東方宵闇録   作:*青葉*

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随分と間の空いた投稿になって、本当に申し訳ないです!
そのくせに駄文とか……(´・ω・`)

き、気にせず暇つぶしにでもお読みください!
それでは10話どうぞ!


10話《約束》

「……久しぶりだな、凛」

 

「あぁ……久しぶり…だな」

 

凛は呆気を取られた顔をしていた。まさかこんなところで会うなんて思わなかった、と言わんばかりだ。

 

「んで、これまた面白そうなことになってるな!」

 

急に話題を変えたと思ったらこの有様だ。

ーなんだ、いつもと変わらねぇのかーと、凛は心の中で呟く。

 

「それにお前の後ろにいる女の子全員庇うなんて完全にヒーローだな!」

 

なんだろ、物凄くからかわれてる気がする。てか絶対からかわれてるよな。このまま言われっぱなしってのも癪だし、すこし仕返ししておくか…

 

凛はそう決めるとすぐにルーミア達の方を振り向き、稀に見る笑顔で言った。

 

「なぁ、ルーミア!今からご飯食べに行かないか?もちろんフランもそこの2人も一緒でた」

 

「え、え!?ど、どうしたの?」

 

ルーミアはかなり驚いている様子だった。が、凛はお構い無しに進めていく。

 

「もちろん、お金は心配しなくてもいいぜ!あいつが全額負担するからな」

 

凛がそう言いながら指を指したその先には彼がいた。

 

「あいつ、『疾風』って言うんだが、あいつが払ってくれるから安心していいぞ」

 

「え!ほんと!?いいの!?」

 

フランが疾風に興奮気味に聞く。疾風は少したじろいだが、

 

「あ、あぁ!ま、任せろ!」

 

なんとか笑顔を作ったまま、返事をした。

てなわけで…と凛は切り出すと、少し笑い

 

「よし、疾風、こいつら任せたぞ。俺も少ししたら行くかもしれねぇからよろしくな」

 

「へいへい。あ、言っとくがお前は自腹だからな?」

 

そう言って笑いあった2人。疾風はルーミアたちを連れて去っていった。こころとこいしは何が何だか頭がついていかなかったが特に深く気にはしなかった。

 

凛は疾風たちに背を向け男たちと対面する。

疾風は

「んじゃ、任せたぞ」

 

そう言い残し、離れていった。

 

「さて…と、久しぶりにあったあいつにみっともない姿見せるわけにはいかないし、少し頑張るか…」

 

 

 

〇〇〇

 

「ねぇねぇ!あなたって凛のお友達なの??」

 

ルーミアは移動しながら疾風に尋ねる。疾風は少し苦笑いするとすぐに答えた。

 

「あぁ。俺と凛はずっと昔からの友達さ。まぁ所謂『幼馴染み』ってヤツだな」

 

「へぇ!だからあんなに仲良く話してたのね!」

 

フランが興味ありげに疾風の話に食いつく。

その後でこころとこいしが

 

「「そ、そろそろ私達にも説明してくれないかしら?」」

 

「「「あ……」」」

 

「まぁ…それじゃ俺が説明するか」

 

 

 

〇〇〇〇〇〇

 

現在凛は疾風達を探して人里を歩き回っていた。しかしどこにいるのか全く検討もつかない凛はただぶらぶらしているだけになっていた。

 

「ったく、あいつらどこ行ったんだ?全くわからねぇ…」

 

凛は歩き回っているうちにある屋敷についた。

そこには『稗田』と書かれた標札がかけられてあった。

 

「うーん…なんか見たことある名前なんだよなぁ…」

 

凛はしばらく考えたがどうにも思い出すことが出来なかったので

 

「ま、いいか…それよりもはやく行かなきゃな俺も奢ってもらんねぇと…」

 

走ってその場をあとにした。その様子を屋敷の中から見ていた一人の女性が居たが、それはまた別の話だろう……

 

 

〇〇〇

 

「へぇ…彼ってそんな人だったんだね。だから私達を庇ったの?」

 

こいしが感嘆の声をあげる。こころも頷き、こいしと同じ意見であることを示す。この2人よりも多少は凛のことを知っているルーミアとフランも驚きを隠せないでいた。

 

「ま、そんなところだと思うぜ。それで、だ。1つだけ約束して欲しいことがあるんだ」

 

「約束…?」

 

こころが首をかしげながら聞き返す。他も同様である。

 

「あぁ。内容は簡単なんだけどな。凛を裏切らないでやってほしいんだ。俺から見ればあいつは多少なりともお前らのことを特別に思ってる。だから、そんなお前らにはあいつを裏切らないでいてほしいんだ」

 

疾風は真面目な顔つきで一通り話した。

 

「あいつの過去はさっき話した通りだ。どうか、頼む…」

 

疾風がルーミア達に頭を下げようとした、が、それは突然店にやってきた一人の人物によって止めざるを得なくなった。その人物は、疾風達がいる席を見つけると、近づいてきた。

 

「え、お前なに頭を下げようとしてんの?」

 

と、若干引き気味の凛がそこにいた。

 

ルーミア達は凛が来たのを見て、疾風の話を思い出し、精一杯の笑顔で

「「おかえり!!」」

 

凛は一瞬、驚いたようで、

「お、おう」

 

と、短く返しただけだったが、疾風は今のルーミア達を見て感じた。

 

ーどうやら、約束は守ってくれそうだなー

 

 

 

 




更新ペースが不定期で、本当に申し訳ありません!

ですが絶対に完結させるつもりです。今後とも暖かい目で見守ってください!
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