汝は人狼なりや?verデレマスガールズ   作:まそらぱっく

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【前回のあらすじ】



P「さて、ようこそ346村人狼ゲームへ。僕はGMのプロデューサーです。もう覚えてくれたでしょうか?」

P「・・・・・・・・・覚えてくれたでしょうか?(小声)」

P「なんか、霊界組がわいわいがやがやしてる中GMは1人もの寂しく解説しなきゃならないのは辛い・・・・・・アイドル達と会話したぁい。」

P「うん。喋れば喋るほど成年男性特有の寂しい気持ちになってきたので、そろそろ【3日目昼】のアイドル達の行動のおさらいをしてみましょうか。」





【3日目投票結果】





『投票した人(入れられた票)・・・投票先

幸子(0)・・・・・・・・・・・・莉嘉
小梅(0)・・・・・・・・・・・・莉嘉
輝子(0)・・・・・・・・・・・・莉嘉
李衣菜(0)・・・・・・・・・・・莉嘉
みく(1)・・・・・・・・・・・・莉嘉
莉嘉(9)・・・・・・・・・・・・みく
きらり(0)・・・・・・・・・・・莉嘉
卯月(0)・・・・・・・・・・・・莉嘉
凛(0)・・・・・・・・・・・・・莉嘉
杏(0)・・・・・・・・・・・・・莉嘉





       投票の結果、
      ”城ヶ崎莉嘉”
      が処刑されました。』





【3日目昼関係まとめ】
【占い】
 みく:きらり○→莉嘉●
李衣菜:杏○→卯月○
  凛:幸子○→小梅○
【霊能】
 幸子:みりあ○
 輝子:みりあ●
【噛み】
P→未央
【吊り】
みりあ→莉嘉
【グレー】
莉嘉





P「要点だけまとめると、みくちゃんが初めて占い師の中で●を出したから、●を出された莉嘉ちゃんを吊って、みくちゃんが信じられる占い師か信じられない占い師かを判断しようっていう展開でしたね。」

P「【2日目昼】も【3日目昼】にも言える事は、どちらも役職を名乗っているアイドルを吊らないで、潜伏しているであろう人外を吊る作戦だったということです。」

P「村人側からすれば、真実の役職を自分たちで吊るリスクを無くし、グレーを吊る事で炙り出す静かな作戦でした。【3日目昼】までは。」

P「本日お送りする【4日目昼】。それは物語がついに動き出す起承転結の転。村人陣営達は人狼陣営と妖狐陣営に惑わされながら、勝利敗北を決定する一手を打ち出します。」

P「そしてそのアイドルを吊る決断を迫られる村人は・・・・・・?続きは、本編にてどうぞ。」



346村人狼ゲーム 4日目昼

 

 

 

 

 

 

    4日目の朝になりました。

      ”多田李衣菜”が

    無惨な姿で発見されました。  』

 

 

 

 

 

【4日目昼】

<議論開始>

 

卯月「おはようございます。って、李衣菜ちゃんが噛まれちゃったんですか・・・。」

 

杏「うわっ。・・・まじで?」

 

幸子「そんな・・・・・・凛さん嘘ですよね?」

 

小梅「〇判定してくれたから、まだ信じたいけど、この結果はちょっと・・・・・・」

 

 

凛「・・・・・・・・・なるほどね。昨日は頭悪いフリしてた訳・・・・・・人狼め、私をハメるつもりか。」

 

 

きらり「は、ハメようとしてたのは凛ちゃんにょわー!」

 

輝子「・・・・・・ま、まあ。みんな言いたいことあるだろうけど・・・とりあえず自称役職持ちさんは・・・・・・結果教えようよ・・・・・・フフ。」

 

みく「そうにゃー!もうとっとと早く結果を教えるにゃー!」

 

幸子「じゃあ今回は皆さん結果を淡々と答えましょうか。1つ1つの結果に反応してたら、昨日のみくさんみたいに忘れ去られたりするかもしれないですし。あ、みくさんはまだ占い結果言わないでくださいね。」

 

みく「え、なんでにゃ!?言わないでいいってどういうことにゃー!」

 

輝子「あ・・・・・・やっぱりそうだったのね。幸子ちゃん・・・・・・。」

 

幸子「いちおー優しく言いましたけど、もうみくさんに対してはきつく言っても良いみたいですね。訂正します。『もうみくさんの占いは嘘だって判明してしてますから混乱するので占い結果言わないでください』。」

 

 

幸子「霊能者CO。莉嘉さんは〇でした。よって●判定を出したみくさんは偽占い師確定。破綻ですね。」

 

