汝は人狼なりや?verデレマスガールズ   作:まそらぱっく

6 / 8
【前回までのあらすじ】



全てはプロデューサーが人狼によって噛まれ死んだことから始まった。

疑心暗鬼、錯綜、決断。

村人陣営は5人の怪しい村人を吊り、人狼陣営は邪魔な4人を噛み殺した。

残った生存者は4人。

もう後戻りは出来ない。

いずれかの陣営が生き残るまで、人狼ゲームは終わらない―――。












346村人狼ゲーム 最終日

【6日目夜】

<島村卯月の家>

 

卯月「結局1番妖狐っぽいみくちゃんを吊ってしまいました。」

 

卯月「杏ちゃん含む皆さんも同じ意見だったみたいですね・・・。」

 

卯月「これで【7日目昼】に残る生存者は4人か3人。」

 

卯月「それとも、犠牲者テロップや平和な朝テロップが出る前に、妖狐陣営の勝利が決定するかです。」

 

卯月「お願いします。ここまで来たらみんなのためにも明日も決断をしたいです。」

 

卯月「だからっ・・・・・・・・・!」

 

ドンッ。卯月が祈るような仕草をした時、玄関扉を叩くような音が聞こえた。

 

卯月はおそるおそる真っ暗な廊下へ手すりを頼りに玄関へと向かう。

 

すると、そこには・・・・・・・・・。

 

P「やぁ。」

 

卯月「へっ?ゾ、ゾンビプロデューサー――――!?!?」

 

P「い、いや違うから。GMとして現れただけだから。寝起きドッキリをしようと思ってね。あわよくば添い寝でも・・・・・・。」

 

卯月「(無言の包丁)」

 

P「い、いやあのその卯月さんちょっと待ってうわぁ。」

 

プロデューサーは2度死ぬ・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    7日目の朝になりました。

       ”双葉杏”が

    無惨な姿で発見されました。  』

 

 

 

 

 

【7日目昼】

<議論開始>

 

卯月「おはようございます!とにかく、まず妖狐陣営は敗北決定です!やっぱりみくちゃんは妖狐で合っていたみたいですね!」

 

卯月「でも杏ちゃんが・・・・・・ううん、どちらかが噛まれるか護衛成功するかの3択だったんです。生き残った私は精一杯頑張るだけです。」

 

きらり「ごめんにぃ。護衛先は卯月ちゃんにしたにぃ。また人狼にしてやられたんだよぉ・・・ね、小梅ちゃん!」

 

小梅「杏ちゃん守れなかった・・・。本当にきらりちゃんってずる賢い、ね。」

 

卯月「生存者は3人。こうして今日を迎えられたという事は、残る役職は素村人の私。そして人狼と狩人という事になりますね。」

 

卯月「ここで確定白村人の私が話しても、らちがあきません。ここからは私は出来る限り口を出さないで見守りたいと思います。」

 

きらり「うん。こうなったらとことん小梅ちゃんを口撃して、村人陣営に勝利をプレゼントするにぃ!」

 

小梅「私だって、昨晩できらりちゃんの怪しいところをまとめてきたんだ。後はきらりちゃんの矛盾を言い当てて、村人側を勝利させるからね・・・。」

 

卯月(うぅ・・・見守るって言っても最後は私の1票で全てが決まっちゃうなんて・・・しっかりしなきゃ。)

 

卯月「それではお2人とも。最終日です、時間いっぱい使って、思いっきり話し合ってください!」

 

小梅「分かったよ卯月ちゃん。それじゃあまずは私の番。昨日【5日目夜】は杏ちゃんを守ったって言ってたけど、どうしてかもう1度聞かせてくれるかな?」

 

きらり「それは人狼の裏をかいたにぃ。」

 

小梅「でもその時はまだ杏ちゃんは暫定白村人だったよ。人外の可能性のある杏ちゃんを守ったの?」

 

きらり「【5日目夜】の時点の生存者はきらりと卯月ちゃん、小梅ちゃん、みくちゃんに杏ちゃんだったにぃ。」

 

