第2作はさらに面白くしますよ!
長門「ふぅ、終わったな…はやくかえ」
パァンッ!
ドタッ
長門「銃声!?」
ドタドタ!
執務室から!まさか!
バンッ!
長門「いつき!いま!銃声…が…」
提督「……」
そこには何者かに狙撃され急所を撃ち抜かれて血を流して倒れている提督がいた。
長門「いつき!しっかりしろ!おい!」
提督「ん…なが…と、か」
長門「ああ!そうだ!私だ!」
提督「海戦…お疲れ様。みん、なは?」
長門「皆無事だ!怪我もしたやつもいたが!ちゃんと生きてる!だからお前が…死ぬな!」
提督「ごめん…な?ヤンチャが過ぎたみたいだ…うっ…!」
長門「まさか!大本営が!?」
提督「ああ…本来…大本営の規律に、さからう…など、極刑ものだからな…うっ!」
長門「くそ!私のせいだ…私が入れば…」
提督「ばか…自分を責めるんじゃない…命じたのは俺だ。それにそのおかげで多くの命が救えたんだ…本望だよ…」
長門「私は…っ!どうしたらいいんだ?お前がいなくなったら!金剛は!加賀は!?鳳翔は!?どうなる!?」
提督「すまなかったと…伝えてくれ…」
長門「ばか…野郎…っ!」
提督「なぁ、長門…」
長門「ん?」
提督「そろそろ…眠い…んだ」
長門「そう、か…」
提督「ひざまくら、して、くれるか?」
長門「お安い御用だ…」ニコッ
提督「暖かい…」
長門「いつき…ありがとう。ゆっくり休め」
提督「長門…愛してる…お、やす…み」
長門「うっ…グスッ!うわぁぁぁん!うあっ!ああぁぁぁ!」
ドタドタドタドタ!
鳳翔「長門さん!?どうしま、した?」
長門「うっグスッ…」ギュッ
提督を抱きしめる。
鳳翔「そんな…うそ…」
金剛「どうシマシタ?ん?テートク…え、そ、その赤いのってまさか…血…?そんな!」
そっと抱きしめる長門を避けて体に触れる。
金剛「冷たい…テートク?そんな…なんで!」
加賀「騒がしいですよ?」
鳳翔「加賀さん…提督が…」
加賀「っ!?提督!長門さんどういうことですか!?これは!」
長門「大本営だ…っ!」
加賀「大本営…」
金剛「そもそもどうして大本営がこんなことを…っ!」
長門「私の責任だ…!」
鳳翔「長門さん?」
みんなに事情を話す。
鳳翔「そんなの!納得できません!そんなの…っ!」
加賀「戦術的にも提督は正しかったのに…」
金剛「…る。殺してやる!大本営なんて!」
鳳翔「落ち着きなさい!そんなこと!提督は望みません!とにかく!提督をちゃんと見送ってあげましょうよ!それが先決です!」
その後本山いつき中将の葬儀は厳かに行われた。
わずか17での他界だった。
長門「いつき…私達は負けない!」
その後本山中将の鎮守府は母の薫大将の管轄になり彼の艦隊は最強と呼ばれるほどの戦果をあげ。彼の葬儀から僅か3年で全深海棲艦の拠点を撃破。
完結
50話という長い小説お読みいただきありがとうございました!今後とも艦隊コレクションを題材に小説を仕上げていくのでお楽しみに!今回は悲恋の最終回となりましたが次回作ではハッピーエンドを迎えられるよう努力します!