幻想夢物語 〜少年の日々〜   作:わたっふ

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弐夢 二人の夢と能力者 前編

ザッザッ

カタカタ…バンッ…

夏来) 「んぁ…」

夏来は一階から聴こえてくる物音で目を覚ました。

夏来はベッドから起き上がり、眠い目を擦りながら階段を下り、一階へと降りていく。

ニッ怪) 「ん?おぉ…夏来殿、おはよう 今日も良い天気じゃな〜」

そこには箒を手にし、掃除をしているニッ怪の姿があった。

掃除機ではやらないんだね、やり方知らないのかな…?

夏来) 「……朝から元気だね…というか掃除してくれてたんだ…ありがと」

ニッ怪)「いやいや♪」

ニッ怪は照れながら鼻の下を擦る。

手をぶらつかせ、目を半分しか開けていない夏来が、だらしなく ぁ〜と言う。

ニッ怪) 「顔洗ってサッパリしてきた方が良い…」

ニッ怪は夏来の力の無い声を聞いて、苦笑いで言った。

夏来) 「うん〜そうするぅ〜…」

夏来は洗面台に行き、顔を洗う。

 

 

 

 

夏来) 「ふぁあ、サッパリしたよ!」

夏来が笑顔でリビングに戻ってくる。

ニッ怪) 「そうかい、良かった良かった」

ニッ怪は箒用具を片付け、ソファーに座った。

夏来) 「疑問に思ったけど、ニッ怪君、テレビとか気にならないの?」

ニッ怪のあまりにも落ち着いている姿を見て不思議だった夏来は言ってみた。

ニッ怪) 「ぁぁ、大丈夫じゃよ、夏来殿が寝ている間に色々と見て回っていての、テレビという物も四角い箱の中に小人が入っていることが分かったわい」

夏来) 「あ、うん、それ違う」

夏来が間髪入れずに言うと、じゃあなんなの? と言わんばかりの目で夏来を見つめる。

夏来) 「あ、そうだ、ニッ怪君、朝ごはん何にする?」

ニッ怪) 「夏来殿に任せるぞい」

ニッ怪にそう言われると夏来は、冷蔵庫から卵を取り出し、目玉焼きを作り始める。

 

 

 

 

夏来) 「はーい、出来たよー 夏来特製っなんの変哲も無い目玉焼き!」

夏来はニッ怪の座っているソファーの目の前のテーブルに目玉焼きを置いた。

もちろん 自分の物も。

ニッ怪) 「かたじけない… ぁぁ…んと…本当に変わりないの…」

夏来) 「う、うるさいっ、早く食べな!」

自分で何の変哲も無いと言っておきながら、なぜ怒ったのか、ニッ怪には分からなかった。

ま、そんな事は置いといて、ニッ怪はパクッと一口 味を確かめる。

ニッ怪) 「ぅぅん…変わりないの」

ニッ怪は夏来の方を見て ( ^∀^) ←こんな顔で言い放つ。

夏来) 「喧嘩売ってんのか コラー!」

夏来) 「もぅ…んなわけ無いでしょ…ちゃんと塩コショウのバランス考えたんだから……パクッ ………変わりなぁ…」

ニッ怪) 「まぁ、良いでは無いか、食べようぞ」

夏来) 「だね」

二人は夏来特製(笑)目玉焼きを完食し、ニッ怪は夏来の漫画を読み、夏来は二人分の皿を洗っている。

ニッ怪) 「この漫画とやら、実に面白い。」

ニッ怪はソファーに座って姿勢よく読んでいる。

夏来) 「なははw そう?良かった」

夏来はシンクで食器を洗いながら話す。

ニッ怪) 「ぷっ…ふぁw ペラッ ん? 夏来殿ー」

夏来) 「んー?何?」

夏来は洗っていた食器を置き、手を拭いてニッ怪の元へ歩み寄る。

ニッ怪は漫画のあるページに挟まっていた紙を指差している。

ニッ怪) 「これなんじゃが…」

夏来) 「あぁ、西方鈴奈庵?結構面白いよー その他にも退却の小人、ドラゴンポール、ワンピーズ、テラブフォーマーズ、銅色のガッシュ‼︎、金魂とか色々あるから見てもいっ…」