きらり「【5日目昼】の最後、杏ちゃんと卯月ちゃんがまとめてくれていたけど、卯月ちゃんの次に人外の可能性が低かったのは杏ちゃんだったにぃ。だからきらりは今まで護衛出来てなかったから裏をかいて杏ちゃんを護衛したにぃ。」

 

小梅「じゃあどうして確定白って分かった杏ちゃんを昨日は護衛しなかったの・・・?護衛先をあえて【5日目昼】とずらした理由は?」

 

きらり「そ、それも勘だにぃ!2度同じところは噛んで来ないと思ってきらりは護衛先を変更したんだよぉ!」

 

小梅「暫定白では守って、確定白になると守らない。んーどうも護衛先の仕方が人狼のミスっぽいんだよね。」

 

きらり「ど、どういうことだにぃ!」

 

小梅「本当は村人陣営が暫定白って思っていた頃に杏ちゃんは確定白って分かっていたんじゃない・・・?それを知っていたから、昨日は杏ちゃんを守っただなんて〇狩人ならおかしい護衛先を言った。いわゆる人狼の視点漏れ、かなって。」

 

きらり「・・・・・・裏をかいた以外の理由はないにぃ。それよりも次はきらりの番にぃ。小梅ちゃんは凛ちゃんとグルなんでしょー?」

 

小梅「・・・なんでそう思うの。」

 

きらり「グルじゃなきゃ囲いはしないにぃ!【2日目昼】で因縁を付けられたようにわざと振舞って【3日目昼】に指名占いを完成させる作戦だったんでしょー!」

 

小梅「昨日も言ったけど、あれはいくらなんでも囲いならバレバレすぎると思う。あんなに囲った理由を堂々と言ったら、もし凛ちゃん以外に本物の占い師がいたら私を占うと思うよ。それに凛ちゃんは私を占った後も律儀に指名占いしたし。結局凛ちゃんが占ったところを李衣菜ちゃんもみくちゃんも後から占わなかったでしょ・・・?」

 

きらり「そう占わなかったにぃ。いいや、『占えなかった』の間違いだよぉ!」

 

小梅「どういう、こと?」

 

きらり「あの予告占いの次の日、李衣菜ちゃんは噛まれたんだにぃ!みくちゃんの偽占いと輝子ちゃんの偽占いのせいでどっちが狂人か分からないから、本物は李衣菜ちゃんだって噛んだんでしょー!」

 

小梅「でも・・・凛ちゃんが●占い師で人狼だったとしても、対抗の李衣菜ちゃんが噛まれたら凛ちゃんが真っ先に疑われちゃうよ?現に凛ちゃんは吊られちゃったし。」

 

きらり「そ、それはそういう作戦だったんでしょー!例え凛ちゃんが吊られても潜伏していた小梅ちゃんが生き残れば勝つ、それが人狼陣営の勝利条件だからだにぃ!」

 

小梅「後、みくちゃんが妖狐っていう決めつけを卯月ちゃんがしたからそれに乗っかってるみたいだけど、みくちゃんが人狼っていう線もあるよ?」

 

小梅「みくちゃんが人狼ならきらりちゃんを真っ先に占って〇判定を出したのも納得がいくし、狩人っぽい莉嘉ちゃんに●判定出して村人陣営を吊らせたのにも納得がいくよね。」

 

小梅「途中から破綻しちゃったみくちゃんを妖狐っぽく演技させて、あたかもきらりちゃんとの繋がりが切れたようなふりをしたんじゃないかな・・・?」

 

きらり「そんな事してないにぃ!確かに〇判定してくれた【2日目夜】まではみくちゃんが〇占い師だと思ってたけど、破綻した時点で人外だと思ってたにぃ!」

 

小梅「だから、そういう作戦なんじゃないかな・・・?破綻したみくちゃんを妖狐に見せて、ラインが無いアピールをする作戦・・・・・・。」

 

きらり「それはでも、凛ちゃんと小梅ちゃんにも言える話だと思うよぉ!あ、そういえば・・・さっき『私が占った後も律儀に指名占いした』って言ったかなぁ?」

 