輝子「みりあちゃんに●判定だったからゲーム続いてる時点で言う必要ないけど・・・・・・フフ、霊能者CO。莉嘉ちゃんは〇。さよならみくちゃん・・・・・・。」

 

凛「私の真偽はまだ分からないけど言うよ。昨日の予告占い通り、卯月を占った。理由は昨日莉嘉が言ってたけど、全く喋らなかった杏と卯月が急に喋り始めたから。どっちか迷ったけど、票がたくさん入ったのに李衣菜が占ったのが人狼同士庇っているように見えたんで占ったよ。結果は〇。これで卯月は『確定白』の村人側判定が出たね。」

 

卯月「か、確定白・・・?それってどういう意味です?」

 

凛「簡単な話だよ。みくは既に偽占い師として破綻している。とすると噛まれた李衣菜か私のどちらかが素村人視点だと真の占い師って訳だよね。【3日目昼】に李衣菜は卯月に対して〇判定、今日は私が卯月に〇判定。どちらかが真の占い師だから、両方が〇判定を出している時点で卯月は信用できる村人側の人間って訳だね。」

 

小梅「これで、卯月ちゃんが進行役として、もってこいだね。」

 

幸子「卯月さんは絶対村人側だって事が証明されましたから、暫定白やグレーの人が進行を乗っ取って村人側を敗北に進めようとすることが無くなったんですし!」

 

杏「卯月が確定白だしこれから進行よろしくー。杏を昨日占って確定白にしなかった事『だけ』は褒めてあげるよ凛~。私進行とか面倒くさいしー。」

 

凛「だけ・・・?まるで私が偽占い師ってもう決め付けてるみたいな言い方だね。必ずしもそうじゃないことは後で証明してあげるよ。私視点だと『人狼の正体は分かったからね。』」

 

みく「ちょ、ちょちょっと待つにゃ!進行役さんに抜擢された卯月チャン!」

 

卯月「な、なんですか偽占い師確定のみくちゃん!」

 

みく「うっ・・・・・・天使な卯月チャンにニセモノ確定とか言われるのは結構キツイにゃ・・・・・・。」

 

杏「ま、実際偽物だって分かったしね~どうせ吊り確定だし黙っててよー。」

 

みく「い、いやにゃ!!確かにみくは嘘を付いてたにゃ!でも、村人側の『最終兵器』だから吊るのはやめてほしいって思っているにゃー!」

 

卯月「最終兵器・・・・・・ですか?」

 

みく「そうにゃ!だってみくは・・・・・・・・・。」

 

 

 

みく「占い師COを取り下げるにゃ!みくは狩人にゃ!村人を守る狩人なのにゃー!」

 

杏「うーんこの。」

 

卯月「えー!?本当ですかー!?」

 

輝子「さすがに無理ある・・・・・・でしょ。って卯月ちゃんナイスリアクション・・・。」

 

卯月「えっと・・・それが本当なら、今までの護衛先を明かしてください!」

 

みく「え!!!?えっと~~~。えーーーっと。そ、そうにゃ!【1日目夜】はゲームのルール上Pチャンは助けられなかったにゃ!【2日目夜】は李衣菜チャン守ったの!占い師だけは噛まれないようにね!そんで【3日目夜】は幸子チャン守り!みんなが幸子チャン守れって言ったから守ったんだよ!もっと褒めてにゃー!」

 

卯月「守り先としては正しそうに見えますよね・・・・・・。」

 

みく「でしょー!それに対抗COしてくる狩人チャンもいないにゃー!つまり、みくが本物の狩人さんにゃー!」

 

きらり「いい加減にしてください。」

 

幸子「!!?」

 

杏「あ、きらりの丁寧語。マジギレなやつだ。」

 

小梅「ホラー映画並の怖さ・・・あの子も震えてる・・・。」

 

卯月「え、えっと・・・・・・きらりちゃんそれ私に怒ってるんですか・・・?下手な進行してたらごめんなさい。」

 

きらり「・・・・・・・・・ううん、卯月ちゃんにはまったく怒ってないにぃ。きらりが怒っているのは、昨日まで信用してたそこの偽占い師みくちゃんにぃ。」

 

みく「え、え!?で、でもみくは狩人だから偽占い師なのは証明されてるでしょー!怒る要素じゃないよ!対抗狩人も出ないし、みくが本物!だから吊る必要はないもん!」

 

きらり「・・・・・・・・・狩人ちゃん、例えまだ生きていても、今対抗COする必要はないにぃ。だって、対抗COなんてしたら人狼に噛まれちゃうし、対抗COなんてしなくても、みくちゃんはもう破綻しているからにぃ。」

 

みく「え、え、なんでにゃ!?みく何も間違った事なんて言ってないもーん!」

 

