お気に入りがまた増えてました。ありがとうございます。
最初は試しに書いて投稿してみようという気分だったのですが、今では読んでくれている方がいることに感謝感激ですm(_ _)m
これからもよろしくお願いします!
さて、今回は訓練が終わったあとの話ですね。と言っても大分省いている気がしますが……。
それに、最後の方はとんでもない急展開です。
そろそろタグに急展開とか付けた方が良いかもと思う今日この頃……。
でも前々から書きたい展開だったので自分自身はとても満足してます^^;
読者の皆様にも満足までは行かなくとも面白いと思っていただけたら幸いです。
では、ご覧下さい。どうぞ。
あれから数日が経ち、訓練が終わった後、それぞれのグループに1週間の自由行動が与えられた。デリアル王国の城下町を堪能しようとしたり、ひたすら作戦を練ったりと色々なグループがいる。桜田先生のチーム《魔物倒し隊》は騎士達と見回りついでに魔物を倒しに行っている。前までの皆からは想像が出来ないくらいやる気があるようだ。今は自由行動が与えられてから3日目。その頃、勇輝達は……。
「皆、やる気が出てきてるみたいだな。」
「そうね。前までの光景が嘘みたい。とか言う私達も結構変わったと思うわよ?」
「そうだな……。だけど……。」
「……。」
皆の成長を喜んでいながらも、どこか暗い空気だった。特に真央からはいつもの穏やかな雰囲気はなく、今までに見たことないくら位に、想像出来ない位に落ち込んでいる様子が伺える。
「……真央、大丈夫よ。彼が理由なくいなくなると思う?」
「でも……。」
「確かに。あいつは必ず為になる事しかしないから、気にしない方がいい。」
「大丈夫だ。もし黒神の奴が戻らなくても俺が守って―――」
「……黙って。」
理由は優真の突然の行方不明。優真だけでなく、奏や当麻、文香も同様である。桜田先生の《千里眼》でも見つけることは出来なかった。最初は優真達の突然の行方不明をエミリアが報告した時は皆も驚いていたが、時間が経つに連れて自分達でも出来ることをやろうと気持ちを切り替えることが出来た。しかし、勇輝達にとって(勇輝は例外だが)、特に真央にとっては優真達はかなり大きな存在だったようだ。
***
―――3日前―――
訓練が終わり自由行動を言い渡された後、優真達はエミリアの元に向かう。
「エミリア。少し言っておきたいことがある。」
「何でしょうか?」
「俺達は自由行動の1週間で力を使いこなせるようにしたい。だから色んな所に行こうと思ってる。基本、山とかに篭ると思うが。」
「色んな所……ですか。」
「あまり危険な所には行かないわよ。」
「あぁ。死にたくはないしな。」
「そ、そうですね。死んだら元もこうもありませんからね。」
優真達はそれぞれ自分に合った場所で訓練しようとしている。優真は自分の力を試すには街や王城では充分に発揮できないだろうし、奏は魔物使いで魔物と会わなければ意味がない。当麻や文香も自分の力がどこまで通じるのか知りたいという。
「何故それをわざわざ私に伝えに来たんですか?」
「エミリアは姫であって俺達に協力的だからな。だから1つ頼まれて欲しい。」
「どのような事ですか?」
「簡単だよ。俺達の行動を隠蔽してくれ。行方不明とか何でもいいから。余計な詮索されるのは好きじゃないんだよ。面倒だし……。」
最後の本音がとても優真らしい。だが、言ってる事はいたって真面目なのだ。自分は魔神で規格外である為にあまり周囲には知られたくないのだ。
「……分かりました。ですが、条件があります。」
「何だ?」
「……絶対に帰ってきて下さいね。」
「さっきも言ったが死んだら意味無いって……。まぁ分かった。絶対に帰って来るから。」
あまりにも当たり前の条件を言われた優真は面倒そうに応えるが、最後には微笑んでエミリアに宣言をする。
「……その笑顔は反則です。」
「どうしたんだよ?顔赤いぞ。」
「「「ギルティね(だな)(です)」」」
「何でいきなり有罪判決を下すんだよ……。ていうか、お前らよくハモるよな。」
