異世界で魔神になった自称ぼっち   作:GUNGUN(ペスト)

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どうもペストです。
お気に入りが少しずつですが、増えてきていてとても嬉しいです。ありがとうございます!
今回は魔族との接触ですね。そして戦闘描写ってホントに難しいです。もっと上手に書けるようになりたいです(切実)
今回は完全に自己満足が含まれた展開です^^;
それでは毎回のごとく温かく見守って下さい。
ご覧下さい。どうぞ。


~魔族の襲撃です~

「まさか……本当に魔族が……。」

 

 

 エミリアが信じられないと言った表情で呟く。これまでも魔族が襲撃してきた事はあったが、今回は明らかに量が違い過ぎる。それに勇者の召喚があってまだ1週間という時間で攻めてくるとは思っていなかったのだ。

 

 

「勇者の召喚があっても元々は一般人。訓練も満足に出来てない頃合いを狙ってきたんだろう。……迂闊だった!」

 

 

 ディーンは今回の襲撃を推測して対策できなかった自分に悔しがるが、そんな暇はないとすぐに切り替え皆に伝える。

 

 

「よく聞け!これは訓練ではなく本当の戦いだ!生と死が関わってる戦いだ!貴様らは選ばれた以上戦うことが優先される!しかし、今回はあまりにも無理がある!戦う意志のある者は力を貸して欲しい。それがないなら生き延びることだけを考えるんだ!」

 

 

 ディーンの言葉に皆は俯いて黙ってしまう。その沈黙を破ったのは勇輝だった。

 

 

「俺は、この世界を救うために呼ばれたんだ……。だから戦う!勇者として!」

 

 

 その言葉に皆は顔を上げて勇輝を見る。そのまま勇輝は続ける。

 

 

「俺は仲間を守る為に、世界を救う為に、その為に俺は戦う!皆もきっと同じ気持ちだと思う!そして、俺達は選ばれたんだ!」

 

 

 そう言う勇輝に『そうだ!』や『今までとは違う!』と士気が上がるように次々と声が上がる。

 

 

「……すまない。ホントにすまない。」

 

 

「謝罪は後にしてください。そろそろ来ます。」

 

 

 謝るディーンにスッと近付く健。そして、魔族達がこっちに向かってくる事を伝える。一般人は兵士達が避難させているというが状況を見る限り確実に助かってるとは言い難い。だが、心配してる暇はない。

 

 

「……ッ!来るぞ!防御魔法だ!」

 

 

 ディーンの言葉と共に魔獣達が放った炎の球がこちらに向かってくる。その言葉に反応した康太と征志郎と祥子を筆頭に数人が防御を貼る。

 

 

「《闇渦(ブラックホール)》!」

 

 

「隔てる土よ《土壁(クレイウォール)》!」

 

 

「お願い!私達を守って!土精霊《ドーラ》!」

 

 

 ズズズズ!ドゴン!

 

 

 康太はあらゆる物を吸い込む《闇渦(ブラックホール)》を防御代わりにして、土属性を持つ者が壁を作る。祥子も精霊の力を借りて応戦する。

 

 

「聖なる力よ、裁く力となれ!《聖光波動(ホーリーブラスター)》!」

 

 

「光よ、汝に裁きを!《光剣銃(ソードバスター)》!」

 

 

「無の波よ!《衝撃(インパクト)》!」

 

 

 防いだ後、勇輝やディーン、桜田先生が欠かさずに攻撃を仕掛ける。

 

 

「グガァァァァ!!」

 

 

「よし!効いてる!」

 

 

 攻撃が通じると分かって喜んだ勇輝。正確に言うなら喜んでしまった。油断した勇輝に黒い槍をもった魔族がいた。

 

 

「お前が勇者か。ふむ、どうやら今来て正解だったようだな。」

 

 

「お前は何が言いたい?」

 

 

「俺はグラン。まぁそれなりに高い地位で、多少心が読めるんだが、お前はこの場にいない誰かに対して憎しみ……いや、嫉妬をしているな?」

 

 

「!?」

 

 

「図星か……。勇者が嫉妬する程の奴、一度会ってみたいものだな。」

 

 

「……俺が何に嫉妬してるって言うんだ。」

 

 

「さぁ?そこまでは分からないな。力か才能か、いや、勇者ならそんなのは妬まないか。もしかして女か?」

 

 

「……ッ!黙れ!」

 

 

 グランの言った言葉に明らかに動揺してしまう勇輝。そして更に挑発するように勇輝に問いかける。

 

 

「おいおい、マジかよ!ハハッ!こいつは面白い。それに凄く扱いやすいな!」

 

 

「黙れ、黙れ!」

 

 

 冷静さを失った勇輝はグランに切りかかる。しかし、グランはそれを楽しそうに笑いながら避けている。

 

 

「感情に飲まれた人間は弱い。勇者がそんなんでいいのか?」

 

 

 カキン!グサッ!

