というかメモ帳がやばいことになってるw
「ヨウカが言うには確か…1ヶ月だっけ?」
ただ、普通の眠りじゃない。魔女によってかけられた呪いだ。あの日から2日も過ぎている。
「はやく起きてくれないかな…」
そう呟いてると…トントンッ
「ヨウカさんかな?…はーい、どうぞー」
そうして入ってきたのは…
「…誰??」
少なくとも私の知り合いじゃない、というかこんなゴツイ人とあんまり仲良くなりたくない…
「ゆっちーってここにいんの?」
「はい、いますが…ゆっちーさんの知り合いですか?」
そう聞いてみると、
「知り合いも何も!!俺とゆっちーはライバルだ!!ゆっちーを最近見かけないからどうしたものかと街を聞き回ったらここに居るって聞いたから見に来た」
あー、ゆっちーまた厄介な人と仲良くなってたのか…
そう、ゆっちーはこの人で3人目の厄介人と知り合ってたみたいで、1人目はなんか趣味がどーとかって言っててもう一人は面白いとか言って家まで連れてきたから、「もう連れてこないで!!」って言ったんだけど…もういいや、だるくなってくる…
「あの、その、実はゆっちー…二日前のあの戦いで魔女に眠りの呪いをかけられてるんだ…知り合いに聞いたら約1ヵ月くらいは起きないだろうって…」
「な、まさか…あの時モンスターが引いていったのって…ゆっちーのおかげだったのか…」
「まぁ、命に別状はないと思うよ。」
「そっか、じゃあゆっちーが目覚めたら教えてくれ!!…えっと…
」
「私はウルミ、一応ヒーラーだけど、剣士でもあるの」
「ウルミか、俺の名はテツヤ!!大剣と双剣を使う剣士だ。ちなみに鎧付けているが実際はゆっちーと同じ体付きだぞ」
そういって鎧を外していくテツヤ…っ!?
「え、えぇ…なんかびっくり…」
鎧が取れたと同時にゆっちーと同じくらいの体が出てきた
※ちゃんと服は着てます
「だろ、よく言われるよ。ちなみにゆっちーにはまだ鎧取った姿は見せていない」
「へー、というかなんで鎧つけてるの?」
それなら付けない方が動きやすいと思うのだが…
「それはな、実は最初筋トレ代わりに付けてたんだけど、思ったよりこの鎧攻撃受けれるんだよ。それを生かして戦ってたらこっちの方がやりやすくなったからこっちにしてる」
「あー、ライバルとか言ってたけど…もしかしてゆっちーと戦ったの?」
「あぁ、今までにない負け方をしたさ」
「勝ったんだ…ゆっちー…」
正直びっくり。外見はすごく手練れに見えるんだけど…
「ゆっちーは模擬戦は初めてって言ってたけど…すごい攻撃してくるんだよ…最後は体術を仕掛けられて負けた。いやはや、あれは見事にやられたよ」
体術??ゆっちーってそんな使ってたっけ?
「どんな体術だったの?」
「俺が二刀流で攻めてたんだけど…まず俺がこうやって切りかかって…」
テツヤが実際に剣を振りながら説明した
「そしてゆっちーの剣を防いだ瞬間に反対側の剣で攻撃したら何故か防いだはずの剣がその攻撃を受け流したんだよね…あれはマジですごかった…そして体制を戻そうとして下がろうとしたら右足でこのへんを思いっきりくらった」
ちょっと痛そう…もしかして…私がいつも足にナイフを刺して脅してるけど…いや脅しじゃないけど、あれわざと受けてるのかな…話聞く限り私のあのナイフも避けそうな感じなんだけど…ん?
「ゆっちーに弱点ってないのか?」
いや、私に聞くの??
そう思いながら顎に手を当て考えてみた。
ゆっちーの弱点………やっぱ軽く考えると不意打ちに弱そうな感じがするんだよね…あと剣じゃなく拳とかの対決に弱そう…
「多分だけど…不意打ちか拳に弱いんじゃない?」
「不意打ちに拳か…ゆっちーが目を覚ましたらリベンジするか!!」
「あーあと、ゆっちー今は双剣だよ」
「へー、双剣にしたのか、楽しみになってきたぜ!!」
テツヤさんは意外といい人なのかな?少なくとも前の人よりかは良さそうだけど…
「が、がんばってねー…」
正直どうでもよかった。
魔女襲撃から3日目…ゆっちーは相変わらず目が覚めない。
「なにしようかな…」
そろそろ暇になってきた。前までは異世界(地球)から人を呼ぶために忙しかったけどそれも終わってしかも召喚した人は呪いのせいで寝ている。ようするに暇人
「久しぶりにモンスターでも狩ろうかな…」
そういって剣を持ちさっそく平原にでてきた。
「一人じゃ厳しいからオークだけにしとこうかな」
そしてオーク狩りを始めた…
数分後
「はぁ…はぁ…疲れた」
今の討伐数は20体、そろそろ体力が限界に近づいたので家に戻ることにした
「少し寝ようかな…」
少しフラフラしながら布団に手をかけようとした瞬間
コンコンッ
「ん?なんだろう…こんな時間に」
今は夜中の8時くらいだ。こんな時間に客が来るのは珍しい
「はいー」
返事をしてドアに手をかけた。
「ウルミさん、こんばんわ。」
「あら、ウルミさん。どうしたの?」
またもや意外な客人だった。正直驚きながら聞いてみた
「えっとですね…ゆっちーさんの様子を見に来ようかと…」
「あーいいよー入って~」
そんなことか、まぁヨウカさんなら問題ないよね。
「ゆっちーはそこのベットにいるよ」
「はい、わかりました」
ウルミはヨウカに場所を教えて椅子に座った。
「あのー、今思ったのですが…ゆっちーさんって風呂入ってるんですか?」
「呪いで眠ってる間は入ってないね…普段は入ってるよ」
「え、ってことはもう3日間もはいってないってことですか!?」
「ま、まぁそうなるね…動けないし…」
というか、ゆっちー重たそうだから私じゃ洗いきれない。
「それは大問題です…3日間も体洗っていないとは…」
なんかすごく悩んでる…確かに私なら絶対イヤだけど…だからって他の人に洗ってもらうぐらいならそのままがいいっていうのがあるじゃない…??
