光刃学院前に到着いたしました。

お降りになる装刃機兵のお客様はお忘れ物がないようお願いします。』

 

アナウンスが流れて列車が徐々に停止していった。

そして扉が開いたその時同じ列車にいた俺と同年代の少年少女が降りていく、

おそらく彼らもこの学院に招集された装刃機兵だろう。

 

東「・・・じゃあおばさん、俺はそろそろ行くよ。」

唐「蒼くん・・・っ。

元気でね、また戻ってきたかったら私の店に来てくれてもいいのよ。

あと、私にできることがあったらいつでもスーフォンで連絡して。」

 

東「はい、また連絡します。

・・・おばさんも元気で。」

 

俺はおばさんに笑顔でそう言って列車を荷物を引いており、

おばさんに手を振った。

 

東「・・・〈パンパンッ!〉

うっし、しんみりもしてられねぇな。

送られちまった以上、感づかれないよう気をつけないとな。」

 

 

そして振り返ったあとおれは他の装刃機兵のみんなが進む学院に繋がる道を、

頬を叩いたあと見上げる。

そして学院に向かっておれは歩み始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東「はぁ、はぁ、つ、疲れた。

階段で疲れるなんておれも歳かな・・・って、まだ17歳だったわ。」

 

おれは階段を登り終えたあと息を整えながらそう呟いた。

最初は道だけだったのだが、なぜか半分くらい登ったあと階段に切り替わり結果俺は今こうして息を切らしている。

 

 

東「か、階段があるなんて聞いてないって全く・・・

おばさんもそれくらい伝えてれば」

?「きゃっ!?」

 

学院に向かおうとしたその時突如背後から聞こえた悲鳴に振り返る。

すると1人の女子が右足を抑えながら倒れていた。

 

周りの機兵たちは彼女をジロジロとみるが一向に助けようとはしない。

おそらく招集時間・・・入学式の時間がもうわずかなため彼女を置いていくしかないのだ。

 

東「・・・ここは厳しい規則があることで有名だったな。

けど・・・

どうした?」

 

俺は彼女の元に引き返して彼女の前に座り込む。

?「あ、えっと。

だ、大丈夫ですただ転んだだけで・・・

直ぐに向い痛っ‼︎」

 

俺を見て立ち上がろうとした彼女は右足を抑えて苦痛をこらえるように頭をうな垂れさせる。

俺はそれを見て彼女の手をどけ右足を見た、

・・・捻挫か何かをしたのだろう、右足は赤く腫れていた。

 

東「やっぱり。

あんた、さっきどこかひねったか?

この足じゃ歩くのも辛いか。」

?「・・・私のことは大丈夫です、

それより、あとは私だけでなんとかしますからあなたは私を置いて早く学院に向かってください。

私のせいで入学式を遅刻するなんてそんな無意味なことは・・・する必要ないですから。」

東「・・・・・・」

 

女子はそう言うとなんとか立ち上がろうと両手に力を込め始めた、

が、俺は彼女の荷物(幸い鞄しかなかったが)を持って腕にかけ彼女に背を向けて座り込む。

はたから見ればおんぶを待っているような姿勢だ。

 

?「あ、あの・・・なにを」

東「俺は無駄な事をすることはあまり好きじゃない。

けど、これは無駄なことじゃないってはっきりわかるんだよ。

教師方のお怒りならあとで俺が効くからまずはあんたを助けなきゃな。

 

立ち上がることはできるだろ?

そっから俺に倒れこめばいい。」

?「そ、そんな。

私なんかのために・・・ダメです!

ここの学院の規律は」

東「私『なんか』じゃない。

第一あんたを置いていった時点で気分が優れねぇってもんじゃないよ。

俺はあんたを置いていくなんてできない。

それだけだ。」

 

?「・・・・そ、それじゃあ・・・重いかもしれないけど・・・お願いします。」

彼女は俺に根負けしたのかそう言って立ち上がり俺に覆い被さる、

 

ムニュン♪

 

東「!!!?」

 

同時に背中に感じた圧倒的マシュマロ感、

動揺しないよう手を足にかけて立ち上がったが腕が震えてしまっていた。

?「だ、大丈夫ですか?

やっぱり私、重かったでしょうか。」

東「い、いや!

大丈夫だ!

