ワールドトリガー ~ー三つの毒に侵された吸血鬼ー~ 作:lOOSPH
二人のことのみをさすのではない
二人の児
それもまた
双児なのである・・・・・・・・
旧弓手町駅
そこでA級7位三輪隊の強襲を受ける修と遊真達
遊真に銃を放った三輪に怒り
一人三輪隊と抗戦するユウ
だがそこに突然
三輪隊を押しのけ現れた二人の人物
その人物はユウのことを知っているようだが
「やっと見つけたぜユウ・・・」
「久しぶりだね、ユウ君」
「エリス、ケレス・・
久しぶりだね、できれば会いたくなかったけど」
と露骨に嫌そうな表情を見せるユウ
「なんだ貴様ら!
邪魔をするつもりか」
目つきの鋭い少年が突如現れた二人の人物をにらみつける
「それはこっちの台詞だろうが」
「そうだよ、邪魔しないでよせっかくの僕たちとユウ君の運命の再開なんだからさ」
と二人は槍をもってそれをバトンのように回す
「なんであろうと関係ない・・・!
と一人向かっていく少年
「だめ!」
ユウが制止するも間に合わず
なんといつの間にか少年が縦横真っ二つ十字にその体を切り裂かれてしまった
『戦闘体活動限界
と少年は飛んで行ってしまった
「秀次!?
やっべ」
それを見ていた槍使いの少年は、猛烈な危機感を覚える
「ちっ、せっかく捕まえるチャンスだったのに・・・」
「いいよ別に、邪魔ものがいなくなったんだしこれでゆっくりとユウ君にかまってあげられる」
「できればほおっておいてほしいけどな!」
すると二人の人物
赤髪のケレス、青髪のエリスが
槍をそれぞれ持ってユウに向かっていく
ユウも応戦するが二人の絶妙なコンビネーションに押されて行ってしまう
とそのうち、エリスの方に向かっていく一人の人物
「遊真!?、何やって・・」
「わかってる、この二人は俺たち二人掛かりでもかなわないってことぐらい、でもこのままだとジリ鎮だ
勝てないまでもどうにかして引き筋を見つけ出す!」
「へえ、君のそのトリガー、そうかそうか
でもそれで僕をどうにかできると思ったら・・・、大間違いだよ!」
とエリスの槍が遊真に突き出される
わずかに首が切り裂かれ、トリオンが漏れ出す
「やるじゃない、今のは首を落としたつもりだったけど」
「やっぱり強いな、アンタ・・・」
これにははたで見ていた修も驚いていた
「(空閑が手傷を負った!?
今までどんな相手でも
傷一つつかなかったのに・・・
こんなの初めて見たぞ・・・!)」
すると
「お前を連れて来いってフェルド様から言われているんだがまあいい・・・
ちょっとだけでも楽しもうぜ!」
「君のことも連れて帰れば女王様もお喜びでしょう
僕たちにとらわれてくれる?」
とケレスはユウに
エリスは遊真にそれぞれ向かっていく
ケレスは槍を素早く振るい
ユウはそれを剣で受け流し直撃を避けていく
エリスの槍の一撃をシールドを張って防ごうとする遊真、だがいともたやすく切り裂かれてしまう
それぞれの戦いを見つめる槍使いの少年と修、千佳
遊真が背中に印をつけて勢いをつけ攻撃を仕掛けるが
エリスはそれをいともたやすくかわし
それどころか腕を切り落としてしまう
「遊真君の腕が・・!」
それを見て千佳はつぶやく
「(強い、一人あの空閑を圧倒してる・・・)」
修もその様子を見て驚愕を覚えている
千佳もその成り行きを心配そうに見つめている
「っ」
ユウの方もどうにか対応するも息切れが目立つようになる
「ユウ?
お前最近、トリオン全然吸ってねえだろ?
攻撃に鋭さが足りねえよ!」
「(本来のスタイルなら
こいつらに勝てるとまではいかずとも
退くための活路は開ける・・
でもどうしたら・・)」
すると
「やあああ!!!!」
槍使いの少年が
ケレスに槍を突き出していく
「不意打ちのつもりか?」
「だったんだがな」
だがそれも防がれてしまう
「(いまだ!)」
だが意識を槍使いの方に向けた一瞬のスキをついてユウがケレスに切りかかり
「っ!?」
見事、ケレスの槍を持っている方の腕を切り落とした
「ちぃ!」
「そうだ!