きらり「よーく耳の穴かっぽじって聞くにぃ。」

 

 

 

きらり「『狩人として潜伏していたのなら、どうして真実か偽物か判断できないのに、莉嘉ちゃんに●判定だした?』」

 

 

みく「・・・・・・・・・んにゃあああああ!!!!!!」

 

幸子「そこですよねー。占い師を騙る事自体は、狩人は別に禁止されていませんけど、●判定なんてグレー候補にだって出しませんよね。知らないのに●判定を出す行為はつまり、『村人側を誤認させる判定』ですから。狩人の動きとは到底思えません。」

 

輝子「貴重な吊り数を減らした罪・・・・・・自分の首で償ってもらうよ・・・・・・フヒヒ。」

 

杏「ってことでみくは大人しくしといてねー。私たちの仲間の莉嘉ちゃんを吊らせた罪、十分反省してねー。」

 

みく「う、うぅー・・・・・・。」

 

輝子「それにしても・・・・・・みくちゃん結構粘った・・・・・・。議論時間だいぶ持って行かれたよ・・・・・・。」

 

幸子「正体が何かは確定出来ませんけど、狩人にまで成りすまして言い逃れるその生存本能は妖狐っぽいですね。私目線潜伏人狼はいるはずですし、LW(ラストウルフ)はないでしょうしね。言われてみれば昨日みりあちゃんが狂人、妖狐の可能性があるって言ってたのは、村人側に既に妖狐か狂人はいないように思わせる作戦だったのかもしれません。」

 

凛「それじゃあ、とりあえず今日は妖狐、人狼の可能性があるみくを吊るのは自然な流れだね。」

 

杏「おっとーー?おやおやー?」

 

凛「・・・どうしたの、杏。」

 

杏「悪いけど、残った時間はもう1人の容疑者の弁明に使わないとねー。逃がさないよー。」

 

幸子「そうですよ凛さん!私も小梅さんも、あなたが本物の占い師であるっていう自信が今にも崩れ落ちそうなんです!私たちが納得できる理由を教えてください!」

 

小梅「そうだよ、凛ちゃん。ここできちんと人狼が李衣菜ちゃんを噛んだ理由を教えてよ・・・。」

 

卯月「えっとー・・・。あれれ?なんで皆さん凛ちゃんを疑っているんですかー?」

 

杏「うわーお。卯月は自分が疑われてる時の票数とか覚えてるのに、相手の疑いに関しては鈍いよねー。もし卯月が確定白村人じゃなかったら、わざととぼけてるのかと思って、めっちゃ疑ってたよー。」

 

卯月「え、えーっと・・・。ご、ごめんなさい。教えてくれませんか?」

 

幸子「簡単に説明するとですね、自称占い師のみくさん、李衣菜さん、凛さんの3人のうち、誰か1人は本物の占い師だったんです。現在確定で破綻しているのはみくさんただ1人。本来李衣菜さんと凛さんが2人生き残っていた場合はどちらが本物の占い師なのかまだ分からない状況でした。」

 

幸子「でも、【4日目昼】の今日。李衣菜さんは噛まれたんですよ。」

 

卯月「・・・・・・あ、なるほど!つまり李衣菜ちゃんが噛まれたってことは人狼と妖狐では無かった。つまり、李衣菜ちゃんは占い師で、残った凛ちゃんは・・・・・・・・・え、偽物って事ですかー!?」

 

凛「だから、私は本物の占い師だって。幸子も小梅も卯月も、みんな〇で合ってるでしょ?」

 

幸子「そ、そーなんですよ。」

 

小梅「占い結果は合ってるよ・・・。」

 

卯月「あれれ・・・どういうことなんでしょう。」

 

きらり「正直〇判定なんて偽物占い師でも簡単に出せるにぃ。みくちゃんがやってたみたいにね。正直凛ちゃんにも、みくちゃんにも、まんまと騙されたにぃ・・・。」

 

杏「で、そのみくのおかげ(せい)できらりはグレー判定に戻っちゃったしね。」

 

きらり「い、痛いとこつくにぃ・・・。真の占い師判定じゃなかったから、また誰からも占われていない状態と変わらなくなっちゃったしぃ。」

 

杏「じゃ、疑ってかかるねー^^」

 

きらり「杏ちゃん手厳しいにぃ・・・。」

 

幸子「・・・と、ともかく。卯月さんも気づかれた通り、このままだと噛まれた李衣菜さんが真占い師で、判別不能の凛さんは偽占い師として判断しなくちゃならなくなりますよ!」

 

小梅「だから、みんな納得できるような理由を聞かせて、凛ちゃん。」

 

