深夜の駒王町。そこには何もなく、ただただ暗闇が支配する場所。そこに
ヒュン!
一陣の風が通りすぎる。
否
それは風ではない。素早く動きながらも、獲物を探す一匹の獣。その姿は白く、所々は毒々しい紫の傷跡が走る身体を持ち、眼は血のように紅い。左腕には淡く蒼く光が灯る銀色の腕輪をつけた生物。
ズダァン! ダッ!!
道路を陥没させながら疾走する獣がいた。
「グルルルルルゥゥゥゥゥ・・・・・・・・・」
目を紅く光らせながら、獲物はどこかとさがして。
とある廃工場に何かがいた。それは人でありながら人ではない。上半身が美女でありながら下半身は、化物。それは悪魔と呼ばれる存在である。その中で主人から離れた者達を「はぐれ悪魔」と呼ぶ。そのはぐれ悪魔はのうのうとやって来た獲物を喰わんとする。
「変わった匂いがするぞ?甘ったるくて、ピリッとした奇妙な匂いだぁ・・・美味しいかな?不味いかな?」
ゆっくり、ゆっくりとズシンズシンと音をたてて歩いてくる。明るみに出た瞬間、その悪魔は驚く。
「・・・・・・」
白色の身体に毒々しい傷跡。血のように紅い眼のそれに悪魔は恐怖さえ感じていた。と
「俺が美味いか不味いかは、戦って見りゃわかるかもしれんぜ?」
口を開き、両腕を大きく外側へ広げて構える。
「お前は何だ?お前のようなヤツ、見たことがない。」
悪魔は目の前の存在に畏怖する。
「答える義理はねぇな。これから死ぬ阿呆にわざわざ話す舌を持っちゃいねぇ。」
走り出す白い生物。悪魔は眼で追うのがやっと、ではなく追うことさえ叶わない。
「チョコマカ動くなぁぁぁ!!!」
いつのまにか持っていた槍を生物に向かって投擲する。だが、生物はスルリスルリと縫うように避ける。
「おのれぇぇぇぇ!!!」
しびれを切らしたのか、悪魔は自分の胸を触ろうとする。
「させねぇよ」
いつの間にか背後に移動していた生物は、両腕のヒレ状の何でも切断させることができるカッターで悪魔の両腕を斬り飛ばした。。
「アギャアアアアァァァァァアア!!?!??腕がァ!腕がァァァァァァ!?!?」
一瞬の事で軽いパニックに陥った悪魔。生物はそれを見逃さずに
「腕部大切断(アームズビックスパニッシャー)!!」
両腕のカッターを上から下へと降り下ろす。
ズシャア!!
その悪魔は、物言わぬ肉片の屍へと成り下がったのだった。
それから数十分して、紅い髪が美しい女性とその他4名が廃工場に来たのだが、物言わぬ肉片の屍へと成り下がった悪魔を見て驚いていたと言う。
悪魔を討伐した白い生物はというと。
シュウウゥゥゥゥ
白い煙と共に現れるのは、「早乙女 カズキ」だった。
イリヤんかわええ。撫でたいなぁ( //^ω^//)ホッコリ
うーむ、中々目指したいところまで目指せない自分にモヤモヤするね。戦闘然り。因みに技名とかは造語。