それでは今回もゆっくりしていってね!
フランがルーミアにターゲットを変えてレーヴァテインを構える。
「(くそっ…!なんで動かないんだよ!!どうして大事な時に限って動けないんだ!これじゃあ、あの時と何も変わらない…!!)」
そう思うと同時に凛の脳内に過去の記憶がフラッシュバックする。
ーやめて!お兄ちゃんに手を出さないで!!ー
ー俺の親友に手を出すな!!ー
ーお前が弱いから何も守れないんだよ!ー
ーお前の存在なんて意味無いのさー
ーりん、無茶しないでね?ー
「(…ッ!!もうあんな思いをするのはゴメンだ...。目の前で大切な人が傷ついていくのを見ているだけなんて辛いだけだ!それに俺は決めたんだ。あいつだけは守るって!!)」
そう決めた瞬間、パリィィィン、と何かがはじけ飛ぶ、そんな音がした。
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「やらせないよ…ルーミアは僕が守る」
「(僕…?一人称が変わった…?どういうこと…?)」
パチュリー、魔理沙は凛の変化に気が付き不思議に思っていた。
「へぇ…!あなたまだ壊れてないんだ…!」
フランは壊れたはずの凛がまた動き出したことを面白く思っている様子だった。
「まだ…?僕はもう壊れてるよ?とっくの昔に…ね、まぁそんな事は今はいいか…」
一人呟くように言いながらルーミアを降ろすと、凛は再びフランと対峙した。
「あなたって本当に面白いわ!ここまで来たんだからすぐ壊れるなんてのは無しよ?」
そう言い放つとフランは一気に弾幕を展開する。
「この量の弾幕、避け切れるかしら!?」
フランの放った弾幕が凛に襲いかかる。しかし凛は全て視えていると言わんばかりに軽く避け、フランに言い返す。
「さて、そろそろ僕も…“光符ルミナスレイン ”!」
凛がスペル宣言するとフランの上から雨のように光の弾幕が降り注ぎ、フランの弾幕が凛に届く前に相殺していった。
「意外と頭が回るんだね!でも、これなら…「ねぇ、ちょっといい?」…なに?」
フランが新しいスペル宣言をしようとするのを凛が遮る。
「君は…外に出たい?」
地面に降りてフランに問う。
「出たい…って言ったらどうする?私を外に出してくれるとでも?」
フランも飛ぶのを辞め、降りてきて答える。
「うん。出せるよ、外に」
凛はさらっと言ってのける。そのことにパチュリー達は驚いた。もちろん驚いたのはフランも例外ではなかった。
「ふざけたこと言わないで!パチュリーですら私の狂気を治す事ができなかったのに!あなたができるとでも!?」
「どんな方法試したかは知らないけど、僕の予想通りなら...なお…せ…」
ーあっ能力使い過ぎたかも…ー
凛はそう直感しつつも意識を少しの間手放した。
凛が急に倒れるとフラン達はすぐに凛の元に駆け寄った。
その時のフランは普段のフランに戻っており、狂気に囚われている様子はなかった。
「ど、どうしよう…わたしのせいで…!」
「大丈夫なんだぜ、フラン。凛はただ能力の使いすぎで寝てるだけだから、少し経てば目を覚ますぜ」
魔理沙がすかさずフランのフォローに入る。
「で、でも!!」
「大丈夫だよ!りんはこのくらいじゃ死んだりはしないよ!」
ルーミアもフランをフォローする。
「能力の使いすぎね、まったく使えるようになったばかりだというのに…」
パチュリーに関しては若干呆れが入っていた。
「(それよりも途中から人が変わったみたいな戦い方、口調、性格これらの方が気になるわね…)」
凛のことを心配しつつも先程の事を考えていたパチュリーだった。
それから数分後、だんだんと体の負荷が軽くなってきたのか、凛は目を覚ました。
「…んぁ…」
「「…!!!」」
凛が目を覚ますと同時にルーミアとフランは凛に抱き着いた。いきなり抱き着かれて凛はそのまま押し倒される形になった。
「…へ?ちょっ、うわっ!?」ドサッ
「あ、あのー、ふ、フランさん?る、ルーミアさん?」
「…りんのばか」
「あなたってほんとうにばかだよ」
「…え?何で目覚めて早々に罵倒されたの?」
なにやら一人で「解せぬ…」とか呟いていた凛にパチュリーと魔理沙が
やれやれ、と言った感じで話しかける。
「まったく…あまり心配かけさせないでもらえるかしら?急に倒れたりされたら心配するでしょうに」
