異世界で魔神になった自称ぼっち   作:GUNGUN(ペスト)

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どうもペストです。
なんやかんや言って結局一ヶ月以上かかってしまいました。申し訳ございませんm(_ _)m
それでもお気に入りが増えたり、待ってくれていたりして本当に作者は感謝でいっぱいです。ありがとうございます!!
そして、読んでいただく前に一つだけ……。
スランプ気味かも知れないので面白くなかったら本当にごめんなさいorz
それでは、ご覧下さい。どうぞ。


~一難去ってまた一難です~

 バルムを倒した優真達、というより優真は欠伸をしながら真央達の元へ戻る。

 

 

「ふぁ〜……。疲れたわ〜。」

 

 

「やり過ぎだよ……。」

 

 

「まぁでも、あれくらいやってもらった方がスッキリします。」

 

 

「だろ?」

 

 

 真央は呆れたように、健は優真に同意するように言った。優真達がそんな風に話していると、捕まっていた猫族の男が話しかけてきた。

 

 

「お、俺らは助かったのか?」

 

 

「ん?」

 

 

 優真は最初、その質問の意味が分からず聞き返したが、すぐに理解する。

人間族に捕まり、好き放題扱われていたのだから警戒するのは自然な事だ、と。

だから、それに対して優真は少し笑みを浮かべ答える。

 

 

「あぁ。お前らはこれで自由だ。こいつが必死になってくれたおかげだな。」

 

 

 優真はミーニャに近寄りながら答えてミーニャの隣に立つと頭を撫でる。ミーニャは一瞬ビクッとするが、すぐにされるがままになる。それを気にせずに優真は続ける。

 

 

「ミーニャが一人で逃げた事に不満を持ったやつもいるかもしれない。

だけど、こうして戻ってきてお前達を助けようと必死に協力してくれるやつを探して、バルムの追っ手から逃げながら、ボロボロになりながら走り回ったんだ。

能力が使えなくなるまでの疲労と苦痛に耐えて、諦めずにいたから、俺達と出会い、助けに行く事が出来たんだ。だから感謝するならミーニャにしてやるんだな。」

 

 

「優真さん……。」

 

 

 優真の言葉を静かに聞く。真央達はもちろん、猫族の皆も捕まっていた人間族もみんなが黙って聞いていた。ミーニャは目に涙を浮かべ優真を見つめる。それは嬉しさからくるものだった。

それに加えて、ミーニャが話してないにも関わらず、ある一つの不安を消してくれたことに更に嬉しさが込み上げる。

それは自分一人が逃げた事。それに対して怒りや不安を感じているんではないかと思っていた。それを一瞬で振り払ってくれた優真に対してある想いを確信する。

 

 

(私、やっぱり優真さんのこと好きなんだ……。)

 

 

 

 

 

 

「では、我々はこの辺で失礼します。」

 

 

「俺達も故郷に帰るぜ。」

 

 

 捕まっていた兵士達や猫族のみんなが帰る中、ミーニャは優真達と一緒に見送っていた。

 

 

「良かったのか?」

 

 

「はい。私はこれから優真さんと共に過ごしていきたいですから。」

 

 

 優真は一応ミーニャに帰ることを勧めたが、ミーニャは優真達と旅をすることを選んだ。猫族のみんなも賛成してくれたおかげで一緒にいることが出来るが、優真は一つだけ疑問に思っていた事をミーニャに聞いた。

 

 

「……家族の人は良いのか?」

 

 

「きっと……いえ、絶対に許してくれてますよ。優真さんみたいな人なら任せられるって。」

 

 

「……すまん。」

 

 

「ふふ……気にしないで下さい。」

 

 

 妙な言い回しに優真は察し謝る。ミーニャはそれを微笑んで返答する。大分前からだったのか割り切れているようだ。

 

 

「これからどうするの?」

 

 

「とりあえずアルデギオの所に戻ってキレリア街の状況報告かな。」

 

 

 真央の質問に優真は体を伸ばしながら答える。そしてバルムの部屋を漁り始める。

 