小梅「・・・うん。」

 

きらり「そんな事ないにぃ!思い出してみると、幸子ちゃんが凛ちゃんに今日も指名占いするって言ったんだよぉ?それで凛ちゃんが気づいて指名占い今日もするって言ったんだにぃ。」

 

きらり「あれはみくちゃんか輝子ちゃんの破綻で妖狐と本物の占い師、霊能者が露呈して油断したから忘れてたんでしょお?あそこまで落ち着き払った凛ちゃんが唯一言葉を詰まらせたからよーく覚えているにぃ!」

 

小梅「確かにあの時言葉を詰まらせた、よね。でもそれって凛ちゃんが偽物っていう証拠に成りうるのかな?誰しも噛んだり慌てたりすることってあると思う。証拠としては微妙なんじゃないかな。」

 

きらり「ぐぬぬ・・・正直きらりもそう思ったにぃ。幸子ちゃんも怪しむほどのものじゃないと思って、あの場は何も質問しなかったんだと思うしぃ・・・。」

 

きらり「う、うーん・・・。」

 

きらり「正直ここまで小梅ちゃんが言い返せるとは思ってなかったにぃ。」

 

小梅「私だって明日があったらきらりちゃんを打ち負かさなきゃいけないって必死に考えたんだよ。だから、ここまで言えるの。言い返せるの。」

 

きらり「そりゃどちらを吊るかで勝負が決まる大勝負だもんねぇ。きらりだって負けないよぉ!」

 

きらり「じゃあ小梅ちゃんに質問するけど、小梅ちゃん視点での各役職割り振りってどうなっているのー?」

 

小梅「対抗に出た時点できらりちゃんは人狼か妖狐。・・・・・・だったけど、ゲームが続いているから人狼確定。潜伏していた人狼がきらりちゃんだったから輝子ちゃんは破綻。幸子ちゃんは本物の霊能者だね。」

 

小梅「本物の霊能者を言い当てた凛ちゃんは〇占い師。粘りに粘ったみくちゃんは妖狐。残った李衣菜ちゃんは狂人で、輝子ちゃんが吊られた人狼だと思っているよ。」

 

きらり「つまり、凛ちゃんが言っていた事が小梅ちゃんも正しいと思っているにぃ?」

 

小梅「うん。後はみくちゃんときらりちゃんが人狼―人狼パターンかな。そうなると、噛まれた李衣菜ちゃんは〇占い師、吊られた凛ちゃんは嘘を付いてて妖狐だったと思う。吊られた役職の中で生存本能が感じられたのってみくちゃんと凛ちゃんだけだから。」

 

小梅「そして霊能者は幸子ちゃんが〇。輝子ちゃんが●霊能者で狂人になるね。こっちも矛盾していないし、きらりちゃんとみくちゃんがラインがある証明になるパターンだよ。」

 

きらり「ほ、ほぉ~?ちゃんと考えてきたんだねぇ・・・?」

 

小梅「次はきらりちゃんに私が人狼だったパターンを教えて欲しいな。」

 

きらり「きらりは複数のパターンは考えてないにぃ!とにかく、ラインが見える凛ちゃん、小梅ちゃんが人狼だと思っているよぉ。」

 

きらり「噛まれた李衣菜ちゃんは本物の占い師、吊られることを拒み続けたみくちゃんは誰も庇ってくれなかったことを含めて妖狐臭いと思っているにぃ!」

 

きらり「輝子ちゃんのみりあちゃん●発言は確実に人外に気づいてもらうムーブだから狂人だと思っているよ!あれのせいで役職露呈しちゃったから村人陣営は毎回人狼陣営に先手先手を取られていたと思っているにぃ!」

 

卯月「なるほど。2人とも矛盾していない推理です。正直ここまでボロを出さないとなると相当長い期間使って計画してきたような気がしますね。」

 

きらり「でしょー?みくちゃんならこんな風に行かないよぉ!凛ちゃんの蒼い作戦があってこその緻密な計画にぃ!きらりが〇占い師に占われてないことを知っていたからこそ、きらりを最初から人狼に仕立てる作戦だったんだよぉ!」