「パチュリーの言う通りだぜ?だからその2人にはちゃんと謝っておけよ?私達よりも心配してたんだからな」
ここまで言われてやっと凛には納得がいった。
2人をさらに抱き寄せて
「あー、その、悪かった」
「ごめんなさい…わたしのせいで…」
「久しぶりに遊べたから羽目を外しすぎただけなんだろ?だったら気にすることはないぞ?」
「で、でも!」
「俺が気にしなくていいって言ったんだ。大丈夫だよ」
そう言ってフランの頭を撫でる。
「…うん!!」
撫でられたフランの顔はどこかスッキリした、優しい顔をしていた。
「ルーミアも、悪かったな」
「ほんとうだよ…無茶しすぎだもん」
そう言ったルーミア声はどこか震えていた。
凛は自然と手をルーミアの頭に置いて撫でていた。
「……!!」
少しの間撫でていると、ルーミア達の後ろから、
「私達には何か言うことはないのかな?」
と、魔理沙がにこやかな笑みを浮かべて問いかける。
「あー、パチュリーも霧雨も悪かったな。てか図書館でこんなに暴れても良かったのか?」
「図書館はパチュリーが元通りにしてくれるから大丈夫なんだぜ!!というかそろそろ私のことを名前で呼んでくれてもいいんじゃないか?」
普段名前でしか呼ばれない魔理沙にとって、名字で呼ばれることはあまりなく、気恥しいところもあるので、魔理沙からしてみると早く名前で呼んで欲しかったのだ。
「って言われてもなぁ、まだ会って1、2時間くらいしか経ってないし…」
凛がなおも渋っていると
「これからもどうせ関わることになるでしょうから諦めたらどう?」
パチュリーからとどめの言葉が飛んできた。
「まぁ、それもそうだな。なんかあったらよろしく頼むぞ、魔理沙」
「やっと呼んでくれたか、なかなか素直じゃないな!」
「うるせぇ、余計なお世話だっての」
「あ!凛、お前さっきフランの狂気を治せるとかどうとか言ってなかったか?」
「…?……あー、うん。治せるね」
それを聞くとフランの肩が若干揺れ動く。そして恐る恐る尋ねる。
「そ、その方法は?」
「そうだな、俺らと一緒に遊ぶってことかな」
「…へ?」
フランやルーミアが素っ頓狂な声を上げる。
パチュリーは理由を聞きたがっているし、魔理沙に至ってはクスクス笑い始めた。
「遊ぶって言ってもさっきみたいな死にかけるような遊びじゃないぞ?普通に隠れんぼしたりとか、追いかけっこしたりとかそんな感じだ」
「それが、どう狂気の改善に繋がるのかしら?」
「(まぁ、その質問は来るでしょうなぁ…説明めんどくさいけど、頑張るか…)えーと、俺の予想だとフランの狂気はストレスが原因で起きているものだと思っている。外に出させてもらえないって気持ちがストレスとして溜まって、破壊衝動に変わっていったんじゃないかなぁと考えてる。だから俺ら一緒に居て、遊んだりしているうちは大丈夫だと思うよ」
一通り言い終わった凛は
「(こんな説明で納得してくれるのか…?)」
と心配していたが、杞憂に過ぎなかったようで、
「うーん、あんまり難しいことはわからないけど、要は私達とフランちゃんが一緒に暮らしちゃえばいいんでしょ?」
「(……ん?あれ、なんかすっ飛ばしてない…?なんかこのままだと凄く嫌な予感が…)」
「なら私ルーミアちゃん達と一緒に行って暮らす!パチュリー、駄目かな?」
「私としては良い影響になるだろうし、構わないと思うけど、レミィが許すかしらね」
「それじゃあ、行くか」
凛の急な発言に周りは?といった様子である。
「行くってどこに??」
「レミリアのところだよ。会って直接フランと話をさせる」
「……はぁ、どうせ止めても無駄なんでしょうね」
「フランがやっと出たいって言ったんだ。その思いを尊重しないとな」
「わかったわ。私と魔理沙も付いていくわ」
自分の名前を急に呼ばれた魔理沙は驚き、パチュリーに抗議する。
「なんで私もなんだ!?」
「だって貴方を1人にしておいたらまた本が持ち出されるかもしれないじゃない」
「まったく!パチュリーも心配性すぎなんだぜ!」
「主にそうさせているのは貴方のせいなのだけれど?」
パチュリーと魔理沙のやり取りを苦笑いを浮かべながら聞きつつ、凛達はレミリアの所へと向かっていった。
文章構成とかいろいろめちゃくちゃですみませんm(*_ _)m
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