ワールドトリガー ~ー三つの毒に侵された吸血鬼ー~ 作:lOOSPH
ある集団のもとを離れ
一人の少年と出会う
異形な力と
一つの思いを抱きながら
さあ、始めよう
ある場所
そこでは、一人の少年が息を切らしながら走っている
「はあ・・
はあ・・」
するとその少年の前に複数の人影が現れる
「待て!
どこに行くつもりだ!!」
複数現れたうちの一人の人物がそう告げる
「どこでもいい、僕は僕のいるべき場所に戻るそれだけだ!!」
「貴様・・・
女王に力を与えられた恩を忘れたか!?」
別の一人が叫ぶ
「忘れていないさ、でもそれでも僕には立ち止まっている理由はない!」
「裏切者め、始末してやる!」
と一人が切りかかるも、少年の剣の一振りに切られ消滅する
それに合わせて一斉に向かっていくが少年に次々と倒され、全滅した
「すまない・・」
と少年はその場を離れていくのであった・・・・・・・・
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「・・・」
とある部屋、そこには
一人の少女が座っていた
するとそこに
「女王様!」
一人の男性が入ってくる
「何だ騒々しい・・・」
「下級の者が脱走を図りました!」
「何だまたか・・・
そんなことでいちいち騒ぐな・・・
いつものことだろう、それで今度は誰だ?」
「ユウ、ユウにございます!」
その名前を聞いて少女は大きく反応する
「本当か、間違いないのか!?」
「はい・・・」
「なんとしてでもとらえろ!
奴をここから一歩も出すな!!」
「はっ!」
とその男性はその部屋から出ていくのであった
「ユウ・・・」
するとそこに
「大変なことになりましたね~?
女王陛下?」
と声をかけてきた一人の人物
「何の用だ・・・」
「いいえ、女王陛下のお気に入りが脱走したと聞いて
僕自身も気が気でないだけですよ」
「まさか・・・
貴様が手引きしたのか・・・」
と突如現れた人物を睨む少女
「滅相もありませんよ、フフフフフフフ・・・・・・・」
「・・・」
出ていくその人物をじっと睨みつけている少女であった・・・・・・・・
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城塞都市カルワリア
そこを縦横無尽に駆け回る、一人の少年
「よっと・・・」
とある場所に着地する少年だったが
「これは・・・!?」
そこにあったのはなんと
大量のトリオン兵の残骸と敵の兵隊の死体が転がっていた
「何があったんだ・・・」
『ユーマ!
前方に反応がある』
声が聞こえて構えるユーマと呼ばれた少年
そこにいたのは
「あ、ああ・・・」
敵兵の首筋にかみついている一人の少年だった
すると少年は、ユーマと呼ばれた少年に気づいた
「・・・・なんだ?
まだ敵が残っていたようだな・・
見たところ子供のようだが・・」
「俺はクガ・ユーマ
背は低いけど14歳だよ」
相手の少年の名前を聞いて反応する
「クガ・ユーマ?
ひょっとして・・・
あっちの世界のことを知ってるのか?」
「あっちの世界って?
ひょっとしてお前、向こうの世界の?
この戦争が終わったら、行くつもりなんだ」
すると少年が言う
「だったら!
僕も連れて行ってくれ・・
僕はあっちの世界に戻るために、ここに来たんだ
何でもする、だから頼む・・」
「ふむ・・・
別にいいけどこの戦争を最後までするって、決めてるからすぐには無理だ
敵じゃないなら俺の仕事を手伝ってほしい
そうしたら俺も助かるし戦争も早く終わって、お前も早く向こうの世界に行ける
悪くない条件だと思うけど?」
「そっか・・
確かにいいな
その話受けよう
僕はアリアケ・ユウ
ユウでいい」
「そっか、ユウっていうのか
よろしくなユウ」
「よろしく、ユーマ」
こうして二人の少年は出会い、二人は腕を組み合うのであった
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とある場所
「 現在の状況を報告せよ 」
「先ほど、我が傘下の第三位の部隊が、惑星国家を三つ制圧いたしました
その国の住人を何人か家畜として捕獲しております・・」
そこでは200人以上の人数の者が、一人の人物を囲むように
報告をしていた
「・・・」
その中で一人、先ほど女王と呼ばれていた
少女が不機嫌そうに頬杖をついて報告を聞いていた
「どうしたのクリス?
随分と機嫌が悪そうだね・・・」
と隣の人物が彼女に話しかける
「五月蠅い・・・
お前には関係のないことだ・・・」
「また脱走者でも出た?
相変わらずダメだな・・・
僕みたいな完璧な統治を志さないとだめじゃないか?」
「やかましい、その口を閉じろ・・・」
「わかった・・・
君のところがどうなろうと僕には
関係のないことだからね・・・」
と前を向き直る隣の人物
そしてクリスと呼ばれた少女は
天井を見つめていたのであった・・・・・・・・
運命は今、始まる・・・・・・・・