東方宵闇録   作:*青葉*

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今回が初投稿となります。
kuroです。まだまだ未熟ですが読んでいただけたら幸いです!

それでは、ゆっくりしていってね!


1話《少女ールーミアーとの出逢い》

ーこんな世界はつまらないー

 

いつからだろう、俺がこんな考えをするようになったのは。

他者は信じるべきではない、信じるなんて無意味でくだらない。

まぁ、いまさら考えたところで何も変わらないし、無駄なことだな。

 

 

そんなことを、考えながら今日もつまらない学校を終え家に向かっていた……はずだった。

 

「どこだ…ここ」

 

「私の名前は《八雲紫》妖怪の賢者よ。ところで、貴方、幻想郷に来てみない?」

 

「は?幻想郷?あんたは何言ってるんだ?そんなところこのつまらない世界にないだろ」

 

「確かに《この世界》にはないのだけどね。とりあえず行ってみなさい?きっと楽しんでもらえるわよ。」

 

八雲紫という女性はそう告げた。だかしかし俺にはある疑問がある。

 

「まて、その幻想郷とやらにはどうやっていくつもりだ?」

 

「私の【境界を操る程度の能力】で行くわ。」

 

「ちょっとまて!なんだ、その能力は、もしかして幻想郷では誰しもがあんたみたく能力もってるのか?だとしたら俺はすぐ死ぬじゃねぇか。」

 

ーまぁ、それもいいんだけどな…ー

最後に呟いた言葉は紫に届いていなかったようだ。

 

「まぁ、貴方なら大丈夫でしょ?それに、貴方の大切な人もともに連れていくわよ?」

 

「そうか、気をつけろよ、あんた。あいつに危害を加えたら許さねぇから」

 

一瞬、彼が放った殺気に紫は恐怖を覚える。

ーなんなの?彼は、あの殺気、只者じゃないわ!ー

 

「まぁ、いいや。どうせ暇だし、そこに行ってやるよ。」

 

「なら、このスキマを通ってきなさい。そしたら、幻想郷に着くわ。」

 

「わかった」

 

「それじゃあ、貴方の幻想郷での行動を楽しみにしてるわ。ー神谷 凛ー」

 

「一体、あんたはどこまで知ってるんだかな?」

 

ーまぁ、いいけどー、と言いながら彼は幻想入りすることになる。

 

 

 

 

さて、あの妖怪の後をついて行ったわけだが…

「ここ、どこだ?」

 

八雲紫の作ったスキマを抜けた先に見えたのは緑豊かな世界である。

 

「ここが、幻想郷か」

彼は1人呟く。そして自分の今すべきことを認識する。

「さて、とりあえず情報整理でもするか。今俺の視界に入ってるのは、たくさんの木々に綺麗な草原、そして金髪の少女……っていやいや、おかしいだろ…」

 

なんで、少女がこんなところに?と考えを巡らせようとした凛に話しかける声が聞こえる。

 

「ねぇ、あなたは食べてもいい人??」

 

「は、はぁ?食べるってなんだよ、俺のこと食っちまうのか?」

 

「うん!そーなのだー!」

 

元気そうな少女だなぁ、と凛は客観的に分析し始める。

 

「食べるってことは君は妖怪かなにかか?」

 

「うん!わたしは妖怪なのだー!」

 

「そ、そっか。まぁ、いいけどね。それでさっきの質問の答えだけど、ー食べてもいいよー。」

 

こんなところで死ねるなら好都合だな、と思いながら凛は答えた。すると目の前の少女は、目をキラキラさせながら話しかけてくる。

 

「おー!いい人なのだー!わたしは《ルーミア》って言うのだー!あなたの名前は何ていうのだー?」

 

「今から食べるやつの名前なんて聞いても意味もないと思うけどな。俺の名前は《神谷凛》だ。」

 

「おー!りんって言うのかー!わはー!」

 

「(やりずれぇ……)」

 

「あー、とりあえず食べるか?俺のこと」

 

「食べてもいいなら食べるのだー!」

 

とか言ってすごいにこやかな笑みを浮かべて駆け寄ってくる。やっと死ねるな、と思っていた凛に思いもよらないことが…

 

「きゃっ!?」ドサッ

 

「えっ!?」

 

ルーミアが俺の目の前でつまづいてしまい俺に倒れかかって来たのだ。

 

「(いやいや!?冷静に考えろ……今の俺達を客観的に見ると……俺が犯罪者に見えるじゃないですかーやだー……)」

 

凛が内心落ち込んでいたところにあるものが視界にはいる。

「(あれは……俺の弁当か。ルーミアも弁当とか食べるのだろうか…)」

 

「なぁ、ルーミア」

 

「へ、へ!?な、なに!?」

 

「なんでそんなびっくりしてんだよ…。まぁいいや、ところでルーミアは《弁当》食べるか?」

 

「弁当!?食べるのだー!!弁当くれるなんてりんはいいヤツなのだー!」

 