ただその・・背中」

?「え?」

東「・・・なんでもない。

それじゃ動くぞ、

痛かったら言えよ。

えっと・・・」

 

白「白雪です、

白兎白雪。貴方は」

東「俺は東雲蒼。

ヨロシクな白雪。」

白「はい!」

 

タイミング遅れな自己紹介も終えて俺は改めて白雪を背負って学院に向かって歩いて行った。

 

 

・・・ちなみにその後再び階段が立ちはだかり、

2つの意味で俺を苦しめたことは内緒のお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてしばらく後、

 

 

 

東「・・・おし、

あとはこの廊下の先が会館だ。」

白「あ、あの。

そろそろ降ろしてもらってもいいですか?

わたしはもう大丈夫ですから、」

東「いいや、

無理したらダメだ白雪。

俺が式が終わるまで背負っておくから。」

白「・・・そう言うことでは無くてですね・・・」

 

俺らは広い校内を入学以前に受け取っていた音声パンフレットにより入学式が行われている会館につながる一本道に到着した。

 

そして話をしながら俺たちは一本道の廊下を歩いて行き、会館に近づいていったその時、

扉の前に女子生徒が立っていることに気づく。

 

?「・・・・・・・・・」

 

その女子生徒の放つ殺気ときたら、

背中におぶっていた白雪が震えているほどだった。

 

東「あー、えっと。

何か誤解してるなら先に弁解するがこの行為自体は決してやらしいものでは」

?「東雲蒼、白兎白雪。

あなたたちの名前で間違いないですね?」

 

俺が懸念していた事を言い訳しようとするがそれをも切り伏せるようにその女子生徒は俺たちにそう告げた。

 

東「・・・なんなんだ?

そうだが、あんたは一体なんなんだ?

ここの生徒・・・ってことはあんたは装刃機兵。」

 

?「本人で間違いないですね、

では早速ですが、貴方達には今来た道を戻りこの場所を去ってください。

これは、光刃学院生徒会長。

立花立花の生徒会命令です。」

 

 

東「・・・は?」

 

俺は自身を会長と呼んだ彼女の言葉を聞き直すように声を上げた、

あまりにも信じられない内容を言われたのだ、人としてそう言う行動を取るだろう。

すると彼女はツカツカと俺たちに歩み寄りながら話を続けた。

 

 

立「貴方達はこの学院に招集された装刃機兵であることは確かですが、

この学院の最初のルールである入学式絶対参加、

それをおろそかにした上に言い訳をたれようとしていました。

 

私たちが多く派遣される場所は殆どが率先した連絡や行動が望まれる戦場のような場所です。

多くの仲間が互いを支えあい助け合う場所。

 

迅速な連絡や迅速な行動が出来ない貴方方はこの学院に必要ありません。

ですから、すぐここを去りなさいということです。」

 

白「ま、待ってください生徒会長!

彼がここまで遅れたのは私のせいなんです!

私が階段で転んで足を捻らなければこんな事には」

立「白雪さん、

私が聞いているのは責任の有無ではありません。

たとえ貴方を助けるためとはいえ、

彼も校則違反であるのは事実です。

つまり彼ももちろん処罰の対象、それは変わらないことです。」

 

白「そ、そんな!」

東「・・・好き勝手言ってくれてんな生徒会長さんよ。

そんなに俺達を支配してぇのか?」

 

会長の言うことに顔を青くする彼女をかばうように立ち会長に指をさしてそう言った。

 

立「・・・あなた、

新入生とは思えない口の利き方ですね。

私があなた達を支配するわけじゃない、校則違反を会長の権限で罰しているだけです。」

 

会長の言うことを俺は嘲笑うように俺は再び指をさす

 

東「そうそう、

会長の権限(あんたの特権)』で《校則違反の生徒(気に入らない奴ら)を〈()〉してるんだろ?

学院の事に関われば私の特権が使えるって顔してんぞあんた。」

 

立「・・・あなた、新入生とはいえ口を慎みなさい。

第一貴方方が原則を守らないから」

東「だとしたらあんたがそこまで原則を守らせようとする理由はなんだ?

それが守れないなら悪だっていうのはまるでローマ帝国にいた暴帝ネロのようだなあんた。

 

普通に遅れた理由を聞く事が生徒会長の仕事ってもんじゃないか?」

 

立「遅れた理由はともかく、

遅れた事実こそが私が貴方方に食ってかかってる理由なのです。」

東「・・・このままだと平行線だな。

あんたじゃ話にならん。

この学院の代表出せよ。」

立「なっ!?」

 

俺は話が終わらない気がしたので話を切るため彼女にそう言い放つと、

彼女はよほど気に障ったのか殺意のこもった顔でこちらを睨みつけた。

 

立「・・・私を、ここまでコケにするのはあなたが初めてです。

私は・・・私だって!」

そしてこちらに会長が向かってこようとしたその時、

 

?「はいはい、

我が校舎の中での私闘はご遠慮しておりまーす。

それはわかってるよね、生徒会長さん?」

 

歩き出そうとした会長の方を持ち彼女に語りかける1人のイケメンが現れた。

会長は彼を見て驚きの顔をするがすぐに謝り彼の後ろに下がった。

 

?「いやー、脅かしてすまないね白兎白雪ちゃんに東雲蒼くん。

最近彼女は忙しいからピリピリしててさぁ。

学院長として謝るから彼女の行いについては目を背けてくれないかなぁ?」

 

東「あ、あぁ・・・って!?

