sideキンジ
「―もう逢える頃と、推理していたよ、キンジ君、キリト君」
なんだ―
この雰囲気は。
格の違いがハッキリとわかってしまう。
これが…俺やアリア達子孫とは違う、オリジナル― 一世の雰囲気か…!
「―お互いに自己紹介は不要かな。でも僕達は君に、こう言わなければならないのだ。今ここには、僕を紹介してくれる人が1人もいないようだからね」
1泊おいて―
「―初めまして。僕は、シャーロック・ホームズだ。そして彼が―」
後ろのヒースクリフは…キリトと睨み合ってるな。
2人とも抜刀した状態で。
「…少々取り込んでいるようだから代わりに紹介しよう。茅場 晶彦、『ヒースクリフ』だ。―後、そこに隠れている2人、出てくることをお勧めするよ」
ばっと振り向くと――
「うえ〜!なんで気づいたんだよシャーロックよぉ〜!」
「気配、は、消しているつもり、だったんだが、な」
毒ナイフを弄っているジョニー・ブラックと、消音狙撃銃―アキュラシー・インターナショナル・L115A3を持ったザザがいた。
「PoHはいないのか…?」
睨み合いをひとまず中断したキリトが聞いた。
確かに、ラフコフにはもう1人いたはず…。
「ヘッドなら、少し前、から、行方不明、だ」
「そそそ、行方不明行方不明」
…
「キンジ」
「分かってて言ってるな、あの2人」
なんてこった。
最強の探偵・シャーロック・ホームズ。
アインクラッドの魔王・ヒースクリフ。
そしておそらく、最強のPK(殺人鬼)・PoHまでいるのか…!?
「アリア君」
シャーロックとアリアの目が合い――
「時代は移ってゆくけれど、君はいつまでも同じだ。ホームズ家の淑女に伝わる髪型を、君はきちんと守ってくれているんだね。それは初め、僕が君の曾お婆さんに命じたのだ―」
ガキンッッッ!
後ろからシャーロックに飛んだ弾は、ヒースクリフの盾に弾かれた。
「取り込み中、悪い、が、こっちを、無視、してもらったら、困る」
「…ワォザザ、そこフツースルーするとこじゃね?」
「―『ラフィン・コフィン』か。推理通り邪魔してきたね。アリア君、手短に話そう。僕は君を後継者として迎えに来たんだ。おいで。そうすれば、君の母親は助かる」
一気に、アリアの心が傾いたな。
…ちなみに今の短い時間だけでもザザ、ジョニー、キリトのライフルとサブマシンガンとハンドガンが火を吹きまくっていたのだが、全て盾に阻まれたのは割愛。
「行こう。君のイー・ウーだ」
フワリと、コートの裾を紙飛行機のように広げて、たった一歩でイー・ウーの甲板まで戻ってしまう。
シャーロックが戻るのを確認したヒースクリフは、青いクリスタルの様な物を手に持つとボソボソと何か言い―
「ッ!!??転移結晶!?」
―青い粒子となって消えた。
クソッ!
「アリアッ―!!?」
無音の弾丸―!?
「俺達として、は、お前達と、イー・ウーを、潰す順番は、どっちが先、でもいいから、な」
シャーロックは今なお遠ざかっている。
ヒースクリフとPoHは何処にいるか分からない。
一体、どうすれば――
ベシッ!
「イテッ!―理子!?」
「キーくんキリくん、教授を追って。あいつらは、理子たちが抑えるから」
「『理子たち』って…」
「おーおー『閃光』サマとリュパンと、あと誰がいるってんだー?」
「―妾を、忘れるなぁ!!キンイチを撃ちよってェ!!」
ゴスンッ
…あの、パトラさん?その蓋、凄く重かったと思うんですが?
「チッ、『砂礫』、か。それでも、五分五分―」
「いつ『3人』と言った」
「!?に、兄さん!?怪我は!?」
「心臓を撃たれた程度だッ!心配するなッ!」
「…遠山家って、こんなリアルチートだったっけ?」
キリトのツッコミはスルー。
「キンジ、カズト!シャーロックもヒースクリフも、俺1人では勝てない!
だが、お前たち2人なら、可能性はある!