ニッ怪) 「博麗の巫女殿…」

夏来の言葉を遮るようにニッ怪は悲しそうな顔をして、ボソッと呟いた。

夏来) 「え…?な、何?」

ニッ怪) 「あっ…いや、なんでもないぞい、ほんとになんでもない…」

ニッ怪は薄ら笑いを浮かべている。

夏来) 「そ、そう…なら良いんだけど…」

ニッ怪) 「ははは…」

夏来) 「あ、そういえば、ニッ怪君、歯磨きをするならそこのドアを開けると洗面台あるからそこでしてね」

夏来はリビングの奥右にあるドアを指差した。

ニッ怪) 「うむ…わかっておる、すでに探索済みじゃ やり方もよう分かる 心配せんでよいぞ」

夏来) 「そう、ならよかったw でも歯磨きをするにはコレが必要でしょ?」

夏来は近くの引き出しから歯ブラシを取り出し、ニッ怪に渡した。

ニッ怪) 「おぉ…すまんの」

ありがたーーーいと思っているであろう顔で言うニッ怪。

夏来は笑い、食器洗いの方に手をまわす。

その間ニッ怪は洗面台で歯磨きをし、途中に食器洗いを終えた夏来がきて歯磨きをする。

結局、二人が無事やらなければならないことを終えた頃には朝の9時半になっていた。

夏来) 「あっ、もうこんな時間…ニッ怪君、ちょっと出かけるけど、どうする?」

ニッ怪) 「喜んでお供する」

ソファーに寝転んでいたニッ怪がムクッ!と立ち、夏来の方を見る。

夏来) 「お、ぉぉ…」

それから夏来は財布等を持ち、窓も全て閉め、家を後にする。

家を出ると早速 下町へと続く広めの道路と、長い階段が見えた。

夏来) 「行くよ!ニッ怪君!」

夏来は鍵を財布の中に入れ、走り出す。

ニッ怪) 「こ、これ!待てい!」

走り出した夏来の後を追いかける ニッ怪。

二人は階段へと向かう。夏来とニッ怪は勢い良く階段を下っていく。

 

夏来) 「あははは〜!」

ニッ怪) 「ふっ ははは!」

 

長い階段をひたすら下り降り、着いた先は商店街。

多くの行き交う人が店の人とたわいもない話をしたり、ばったり会った友人と話をしたりしている、そんな賑やかなところだった。

夏来とニッ怪は階段からの見事な着地をした。

夏来) 「はぁ〜!着いたぁ」

ニッ怪) 「ここかい?出かけ先とは?」

夏来) 「うん、ここでこれからの生活に必要な食材とか、洗剤とか…ま、まぁ、色々買わないといけないんだよ」

夏来は家を出る前に書いていたメモを見ながら話す。

ニッ怪) 「ほぅ…そうであったか…確かに食材が無くなるのは死を意味してるけんのぅ…よし、たくさん買おうではないかっ!」

夏来) 「ははは…大げさだなぁwま、確かにそうだよね、 じゃ、普段よりたくさん買おっかな」

ニッ怪) 「よしっ!」

ガッツポーズをとるニッ怪。それを見て笑う夏来。

???) 「夏来〜!」

ニッ怪と話しながら歩いていると後ろから手で背中を押された。

夏来) 「のわっ…っと、あっ ちーちゃん!」

夏来とニッ怪は後ろを振り向いた。

???) 「やっほー☆」

ちーちゃんと呼ばれた人は手を振った。

ニッ怪) 「夏来殿、一体誰じゃ?」

隣で何が起こっているのかわからないニッ怪が夏来に言う。

夏来) 「あっ、紹介するね、この人は幻花 千代ちゃん 幼馴染なんだよ」

夏来は右手のひらを仰向けにし、幻花に向けながら話した。

実は幻花も夏来と同じく東京に引っ越してきていた。 一度こっちに来てから会ったものの、幻花は夏来とは違う学校に通うため、なかなか会えずにいたことも事実であった。 休日以外は。