卯月「それじゃあお願いします。」

 

凛「分かった。ちょっと長くなるから分けて話すよ。このまま黙って人狼の思惑通りに事が進むのは癪に障るしね。」

 

凛「まず、私から見ると私はもちろん占い師。だから、李衣菜が噛まれるまで占い師は人狼と妖狐が騙っているものだと思ってた。」

 

凛「でも【4日目昼】に李衣菜は噛まれた。ここから察することができる可能性は『李衣菜は噛まれることが出来て、かつ嘘を付くことが出来る狂人だった』ってこと。」

 

凛「そして人狼は、私と李衣菜がどちらが狂人なのか分からないのに噛みに来たのよ。実際李衣菜と私は【3日目昼】・・・・・・昨日の時点でまだ〇判定しか出していなかった。」

 

輝子「・・・・・・なるほど。〇判定しか出していないってことは・・・人狼からしてみれば本物か見分けがつかない、よね・・・・・・。」

 

凛「しかし人狼は【3日目昼】の『狩人護衛先指定』を聞いて思ったのよ。あ、そうだ。今なら人狼を判別出来る占い師を噛めるってね。」

 

小梅「ご、ごめんなさい・・・私が幸子ちゃん守った方がいいって言ったばかりに・・・。」

 

杏「まーあれは仕方ないよね。幸子護衛は私も納得しちゃったし。正直人狼側がギャンブルに出ても大丈夫って思っちゃったしねー。」

 

幸子「ボクとしては生存出来て確実にみくさんの正体を皆さんにお伝え出来る手だと思ったので異議は唱えなかったんです。小梅さんの判断は合ってたと思いますよ。」

 

小梅「あ、ありがとう・・・。」

 

凛「ま、私も正直3人の占い師配役は私が占い師で、李衣菜とみくのいずれかが人狼、妖狐だと思っていたから、噛まれても占い師ローラーでどうにかなるって思ってたわけ。」

 

凛「でも違った。奴らからは『占い師に人狼がいない』って事が分かっていたのよ。」

 

卯月「あ、そうですね!人狼は他の人狼と夜にお話できますし、占い師の内訳には気づいていたって訳ですか!」

 

凛「そう。人狼は占い師3人が本物、狂人、妖狐である事を知っていた。そして幸子も薄々勘付いていたみたいに、人狼にもみくは妖狐に見えたのよ。」

 

幸子「・・・・・・狂人が騙る時の役割は、本当は〇判定の人に●、本当は●判定の人に〇を出して人狼に気づいてもらいつつ、人狼の数を村人から誤認させることがですよね。そして、吊り数を減らすために自ら吊られること。」

 

幸子「昨日のみくさんの莉嘉さん●判定は確かに人狼目線から見ても狂人か妖狐か分かりません・・・・・・・・・でも。」

 

幸子「やたらと妖狐がいないように振舞っていたり、凛さんに『明日吊られるのはみくだよ』って言われた時にはぐらかしたコメント。吊られたがる狂人の反応とは思えませんね。」

 

凛「そこで人狼は狂人か本物か判断出来ないけど、とりあえず【3日目夜】は確実に幸子を守っているから李衣菜か私のどちらかを襲うことにした。」

 

凛「そしてもし外れたとしても、確実に次の日に村人は残った占い師を偽物として排除してくれる、って考えた訳。どう?納得してくれた?」

 

杏「人狼側の狂人切り捨てかー・・・。確かに、本物と見分けがつかない狂人とか邪魔だし、私が人狼だったら噛んじゃうかもなー。」

 

幸子「例え切り捨てたとしても、人狼側からすれば人狼さえ生き残っていれば勝利ですしね。矛盾しているようには聞こえません・・・よね・・・?」

 

小梅「説明聞く前よりは信用出来るかも・・・。」

 

幸子「正直ボクはセオリー通りに拘るとこあるんで頭固くって・・・・・・人狼による狂人切り捨てなんてパターンなんて気づきませんでした。ですから目からウロコな気分ですよ。」

 

杏「じゃあさー。そんな凛は一体誰が人狼だと思う~?確かさっき『人狼の正体は分かった』って言ってたよね。」

 

凛「うん、良かった聞いてくれて。そう、ここで分かるのは『何故人狼側には狂人の正体が分からなかったのか?』ってこと。」

 

幸子「狂人は人狼に対して〇判定か、村人側に対して●判定を出せば気づいてくれますよね。」

 

小梅「それで気づかないって事は・・・・・・つまり、李衣菜ちゃんと凛ちゃんの両方から占われている人はみんな本当に村人だった、って事かな?」

 