 

 

 グランは黒い槍で勇輝に反撃する。それを剣で防ぐ勇輝だが、力の差と経験の差でその剣を弾かれてしまい、槍が勇輝の肩を貫く。

 

 

「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「痛いか?苦しいか?だが安心しろ。すぐに息の根を止めてやる。」

 

 

 そう言って槍を振り上げ、勇輝の心臓部分を狙い貫こうとする。

 

 

「《闇弾・Ⅱ(ダークブレット・セカンド)》!」

 

 

「貫け光よ!《光槍(ライトニング)》!」

 

 

「勇輝くん!神よ、汝にさらなる癒しを《超回復(ハイヒール)》。」

 

 

 しかし、それは康太と彩華の技によって防がれ、真央が勇輝の傷を手当てしている。

 

 

「ほう……仲間も随分と強そうな奴がいるな。だが、こっちだけを心配してていいのか?」

 

 

「何を言って―――」

 

 

「いやぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「た、助けてくれぇぇぇぇ!」

 

 

 勇輝達と離れていた他の生徒達はハンマーを持つ魔族に襲われていた。その光景を見た勇輝達は急いでそっちの方に行こうとする。

 

 

「行かせると思うか?」

 

 

 しかし、グランが立ち塞がり勇輝達を足止めする。

 

 

「どけぇぇぇ!」

 

 

「闇よ、拘束せよ《影縄(シャドーバインド)》。」

 

 

「くっ!離せ!」

 

 

 グランの影が縄状に伸びて勇輝達を拘束する。ディーンもそれに気付いたようだが、大量の魔物によって行く手を阻む。その間にハンマーの魔族に襲われていた他の生徒達が殺されていく。

 

 

「や、やめ―――」

 

 

 グシャ!

 

 

 生々しい音と共に命が消えていく。次々と命が消えていく。戦う力のないエミリアは今までの光景を見て絶望に染まった表情になる。

 

 

「ハハハ!実に良い気分だ!こうして勇者の召喚と完全に覚醒してない時期を狙うことが出来る日が来るとはな!」

 

 

 今回は運が悪かった。そうとしか言えないのだ。今回の戦いには魔族側に頭の優れた者が居たのか、時期を考えて狙いを早める事だった。完全な油断。勇者を召喚出来た安心感。勇者達を召喚した後の様々な出来事、これからという時に襲われてしまった。外と連絡を取ろうとするも、結界が貼られていて既に遅かった。そんな自分の愚かさを呪ったエミリアだった。

 

 

「さてと……。そろそろお前らも終わりにしてやるか。向こうも終わりそうだしな。」

 

 

 グランが向こうと言って目線をハンマーの魔族の方に向ける。そこにはまともに動けそうにない桜田先生、祥子、征志郎、そして辛うじて立っている健だけが残っていた。40人いたメンバーが今では8人(・・)にまで減らされてしまった。

 

 

「んじゃまずは……そこの回復使いで良いか。」

 

 

「な!?やめろ!!」

 

 

 最初に死刑宣告を言い渡されたのは真央だった。槍を首に突きつけられ真央は怯えるが、心の中であの少年の事を思っていた。

 

 

(私……ここで死んじゃうのかな……。)

 

 

 グランはその槍を振り上げる。勇輝達は必死に声を荒げている。しかし、真央の心はそこにはない。

 面倒くさがりで鈍感。見た感じ良くも悪くもない容姿でどこか暗い雰囲気、寂しそうな雰囲気を纏った少年。

 

 

(せめて……伝えたかったな〜この想い……。)

 

 

 そのせいで一人でいることが多く、周りとの関係もあまりないと思っていた少年。そんな少年のことを想い続けて、つい涙を零し、言葉にして呟いた。

 

 

(ごめんね……。)「大好き、だよ……。」

 

 

 真央の、彼女の想いは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 キュイーン!

 

 

 そんな甲高い音と共に結界が破れ、4人(・・)の少年少女が現れる。

 

 

「久しぶりだな、お前ら。それと白井さん、その言葉はまた後で聞かせて欲しいな。」

 

 

 そこには1週間前の姿とは離れていたが真央には分かった。漆黒の髪、冷たい瞳、怠そうな姿勢な少年。特にその少年にはすぐに気付いた。

 

 

「優真くん……。」

 

 

 真央の想いは、その少年――黒神優真にしっかりと届いていた。

 

 

「さぁ、覚悟は出来てるんだな?魔族風情が……。」

 

 

 そしてグレン(魔族)達は優真(魔神)の逆鱗に触れてしまっていた。




いかがだったでしょうか?
まず一言……やっと帰ってきたか優真くん!!
いやぁ〜優真くんがいなくなったらこの作品の意味無いですからね!優真くん素敵!惚れちゃいます!(困惑)ふぅ〜……。
さて、今回はモブキャラが大勢亡くなってしまいました。ですが、これも当初から考えていたので後悔はしてません。
あるある展開&急展開だったと思いますが、楽しんでもらえたら作者も満足です!
では次回も読んでもらえたら嬉しいです。
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