ニッ怪) 「ほぅ…なるほど…」

幻花) 「ところで、夏来、この人は?」

幻花がニッ怪を見て言う。

ニッ怪) 「すまぬ、申し遅れてしもうた…我は ニッ怪 滝と申す者じゃ、以後お見知り置きを」

ニッ怪は軽く会釈をした。

幻花) 「宜しくね、ニッ怪」

ニッ怪) 「う、うむ…」

夏来) 「あ、ニッ怪君、ちーちゃんは初対面の相手にもかかわらず呼び捨てする人だから気にしないで(汗)」

ニッ怪) 「な…なはは…大丈夫じゃよ 実際 ほとんどの者は自己紹介が終わったら すぐに呼び捨てで呼ぶじゃろ?」

幻花) 「ふぅ…夏来にもいつの間にか友達出来てたんだね、 少し安心したよw」

夏来) 「なはは…そうだね…(本当は友達というか、もう家族みたいなもんなんだけどなぁ…)」

幻花) 「はははっ ん?夏来それ何?」

夏来) 「あ、コレ?買う物をメモしたやつだよ ほら」

夏来は左手に持っていたメモを幻花に見せる。

幻花) 「ふぅん…ほとんど食料じゃん…冷蔵庫が砂漠状態なの?」

夏来) 「う…うんw 買いだめしたことないからさぁ」

幻花) 「ははは…あ、」

ニッ怪) 「(ぅ…話に入れぬ…)」

その場に電柱のように黙って立っているニッ怪に気づき、声をかける。

幻花) 「ご、ごめんねー(汗)私らの世界に入っちゃって、気づかなかったよ」

夏来) 「ご、ごめん」

ニッ怪) 「い、いや、良いのじゃ…それより、早く済ませようぞ」

ニッ怪はメモを指差して言った。

夏来) 「あ、そうだね、済ませちゃおっか ちーちゃんもこれから?」

幻花の両手がフリーだったので、今から買い物をすると思っている夏来。

幻花) 「ううん、買わない たまたまここを通りかかっただけなの」

幻花は右手を左右に振りながら話す。

夏来、ニッ怪) 「そーなのかー」

幻花) 「そーなのだー」

2人) 「わはー」

ニッ怪) 「なはー」

両手を広げて、ネタ発言をする3人。

夏来) 「ニッ怪君、そこはなはーじゃなくて、わはーだよ? というか、このネタ知ってたんだw」

ニッ怪) 「うむ…本人とやっていた頃が懐かしいの…」

ニッ怪は以前見せたような悲しい顔を浮かべた。

夏来、幻花) 「??」

ニッ怪) 「あ、いや、なんでもないぞい(焦)」

ニッ怪は両手をブンブンと振っている。

夏来) 「なんかニッ怪君って出会った時からなんか変だよ…?目を離したら一瞬で消えてるし、アニメという物すらわからないのに西方ネタわかるし…喋り方が独特だし…なんか…アニメキャラにいそうな感じだよねw」

幻花) 「アニメキャラだったら 何かしらの能力を持ってたりしてw」

ニッ怪) ギクッ 「そ…そんな…訳ないじゃろう! わ、我はいたって普通のしn…ゲフンゲフン…人間じゃわい!」

明らかに動揺を隠せていないニッ怪にさらに二人が追い詰める。

幻花) 「えー?なに、その動揺の仕方、いかにも 持ってますよーって感じじゃんw」

夏来) 「確かにw」

ニッ怪は考えるのをやめた。これ以上はもう無理だと感じたニッ怪は黙った。

夏来) 「ニッ怪君? ごめん、冗談だって」

幻花) 「そーだよ、そんなやつがこの世にいるわけないじゃんw いるとしても超能力者くらいじゃん?」

ニッ怪) 「冗談なら良いのじゃが…」

夏来) 「ははは」ピピッ 「ん?」

突然 夏来の腕時計が鳴った。どうやらもう11時になっていたようだ。

夏来) 「あっ!ヤバイ!卵のタイムセールが始まっちゃった!」

休日は午前11時から12時、 午後3時から4時、 午後7時から8時の3つの時間帯に必須商品のなかから何点かタイムセールになるという。今日のタイムセール品のなかに卵があったので時間に余裕を持って夏来は家を早く出たのだった。しかし、幻花との話に夢中になり過ぎていたため時間を確認してなかった。

夏来) 「急がないと! じゃあ!またね、ちーちゃん」

夏来はニッ怪の手を取り、走る態勢になる。

幻花) 「じゃーねー」

ニッ怪) 「達者でな」

そして、夏来とニッ怪は全速力でスーパーへと向かう。

幻花) 「……(あの動揺の仕方…マジかも…)」

 