凛「そう。だから人狼側はいつまで経っても狂人がどちらか分からなかった。つまり、私と李衣菜の2人に占われていないアイドル・・・・・・それが人狼ってこと。ねえ。」

 

 

 

 

 

凛「ねえ、そうだよね。きらり。それと輝子。」

 

 

幸子「!!?」

 

卯月「え、えぇー!?」

 

杏「ま、みくのトンチンカン占い除いて占われていないのって2人だけだし、凛視点だと幸子は本物の霊能者だから、まだ2匹の人狼は生きているしねー。」

 

幸子「ぼ、ボクの潜伏人狼1匹、騙っている人狼1匹っていう意見とも一致します!」

 

凛「そう。馬鹿なフリをして村人側を次々に襲った人狼の正体。それがきらりと輝子だよ。」

 

きらり「ま、待つにょわー!きらりは今、確かにグレーだけど、正真正銘真っ白の村人だにぃ!信じて欲しいよぉー!いつ村人側が不利になるような発言したんだにぃー!」

 

幸子「た、確かにきらりさんは議論の邪魔になるような発言はしていませんけど。それって隠れている人狼の動きとしても当たり前ですよね・・・・・・?」

 

きらり「そ、そんなぁー!」

 

輝子「フ、フフヒ・・・・・・酷い言われよう・・・・・・。【3日目昼】はみくちゃんと意見が割れたと思ったら、【4日目昼】は凛ちゃんと意見が割れるとか・・・・・・輝子の未来はお先真っ暗だよ・・・・・・。」

 

凛「輝子は何か反論ある?」

 

輝子「私は嘘付いてないよ・・・・・・。でも、霊能者としての役割は既に終わっているし・・・・・・残り1匹の人狼と残り1匹の妖狐を見つけてくれるっていうのなら・・・・・・吊って中身を見てもらってもいいよ・・・・・・フフヒ。私目線だと村人側に余裕あるしね・・・・・・。」

 

凛「どっちかって言うと遺言みたいになっているけど・・・。ま、いいか。さて、これでもう消化試合って感じだけど。」

 

幸子「今の意見が合っているとすれば、後はこの3人を吊りあげれば終わりですね・・・。」

 

小梅「幸子ちゃんは、疑っているの・・・?」

 

幸子「い、いや。話を聞いたら納得はしたと言えばしたんですよ。後人狼の正体も。グレーな2人ですし、輝子ちゃんはボクの対抗の霊能者ですから始めから敵って分かってましたし。でも・・・・・・次で『半PP』になるんですよね。そんなチャンス。人狼が逃すでしょうか・・・?」

 

卯月「えっと、幸子ちゃん。」

 

幸子「はい?」

 

卯月「『半PP』って言うのは何なんですか?」

 

幸子「あ、専門用語使ってごめんなさい。半PPって言うのを説明する前にPPを説明しますね。PPって言うのは『パワープレイ』の略で、人狼側が人狼CO、狂人COをすることで勝利条件を満たす戦法なんです。」

 

卯月「え、そんなことしたら人狼吊られないですか!?」

 

幸子「普通は喋ったら吊られちゃいますよね。でも、例えば3人生存者がいて・・・その内訳が村人、人狼、狂人なら勝負は?」

 

卯月「えっと、狂人さんは人狼陣営ですけどカウントとしては普通の村人だから村人陣営が2人で人狼が1匹。まだ勝負は終わっていないですよね。・・・・・・あ、でも人狼さんが『僕は人狼だから狂人さん出てきて。村人さんに票を入れよう』って言ったら村人さん負けちゃう!」

 

幸子「そう、これがPPです。村人側が議論をしないまま負けちゃうんです。半PPっていうのはPPと違って生存者が偶数人いるときに発生するんですけど、確実に人狼側が名乗りをあげれば引き分け以上に出来る状態の事を指すんですよね。」

 

杏「だからさー素村人は『最終日だけは騙ってもよい』なんだよねー。村人が人狼を騙ってCOしたら、狂人はどっちに投票するか50%の確率だもんねー。詰み防止のルールってことー。」

 

卯月「あー!そういうことだったんですね!なんで最終日だけ素村人さんが騙っても良いかやっと分かりました!」

 

幸子「ま、凛さんが昨日おっしゃっていた通り、ボクなりに人狼の気持ちになったら、引き分けの芽を潰してまで占い師を噛むギャンブルをするかなって思っただけですけどね。最悪の手だけは打ちたくないですから。」

 

卯月「最悪の手・・・・・・・・・。昨日杏ちゃんも言ってましたね。」

 

杏「んー?言ってたっけそんなこと~。」

 

