精神もTSしました   作:謎の旅人

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第66話 私の恋人の中でもあなたのほうが

 早速自分の脚に乗っていた手をすっとセシリアの脚へ動かした。

 セシリアがびくんと震える。

 

「セシリア……」

 

 セシリアがその手に自分の手を重ねた。

 

「して、いいの?」

「ちょっとだけですわよ」

「ちょっとってどのくらい?」

 

 私はす~っと指先でセシリアの脚から胸まで動かした。

 

「ん、あん。揉む、くらい、です、わ」

 

 セシリアからの許可をもらったので、その手でおっぱいをちょっと乱暴にがっしりと掴んだ。

 

「んあっ」

 

 セシリアが声を上げる。

 新幹線という公共の場なので誰かに聞かれるかもと思ったが、なんだかそれに興奮してしまう。

 いけないことをするって楽しいもん。

 私は何度も何度もセシリアのおっぱいを揉み続ける。

 セシリアは声を漏らさないようにと我慢していたけど、その顔が本当に可愛い。

 

「声出したらばれちゃうよ。抑えてね」

 

 セシリアは口を開けないので何度も首を縦に振って答えた。

 しばらく揉んで止める。

 

「どう? よかった?」

「んっ……よかったですわ。ただ……その、服の上からではなくて、直接のほうが……いいですわ。直接あなたを感じたい」

「ん、分かった。私も服の上からじゃなくて、直接触りたい」

 

 セシリアが自分の服を捲り上げる。露になるブラジャーに包まれたおっぱい。

 ふむ、じゃあ、さっそく直接触るために邪魔なものは剥いじゃおうか。

 セシリアが服を上げたので、ブラは私が上げよう。

 私はちょっと乱暴に無理やり上げる。無理やり上げたのでその反動でセシリアのおっぱいがぷるんと上下に震えた。

 そのおっぱいの動きに興奮が高まる。

 

「セシリアのおっぱいがぷるんだって。なんかエッチだね」

「そういうあなただってなりますわ」

「わっ」

 

 セシリアが服とブラを同時に捲り上げた。

 私もセシリアもおっぱいを晒してしまう。

 

「ふふ、あなたもぷるんとなりましたわよ」

 

 なんだか見られるとかよりもそう言われたほうが何か恥ずかしかった。

 私が揉んでいるとセシリアもやり返しにと揉み返してきた。

 触られたという感触からだんだんと快感が湧き上がって来る。

 

「声を抑えようとするあなたは可愛いですわ。さっきのあなたもこんな気分でしたのね」

 

 今現在は私が一方的にやられている状態。私の手はセシリアの反撃で止まっていた。

 

「知っていまして? もう一人のあなたよりも今のあなたのほうが魅力的ですわよ」

 

 『もう一人のあなた』というのは生徒会長モードのことだ。

 

「そうなの?」

「ええ、わたくしには、ですけど」

「簪もそう言っていたけどセシリアもこっちがいいんだね」

「……もしかして気にしていますの?」

「ううん、気にしてないよ。元々の私ってこっちだから」

 

 ただ生徒会長モードって個人的にかっこいい私で魅力もたくさん! って思っていたからちょっと複雑な心情なだけだよ。

 

「じゃあさ、新しい好きな人を見つけたらこっちで接したほうがいいってこと?」

「むうっ、さあ、それは分かりませんわ、ねっ!」

「やんっ」

 

 なぜか話の途中で胸を揉まれた。しかも力強く。

 不覚にも優しく揉まれるよりも気持ちよかったななんて思ってしまった。これで何度目かな。私ってちょっと乱暴にされることが好きなのかな?

 いくつか心当たりがあるので、それを否定することができない。やっぱり私はMなのだろう。ちょっとだけね。

 むう、言葉だけではなく肉体的にもなんて……。やはり私は変態か。

 

「全くあなたはハーレム反対のわたくしの前で何を言い出しますの? 新しい女を作るなんて話をこんなことをしている最中に言うのは無粋というものですわよ」

「うう、ごめん」

 

 恋人がいる前で他人の女の話はダメだった。前世で何度かやってしまったことのある失敗だったのにまたやってしまった。

 

「というか、わたくし以外に二人、または三人も作ってまだ作るつもりですの?」

「ん、あん、それは、分かんない……」

「あまり言いたくはないですけど、わたくし、更識さん、織斑先生、篠ノ之博士という恋人がいながらまだ欲しいのですの? 少なくともわたくしはあなたのことを本当にそういう意味で愛していますわ。それでも求めますの?」

 

 ……なんだか重要な話をしているような雰囲気だけど、セシリアが進行形で胸を揉んでいるので台無しだ。

 

「そういうことじゃないの。求めるとかじゃないの。私はね、女の子を見て運命的なものを感じて恋人にするんだよ。だから分からない」

 

 あうっ、何かセシリアの手が上手くなってる……。し、しかも、私が弱いところを把握して……!

