前回読んで下さった方々ありがとうございます。
自分でも感じましたが、文字数が少ないと感じた方、申し訳ございません。
言い訳がましいですが、初めての小説なので心温かく見守って下さると助かります。もっと長く書けるようにこれから努力していこうと思います。
それとなんとお気に入りが2件来てました!とても嬉しくて感激です!ホントにありがとうございますm(_ _)m
それでは今回も短いかも知れませんがご覧下さい、どうぞ。
キーン コーン カーン コーン
今日も1日変わらず帰りのホームルームが終わろうとしていたが、
「あぁ、それから今から呼ばれた奴はこの後体育館に集まってくれ」
優真達のクラスで呼ばれたのは、石川康太、
他のクラスからも何人か呼ばれて先生を含めて40人が集まった。集められた生徒は何の理由で呼ばれたのか分からず、不満に思いはじめている。その中で真央は優真に静かに話しかけていた。
「優真くん……私達どうして呼ばれたのかな?」
「俺にも分からないが、ただ事ではなさそうだな」
優真はこの状況に何故か落ち着いていた。実際は焦っているが、朝からの嫌な予感の方が優真にとって重要であったからだ。そしてこの呼び出しは、その嫌な予感に繋がってるのかもしれないと優真は考えていた。
(そもそも何を願っていたんだ?……世界をどうしたらいい? いや、それ以前に唯の高校生にそんな力がない。だとすると……)
「……まくん! 優真くん!」
「!?……すまん。考え事してた」
「何か凄く怖い顔してたよ? 大丈夫?」
真央が声をかけてきてる事に気づかない程考えていた優真は我に返ると勇輝と桜田先生が何やら言い合ってる。
「特に問題は無いよ。それより何が起きてるか聞かせてくれ」
「うん。まず最初にね――」
話をまとめると
・呼び出された理由が分からないため勇輝が桜田先生に聞きに行った。
・桜田先生は自分も呼ばれたと言う。誰に呼ばれたかは思い出せないらしい。
・それを聞いた勇輝はふざけてると思い怒り出す。
・そして言い合いになる。←今ここ
優真は微妙な表情をして頭の中で話の整理をしていた。
(焦ってるのは分かるが、これ唯の喧嘩じゃねぇかよ……。)
確かに桜田先生に呼ばれ、その本人も誰かに呼ばれたとなってその人物を思い出せないとなるとふざけてるのかと思う者は少なくないが、生徒から責められている桜田先生の顔は嘘をついてるような表情ではない。他のクラスでも同じようなことが起こっている。
その時、優真の中で何かが繋がった。理由もなく体育館に集められたという事。呼び出した先生は誰に頼まれたか全く覚えてないという不思議な状況。そして、朝に見た夢の中の女のお願い。
これら全ては朝からの嫌な予感に関係するものだと優真は
にわか信じ難いが、これから起こるであろう事象はどうすれば避けられるかまでは考えつかない。だからその事実を聞かせるために優真はみんなの前に出て静かに話す。
「みんな一度落ち着け。話がある。先生も柏崎もストップだ」
「これが落ち着いてられるかよ!!」
勇輝がそう言うと周りからも『そうだ! そうだ!』『いきなり出てきて何だよ!』などと罵声が飛んでくる。しかし、優真は気にせずに続ける。真央は罵声を飛ばしてきた人達を睨んでいる。
「こんなので焦っていたらこれから起こることに対してどうなるんだよ」
「……どういうことだ」
「唯の推測に過ぎないが聞くか?」
「……あぁ。聞くだけ聞こう」
「先生も良いですか?」
「構わん。すまないな。教師として情けない」
「いえ、これは教師とか生徒とか云々じゃない問題ですから」
俺は皆を見回して発言しようとしたその時。
「な……何だあれは!?」
誰が言ったか分からないが、何に対して言ったのかは分かった。体育館の天井に目をやると、そこにはゲームやアニメで見るような魔法陣が浮かんで輝いていた。