 

「何してるの?」

 

 

「恐らくだが、バルムは操られていた(・・・・・・)。」

 

 

「え?」

 

 

「だけど何をしても戻る気配は無かったから殺した。そういう事だ。」

 

 

 優真の言葉にミーニャは呆気を取られるが、優真は気にせず部屋を物色しながら続ける。

 

 

「操るというより、完全な精神支配、洗脳の類の力によるものだと思う。そして、それを行ったのは――ッ!?伏せろ!!」

 

 

 話の途中で優真は背中に悪寒が走り、皆に伏せるよう叫ぶ。真央達もその叫び声に咄嗟に反応して伏せる。

 

 

 ズパァン!!

 

 

 その直後、優真達の頭上を何かが通り過ぎ壁を真っ二つにした。

 

 

「な、なな、何ですか!これ!?」

 

 

「落ち着いて下さい。まだいます。」

 

 

 突然のことにミーニャは慌てて、健は落ち着いて状況を把握する。

 

 

「ッ!?ミーニャ!森下!右へ跳べ!!白井さん、ちょっと我慢してね。」

 

 

 優真はみんなに避ける方向を教えながら真央を抱えて自分も避ける。優真達の居た場所は斬られた跡が残っている。

 

 

「へぇ〜……。君、凄いね〜。まるで飛んでくるところが分かってるように指示してたね〜。」

 

 

 優真達は声のする方向を見る。そこには薄い金色の髪をした女の子がいた。少し気怠い感じの話し方が特徴的でもある。優真はその女の子を《魔眼》を使ってみる。そして一瞬だけ驚くが、すぐにその女の子を睨みつけて呟く。

 

 

「お前……ベルフェゴールか。」

 

 

「ッ!?なるほどねぇ〜……。そんな所までわかっちゃうんだ。そんなに私のプライバシー知りたい?あ、ちなみにベルちゃんって呼んで欲しいな〜。」

 

 

「それじゃあ名前、住所、電話番号、身長、体重、スリーサイズを教えてくれる?」

 

 

「いやいや、何言ってるの?まぁ、日本人ということだけ教えてあげるよ〜。」

 

 

 今の問答で優真はしてやったりといった感じでニヤリと笑った。

 

 

「なるほど……。お前も転移者、又は転生者か。」

 

 

 優真の言葉に真央達、ベルフェゴールさえも驚いた。健はすぐに理解したらしく、優真に確認する。

 

 

「彼女も僕達と同じって事ですか?」

 

 

「同じかどうかは知らないが、地球から来たということは間違いないな。」

 

 

 2人の話を聞いてベルフェゴールも納得したかのように頷く。

 

 

「そういう事ねぇ〜。なら改めて自己紹介でもしましょうか。」

 

 

 そう言って1度静かに目を瞑り、すっと顔を上げてニッコリと笑う。

 

 

「“怠惰を司る悪魔”ベルフェゴール。ベルちゃんって呼んでね?よろしくねぇ〜。」

 

 

「黒神優真。異世界転移しただけの、ただの高校生だ。」

 

 

 怠惰(転移者)魔神(転移者)が今ぶつかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~???~

 

 

「No.1とNo.8の接触を確認。予定より早かったですね。」

 

 

「そうだな。だが、別に問題は無い。そのまま監視を続けろ。」

 

 

「了解です。」

 

 

「新たに報告致します。No.1とNo.8にNo.7が接近中。」

 

 

「……構わん。そのまま続けろ。」

 

 

「了解です。」

 

 

「この短時間で3人も接触とは、なかなかどうして、恵まれているな……。」




いかがだったでしょうか?
新キャラ出ましたね。ベルフェゴールちゃん。ベルちゃんって呼んであげて下さい。結構そこに拘る子のつもりでいます。あとアホの子です。
とか言っといてキャラがブレたら怖いのでこの辺にして次回を楽しみにしていて下さい。
……久し振りに風邪を引いたので風邪の辛さが異常です。
それでは、次回も読んでいだけたら嬉しいです。
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