そんなやり取りを最後に優真達はそれぞれ目的地に向かって行った。
***
自由行動からちょうど1週間が経った。今は皆、訓練を受けている。選ばれた者と言うだけあって皆の成長は速かった。特に勇輝達の成長速度はとても早かった。
勇輝は手加減はあるもののディーンと張り合えるようになり、真央は表情が優れてなく、落ち込んだ様子だが、《回復魔法》の回復量が上がっている。彩華は《剣術》のレベルが格段に上がっていて、光魔法の扱いにも慣れてきている。
そして、桜田先生のチームも最初とは比べ物にならないくらい成長している。
桜田先生は《千里眼》で人を特定できるようになり、祥子は下位互換の精霊と契約することが出来た。征志郎も《
「……《
康太はまだ使えるのは初級魔法だけだが、《無詠唱》のスキルを得ていた。新しいスキルを得るには《
エミリアとディーンはそんな状況でどうやってスキルを得たか聞くが、『気付いたら使えるようになっていた。』と言うだけである。
一方、健の方はというと……。
「な……!?どこに行った!?」
「慌てるな!しっかりと狙い定め―――」
「そんな余裕ありますか?」
騎士の2人を相手に手も足も出させずに、喉と心臓部分に指を当てる。《気配遮断》と《暗殺術》、さらに康太と同様で、いつの間にか《隠密》のスキルを手に入れていた。それらを利用し、気付かれずに近づいて殺す。まさに暗殺者の技である。
「ここまで出来るのか……。」
「まぁ皆さんに付いて行って実戦もしたので、慣れてきただけです。まだまだ上を目指さなければなりませんよ。」
笑いながら上を目指すと言った健に騎士達は満足したかのように頷く。そして、また訓練を再開し、確実に技に磨きをかける。そんな中で訓練の様子を静かに見ていたエミリアは不安な表情をして呟く。
「優真さん……。『絶対に帰って来る』って言ったじゃないですか……。」
自分勝手な部分が多いがやるべき事はやって、自分の意思を曲げず、結局は仲間のことを大切にする少年の言葉がエミリアの頭から離れず、繰り返されている分、余計に悲しそうになる。その時だった。
ズドーン!!
外から大きな音がした。そして音は続き、城全体に振動が伝わってきた。訓練所にいた皆は何事かと思っていると……。
「た、大変です!!」
「何があった!?」
駆けてきたのか、慌てた様子で息を切らしながら見張りの兵がディーンに説明する。
「ま、魔族が、魔族が攻めてきました!!」
「な……!?」
「「「!?」」」
見張りの兵の発言にディーンだけでなく他の皆も驚愕してしまう。皆が慌てて外に出て様子を見る。
「なん……だと……。」
「ウソ……。」
誰が発した声かは分からなかった。だが、皆は同じことを思っただろう。皆の目の前に広がっている光景は前の世界では見ることもなかった。いや、見ることが出来なかった。
「グルルルル!!」
「ギャオォォォ!!」
「フフフ……。さあ、お前達!勇者共を、人間共を殺せ!」
それは魔物達を引き連れた魔族の大軍がデリアル王国の城下町を襲って、賑やかだった町並みを火の海へと変えていた。
いかがだったでしょうか?
……皆の成長速いですね。そして優真がいなくなった時の真央ちゃん怖い((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
まぁそれはさておき、今回の目のつけ所は康太と健がいつの間にか手に入れていた新しいスキル。本当はログレスという人物に出会っていたのだろうか?それとも……。
予想はついてると思いますが、温かく見守って下さい。
《
能力を教えて、与えることが出来るスキル。さらには、対象に素質さえあれば、対象の承認がなくてもその才能を開花させるだけで新たなスキルとして扱うことも出来る。
という感じになります。
そして、最後……本当に急展開ですね^^;
まさかの魔族の襲撃。一体どうなってしまうのだろうか!?そして、帰って来ない優真達の行方は!?
気になる方は次を気長に待っていて下さいm(_ _)m
では、次回また読んでもらえたら嬉しいです。