 

小梅「確かにみくちゃんには出来ない計画性かも。でも、私きらりちゃんって相当頭がキレるタイプだと思うんだぁ。それに相手を立てることも出来る。【3日目昼】に杏ちゃんに飴あげていたのはそういう事だよね。」

 

小梅「それに輝子ちゃんときらりちゃんが人狼のパターンなら、最強のコンビだと思うんだ。輝子ちゃんの霊能者騙りはきらりちゃんっていう潜伏人狼が現れるまで分からなかったし、上手く村人陣営の話を誘導したりもしていたよね。」

 

きらり「それを言うなら小梅ちゃんだってぇ!凛ちゃんいなくなった【4日目昼】から急に饒舌になったの知ってるんだからねぇ!」

 

小梅「それこそきらりちゃんも人の事言えないよ。狩人だったらなんであんなに初日【2日目昼】からよく喋っていたの?ずっと目立つポジションにいた未央ちゃんは噛まれたのにきらりちゃんが噛まれなかったのは、人狼だったからだよね・・・?」

 

きらり「よく喋る狩人なら人狼に狩人っぽく見えないだろうって思ったからだよぉ!実際作戦は成功してまだ噛まれてないにぃ。」

 

きらり「小梅ちゃんの初日ほとんど喋らなかったのにだんだん喋り始めたのも、凛ちゃんがいなくなって人狼陣営を1人で勝利に導かなくちゃいけなかったからでしょー?」

 

小梅「あれは、最初は喋っていいか分からなかったから・・・緊張していたのも本当だよ。つまり卯月ちゃんと同じ理由。」

 

小梅「そもそもきらりちゃんはみくちゃんが破綻したから未だにグレー判定だよね。そんなきらりちゃんを信用できるのかな・・・・・・って昨日杏ちゃんも言ってたね。」

 

きらり「最終日の今ならむしろプラス要素に働くと思っているにぃ!」

 

小梅「と、いうと・・・?」

 

きらり「最終日はやっと吊れた人狼と繋がりがありそうな方が人狼だと思っているにぃ。」

 

きらり「幸子ちゃんの霊能者判定が正しい事は証明されているから、この時点で幸子ちゃんが噛まれた後に吊られている凛ちゃん、輝子ちゃん、みくちゃんのうち誰かが人狼って事になるよねぇ!」

 

小梅「それって、でも・・・・・・私の人狼パートナーっぽいのが凛ちゃんだとして、きらりちゃんのパートナーっぽいのは輝子ちゃん、みくちゃんで2人もいない・・・・・・?」

 

きらり「・・・・・・・・・正直墓穴を掘った気がするにぃ。」

 

卯月「え、つまりきらりちゃんが・・・?」

 

きらり「そ、そういう意味じゃないにぃ!卯月ちゃんがきらりを真目で見てくれなくなる可能性があるから穴掘ったってことだよぉ。そしたら人狼側の勝利だから、今のは口が滑った気がしたんだよぉ。」

 

きらり「・・・・・・こ、こほん。とにかく、幸子ちゃんを噛んだタイミングは凛ちゃんが吊られた後だった事からも分かるように人狼側は凛ちゃんの正体を知られたくなかったと思うよぉ。それは【4日目昼】にもたくさんお話した通りにぃ!」

 

きらり「それは輝子ちゃんが偽霊能者だって分かった今ならわかるよぉ!それは、凛ちゃんが●判定だったってことだにぃ!」

 

小梅「あの時は私もそうかなって思ったけど、でもそれは後に吊られたみくちゃんと輝子ちゃんにも同じことが言えるよね。」

 

きらり「『あの時は私もそうかなって思ってた!』そうだよぉ。【4日目昼】には凛ちゃんの判定結果が重要になるって事に賛同していたのにも関わらず、今になって意見を変えたにぃ!人外特有の不利な意見は手のひらを返す行動に他ならないにぃ!」

 

小梅「手のひらを返すって事だけなら、きらりちゃんだってみくちゃんを信じて、その後全く信じなくなったじゃない、かな。人狼としてのラインが見られないように仲間っぽさを一気に減らした作戦なんでしょう?」