「あー、はいはい。それはよかったよー」

棒読みで適当にあしらいながら頭を撫でたところ、ルーミアは何故か顔を赤らめている。

 

「?どうした?ルーミア、顔が赤いぞ?熱でもあるのか?」

 

「い、いや!!ないのだ!!!」

 

「そ、そうか…(不思議なやつだなぁ)」

 

「まぁ、いいか。ほらよ、弁当だぜ」

 

「おー!!ありがとうなのだー!」

 

 

美味しそうに食べ、あっという間に食べ終わってしまったルーミア

 

「(っていやいや!はやすぎじゃねぇの!?まだ10分とかかかってないぞ!?)」

 

「(一旦落ち着こう…今やるべき事はなんだ…?ルーミアにどこか安全なところに連れていってもらうか…)」

 

「なぁ、ルーミア。この辺に安全なところとかないか?」

 

「この近くなら人里があるのだー」

 

「(人里…?)そこまで案内してくれないか?」

 

「りんはいいやつだから案内してあげるのだー!」

 

そう言ったルーミアの笑顔はどこか俺には眩しく見えた…

 

「よし!ならいくか!」

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

人里に向かうこと約10分。その時予想もしなかったことが起きてしまった。道中人間に道を塞がれてしまったのだ。

 

「なぁ、あんたら俺らはここを通りたいんだが?」

 

「はっ!何を言ってやがる!!お前らはどうせ人を襲って食べるんだろう!?」

 

「お前こそ何言ってんだよ、なぜ俺が襲わなきゃいけないんだよ…」

 

「はっ!お前の隣の人食い妖怪はどうだかな!」

 

「(しまった…!ルーミアが人食い妖怪だってことすっかり失念していた!でもここで折れるわけにはいかない。何か、何かないのか!?)」

 

「りん、いいよー?私のこと置いていっても。この人達の言ってることは間違ってはないし、私は本来……」

 

凛はそこから先をルーミアに言わせなかった。自分のそばに抱き寄せて言葉を封じたのだ。

 

「ちょっとルーミア静かにしとけ。(あそこから先は絶対に言わせない…!あんな顔はさせない…!)」

 

ルーミアが話していた時の表情はどこか辛そうで、悲しそうで凛は見ていられなかった。

 

「なぁ、あんたら、ルーミアは初めて俺と会ったとき確かに食べようとしたが、食べ物を与えたら食べられずに済んだ。これが何を意味するかわかるか?ちゃんと食べ物を分け合えば、ルーミアは誰も襲う必要がないんだよ!」

 

「ふざけるな!!服装から見て外来人だと思っていたが、お前も俺達の敵だな!!」

 

「(あぁ、これは感情に任せて襲ってくるタイプの奴らか…ここにいるとルーミアが危ない、いくら妖怪とはいえ刃物を受けて無傷なわけがない…)」

 

「ルーミア、今すぐここから離れろ。俺がタゲとってやるから人里に行け」

 

「た、たげ?」

 

「あー、あれだ、注意そらしてやるから、先に行け」

 

「それだとりんが!!」

 

「いいから!後から向かう!必ずだ!」

 

「(さて、なにか投げれそうなものとかは落ちてないかなぁ…)」

 

あたりを見回しても特にこれといったものは見つからない。

しかし、カバンにカッターが入っていることを思い出す。

「(あ、そいや技術室から貰ってきたカッターあったなぁ)」

 

凛はおもむろにカバンからカッターを取り出し男の1人の手首に向かって投げる。

「(当たれっ!!)」

 

凛の手から放たれたカッターは一直線に男の手首に飛んでいき見事的中した。

 

「まずは1人…かな?」

 

男はのたうち回っていて、戦いどころではないようだ。

そしてふと、横をみるとそこにルーミアの姿はなかった。

 

「(ふぅ、行ってくれたかぁ。まぁあんなこと言ったけど実際4対1とか勝てるわけないしな)」

 

「(あいつが無事ならまぁそれでいい)」

 

 

「てめえええええええ!!!」

 

男の1人がナイフを持って向ってくる、が、凛はそれをいともたやすく躱す。そしてナイフを奪い取り、無力化する。

 

「そんなんじゃ、当てられないぜ?」

 

「(ここで、あの時の喧嘩スキルが役に立つとはな…)」

過去を振り返っていた凛だが、考え事をしていたために後ろから忍び寄る敵に気づくことが出来なかったのだ。

 

「余所見してる暇なんてないぜ!!後ろがガラ空きだ!!」

 

「んなっ!しまっ…!」

 

振り下ろされる男のナイフ。ナイフが凛を切る……その刹那、誰かが間に割って入ってくる。そしてその人物が、ナイフを諸に被弾する。

その人物を見た瞬間、凛の感情が狂う。

 

「…!!ルーミア!!」

 

 

 




はい!まだオリキャラの能力等は明かされていませんが、その話は次話以降になるかとおもいます!

駄文ですが、次回もぜひ見ていただけたらと思います!
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