「F35JB、発ー「待って!」
声をいきなり掛けられ、はっとして振り向く。
「けんりゅう?」
「いぶきさんがやるよりも、わたしがこっそり行った方がいいかと...」
なるほど、言われてみれば私の戦闘機でやるより、こっそりやった方が、後々いいかもしれない。
と思ったら、あたごさんが溜め息をつき、
「で、本音は?」
「...89式撃ちたいなって...」
アッハイ
「じゃ、行ってきます。急速潜行!」
かくして、深海悽艦を撃破し、私達は横須賀へと進路を向けた。
ここは横須賀鎮守府。
「じゃ、提督、対潜任務行ってくるわ!」「ああ、行ってらっしゃい」
今日も雷は時雨と近海に出掛けた。
「...それにしてもこんな近海、本当に潜水艦出るのかしら?」
「いぶき、このままいくと横須賀よ!」
「港ね。水上目標が複数。」
「どうするの?」
「えっと、私の艦載機で偵察とか」
「だめです。それジェット機でしょ」
(´・△・`)エー
!
『水上目標二!高速接近!』
妖精さんが怒鳴る。
即座に水上レーダーを確認。
『レーダー反射面積から、この時代の駆逐艦と思われます!』
私達の時代にはズムウォルト級というレーダー反射面積を抑えた艦があるが、そんなものはこの時代存在しない。
「反転して離脱!」
『無駄です!もうあちらの目視確認距離です!』
なら...
いち早く気付いたのは時雨だった。
「雷ちゃん!前方に重巡4、空母1!」
「でもあいつらでは無さそうね...近付いて確認しましょう!」
「君たちは一体?」
「...その前に、今は何年ですか?」
「?1942年よ?」
「確信しました。私達は未来から来た...護衛艦隊です。」
「えっ」
ドタバタ...
「大変よ司令官!未来から艦娘がきたの!」
目をやると、そこには綺麗な灰色の飛行甲板を装備した、空母艦娘がいた。
「えっと、君は?」
「第五護衛艦隊、旗艦の航空母艦、いぶきです。」
「君が未来からきた、というのは本当か?」
「はい。あとはカクカクシカジカシカクイムーブ」
「コンテトレビアンダイハツウ。成る程。」
「はい。あと艦隊の構成は、空母1、護衛艦4、潜水艦1、補給艦1です。」
「未来の艦か...見てみたいな...」
「なら此処に呼びましょうか?」
「頼む。」
データリンクを起動する。
「みんな、きて!」
『失礼します!』
「私はイージスシステム搭載ミサイル護衛艦ちょうかいです。」
「同じくあたごです」
「そして私が汎用護衛艦ゆうぎり」
「同じくせとぎりです。」
「そしてわたしが!AIP機関搭載新鋭潜水艦、けんりゅうです!」
「補給艦、おうみです~」
「っと、こんな感じです。」
すると提督は、護衛艦達の装備に目をやった。
「砲が一門だけ...とガトリング式の遅れた技術の機銃?未来はそんなに平和なのかね?」
「とっても平和ですよ(白目」
提督は鼻でわらった。「これじゃあ戦力になりそうも無いな!」
笑みがこぼれてしまう。
と、あたごさんが「ほう、言ってくれるじゃないか...」
ちょうかいさんも「なるほど、提督はそうお考えですか。」
とどめに「演習させてよ!」
基地から少し離れた海域。あたごさんが単独演習をおこなう。
相手は...
「加賀です。」
一航戦...加賀さん!
あれ?あたごさん?
「提督、ナメているのか?」
静まりかえる。「それは本気で言っているのか?」
「当たり前だ。なんで私がレシプロ機を相手にしなければいけない。」
「頭にきました。」
「まあいい。演習開始だ!」
距離は20km。あたごさんがにやける。
「…いつから貧弱な装備だと勘違いしていた?」
あたごさんのMk41VLSが開放される。
「あれは嘘だ。」
次回ネタバレ
相手は死ぬ