――俺は初めて、理屈の通らん事を言ってるかもしれん―この原潜に、たった2人で、たった数丁の拳銃と刃物で挑めと…!だがー人生には、理屈を超えた戦いをしなければならん時があるッ!今がその時だ!!」
兄さん…
「―キリト。アリアを、追うぞ」
「ああ!」
俺は兄さんから、2発の9ミリ武偵弾を受け取り、兄さんと俺のヒステリアモードの説明―奪うベルゼと、死に際のアゴニザンテ―を聞かされた。
さて―
「行くぞ、合わせろ!」
「そっちこそ遅れるなよ!」
アンベリール号から海に出来ていた流氷に飛び降り、さらにイー・ウーに向かって進む。
「止まれ!シャーロック!」
バスッ!
9ミリ弾は、真っ直ぐシャーロックに向かって飛んでいき―
ギンッ
なー
『ミラー』と『インヴィジビレ』を同時にやったのか!?
「キンジ!驚いてる暇はないぞ!」
パパンッ
返ってきた弾は、キリトが『ビリヤード』で弾いた。
「お前もかなりチートだろキリト!」
「そりゃビーターだからな!その言葉、ブーメランで返してやるよ!」
「ヒステリアモード無しでやってる時点で人間やめてんだろ!一緒にすんな!」
『随分余裕そうだけど大丈夫なの!?』
「「大丈夫だ、問題ない」」
『息ピッタ!?』
まだ通じていた無線で余裕だと言ったが―
かなり、キツイな。
お互い精度に差はあるが、『インヴィジビレ』同然のスピードで『ビリヤード』と『ミラー』を撃ち合っている。
逸らし、弾き返し、時には斬り落とす。
弾丸の数はネズミ算に増えている。
名付けるなら―
『冪乗弾幕戦』ってとこか?
ボストーク号側面にあった階段を駆け上がり、ハッチから中に入ると―
「なんだ…これは…」
「化石に剥製に…すごい量だな」
太古の生物の化石に絶滅種の剥製まで所狭しと並んでいる。
そのホールには、開いた扉が1つ。
(入って来いって事か?)
扉の先は、―データベースか何かか?
昔ながらの書類形式のもあれば、高速でスクロールし続けているスパコンまであるな。
「…ここの紙きれ2、3枚持って帰っただけですごい事になりそうだな」
適当に1枚取って見ると―
『ロスアラモス』?
英語でいろいろ書いてあるな。全然分からんけd―!
「キリト!伏せろ!」
ガラガラガラガラッ
sideキリト
油断した。
まさかトラップ―それも爆弾や銃撃じゃなくて、シャッターで分断するタイプのがあるなんて。
「キンジ!無事か!」
『あぁ!ッ―』
「?どうした?」
『…さっきまで開いてなかった部屋が開いた』
ん――正面にあるあれか。
「こっちにもある。分けるつもりらしいな。キンジ、気をつけろよ」
『そっちもな』
扉の先の部屋をいくつも通り過ぎる。
その最深部には―
「やはり君が来たか、キリト君」
「ヒースクリフ!」
「ふむ…武器再現まで出来たのか。君達のチカラにはいつも驚かされ「アリアは、何処だ」…人の話は最後まで聞くものだよ。―質問の答えは、キンジ君の進む先にいる、だ」
同時に、遠くから銃声が聞こえ始めた。
9ミリパラと――.45ACPの。
(クソッ―)
「何処に行こうとしているのかね」
入ってきた扉―閉まっている。
コイツを――ヒースクリフを斃すしか、無いのか。
なら―
「速攻で、決めるッッ!!」
カ「ねぇねぇうp主」
う「なんだよ」
カ「さらっと原作で死んだハズの茅場だしてるけどどう説明つけんの?」
う「ゲ」
カ「オイコラうp主」
う「考えておきます…」
カ「―そういえばさ、前に私に何がいいって聞いてたじゃん?」
う「ん―ああ、あれか。(21話参照)」
カ「本編で出すかは決めてないけどとりあえず―」ガシッ
う「アノ、カナウサン?頭離シテ」
カ「圧縮圧縮ゥ!!」
う「えげつn痛い痛いつぶれr」
カ「つぶれろこのヘタレ饅頭!」
う「」チーン