きらり「わ、忘れっぽいなぁ杏ちゃんは!昨日みりあちゃんの真偽判定できないって言ったところで言ってたよぉ~。」

 

杏「あー。んー。言ったっけ?」

 

きらり「とほほにぃ・・・。」

 

卯月「でも、その最悪の手を打たないって考え方好きです。引き分けだったり、負けだったり、失言だったり。人それぞれだけど、私にだって打ちたくない手あるんだもん。」

 

輝子「えぇーっと・・・・・・・・・ちょっといいかな。」

 

卯月「なんでしょうか?」

 

輝子「もう3分くらいしかないみたいだから手短に投票先・・・・・・決めて欲しいかなぁ・・・ってね。」

 

幸子「あー!本当です!議論と推理をしすぎて結論が出てませんよぉ!」

 

小梅「意外と話し込んじゃったね。それじゃあ卯月ちゃんお願い。」

 

卯月「え、えぇ!?わ、私ですか!?」

 

杏「当たり前じゃーん。今日のお話は正直色々な可能性が考えられるしー。配役が分かってるGM以外は最良の手なんて打てやしないしね。かと言って村人陣営でもないやつに村人陣営の大事な投票先決定を任せられないし。」

 

小梅「卯月ちゃんが思う最悪の手を打たない人に投票すると、いいよ?」

 

卯月「わ、分かりました・・・・・・・・・それじゃあ、投票先、指定します!!」

 

 

 

 

 

卯月「指定、渋谷凛ちゃんです!!!凛ちゃんに投票してください!!」

 

輝子「・・・・・・まさかの凛ちゃん。」

 

杏「うおおびっくり。」

 

凛「ねぇ卯月。ちゃんと私の話聞いてた?」

 

卯月「・・・・・・うん。聞いてましたよ、凛ちゃん。」

 

凛「それじゃあなんで私?最悪、きらりと輝子じゃなくてもいいから妖狐っぽいみくを吊るべきだと思うんだけど。」

 

凛「それに私の方がみくより確実に情報残してるし。納得できる理由がなきゃ不満だな。」

 

卯月「・・・えっと、その。最悪の手、可能性を考えてみたんです。凛ちゃんの視点から見た考えだと、狂人が噛まれてもういませんよね?」

 

凛「う、うんそうだけど。」

 

卯月「だったら、私の視点から見た考えを聞いてくれませんか?幸子ちゃんと輝子ちゃんがまだ私からだとどちらが本物か分からないんです。」

 

卯月「とすると、村人陣営からすれば、最悪なのって幸子ちゃんの狂人が生きているなんですよね。」

 

卯月「それはつまり、死んじゃった李衣菜ちゃんが本物で、凛ちゃんが偽物だって事なんです。」

 

凛「私の意見を聞いたうえで、今日の議論を全部白紙にして、卯月は私に入れるの?」

 

卯月「・・・・・・だって、この状況って誰であろうと占い師を信用するのが1番危険なんです。凛ちゃんの言い分は分かります。分かりますけど、もしも凛ちゃんが嘘を付いているかもっていう可能性が残っている以上、凛ちゃんの占いを信じた進行をしちゃいけないと思うんです。」

 

卯月「ここでもし凛ちゃんが本物の占い師だとして、李衣菜ちゃんが狂人だったとしても、次の日の生存者6人の配役は、村人側2人、妖狐1人、人狼2人、狂人1人で半PPの可能性が残りますから、村人側の『負け』はまだ決まっていないんです。」

 

凛「確かに最悪引き分けは残っているよね。でもさ、私よりも既に破綻しているみくを先に吊らないのはなんで?別に吊られる事に関しては文句ないけど、妖狐か人狼が確定しているみくよりも本物の可能性が少しでも残っている私を先に吊るのは納得できないな。」

 

幸子「そ、そうですよ卯月さん!どうしてみくさんを放っておいて、凛さんを先に吊るんですか!?」

 

卯月「みくちゃんはみんな思っている通り、妖狐の可能性が高いと思うんです。人狼側にとって妖狐が生き残っている限り勝ちの目はありませんから、ここはみくちゃんをあえて生き残らせた方がいいと思うんですよ。」

 

杏「なるほどねー。みくをさっさと吊ってくれないと人狼は勝てないし、『早くみくを吊ろう!』って明日大声で発言する人は人狼の可能性が出るってことだねー。」

 

幸子「潜伏している人狼を炙り出す作戦ですか。なるほど、それも1つの名案ですね・・・。」

 

輝子「だーかーらー・・・・・・もう、村人に扮している潜伏人狼なんていないって・・・・・・。」

 