あんたが学院長!?

随分と若いな。」

 

?「おやおや、嬉しいことを言ってくれるねぇ。

男でも女性みたいなこと言われたら嬉しいもんだね。

けど年上相手にあんたってのだけがいただけないかな?」

 

立「学院長!

何故彼らを擁護するのですか!

私は校則違反を犯した彼らを」

 

学院長「かといって、

生徒会長の権限を使って彼らを追い出したら・・・今度は君を私が処罰しなければならなくなる。」

立「!?」

学院長「最近生徒からの報告が多くてね。

気にはしていたんだよ。

生徒会長の権限を独裁者のようにふるってはいけないなぁ立花会長。」

立「私はっ!

そんな・・・独裁者など」

 

学院長にそう言われて生徒会長は悔しそうに顔をしかめる、

・・・なんかすげー俺のこと睨んでるんだけど・・・俺のせいになるのこれ?

 

東「・・・なぁ学院長。

会長さんが今までどんなことをしてきたのか正直俺は知らない。

けど、

過去にそんなのがあったからってそこまで追い詰める必要はないと思うんだが。

俺はただ遅れた理由を彼女に言いたかっただけなんだよ。

さっきはカッとなって罵倒しちまったが、おれは会長が納得してくれた上で俺たちが悪いと思うならそれも甘んじて受けるつもりだ。」

立「!」

学院長「へぇ、

つまり君達は立花会長の味方をするわけだ。

さっきまで敵意むき出しにされてたのに?」

 

東「敵意がむき出しだろうと、おれは誰かを悪者にして囃し立てて追い詰めるやり方は好きじゃない。

学院長のさっきの言い方は・・・その、よくねえって話。」

 

言いたい事がまとまらずどもってしまった俺の話を他の生徒はどよめきながら聞いていた。

そして

 

学院長「くく、くふふふふ。

くっははははははは!

 

いいねぇ!面白いよ東雲くん!

最高責任者の学院長である私に進言しただけでなく敵意をだした相手を赦すなんて!

私が久しぶりに会ったタイプの人間だよ君は!

あっはははは!」

 

大笑い。

俺の言葉を聞いて学院長は大笑いしやがった。

だが笑終えたあと学院長は俺に歩いてきながら言った。

 

学院長「君の言い分はよーくわかった。

なるほどたしかに間違いはないよ。

しかし、我が学院には違反者は何らかのペナルティが課せられる規則がある。

正当性があるとはいえ入学式に出席しなかったのは見過ごすことはできないね。

さて、この件をどうしたものか・・・」

 

ボリボリという擬音が聞こえそうなかきかたで頭をかく学院長に生徒会長が「それでしたら」と言っておれを指差す。

 

立「彼と私の勝負により処分を決めるということはどうでしょうか。

彼も装刃機兵、

戦うすべは持ってるはず・・・ですよね?東雲蒼。」

学院長「ま、待ちたまえよ。

君は自分がこの学院で何て言われてるか知ってるはずだ。

二つ名付きの実力者、そんな君が新入生と戦うなんて」

立「えぇ、

ですからハンデとして2対1。

白兎さんと東雲蒼の2人と私、これでフェアな「いや、おれ1人でいい。」・・・え?」

 

生徒会長の言葉を遮り発したおれの一言で周りの連中がどよめく、

だがおれは続ける。

 

東「白雪は足を挫いてる。

ここまでおれが彼女をおぶって来たのはそれが理由だ。

 

そんな彼女に会長と戦う力はない、だから戦いはおれ1人であんたとやりあう。

おまけに手加減されて勝っても正当性に欠ける・・・今あんた手加減した装刃なら戦えるとでも思ったんだろ。

そんな細かいこといいからさ、全力でこいよ。

こっちも全力のあんたを制するから。」

立「・・・なるほど。」

 

なるほど、

その四文字しか言葉を発せられていないにもかかわらず周りの奴らがどよめき、おののき始めた。

会長から再び怒気が放たれたからだ。

 

学院長「結構結構!

