遅くなって申し訳ございませんm(_ _)m
文章も全然書けなくて、リアルも忙しくて投稿出来ずに時間だけが過ぎてしまいました。
今回は急展開と言うか、優真くん達の1週間について軽く説明する(説明とは言えそうにない)くらいの回です。
待たせといてこれか?みたいに思ってしまうかもしれませんが、温かく見守って下さい。
次回はある程度頭に浮かんでいるので面白く書けると思います!
そして何と!遂にお気に入りが100件来てました!
読んで下さってる方、お気に入り登録してくれてる方、感想を下さった方。作者は感謝感激です.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.
まさかここまで読まれるとは正直思ってませんでしたので素直に嬉しいです!!
これからもよろしくお願いします!
それではご覧下さい。どうぞ。
それぞれの戦いを終えた優真達はエミリア達の元に戻り、デリアル王国に起きた悲劇を静かに聞いていた。生き残った町の人達は城の方で一時的に預かっていて、ディーンを除いた騎士達が対応している。桜田先生達は真央の治癒能力を受けながらエミリアと共に優真達に今回の魔族の襲撃について話している。
「本当にすまない!こんな事、予測出来たはずなのに……。」
ディーンは対処できなかった訳では無いと思い、酷く後悔している。ディーンの言う通り今回の襲撃は初めてだったかもしれないが、対処出来ない事では無かった。完全な隙を突かれたのだ。そんなディーンの発言に皆は顔を俯かせたり、悔しい表情になったりする。しかし、優真と奏はその重々しい空気を打ち消すような発言をする。
「今更、後悔したって遅いだろ。」
「そうね。例えどんな理由があっても過去の事はどうにもならないものね。」
ただし、その発言は良いものとは言えなかった。優真と奏の言葉に目を見開くのはエミリア、ディーン、健以外の人達だ。確かに過去の事はどうにも出来ない事はみんな分かっていたが、この場においてその発言は酷な物だった。それに何を思ったのか征志郎と桜田先生が言う。
「いくらなんでも言い過ぎじゃないか?」
「そうだ。彼だって必死に―――」
「ていうか、後悔も何も無いんじゃないか?」
桜田先生の言葉を遮るように当麻が言う。
「そ、そうです、ね。これは私達の推測になりますが、その……ディーンさんは、逃げたい奴は逃げろって忠告くらい、したんじゃないですか?」
続けて、文香がディーンという人物を値踏みした結果から見い出せた推測を語る。言い当てた事に驚いたのか、優真のチーム以外は目を見開く。
「その反応は図星だな。ていうか、良く分かったな遠山さん。」
「これでも人を見る目はあるんですよ?」
優真に言われてどこか嬉しそうに微笑みながら答える文香。その笑顔に少しドキッとしてしまう優真。
「むぅ……。」
「白井さん、そんな可愛く唸られて抓られると反応に困るんだけど……。」
抓られた腕は実際痛いが、耐えられない程ではない。というより、拗ねている真央が可愛いという気持ちの方が勝っている。
「おい……。」
今まで黙っていた勇輝が呟く。
「黒神……お前はこっちの仲間なのか?」
「あぁ〜そうだった。その説明もしないといけないのか……。面倒だな〜。」
桜田先生達は何の事か分からず、首を傾げている。優真は面倒臭そうにエミリアに説明したのと同じように
~説明中~
「……という訳で俺の職業は魔神だ。それと別にお前らと敵対するつもりもない。」
「「「…………。」」」
優真の説明を聞いたほとんどの人は呆然としてしまう。
「あはは……流石だね、優真くん。」
「そうですね……。流石は規格外です。」
「おい森下、お前は分かってたんだろ?」
「さて、何のことでしょう?」
真央は苦笑いしながら言い、健はやっぱりと言ったような表情で言う。それに対して優真は健にバレてたと思い聞くが、肩を竦めて流される。健とは会話では敵わないと感じる優真だった。そんなやり取りをしてる中で再び勇輝が問い詰めるように優真に言う。