皆は悲鳴を上げたり、呆然と立ち尽くしてたり、興奮している者もいた。
そんな中、優真は溜息を吐いて片手で頭を押さえていた。それに気付いた真央、彩華、康太は優真に近付いて何が起こるのかを聞こうとする。
「ゆ、優真くん……何が起こるの?」
「黒神君……何か分かったのかしら?」
「黒神……聞かしてくれ。さっき言おうとしたことを」
「……いや、悪いが手遅れみたいだな」
優真がそう言うと魔法陣は輝きを増して、魔法陣の光は優真達を包み込んで、体育館に集まった40人の人間は姿を消した。
光が収まった頃、優真達の前にはどこかのお姫様の格好をしている少女と、強そうな騎士の格好をした人物がいた。みんながキョロキョロと周りを見回して、勇輝が呟く。
「ここは……どこだ?」
「貴方達は選ばれた者達です。そしてここはデリアル王国王城。私の名前はエミリアと申します。」
突然、訳の分からない事を言い出すエミリアと名乗る少女。優真は冷静に状況判断というより、やっぱりか…と言った表情をしていて、真央は不安そうな表情で優真に引っ付いている。勇輝は凄い睨んでくるが、他の皆は呆然としている。
「優真くん……何が起こったの?」
「信じたくはないが、ここは異世界というやつだろうな。体育館に集められた俺達は転移させられたってことだろう」
優真の言葉を聞いた皆は頭が追い付いてないのか、首を傾げてしまっている。未だに呆然としてるやつもいる。
優真の声を聞き取ったエミリアは一瞬驚いたような顔で優真を見るが、すぐに微笑む。それを見た男子達は顔を赤くする。
姫様の格好をしたと言うが上品な仕草と雰囲気から本物のお姫様だと思わせるには充分なものだった。
優真も例外ではなく、顔を赤くしている。そんな優真を見た真央が顔を膨らましている。
「じ〜……」
「白井さんどうしたの?」
「……別に。男ってケダモノだなぁ〜って」
「いやいや、健全な男子高校生には耐え難いから」
「ふ〜ん……。そんなに胸が好きなんだ」
エミリアの容姿は見事なスタイルで綺麗な銀髪がこれでもかと言うくらい似合っている。胸に関しては確かに大きいが真央に引っ付かれてる優真は、
「白井さんのだって、さっきから当たってるんだけど」
「……!? 優真くんの馬鹿ぁ!」
涙目になって叫ぶ真央を慰める彩華。優真もさらりとそういう事を言えてしまうのは優真の鈍感スキルによるものなのでどうしようもない。
「ふふふ……」
「……何かおかしかったか?」
「いえ、そうではありません。貴方は周りの方と比べると動揺してないと思いまして」
「なるほど、そういう事か」
「先程の発言もまるで分かってたかのように話してましたが、何故ですか?」
「簡単な推測だよ。ここに来るまでの出来事からあらゆる可能性を考えてたんだよ。呼ばれた理由までは分からなかったが」
「それでも充分過ぎる推測だと思いますけどね。それから皆さんにはこの世界に来た時点でそれぞれ職業を手に入れています。頭の中で《ステータス》と念じて確認してみてください」
お互いに不敵な笑みを浮かべながら会話してる優真とエミリア。そんな2人は周りから見ると不気味でしかない。
優真はそんな会話の中で、
(同じだ……。夢の時の……女の声と。)
ちょっと急ぎ過ぎた気もしますが、これが作者の今出来る精一杯です。申し訳ございません。m(_ _)m
今回は新しい名前の生徒やモブが出てきましたが後々紹介していこうと思います。
名前が出てきた生徒に関してはそれなりに主人公達と絡ませるつもりです。
さて、次回はいよいよ皆の授かった職業が、明らかになります。
主人公の職業とは一体何なのか!?(分かる方が多いと思います)
それでは、また次回見ていただけたら嬉しいです。