ならそれで行こうじゃないか。

 

じゃあ試合開始は・・・そうだな。

彼が彼女を医務室に運び終わってからだ。

これ、僕のスーフォン番号教えとくから彼女を運んだらこれに連絡をくれたまえよ。

そのあと生徒会長に電話して都合がよければそれから30分後に実技試験用闘技場にて行おう。

 

それじゃ、この場はこれで解散っと!

野次馬の生徒諸君はすぐに教室に戻りたまえ。」

 

学院長の号令で他の生徒たちはそれぞれ解散し始めた、

俺もすぐに医務室に白雪を運ぼうとしたそのとき。

生徒会長が俺の肩を掴んで俺を睨みつけながら言った。

 

立「・・・貴方みたいな男に、私が負けるわけにはいきません。

決闘の時に思い知るでしょう・・・覚悟なさい。」

 

そう言うと会長はどこかへと歩いて行ってしまった。

その後姿からは、怒りの他に何か別の思いが感じられたような気がした。

 

 

 

 

 

 

同日、医務室。

 

 

白「・・・すみません東雲さん。

私のせいでこんなことに・・・しかも当事者である私が戦えないだなんて・・・」

 

医務室のベッドにて寝かされた白雪が申し訳なさそうに頭をさげる。

 

東「大丈夫だって、そんなに気にしなくても。

それに今回のは白雪が原因じゃないって。

さっきの話を聞く限り悪いのはその白雪にぶつかってきたやつだしな。」

 

俺はそう諭して彼女を元気付ける。

医務室に入る道中でどうしてこうなったのかを聞いたのだが、

どうやらあの場で入学当初の手順の確認と考え事をしていた白雪に誰かが後ろからぶつかってきたのだという。

そいつは入学式ということで焦っていたため走り去ってしまい顔も見ていないのだが、

この話を聞く限り明らかに白雪に責任はなかった。

 

 

東「だから、俺が会長さんに勝って事の顛末を話す。

落ち着いて話を聞いてもらったらきっとわかるはずだ。」

 

?「いやー、果たしてそれはどうかと思いますねぇ。

誰かが彼女に勝つことなんて滅多にありませんから。」

 

せっかくの俺のフォローをぶち壊しにする何者かの声を聞いて俺は入り口付近にすぐさま振り向く。

 

そこには黄緑色の髪の眼鏡っ娘がいた。

そしてなぜか勝ち誇ったような顔で俺を見てくる・・・もしかして、

 

東「なぁ、俺今・・・君にドヤ顔されてる?」

?「あぁすみません。

登場の際の顔作りをしたままでした。

まぁお話をする前にとりあえず挨拶をば、

 

私はこの学院で報道部という部をしているもので、

ハタ・ラクーアと申します。

もしかしたらあなたはスクープの種になるかもなので以後お見知り置きを、東雲蒼さん。」

東「あ、あぁ・・・って、なんで俺の名前」

ハ「そりゃあ報道部ですし?

名前くらいなら調べられますよ。

もっとも他のリサーチはこれからですが。」

 

・・・なんかつかみどころがないなこの緑髪眼鏡。

と口に出そうなのをこらえて俺は先程言われた言葉を聞き返す。

 

東「それより、生徒会長はそんなに強いのか。

誰かが勝つことがないなんて。」

ハ「ま、まさかあなた・・・彼女の事知らずにバトルを受けたんじゃ・・・

だとするとそれはまずいですねぇ、ここはひとつ。

まぁ簡単に言うと生徒会長、立花立花さんの学院内序列は1位。

つまる話彼女の上に立つものはいないのですよ。」

 

東「うえっ!?

序列1位って」

ハ「学院内序列1位、

緋炎輝妃(フレイム・クイーン)に堂々と全力勝負を申し込んだ噂の新入生、東雲蒼の活躍!

これはなかなかにいい記事が書けそうですね。

ではでは、頑張ってくださいねー?」

 

ハタさんはそれだけ言うといつの間にか書いていたメモをしまい急ぎ足で退散して行った。

 

東「(ったく、よりによって目立つフラグ一直線な道を・・・けど、

だからと言って負けてられねぇ。

相手が誰だろうとな。)」

 

白雪に大丈夫だと約束した後学院長のスーフォンに直接電話をかけ、全て終わったことを伝えた。

そして会長に聞いてかけ直すと言ってすぐに了承が出たことを伝えられ、

 

俺はこの学院にある闘技施設へと向かって行った。

おばさんがここに来る前に渡してくれた装刃を手に・・・

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