 もう本当に話の内容とやっていることが噛み合っていない。

 

「……ならわたくしが願うべきことはあなたに新たな運命の少女と会わないことですわね」

 

 私はこれに文句を言えない。セシリアはハーレム反対だから。セシリアがそう望むことは当たり前で、いくら私でも私のことを愛している子に自分に合わせろなんて言えない。

 

「それよりも今はこっちですわよ」

「んっ……」

 

 セシリアの不満やらを発散するかのように強く激しく私の胸を揉む。

 

「ちょ、ちょっと、んあっ激しすぎない?」

「全部! あなたのせいですわ! あなたがっ! わたくしの前でっ! 他にも作りたいなんて発言をするからっ!」

「ご、ごめんなさい! あうんっ」

「あら? 反省の色が見えませんわよ。ごめんなさいと言っているのにあなたに見えるのは喜びですわね」

「だ、だって、セシリアが揉むから!」

 

 セシリアの揉み方は本当にレベルが上がっている。

 私は胸だけで気持ちよくなっている。もし簪としたようなことをセシリアにされたらどうなってしまうのだろうか? そんな考えを浮かべるだけでぞくりとする。

 簪が下手と言う訳ではないが、ごめんね、簪よりもセシリアのほうが、少なくとも胸を揉むのは上手い。

 まあ、簪も初めての体験だったからセシリアのほうがたまたま上手かったということだろうな。

 

 

 結局私はセシリアに反撃することができなかった。ただセシリアに攻められるままだった。私だけが気持ちよくなって満足しただけだ。

 うう、私だけが一方的にされるままで私からは何も返せないなんて……。セシリアにも気持ちよくなって欲しかったのに。

 私はセシリアに服の乱れを整えてもらっていて、息を整えようとしていた。

 

「せ、セシリア~ちょっと激しすぎだよ」

「痛かったですの?」

「ううん、痛くなかったよ。とてもよかった」

 

 そう言うとセシリアはうれしそうに笑ってくれた。

 くっ、セシリアにそんな笑顔を見せられたら私!

 でも、すぐに僅かに不安げになる。

 

「その、更識さんと比べるとどうですの?」

「気になるんだ」

「当たり前ですわ! その、あなたの前で言いたくはないのですけど、わたくしはあなたを独り占めしたいと思っていますのよ。だから一つでも優位に立ちたいんですわ」

 

 むう、何度も思うけど仲良くして欲しいんだけどなあ。

 できないと分かっているけど期待は何度もしてしまう。

 

「私は一人だけを愛するなんてできないけど、その、簪よりは上手かったし気持ちよかったよ」

 

 本気でそう言うとセシリアはうれしそうに顔を赤めた。

 

「それは……本当なのですの?」

「本当だよ。簪よりも気持ちよかった」

 

 ここで簪も初めてなんて情報は言わない。とにかく今はセシリアを優先である。

 ああ、ごめんね、簪。でも、きっと経験を積めばもっと上手くなるから! ……ただ、セシリアもまた同時に上手くなるけど。

 

「もちろん言ったらダメだよ。簪と喧嘩をしたときでも言ったらダメだから」

「分かっていますわ。あなたを奪いたいとは思っていますけど、更識さんを貶めたいなどは思ってはいませんもの。あくまでもあなたの思いをわたくしに向けさせるだけですわ」

「い、言うのはいいけど、本人の前で言わないで……。は、恥ずかしいから」

 

 セシリアはさっきと違って顔を赤めることはなく、真剣な表情で言った。そんな中であなたの思いを……なんて言われるのは何か心に来るものがあった。それはハーレムを目指している私といえど、だ。

 私って本当に幸せ者だ。

 私はちゅっとセシリアにキスをした。私が胸を弄られていたときに大人なキスは何度もしたので、軽いちょっと口を付ける程度のキスだ。それを何度か繰り返した。

 そうやっていちゃついているとセシリアが問いかけてきた。

 

