ピコン!!シボウフラグガタチマシタ
「!?」
sideキリト
「見えました」
ヘリ内部でジャックされたバスを追っていたら、とうとつにレキが言った
窓の外を見るがよく見えない
「どこだよ」
「ホテル日航の前を右折しているバスです。窓に武偵校の生徒が見えます」
「よ、よく見えるわね。視力いくつよ」
「左右共に6.0です」
「それスコープ必要か?」
すごく気になる
ヘリは素早くバスの上につく
あらかじめ決めてあったが、今回はアリアがバスの外側を、キンジがバス内部を、オレが屋根に陣取って周囲を警戒することになった
2人の邪魔にならないようバスの縁ギリギリに着地したオレは、まずチャリジャックの時のような移動式銃座を警戒した。バスのスピードを考えると、セグウェイは論外、バイクの類もスリップによる自爆の可能性がある以上ないと思っていいだろう
─となると後は車、それもオープンカーだろう
『キンジ、状況はどう!?』
(ん‥あれは)
『お前の言った通りだったよ、このバスは遠隔操作されている。そっちはどうだ』
ルノー・スポール・スパイダー!?
『─爆弾らしきものがあるわ!』
まずっ、迎撃が間に合わない!
「アリア!今すぐ登って来い!キンジ!車内のみんなを伏せさせろ!」
『潜り込んで解体を─あっ!』
追突された!
しかもウージーの銃口はバス内部を─
「クソッ!」
縁ギリギリに立ってたのが幸いだった
全弾は無理だったが大半を切るか弾くことができた
「キンジ!運転を武藤と変わってもらえ!」
『もう変わったよ!耳元で大声出すな!」
「武藤!?」
『ちくしょうこれで免停だよ!どうしてくれんだコンチクショー!』
「友達見捨てたバチだ!ざまあみやがれ!」
『落ちやがれ!轢いてやる!』
「その前に車を輪切りにしてやる!」
武藤とバカやってる間にキンジとアリアが屋根に登ってきた
「キンジ!オレのメット使え!」
「キリトはどうすんだ!」
「銃弾切れっからイーんだよ!」
武藤がなんかまだわめいているけどまあいいkaー
「後ろっ!伏せなさい!何やってんのバカ!」
ふと背後を見ると、ルノーがウージーをキンジの顔面目掛けて撃つのが見えた
(しまっ─)
バチッバチッ!
被弾音、それに血
だが顔面に当たった割には音も血も少ない
「アリアっ!」
見ればアリアが撃たれて転がっている
(クソッ─)
あっちはもうキンジが動き始めている
ならこっちはルノーを殺る!
「ッ─」
57をフルオートでワンマガジンぶっ放してルノーとウージーを粉々にする
が─
(まだくんのかよ‼︎!?)
さらに同じ物が3つきた
もうレインボーブリッジに差し掛かっている。
(爆弾を、頼む)
橋の真横に来ていたヘリ内部に小さく見えたレキにジェスチャーを送ると届いたと信じてルノーを壊すべくジャンプ、接近してきた一台のボンネットに剣を刺す
コントロールを失ったルノーを後続にぶつけることには成功したが、壊れた訳じゃないし、何よりウージーが生きてる
(なら─)
素早く後方宙返りをきめると同時に57のリロードをすませる
右手に剣、左手に拳銃を構える
ウージーは─ いい狙いだ、頭、脚、右手の手元と急所とガードしにくいところを狙っている
「いいぞ─ 来い‼︎‼︎」
sideキンジ
額を撃たれたアリアの応急処置をすませてヘリに乗せた後、ルノー3台を相手にしているキリトを援護すべく見たら─ そこには下手なアクション映画以上の光景があった
ウージー三丁からぶっ放された弾丸を全て切断、それも被害を減らすべく上下左右に弾き、時折57で反撃している
剣で弾丸を切る
映画やマンガではデフォだが現実ではとても難しく、出来るヤツなど─ それこそ教務課のバケモノどもを除けば二刀流だった頃のキリトくらいである
その時でも切られた銃弾はそのまま角度を変えて飛び続けた
銃弾切りは、実際にやってるのを見たことがあれば分かるが、あれは自分の身は守れるが周り、特に後方へは切られた弾丸が飛んで来る、しかも倍に増えてなので、味方にとってはかなり危険な技なのである
それを上下左右に弾くということは、今のキリトを見て気がついたが弾丸を切ると同時に剣の角度を僅かに変え、それで無理やり軌道修正しているのが分かる
あまりの凄さに呆然と見ていたら、ウージーは弾切れか動かなくなり、あっと言う間ルノーごと粉々になった
「‥見てたんなら手伝えキンジ」
「えっ、あぁ、悪いな」
というわけでひとまずここまで!
第7話以降はまたしばらくお待ちください