卯月「でも、幸子ちゃんか輝子ちゃんどちらが嘘を付いているか分からない以上、最悪の手を考えて行動すれば、今日は役職を持っていて、敵である可能性が少しでも残っている凛ちゃんを吊ることで間違いないと思うんです!・・・例え、人狼が影からほくそ笑んでいたとしてもです。」

 

 

凛「・・・・・・・・・そう。卯月は負けるよりは引き分けを取るって事なんだね。」

 

卯月「・・・・・・ごめんなさい。今まで噛まれた皆さんのためにも、私は村を引っ張る進行役として、人狼と妖狐に負けることだけは絶対嫌なんです。皆さんよろしいですか・・・?」

 

きらり「村人のために友達を吊る勇気・・・・・・卯月ちゃんはすごいにぃ。私は凛ちゃん吊り賛成だよ!」

 

幸子「私も驚きました。でも、進行役を任せた以上卯月さんの意見に歯向かいませんよ。凛さん吊りやりましょう!」

 

小梅「私も卯月ちゃんの意見に賛成かな。最悪でも引き分けに持ち込めるし良いんじゃないかな。」

 

輝子「フフヒ・・・・・・・・・本当に、私ときらりちゃんが人狼なら失った半PPを・・・・・・引きわけを呼び込んでくれるありがたい展開だけど・・・・・・まあ、確定白の卯月ちゃんがいうなら従うよ・・・・・・。」

 

みく「みくは生き残れるならなんだっていいにゃあ!ホントのホントで狩人だから、嘘付き凛ちゃん吊りには賛成だよ!!」

 

杏「破綻して言い張れるなんて、みくってタフだなぁ。あ、杏も凛吊り了解だよ。それと人狼は私を早く噛んで休ませてよー。霊界行ってごろごろしたいよー。」

 

凛「人狼の手のひらで踊らされてる感は拭えないけど・・・・・・仕方ない。真占い師だって事を証明できなかった私の力量不足だね。今日はみんなのために喜んで吊られることにするよ。」

 

幸子「いいえ、凛さんは正しい占いでよく私たち村人を導いてくれたと今でも信じてますから!お疲れ様でした!」

 

凛「幸子ってば優しいね。じゃあ、タイムリミットが来たみたいだし、投票に移ろうか。」

 

卯月「そうですね、そうしましょう!それでは皆さん、凛ちゃんに投票して、人狼の怖い夜に備えましょう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『投票した人(入れられた票)・・・投票先

 

幸子(0)・・・・・・・・・・・・凛

小梅(0)・・・・・・・・・・・・凛

輝子(0)・・・・・・・・・・・・凛

みく(1)・・・・・・・・・・・・凛

きらり(0)・・・・・・・・・・・凛

卯月(0)・・・・・・・・・・・・凛

凛(7)・・・・・・・・・・・・・みく

杏(0)・・・・・・・・・・・・・凛

 

 

 

 

 

       投票の結果、

       ”渋谷凛”

      が処刑されました。』

 

 

 

 

 

凛「もっと早く人狼の狡猾さに気づいていたら………ううん、李衣菜が噛まれた時点で、生き残った私は吊られる運命だったんだろうね。」

 

凛「敵の可能性が少しでもある私を吊ってくれてありがとね、卯月。これで勝利に近づくはずだって信じてる。…本当に卯月は強い人間だね。」

 

凛「私がいなくても、お願い。絶対勝ってよね……?」

 

 

 

 

 

【4日目昼】

<議論終了>










P「さーて、大混乱不可避な【4日目昼】でした。どうですか、展開についてこれましたか?どうして確定白村人である卯月ちゃんが凛ちゃんを吊るように指定したか。その理由を関係図と共に紐解いていきましょう。」





【占い】
 みく(破綻):きらり○→莉嘉●
李衣菜(噛み):杏○→卯月○
  凛:幸子○→小梅○→卯月○
【霊能】
 幸子:みりあ○→莉嘉○
 輝子:みりあ●→莉嘉○
【狩人】
 みく(破綻):李衣菜→幸子
【噛み】
P→未央→李衣菜
【吊り】
みりあ→莉嘉→凛
【確定白】
卯月
【グレー】
きらり、輝子





P「【4日目昼】前半戦。それはみくちゃんの破綻ですね。この流れは掴めたのではないでしょうか?」

P「狩人だとしても、真偽が分からない相手に対して●判定を出した時点で村人陣営に迷惑をかけています。それはつまり、みくちゃんが村人陣営以外の存在であることの証明という訳ですね。」

P「さて後半戦の流れは、噛まれた李衣菜ちゃんと生きている凛ちゃんの正体追及。そして確定白村人として進行役になった卯月ちゃんの投票指定という濃密な展開となっています。」