そう思ってるとヨウカがとんでもないことをしだした。
「ゆっちーさんは私が洗います!!」
「え、えぇぇえーーーーーーーー!!!???」
流石に私は声を上げてしまった。
「ちょっと…??ヨウカさん??それはちょっと…」
「でも、このままだとゆっちーさんが起きた時、「うぅ…体洗ってないから臭い…」とか言い出しそうじゃないですか!!」
すごく似てるような声でゆっちーのモノマネをして説明してるヨウカ…うん、確かに嫌だけどそれとこれじゃ全然違う話になるからね?というか、熱いよ…ヨウカ。
「えーっと、でもほら…ゆっちーだって年頃の男なんだから、こういうことされる方がこ…じゃなく、嫌がるんじゃないかな?」
危うく興奮とか言ってしまうところだった!!
「あ…確かにそうですね…ならお風呂はいいですから、体だけでも洗いませんか?」
うーん…それならいいかな
「そうしましょ…」
最終的にパンツ1丁にさせて体を拭くことだけにした
魔女襲撃から4日目…なぜか2日目あたりからよく家に来るようになってきたのでウルミは1日中ドアに張り付いた。
コンコンッ…きた!!
そしてドアを開けると…
「お手紙でーす」
ミ(ノ_ _)ノ=3 ドテッ
今日も誰か来ると思って構えていたらこの仕打ちがきた…ウルミは本日、運命というものに恐れた。
魔女襲撃から5日目…ずっと動いていたから今日は疲れているウルミ…今日だけはゆっちーと同じようにグータラしている。今だけゆっちーの気持ちがわかる気がする…このままゆっくりと…眠りの中に………コンコンッ
ビクッ!!?
突然ノックが聞こえて飛び跳ねた。だけど眠気を妨げられたのでとてもイライラする。ゆっちーはいつもこんな感じなのかな…気をつけよう。
「はーい、どうぞ」
そうして扉を開けた。………誰!?
全く見覚えのない人が家にきた、柄の悪い不良にも見える。
「ちょっと失礼します、ね!!」
いうなり急に襲ってきた。よくあることだ。簡単に状況説明すると、この世界では女が1人暮らししてる所が結構狙われやすい。狙われる理由は人身売買、または…まーみなさんの想像でおまかせします。とりあえずそれらの目的のため、その家のことを調べタイミングを見図り誘拐する…って感じかな。ウルミはこれで16回目だ。あんまり来ないので(来て欲しくないけど)油断していたが…
「悪霊退散!!!」
叫んで魔法が発動した。予めに仕掛けていた罠だ、緊急時の時だけ悪霊退散と叫んで発動させる簡単な魔法の1つだ。ちなみにその魔法はさっき説明した通り罠みたいな物、唱えるとこまでは魔法っぽいのだがその後は別、まるで盗賊のアジトで使われているような罠だ。手足を縛り手と足に釘を打ち固定する…までがトラップの仕事だ。あとは人の手で…
「残念でしたー」
ザシュ!! これがこの世界で認められているやり方…指切り。
「あがああぁぁあああああ!!!?」
ウルミは実際に切るのはこれで9回目、最初らへんは人の指を切るのができなかったので他の人にやってもらったけど、途中からできるようになっていて、現在に至る。
「じゃーぽいっと」
切った指をある箱に入れた。後で…ゆっちーがいた世界では警察官かな、そこに届けるつもりだ。
「これは…広場にでも置いてくるかな」
そういって変態を広場に(触れたくないのでロープで引きずる)運んだ。
「あれ…??ウルミさん、その人は?」
「例のあれだよ」
ヨウカは納得したようだ。
「さすがウルミさんですね、変態さん達を撃退するなんて」
「あー、トラップにはめただけだよ、私がしたのは指を切るだけ」
「へー、ウルミさんはトラップを使うんですね」
珍しそうに頷くヨウカ、ちょっと気になったので質問してみた。
「ヨウカはどうやって対応してるの?」
「私はですね…」
バチバチバチ!!
「いつもこれで対応してます。これなら簡単に持ち運べるので」
そうして手にしたのは雷の小剣、ゆっちーのいた世界で表すならスタンガンを剣にしたような物だ。ちなみにサイズは手のひらサイズ。
「ヨウカって見た目の割には怖いね…」
次回をお楽しみに~