「この1週間何してたんだよ?」
「何って、それぞれ特訓してただけだ。」
「何で行方不明なんて事にしたんだ?」
「その方が都合が良かったからだ。それで何の関係がある?そのせいで他の奴らが死んだと言いたいのか?」
「……ッ!?黒神!!」
「さっきも言ったが逃げるという選択肢があったのにも関わらず、逃げずに戦って死んでいったんだろ?ならそれは、そいつら自身の責任だ。」
「だからって―――」
「俺らが出て行かなければ守れたと?」
「……ああ、そうだ。」
勇輝は少し怒りの混じった声で聞くが、優真は淡々と答える。そして優真達の実力を目にした今、最初から優真達がいれば、誰も死なずに済んだ。勇輝はそう言いたいのだ。だが、それは優真を呆れさせるだけだった。
「この1週間何をしてたか。それに対して特訓してたと言ったな。」
「それがどうしたんだよ。」
「察しが悪いな。……その1週間が無ければ俺らだってまともに力を扱えなかったって言ってんだよ。」
「なっ……!?」
勇輝は驚いた。それは同時に優真の力を認めていた事を表している。
「特殊な職業とはいえ召喚されたのはお前らと一緒なんだから力を安定させるのにも時間は必要だ。まぁ戦闘は多少慣れてた所はあるが……。」
「……確かにそうですね。寧ろ、この1週間でここまで扱えれるのは凄い事です。」
優真の発言に納得し、賞賛するエミリア。そしてそのまま質問をする。
「そう言えば、石川さんや森下さんの新しいスキルについて説明して欲しいのですが?」
「つまりはログレスについて知りたいってことか。」
優真の言葉に頷くエミリア。ディーンも悔いてばかりでなく、そのことが気になるようで一度、気持ちを落ち着かせて聞く姿勢に入る。
「簡単に説明するぞ。まず俺は説明の時にも言ったが、《
真面目に話す優真に他の皆も真剣に聞く。
「単なる可能性としてだが、奪う力があれば与える力が存在するんじゃないかって思ってな。《千里眼》と《魔力察知》、《魔眼》を使ってその人物を探し出した。」
「すぐに見つかったのか?」
「ああ、出て行った翌日には見つけたぞ。」
ディーンの質問に対してあっけらかんと答える優真。その言葉に驚き過ぎて何も言えなくなってしまうディーン。それはそうだろう。何処にいるかも、生きてるかも分からない人物を1日で見つけたのだから。そこで疑問に思ったのか、桜田先生が質問する。
「まぁそのログレスという人が能力を与える力を持っていて、そいつに出会ったって事は分かった。だが、今ではその《
「そうですね。話が早くて助かりますよ、流石先生。」
「そしてお前は奪う力も持っている。」
その言葉に皆はハッとして優真を見る。恐らく皆が考えてる事は同じだろう。それを言われなくても分かるというように優真が続ける。
「ご明察だ。俺はログレスから《能力教授》を《能力略奪》で奪った。」
またもや皆が驚く。それを見た優真はいい加減慣れろよと思った。
「奪ったといっても一方的じゃねぇから安心しろ。俺はログレスと話して俺が貰うと話をつけただけだ。」
「一体どうやったの?」
次は彩華が質問する。優真は1度、目を瞑ってゆっくり目を開いて言う。
「ログレスは俺と出会う時には瀕死状態だった。」
「な……!?それは本当ですか!?」
「見たところ、襲撃されたような跡だったよ。山の奥にバラバラになってた小屋があって、そこから少し離れた所に今にも死にそうな状態のログレスがいたんだよ。」
「襲撃したのは……。」
「ログレスを瀕死に追い込むくらいの奴だ。魔族の幹部と考えるのがいいだろう。」
「何でそんなことが分かるの?」
次は祥子が聞いてきた。
「お前、話すの久しぶりだな。」
「行方くんもだよ!」
「メタ発言はやめろってお前ら……。魔族からしたら、というより、《能力教授》は持ってる方が優勢になる確率が高いんだ。大体予測はできるだろ?」
