一閃SIDE
「はっ、ここは……?」
気がつくと俺は教会にいた。確か俺は任務を終えて部屋で寝ていたはず……。
「イッセー君……」
「飛鳥? お前もいるのか?……ってどうしたんだその恰好!」
幼馴染の飛鳥の声を聞いて振り返ると、そこにはウェディングドレスを着た飛鳥がいた。な、何で飛鳥がウェディングドレスを着てるんだ!? ま、まさか、誰かと結婚するのか飛鳥!?
「どうしてって……今日は私たちの結婚式だよ」
「えっ!?」
俺達の結婚式!? どういうことだ!?
そこで、俺は気がついたおれの着ているのは制服ではなく、白いタキシードだった。
「ま、まじでか……」
「ずっと一緒にいようね……イッセー君」
……ほ、本当に俺は飛鳥と結婚するのか。ゆ、夢じゃないよな?
「……服部飛鳥、汝は兵藤一誠の妻として永遠に愛することを誓いますか?」
「はい……誓います」
「兵藤一誠、貴方は愛する人々を一生、愛し続けることを誓いますか?」
「は、はい……誓います」
俺は緊張しながらも、ちゃんと誓いを言えた。……あれ? ちょっとおかしいような気が……。
「では……誓いのキスを……」
「「「「ちょっと待った!」」」」
神父さんが、キスへと誘導しようとしたとき、俺と飛鳥の背後に数人の女性が……えっ!?
「飛鳥! 何でまたないんだ!」
「みんなで幸せに暮らすと決めましたよね?」
そこにいたのは焔たち、俺の仲間だ。いつの間に俺の背後に? いや、今、俺が気になっているのは……。
「何でみんなウェディングドレスを着てるんだ!?」
そう、もと蛇女選抜メンバー、閃鬼隊メンバー。それに半蔵学院メンバーの全員がウェディングドレスを着ていた。な、何でみんながウェディングドレスを着てるんだ!?
「何でってみんなで話し合ったじゃないか」
「イッセーはみんなの共有財産にゃ」
「……逃がしませんよ一閃兄さま」
何それ!? 全然聞いてないけど!?
俺は混乱して逃げようとしたが……。
ガシャアアアアアッンンンン!!!!!!!!!!!!
「焔! お前も私のことを忘れていただろう!」
「そ、総司!? ってお前もか!」
ステンドガラスを割り、総司たち補欠メンバー五人が入ってきた。五人ともウェディングドレスを着ていた。これで総勢19人の花嫁が……。
「みんな集まったことだし……」
「「「「「さあ、私たちの
「ちょ、みんな落ち着け!」
「はっ!」
気がつくと、俺はテーブルの上に突っ伏していた。な、なんだ。夢だったのか。どうやら、俺は本を読んでいたら寝てしまったらしい。
「はあっ、あんな本を読んでいたからあんな夢を見てたのか……」
俺は一冊の本、デート・ア・ライブアンコールを手に取った。この本の中にはウェディングドレス姿になった精霊が出てきた。たぶん、そのシーンが印象的だったんだろうな。あと他に……。
「イッセー君! 早く準備しないと霧夜先生と凛先生の結婚式が始まるよ!」
「ああっ! 今行く」
そう、今日は鈴姉の結婚式。ジューン・ブライドに憧れていたんだと。
……ってか、恋人がいないのに結婚とか無理だろ! それにあんないっぺんに……みんなが俺のことを好きだなんてありえない。……まあ、ああなったら嬉しいけどな……って! 俺は何を考えてるんだ!
はい、今回は予定を変更して六月ということなので、六月の花嫁の話を書きました。
これは未来の話で蛇女の戦いが終わった後で高校一年生ぐらいです。
次回こそは紫とのデートです。