 

小梅「昨日●占い師として最初にきらりちゃんを占ったのにみくちゃんは投票したよね・・・。あれは、もう決別した、きらりちゃんとの繋がりは無いって意味を込めたみくちゃんの一票だったんじゃない・・・?」

 

きらり「正直みくちゃんがあそこできらりに入れたのはよく分からないにぃ。たぶん【3日目昼】にきらりがちょっ~と怒ったからまだ根に持ってたんじゃないかな?」

 

卯月(ちょっと?)

 

 

 

 

 

卯月「・・・・・・・・・それじゃあ、もうそろそろ時間です。最後にお2人ともから私に何か伝えたいことがあればどうぞ。」

 

きらり「きらりが伝えたいことは・・・幸子ちゃんが噛まれたタイミング。みくちゃんを何故吊ったか。それは全て仲間の存在を伝えたくなかった小梅ちゃんの作戦だったにぃ。」

 

きらり「冷静に落ち着いて考えるにぃ。きらりが噛まれなかったのはグレーゾーンにいた、人狼にとって人狼に仕立てやすい村人だったからだにぃ。後は卯月ちゃんの判断に任せるよぉ。大丈夫、肩の力を抜いていいにぃ。間違えたって、誰も卯月ちゃんを責められる人間なんていないんだからね!」

 

卯月「ありがとうございます。きらりちゃん。私、頑張りますから。」

 

小梅「私が言いたいことは・・・・・・私目線でも、まだ凛ちゃんは本物か妖狐か分からないって事、だよ。」

 

小梅「確かにきらりちゃんが言うとおり人外かもしれない。でも、あれだけ指名予告を宣言したり、長々と理由を言ったら分かりやすすぎるよ・・・・・・。私が凛ちゃんなら、あんな馬鹿な真似はしないと思う。」

 

小梅「だから、凛ちゃんが私と繋がっているなんて絶対有り得ないよ。卯月ちゃんの心の中の凛ちゃんならどういう気持ちで行動してきたか、それを考えれば答えは見えてくると思うよ。私も、卯月ちゃんを信じているから・・・・・・。」

 

卯月「ありがとうございます小梅さん。・・・・・・・・・それじゃあ、投票に移りましょう、か。」

 

 

 

 

 

【6日目昼】

<議論終了>

 

 

 

 

 

<投票開始>

卯月(あ~~私の投票で全てが決まっちゃいます!だからこそ、ちゃんと考えて投票しましょう。)

 

卯月(きらりちゃんも小梅ちゃんもお互いの人狼っぽいところを突いていましたね。)

 

卯月(やっぱり今回の注目点は『凛ちゃんが人狼かそうでないか』ですよね。)

 

卯月(凛ちゃんが人狼であれば、ラインが見える小梅ちゃんは確かに怪しいですよね。他の占い師に占わせないようにした指名占いの意図は仲間の小梅ちゃんを守ろうとしたからなのかもしれません。)

 

卯月(でも、小梅ちゃんの指名占いをするにしても、あからさますぎるという意見も分かります。実際凛ちゃんは吊られるまで村の中心人物の1人でしたし。あんなに目立つ人が人狼なら、対抗占い師は良いように思う訳もありません。)

 

卯月(凛ちゃんが本物の占い師や妖狐の場合も同様です。例え李衣菜ちゃんと凛ちゃんどちらが本物か分からなくても人狼からすれば邪魔でしかない存在だったのでしょう。)

 

卯月(そう・・・・・・今回の人狼ゲームは最終日になっても李衣菜ちゃんと凛ちゃんの真偽が明白ではないことが問題なのです。)

 

卯月(みくちゃんや輝子ちゃん。幸子ちゃんはほぼ正体が判明したのにも関わらず、です。)

 

卯月(ここがおそらく、人狼の目論見、作戦。)

 

卯月(最悪でもきらりちゃんと小梅ちゃんの50%にもつれ込むように仕向けられた作戦。そして私たち村人陣営はまんまとハメられた訳ですよね。)