「そいつの潜在能力を引き出すのと、文字通り能力を教えて与える、ということか。」
「ああ、それは種族が何でも関係ない、誰もが欲しがるような力だ。」
征志郎の言葉に付け足すように続ける優真。新しい能力が手に入る方法が現在では《能力教授》によるものしかない。そしてそれは唯一の人物が持っているとなると皆が狙う。それを警戒して山奥にひっそりと暮らしていたらしいが、それで見つからないなら苦労しないだろうと思った優真だった。
「魔族側もそれを欲していた。死にかけてるログレスから直接聞いたから間違いないだろう。事実、『使われるなら人間族の方がいい。』と言われたし。それに、人間側である俺に
「そう……だったんですか。」
エミリアの寂しげな声に静まり返る皆。その寂しさからログレスとは少なからず接点があっただろうと思う優真だが、必要以上に踏み込まない。
ここにいる桜雲高校の生徒達はこの1週間で色々なことを経験し、色々なことを思わされ、考えさせられた。異世界に転移させられて、職業を与えられ特訓して、仲間を失って、人の死を目の当たりにした。それでも多少の動揺がありつつ、落ち着いて冷静になっていられる。それ程の力を、精神を秘めている。仮に精神的に弱く、自分の力を過信してしまった人達が死んでいった者だとしたら、今、生き残っている優真達は本当に選ばれた者だ。勇輝達や桜田先生達は危なかったが、あそこまで耐えられなければとっくに死んでいたのだから選ばれたと言えるだろう。
「それから俺は1度ここに《気配遮断》を使って戻ってきたんだ。石川と森下に実験体になってもらうためだけに。」
「実験体だったのか!?」
「あの違和感はやはり黒神さんでしたか。」
康太の反応はともかく、健の反応には優真も呆れかけている。こいつはどこまで見えているんだろう、と疑問を持つ優真に不敵な笑みで返す健。
「まぁなかなかの能力の覚醒だったと思うぞ?」
「言い方が厨二みたいね。」
「…………。で、その後は特に重要な事もなかったな。力を試すために色々と場所を変えながら特訓してただけだ。」
彩華にボソッと言われたが、スルーして1週間の事を雑にまとめて終わらせた。
この1週間で優真はスキルを手に入れる為の方法を確保し、力を充分に扱えるようにした。
奏は目ぼしい魔物を自己判断で決め、《強制契約》を使い様々な魔物と契約したり、《融合》と《分離》の使い方を慣らしたりしていた。
当麻はひたすら魔物と戦い続けて近接戦を極めていたらしく、ドラゴンとも戦った。
文香は魔法と《剣術》を組み合わせて幾つものパターンを考え、どの場合にも対応出来るように努力をしていた。
例えどんなに特別であっても、絶対に油断をしてはいけない。この4人はそれを知っている。だからこその1週間の特訓。自分がどんな風に見られようとも、2度と同じ過ちを起こさないようにするために、自分の選んだ道を進んでいく。
「もう二度と、失いたくは無いから……。」
優真は小さく呟いた。独り言のように、自分に言い聞かせるように。静かに、強く言い聞かせていた。
その声を聞いていた1人の少女に気付かずに。
いかがだったでしょうか?
文才が欲しい今日この頃……。
ま、それは置いといて、祥子ちゃんと征志郎くん久し振りでしたね。今まで完全に空気っぽかったですから無理矢理ですが、忘れられないために話させることにしました。^^;
今回は優真くんと勇輝くんのちょっとした言い合いがありましたね。何故、勇輝くんはここまで優真くんに突っかかるのか?それは後々知ることになります。予想できてる人はいると思いますが……。
そして《ALL JOKER》のメンバー達は一体何を思っているのだろうか?過去に何があったのだろうか?
そんな風に考えて、予想して楽しんで想像力を広げて下さい(^^)
それでは次回は遂に……!?
これは楽しみに取っておいてください(ハードルを上げている気がする)。
では、また次回も読んでいただけると嬉しいです。