ニッ怪) 「うひやぁぁあ…広いのぉ!」

スーパーの中へと入った夏来とニッ怪はタイムセールコーナーへと急ぐ。

そこに着いた頃にはもう卵などのタイムセールを待ち望んでいた主婦達で埋まっていた。

夏来) 「うわっ…勝ち目ないわぁ…」

ただ呆然とその場に立ち尽くす夏来。

夏来) 「どうしよ…今日はもう卵諦めよっか…流石にあの中に入る勇気はないわぁ…死ぬって……ねぇニッ怪く…」

ニッ怪) <<バァァァアン>>

夏来) 「え!?」

なんと、いつの間にか卵2パック、ニッ怪が手に持っていた。

夏来) 「に…ニッ怪君…そ…それ、い…いつの間に⁉︎」

夏来は震えながらニッ怪の手に持っていた卵を指差す。

ニッ怪) 「さぁ〜の〜♪」

ニッ怪は微笑みを浮かべた。

いかにも、そんなことはどうでもいいからという感じがプンプン匂ったのでこれ以上は突き止めずにそっとしておくことにした夏来。

ニッ怪) 「よし!卵は確保済みじゃ 次は何を買うのじゃ?」

夏来) 「え、あっ えっと…パンだね」

ニッ怪) 「了解した!」

ニッ怪は歩を進める。

夏来) 「あっニッ怪君?道わからないでしょ?一緒に行こ♪」

ニッ怪) 「う、うむ…(いかん、一瞬可愛いと思ってしまった…)」

ニッ怪は夏来に連れられてパンコーナーへとやって来た。

ニッ怪) 「さまざまなパンが有るようじゃが、どれを選ぶのじゃ?」

ニッ怪がしゃがんでパンを1つ1つ掴んで見ていると、夏来が「あ、それ」と言ったので、ニッ怪はそのパンを手に取りカゴへとシュートした。

夏来) 「超 エクサイティング‼︎」

???) 「ツクダオリジナルからか?w」

突然、夏来達の後ろで声が聞こえて振り返る二人。

炎条寺) 「よっ!夏来…と、誰だ?」

夏来) 「あ、炎条寺君!昨日ぶりだね!元気にして…ニッ怪君…」

ニッ怪) 「ん?あ、夏来殿のご友人でおられるようで 我の名はニッ…夏来殿…」

二人同時に話した結果…

夏来) 「ニッ怪君、ここは僕が」

ニッ怪) 「何を言う、ここは我が」

夏来) 「ん?」

ニッ怪) 「お?」

炎条寺) 「お、落ち着けよ…おまいら店ん中で何やってんだよ(汗)」

炎条寺が夏来とニッ怪の中に入って止める。

炎条寺) 「はぁ…全く」

二人) 「すいましぇん…」

炎条寺) 「すまなかったな、いつもはこんなやつじゃねーんだが…続けてくれ」

夏来) 「んっあ…」

炎条寺は夏来の頭をポンポンしながら聞く。

ニッ怪) 「えっあ、我はニッ怪 滝(にっかい たき)と申す者じゃ、 以後お見知り置きを」

ニッ怪は軽く会釈する。

炎条寺) 「おう、俺の名前は炎条寺 友貴(えんじょうじ ともき) ニッ怪、宜しくな」

ニッ怪) 「うむ 宜しく頼む」

炎条寺) 「さて…と、俺は結構忙しいからゆっくりしてらんねーんだよなぁ…邪魔したな」

夏来) 「ううん、大丈夫、じゃあ また月曜日にね」

ニッ怪) 「達者での」

炎条寺は人差し指と中指を立てて「じゃあな」の形をとり、スーパーのレジへと向かった。

炎条寺) 「(…夏来も変な奴に好かれるようになったなぁ…)」

炎条寺は財布を開きながら、ふと そんなことを思った。

 

ニッ怪) 「なかなかの強面の男じゃったの…」

炎条寺が角を曲がって見えなくなった時にニッ怪がボソッと言った。

夏来) 「あぁ見えても、結構優しいんだよ? 確かに怖い顔だから人は近づきたくないらしいけどね…」

ニッ怪) 「ふ…ふむ…」

二人は苦笑いを交わした。

夏来) 「よし、と…あ、もうお昼になっちゃうよ…喋りすぎちゃったね…」

左腕に付けている腕時計を見ながら夏来が言った。

ニッ怪) 「そのようじゃのぅ…早よ済ませるかいの」

夏来) 「だね、よし、手分けしてやろっか、僕が洗剤とかトイレットペーパー、後 カップ麺にお菓子類 を手に入れて来るから、ニッ怪君はコーラ2本、普通のとzeroの お願いね」