 

卯月(李衣菜ちゃんも凛ちゃんも、占い結果は全て〇判定でした。李衣菜ちゃんの占った私と杏ちゃんは全正解。凛ちゃんは幸子ちゃんと私は正解と判明していますが、小梅ちゃんだけはまだ分からない。)

 

卯月(でも正直この結果は〇判定だけですから、あまりアテにならない。李衣菜ちゃんが当てずっぽうで言っただけかもしれませんし。狂人の可能性もなくはないです。)

 

卯月(レアケースだなんて言葉は通用しません。今回の人狼役はそんなレアケースをあえて作るような、そういった賢い頭脳を持っていてもおかしくはないほど頭が良い人だから。)

 

卯月(2人の共通点・・・・・・・・・そして2人の違った点・・・・・・占い先が全て〇だったこと・・・・・・・・・堂々としていたのと、あんまり議論に参加していなかったこと・・・・・・・・・私を占って、確定白村人にしてくれたこと・・・・・・。)

 

 

卯月(・・・・・・あれ?)

 

 

 

 

卯月「私を・・・・・・()()()()()()()・・・・・・?」

 

 

 

卯月(ちょっと待ってください・・・・・・。あの時、『()()()』は何故私を占ったのでしょう?どうして占ったか。なんて言って占ったか思い出すんです!)

 

 

 

 

 

卯月(そうだ・・・・・・そうだったんだ。やっと気づきました。い、いえ、もちろん確証はありませんけど・・・・・・。やっと人狼側の気持ちが分かったのかもしれません。)

 

卯月(この村で起きた人狼ゲーム。最悪を想定して人狼陣営が用意したのがこの舞台。きらりちゃんと小梅ちゃんが争う、この舞台。)

 

卯月(2人が争うことが人狼陣営によって仕組まれたことであるならば・・・・・・。)

 

 

 

 

 

卯月(()()()()()()()だって、人狼陣営に仕組まれたことだったのではないでしょうか・・・・・・・・・?)

 

卯月(あぁ。・・・・・・・・・・・・・・・最後の決め手が、こんなミスとも取れないような事で良いんでしょうか。)

 

卯月(本当は、裏表なしに信じてくれていただけかもしれない。)

 

卯月(だからこそ、2人は私を占ってくれたと思いたいですから。)

 

卯月(でも、今は。・・・・・・・・・勝つために。私は心を鬼にして投票します!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【7日目昼投票結果】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『投票した人(入れられた票)・・・投票先

 

小梅(?)・・・・・・・・・・・・きらり

きらり(?)・・・・・・・・・・・小梅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卯月(0)・・・・・・・・・・・・小梅

 

 

 

 

 

       投票の結果、

       ”白坂小梅”

      が処刑されました。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【7日目夜】

 

卯月「明日の朝までに私が噛まれたら終わり、か・・・・・・。」

 

卯月「あ~~!本当にあの決断で合っていたのでしょうか。不安です、不安すぎます。」

 

卯月は346村の自分の家の中から、窓越しに空を見つめる。

 

家周辺を照らす光は、月ときらりの家の照明だけだった。

 

ふと、卯月はこれまでの人狼ゲームの出来事がよぎる。

 

もう投票も、議論もしなくても良かったが、最後の決め手が理論的なものではなかったから、不安で何度も人狼側の矛盾がないか思い出していたのだ。

 

卯月「そういえば・・・・・・。」

 

初日、占い師はまだ議論をしていないので、適当な理由を付けて占う。

 

李衣菜も凛も、占い先の演技の腕前が怖いからという同じ理由だった。

 

卯月「初日から2人は似た者同士だったんですね。ふふ・・・・・・。」

 

笑みを浮かべた卯月だったが、みくの言葉を思い出して固まった。

 

 

 

 

 

「じゃあ次みくの番ね!みくがきらりチャンを占ったのは、口撃じゃなくて攻撃が怖いからだよ!だってみくよりほんのちょっと大きいからね!」

 