P「後半の流れも凛ちゃんの説得までは読めば分かると思います。しかし、凛ちゃん視点が合っていれば人外は全て露呈しているというのに、何故凛に人外予想されたみくちゃん、きらりちゃん、輝子ちゃんのうち1人を吊らずに、卯月ちゃんは凛ちゃんを吊ったのでしょうか。」

P「それは凛ちゃんの真偽を村人陣営の誰もが判断することができないということにあります。占い師は凛ちゃんか李衣菜ちゃんのどちらかですから、例え真占い師と自分から主張しても凛ちゃんが村人陣営という証明にはなりません。凛ちゃんも李衣菜ちゃんも占い先には○判定しか出していないので、そちらも証明にはなりません。凛ちゃんが死んでいないので霊能者は真偽を確認できません。」

P「つまり、凛ちゃんが言っていることが合っていようが嘘であろうが、凛ちゃん以外の誰もその証言に確かな裏づけを取ることができないのです。」

P「そこで、考えられるのは凛ちゃんが言っていた李衣菜が狂人だから噛まれた説。それと凛ちゃんは嘘を言っていて、李衣菜が本当の占い師だから噛まれた説です。」

P「前者は既に人外が露呈していて、後は吊るだけ。村人に多少有利な説。後者はまだ沢山の可能性があり、【4日目昼】に吊る人間を間違えれば、最悪村人陣営が詰む場合だってある説です。」

P「そこで確定白判定を貰った卯月ちゃんが取った行動。それは凛ちゃんの真偽は分からないので、最悪のシチュエーションである敗北だけは免れようという、ある意味消極的な作戦だったのです。」

P「これなら凛ちゃんが真占い師のパターンの場合次の日に狩人が護衛失敗したとしても残った6人の生存者の内訳は『村人側3人狼2妖狐1』となり、次の日確定人外のみくちゃんが人狼であれば『村人側2人狼1妖狐1』でほぼ確実に引き分けです。」

P「ん、妖狐がいる時の引き分けってどうするのって?よくぞ聞いてくれました。」

P「まず村人は1人自分に投票するように宣言します。するとこのままでは村人の1人が吊られ、妖狐が生きているのに人狼の勝利条件が満たされてしまいます。」

P「人狼側としては負けてしまうのはこりごりです。そこで村人は提案します。人狼さん、妖狐が誰か教えてよ、と。」

P「人狼側はほぼ確実に噛むか嘘を見破って妖狐の居場所を特定しているので、人狼COし妖狐が誰か教えます。」

P「すると、人狼は妖狐に。名乗りを上げた村人は妖狐に。残り1人の村人は名乗りを上げた村人に。妖狐は死にたくないので名乗りを上げた村人に投票します。」

P「つまり『嘘をついて間違った場所に投票した陣営は負けるシチュエーション』となり、結果引き分けとなるわけです。」

P「みくちゃんが妖狐の場合はこのままみくちゃんが名乗りを上げなければ『村人2人狼2』で人狼勝利となりますが、妖狐は負けたくないので確実に妖狐COします。そして人狼が誰かを妖狐が教えて、これまた引き分け処理となります。」

P「それでは凛が嘘を付いていた場合はどうでしょうか。この場合はまだまだたくさんの可能性があるので最悪のパターンを言いますが、それは凛ちゃんが狂人であったパターンです。」

P「となると、残った6人の生存者の内訳は『村人3人狼2妖狐1』となり、これまた引き分け処理となるわけですね。」

P「つまり、【4日目昼】に凛ちゃんを吊ることはすなわち、全ての最悪の可能性を潰し『全部引き分けに出来る』ことができる可能性を持つ吊り場所だった訳ですね。」

P「卯月ちゃんは今まで吊ってしまったり噛まれてしまったりした村人達のためにも、なんとか負けない手を考えた結果が今回の【4日目昼】の大混乱する展開の結末を引き起こしたのでした。」

P「いやぁ~今回は自分で整理してても頭がパンクする展開だったので、まとめあげるのが大変でした。」

P「しかし、形にしてみると非常に複雑怪奇で読み応えのある内容に仕上がったと思っています。」

P「何度も読み返して、一体誰が人狼なのか。妖狐なのかを考えてみてください。全ての正体に気づいてしまった時、あなたは思わず『この子達すごいな!』と思えると思います。」

P「それでは、今夜新たな死体は現れるのでしょうか。」

P「そして、【4日目昼】に吊り上げた凛ちゃんと噛まれた李衣菜ちゃんの正体とは・・・・・・?」

P「次の朝まで、ごきげんよう。」





【5日目昼に続く・・・・・・・・・】
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