ショタ提督の戦場   作:大石蔵良 ショタ 提督

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かれこれずっとイベントだったのでほんわかな何事もない平凡を書くことにしました。


第30話 久しぶりの平凡

その後いざこざはあったもののなんとか結奇も無事この鎮守府に馴染めたようだ。

 

そして今日は大本営からの任務の指示もなく出撃命令すら出ていなかった。そこで長門と話し合った結果、今日1日鎮守府そのものを休暇にすることにした。

 

提督「ん、んーん!久しぶりの休暇だぁ!」

 

わけもなく寝起きざまにひとりで叫ぶ。

 

ゆっくりと髪を整え、顔を洗い、歯を磨く。普段は制服ばかりで疲れるのだが今日は柄にも会わず軽いスーツにした。

 

提督「そういえばしばらく喫茶店なんか行ってなかったな。たまには良いだろうか」

 

そう独り言を言いながらのんきに歩いてある行きつけの古い喫茶店に行く。

 

マスター「いらっしゃいませ。…?おやいつきさん久しぶりですね?」

 

提督「久しぶりです。長らく忙しかったのですが今日はたまたま休暇になったので、久しぶりにここのコーヒーが飲みたくなったんです」

 

マスター「なるほど。久しぶりに語りますか。いつものコスタリカコーヒーで?」

 

提督「はい。お願いします。あとコスタリカの豆を少し分けてくれませんか?職場でも飲みたいので。支払いはコーヒーと一緒に」

 

マスター「かしこまりました」

 

それから数分後

 

コトッ

 

マスター「お待たせしました。コスタリカコーヒーです。あとこちら豆です」

 

提督「ありがとうございます」

 

スッ…こくっ

 

提督「うん。ここのコスタリカコーヒーはやはりブラックに限りますね」

 

マスター「それは良かったです。それよりまた鎮守府の話を聞かせていただけますか?」

 

提督「ええ。山ほどありますから」

 

それから鎮守府で起きたこと、倒れたこと、結奇のことを話した。

 

マスター「はっはっはっは!いつきさんも苦労が絶えませんね」

 

提督「そんな笑わなくてもいいでしょう。しかし本当に苦労はいつまでも消えませんよ」

 

マスター「まだまだお若いのに。今日はこれからどちらに?」

 

提督「久しぶりに鎮守府の周りを歩いて、気が向けば釣りですかね」

 

マスター「まったく、相も変わらず変な人です」

 

提督「そうですか?あ、それではこの辺で。ごちそうさまでした」

 

マスター「またきてくださいね?」

 

代金をコトッとおき一礼して店を出た。

 

提督「ふぅ、久しぶりに話してすっきりしたなぁ」

 

その後沿岸沿いにゆっくりと朝の風を受けながら歩いていた。

 

提督「これだけ穏やかなら釣れるかもな」

 

そう思うと鎮守府に戻り物置から釣り道具一式を持って沿岸沿いのある一角で釣りを始めた。

 

クゥーっ!クゥーっ!

 

海鳥が鳴いている。

 

提督「平和だなぁ。少しウトウトしてしまうな」

 

その頃結奇はというと

 

鳳翔「まあまあ、落ち着いてください」

 

結奇「ヤダヤダ!パパのところにいきたいっ!」

 

鳳翔「あらあら…もぅ…提督どこに行ったんでしょうか」

 

と言いながら提督のいる沿岸沿いのちかくを歩いていた。

 

と、その時

 

結奇「あ!パパ!」

 

提督「ん?おー。結奇ですか。どうしました?」

 

鳳翔「すいません。お楽しみのところ。結奇さんが会いたいって言って聞かなくて」あわあわ

 

提督「まぁ、子供ですからね」

 

結奇「パパ…膝枕」コシコシ

 

提督「ん?良いですよ?ほら」

 

結奇「♪…スゥースゥー」

 

鳳翔「あらあらもう眠ってしまって。ほんとにパパみたいですね?提督♪」

 

提督「じゃあ、側にいる鳳翔さんはお母さんですか?」

 

鳳翔「なっ…!?なにをおおおっしゃってるんですか!」カァァッ

 

提督「冗談ですよ♪」

 

その後鳳翔と話は弾んだがいっこうに魚は釣れなかった。

 

 

 

第31話に続く




さて次回くらいで平凡を切り上げて次のステップに踏み込みますかね
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