「そうにゃそうにゃ!第一、凛チャンが占った幸子チャンが司会をしているのもどっちも人狼だからじゃないかにゃ!みくが信頼できるきらりチャンにしてほしいもん!」

 

 

 

 

 

卯月「・・・・・・あれ。攻撃が怖い?信頼できる?」

 

卯月「みくちゃんときらりちゃんのラインは確かに無いと思ってました。でも、初日はこんなにも信頼を寄せていたんですね・・・。」

 

卯月「・・・・・・・・・攻撃って。なんでそんな事人狼ゲームに関係ないのにみくちゃん言ったんだろう・・・・・・。」

 

その時だった。

 

玄関を何者かが叩く音が聞こえる。

 

昨晩はゾンビプロデューサーが茶化しに来たが、今日は一体誰だろう?

 

もうこの村で私の家に訪れる人なんてたった1人しかいないのに。

 

卯月は細々と返事をすると、玄関の扉を開いた。

 

そこには、7日目昼と様子の変わらない諸星きらりの姿があった。

 

卯月「そ、そうですよね。この村で私のところに来る人なんて、もうきらりちゃんしかいませんし。」

 

きらり「にょわー✩お料理をご馳走してもらいにきたにぃ。」

 

卯月「え、あ、料理ですか?いいですよ。ちょっと待ってください今作りますから。」

 

きらり「ううん。せっかく作ってくれるって言うのに待つだけなんてずうずうしいよねぇ。きらりも手伝うよぉー✩」

 

卯月「そ、そうですか。じゃあどんな料理がいいですか?」

 

きらり「ん~~そうだねぇ。」

 

 

 

きらり「とびっきり赤いやつがいいかなぁ。」

 

 

 

卯月「えっ・・・・・・・・・?」

 

いきなり、きらりは卯月を抱きしめる。

 

それも、強く、強くだ。

 

 

 

 

 

「じゃあ次みくの番ね!みくがきらりチャンを占ったのは、口撃じゃなくて攻撃が怖いからだよ!だってみくよりほんのちょっと大きいからね!」

 

 

 

 

 

まただ。みくの占い動機が卯月の頭の中で駆け巡る。

 

確かにきらりとの体格差はちょっと言える範囲かもしれないが、身体がびくとも動かなかった。

 

卯月「ど、どうしたんですかきらりちゃん!」

 

きらり「きらりねぇ。卯月ちゃんには感謝しているんだぁ。」

 

きらり「最後の最後でちゃあんと、きらりの事信じてくれたにぃ。」

 

きらり「きらりの事、勝たせてくれたにぃ。」

 

卯月「えっ・・・・・・『きらりの事』・・・?」

 

きらり「あ、ごめんごめん訂正するよぉ。」

 

 

 

 

 

きらり「きらり()のこと勝たせてくれてありがとうにぃ・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【346村人狼ゲーム 解答編①につづく・・・・・・・・・】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




P「本編最終回と言いましたね。もうちっとだけ続くんじゃ。解答編が始まります。」

P「もちろん本編は【2日目昼】~【7日目昼】の議論期間なので、嘘を付いた訳ではないのですが(笑)。」

P「さて、今日【7日目昼】の見所ですが、ずばり!きらりちゃんVS小梅ちゃんの各陣営の勝利を賭けた口での殴り合いですね。」

P「お互い自分たちの推理をぶつけ合ってきました。怪しいと思えるところを指摘しまくっていましたね。そして投票前、卯月ちゃんは何かに気づき小梅ちゃんを処刑したみたいですね。これは正しい投票だったのか?全ては次回明らかに。」

P「次回は勝利陣営発表と、各陣営ごと言いたいこと発表みたいですね。各陣営とも反省会ムードになるのかな?」

P「そして解答編②以降では【1日目夜】~【6日目夜】にいったい役職持ちがどんなトークをしていたかも公開します!」

P「え、あれ。僕『アイドル達の夜はトップシークレット』とか恥ずかしいこと言ったような・・・・・・公開するなら言ってくれてても良かったんじゃあ・・・・・・い、いえなんでもないです。」

P「それでは次回もお楽しみに。」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。