「あなたを独占ということで思い出したのですけど、もしあのときにわたくしが勝っていたらどうなっていましたの?」

「勝つってセシリアを恋人にしたあの試合?」

「そうですわ。もしあのときにわたくしが勝っていたらあなたはわたくしのものと言っていましたわ。でも、あなたの夢はハーレムですわ。わたくしのものとなったあなたはハーレムを作ることはできませんわ。どうしていましたの? やっぱりこっそりと?」

 

 それはIFの話だ。もう決して覆られることのない事実と現実とは別の未来だ。

 そっか。そういえばそんなことも言ったな。

 

「気になるの?」

「今が嫌というわけではありませんけど……気になりますわ」

「そうなんだ。それでもしセシリアが勝っていたら、私はもちろんセシリアの奴隷として過ごしていたよ。もちろんハーレムはあきらめてた……と思う。そして、セシリアだけを愛してたよ」

「ハーレムを作ると言っていたあなたがあきらめていたのですの?」

「うん。だってセシリアの奴隷だよ。そして一生奴隷として生きるって決めたんだもん。ハーレムなんてできない」

 

 ただ奴隷と言ってもセシリアの欲を発散されるための道具はごめんだ。だから奴隷としてではなくて、メイドとして生きるという意味だ。

 セシリアを主とし、私は生きるのだ。

 

「ああ、でもね、恋愛することはあきらめてないよ。そのときはセシリアと恋人になるつもりだったの」

 

 奴隷(メイド)なのに主と恋仲になる。

 結局は私の願いどおりというわけだ。ん? 現実はそう甘くない? 奴隷(メイド)ごときが主と結ばれるわけがない? そんな現実で私は簪、セシリア、お姉ちゃんの三人を手に入れ、ハーレムを作り上げたのだ。私はそこでもセシリアを恋人にしただろう。だからそれは無理ではないのだ。ありえなくはない世界なのだ。

 

「……そんな未来もあったんですのね。今が不満というわけではありませんけど、そういう未来を歩んでみたかったですわ。そしたらあなたはわたくしだけのものでしたのでしょう?」

「うん、もちろん。そしてご主人様であるセシリアにたくさんご奉仕してたよ」

「……ご奉仕」

「ふふ、気になる? 私がどんなことをするのか」

「ごくり、どんなことを……しますの?」

 

 セシリアの目には私を弄っていたときと同じようにエッチなことを求めているようだった。

 

「や、やらないよ」

 

 やらないつもりなのに思わず動揺してしまった。

 

「やらないんですの?」

「やらない!」

「誘ったのはあなたなのに……」

「そ、そう聞こえたかもしれないけど、言葉で言うつもりだったの!」

 

 そう言うが不満顔だった。

 

「こ、今度それをしてあげるから。今日やったようなことだけじゃなくて、もっと先のを……」

「……分かりましたわ。それを楽しみにしていますわ」

 

 ふう、なんとか乗り切った。

 言葉で言うと言ったが、あの不満顔を止めさせるにはこっちのほうが正解だったようだ。言っても絶対に不満顔は変わらなかったと思うから。

 

「にしても、やっぱりあなたがわたくしのものになっていたと思うと悔しいですわ。過去へ行けたら……と何度も思ってしまいますわ」

「でも、そう思うのはセシリアが私のことを好きになったからでしょ? 過去へ行けても、過去のセシリアは今のセシリアの言うことなんて聞かないんじゃない?」

「大丈夫ですわ! 過去のわたくしも今のわたくしも同じセシリア・オルコットですわ! あなたへの愛を説けば過去のわたくしも……」

 

 自信満々に言っているが私は多分無理だなと思った。

 だってセシリアはプライドが高い。ん? あれ? 高いのか? 最近のセシリアを見ると分かんない。ともかくそんなセシリアに、いくら未来の自分とはいえ、自分が同性の子を恋人にすることができるなんて言われても、絶対に過去のセシリアは未来のセシリアを頭がおかしくなった自分と思って、その通りにはしないだろう。

 そもそも過去のセシリアが信じても、相手がISの素人の私だからね。どうしても油断はするだろうね。

 

「そういえば思ったんだけど、セシリアのその愛っていつからなの? つい数日前からは私はそんなに嫌っていないって気づいたんだけど」

 

 私と出会ったときは、色々と勘違いがあって好印象だったはずだ。けど、私の勝負後の交渉によりそれも終わった。悪印象を持たれた。

 ん? 待って。そういえばセシリアってあのとき、悲しそうな顔をしていたよね? うん、してた。なんでだろう。あのときも分からなかったけど、やっぱり今も分からない。

 思いついても私の奴隷発言だが、それは違うって思っている。

 話の流れで聞くことができるかな?

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