レプリカ
さっき手に入れた印
使っていいか?」
『それを決めるのはユーマ自身だ
印は
「オーケー
ユウ、離れてろ!」
遊真の声を聴いて
ユウは離れ、槍使いも同じく離れる
「
と放たれた銃弾はケレスとエリスに放たれた
二人は難なく槍ではじいていくが
槍から重りが現れ、二人は身動きが取れなくなった
「おおーいいなこれ」
「それって秀次の!?」
「今のうちにここから引き上げるよ!」
とユウと遊真は槍使いの少年とともに
修と千佳絵を連れて引き上げていくのであった
「くそ、うごけねえ・・・」
「やられたね・・・」
取り残された二人は
そう呟いていたのであった・・・・・・・・
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少し離れた場所で
「すっげーなお前のトリガー
秀次の奴と一緒じゃん」
話をしている一同
「どうにか逃げられた・・・
何だったんだ今の奴らは
学校に現れた人型
とそこに
「お、どうにか逃げられたみたいだな」
迅と二人の少年が現れる
「迅さん!」
「どもども、ビルの屋上でレプリカ先生とばったり会っちゃってさ
せっかくだから来てみた
おっ、なんかかわいい子がいるな、初めまして」
「えっ、初めまして、雨取千佳です・・」
「千佳ちゃんね、俺は実力派エリートの迅
かわいい子はいつだって大歓迎」
と遊真とユウのほうに向かう
「おー、遊真もユウも結構やられてるなー」
「しょうがない、相手は貴族だもん
あ、貴族っていうのは・・・」
「わかってる、忍田本部長がユウから聞いたって言ってたよ、あれがTerか・・・・
まさか
「
それを聞いて三輪隊の面々は驚きを見せる
彼のトリガーを、それを圧倒した先ほどの二人の人型を
「
レプリカ、それって何なんだ?」
『ふむ、
使用者と相性が合わなければ起動できないという難点があるが、その性能は通常のトリガーとはケタ違いだ』
「自分の命と全トリオンを・・・
じゃああの言葉は・・・」
『次にTerだが
およそ95545分の1で
その出産においてはさらに1万分の一という低確率で発生する特別な人間だ
人間のトリオンを常食とし
普通の人間の何倍もの身体能力と感覚器官を誇っている
歴史は古く、一番古い記録では千年以上前から存在していた
奴らは今までは闇の中をひっそりと生きていたが
最近になって表舞台に現れ、数々の国を進攻している
「
「まったくここのところ普通の
こいつらを追い回しても何の得にもない、お前らはかえって城戸さんと秀次にそう伝えろ」
「・・・・その
「俺が保証するよ、クビでも全財産でも賭けてやる
それにもしもなにかしたらその時はユウがどうにかするさ、何せユウはこっちの世界の人間だからな」
と迅が説明する
「そういうこと・・」
「迅さん・・・」
すると槍使いの少年が、換装を解いた
「あー負けた負けたー!
後で横入りが出てきたってもー
さあ好きにしろ!、殺そうとしたんだ殺されても文句は言えねー」
「別にいいよ、アンタじゃユウには勝てないし俺のことも殺せない」
「まじか!、それはそれでショック!
じゃあ次あったときは仕事とかカンケーなしで勝負しようぜ!、
「ええっと、あなたは
ユウが聞いた
「だって俺
でもあっちの二人は
さっき倒されて飛んで行った秀次なんかは姉さんを
「そうだったんだ・・」
すると
「陽介!、引き上げるぞ!」
「おーう、じゃあな!
次は手加減なしでよろしく!」
と遊真も換装を解いて、ユウも剣を鞘に納める
「さてと、三輪隊だけじゃ報告が偏るだろうから、俺も基地に行かなきゃな
メガネ君はどうする?、どっちにしろ呼び出しはかかると思うけど」
「・・・じゃあ僕も行きます
ユウ、空閑と千佳のこと頼む」
「わかった、千佳ちゃん、遊真はまだ日本のことについてよく知らないから、色々とよろしくね・・」
「うん、わかった・・」
「じゃあ三人とも、また後で・・・」
と一同は分かれていくのであった・・・・・・・・
少女は可能性を模索する
大切なものを
手にするための可能性を
ゆえに少女は
少年に訊く・・・・・・・・