夏来はメモのコーラの部分を切り取って、ニッ怪に渡す。

ニッ怪) 「コーラ? あ、昨日の あのシュワシュワかい? それなら、任せておけい!」

夏来) 「持ってくるとき振らないでよね…頼むよ?」

ニッ怪) 「うっ…り、了解した…」

夏来の不安そうな顔を見てニッ怪は少し戸惑ったが なんとか承諾し、各自 決められた物を手に入れたら、またこの場(パンコーナー)に集まるということと、夏来がニッ怪にコーラの売ってある場所を伝え、別れた。

それから約4分後、すでに到着していたニッ怪に夏来が駆け寄る。

夏来) 「ごめん、ごめん、遅くなっちゃった」

そう言った夏来が持つカゴには大量の食品やら洗剤やらで埋め尽くされていた。

ニッ怪) 「持ち運び、大変じゃったろう…ご苦労さん 我が代わりに持つぞい?」

夏来) 「あ、ありがとう…でも大丈夫だよ…」

ニッ怪は夏来が無理をしているのを分かっていた。

ニッ怪) 「ふっ…強い男よのぅ…しかしの、本当に強い者は一人でなんでも抱えないことなのじゃよ? じゃから、ほれ」

ニッ怪は手を差し伸べた。

夏来) 「ありがとう…ニッ怪君は優しいね… じゃあ、お言葉に甘えて…」

ニッ怪) 「ふむふむ…それでこそ、立派なおと……(え、なんじゃ……物凄く重たいではないか…ぅわ…)」

ニッ怪は夏来なら受け取ったカゴに手を伸ばして、掴んで見たところ意外にも重かった。

夏来) 「だ、大丈夫?」

ニッ怪の顔色を伺う夏来。

ニッ怪) 「だ、大丈夫じゃ、問題ない さぁ…行くぞいっ」

夏来とニッ怪はそのままレジへと向かった。

ニッ怪はキツそうな顔のまま、レジにカゴを乗せた。

店員) 「いらっしゃいま…せ…(え…何…なんでこの人こんなに怖い顔してるの…今日で二人目だよ…まるで強面のバーゲンセールだな…)」

男性店員はレジスターで読み込んでいく。

夏来はそれが終わり、会計を済ませようと待っている。

一方 ニッ怪はと言うと、近くの腰掛けで休んでいた。

男性店員が全ての商品を読み込み、値段を言う。 夏来はピッタリその金額を出し、商品を受け取り、サッカー台(袋詰めする台)へと移動する。

夏来) 「ニッ怪君も手伝ってよぉ…」

ニッ怪) 「り、了解した…よいこらせっと…」

ニッ怪は立ち上がり、夏来の元へ歩み寄る。

二人はそれぞれ同じ重さになるよう均等に分け、レジ袋に入れた。

夏来) 「さ、帰ろっか、 帰りは階段だと危ないから遠回りになるけど、大丈夫?)

ニッ怪) 「危険な目に会うのはこりごりじゃけん…良いぞ」

夏来) 「ありがと☆」

そうして二人はスーパーを出て、初めきた階段の左側を遠回りして帰ることになった。

 

ニッ怪) 「帰ったら早速飯にしようぞ♪」

ニッ怪は華麗なステップを踏みらながら歩いている。

夏来) 「はは…そうだね」

その隣で冷静に歩いている夏来。

夏来) 「でも…何作ろっかな……作る当てないからカップ麺でもいい?」

ニッ怪) 「なんでも良い!我は食べたことないのでな」

夏来) 「あ、確かにそうだよね」

二人が笑う。そして気がつく。

夏来) 「あ、そうだ ニッ怪君、川 寄ってく?綺麗な川なんだ♪」

近くに小さな川が流れているので、ニッ怪にも見せたいと思った夏来。

ニッ怪) 「川か…良いぞ、 気分転換に最適じゃ」

夏来) 「じゃあ行こー!」

こうして二人は家からも今いるところからも遠くないところに位置する川へと向かった。




幻想夢物語〜少年の日々〜第2話遅れて申し訳ありませんでした!
今回は前編のみの投稿とさせていただきます。
後編は今週で出来ると思います!
では、これからも幻想夢物語〜少年の日々〜をよろっふー☆
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