ワールドトリガー ~ー三つの毒に侵された吸血鬼ー~ 作:lOOSPH
一人の少年は
ある時運命に導かれるように
出会った
物語を刻むために・・・・・・・・
ある場所に、二人の少年がいた
「おお~
でっかいな~
あれがボーダーの基地か」
「ねえ、遊真・・
先に学校に行った方がよかったんじゃない?
こんなに時間食うなんて、怒られるよ・・」
『ユウの言うとおりだ
ここは急がないといけない』
「わかってるよ、でもトリガー使わないで
向かっていくなんて、ユウみたいにはいかないし」
「すでに25分の遅刻だよ
遊真のせいで僕も怒られるじゃん・・」
と二人はそろいの服を着て急いで走っていくのであった
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ここは
三門市立第三中学校
そこに二人の少年がやってきた
目の前の生徒たちは二人の容姿に驚いていた
一人は白い髪に背が低く
もう一人はフードでわずかに顔が見える程度まで覆っている
「空閑遊真です!
背は低いですが15歳です!
遅れて申し訳ない!」
「有谷家夕です・・
連れに付き合っていたら遅れてしまいました。申し訳ありません・・」
頭を下げる二人
「空閑君と有明君は最近まで外国に住んでいて
特に空閑君は日本に住むのは初めてだそうなのでみんなで助けてあげましょう」
担任の水沼先生がそういうと周りが騒ぎ出す
すると
「せんせーそいつ指輪つけてます!
校則違反じゃないんスかー?」
後ろにいたガラの悪い生徒が遊真を指さす
「指輪・・・・?」
二人の隣の学年主任、森林先生が遊真の指を見る
「あら本当
空閑君、アクセサリーはダメなのよ」
「ふむ?」
と森林先生が手を伸ばす
「外しなさい、私が預かる、さあ・・・・」
「えっ・・・
無理です」
と遊真が焦るように返事をする
「無理です、じゃないよ
ほら、渡しなさい」
「ああ、ちょっと・・」
と夕がその手を払おうとしたその時
ゴキッ
「がっ!?」
夕のつかんだ森林先生の手があり得ない方向に曲がってしまった
「ああっ!?
ごめんなさい!
大丈夫ですか!?」
「あ、いや、大丈夫だよ・・・・」
「大丈夫じゃないですよ!
保健室、保健室に連れていきます
ついていきますからぁ!!」
「いや、ま、待って・・・・」
と夕は森林先生を連れて
教室を出ていくのであった
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「はあ・・
捻挫だけで済んでよかった・・」
とほっとしたように教室に戻っていく
「やっぱり普通に学校通うには・・
この力はダメなのかもしれない・・」
そんなことをつぶやきながら
その後、森林先生は病院に向かったという
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放課後
「三雲修君か・・
改めまして
有谷家夕です
ユウでいいよ」
「ああ、よろしく
それにしてもユウはずいぶんと乱暴だな
森林先生の腕、捻挫ですんでよかったけど骨折していたら大問題だったぞ・・・」
それを聞いてユウはやや暗い顔をする
「やっぱり僕は・・
みんなと一緒にいちゃダメなのかな・・」
と悲しい顔を見せる
「ああ、いや・・・
わざとじゃないならいいよ
これから気を付ければいいんだし」
「そう、かな・・」
とユウは遊真と
遊真を通じて知り合った眼鏡をかけた少年
三雲修とともに家路を歩いていた
とそこに
サイレンが鳴り響く
「「「!」」」
それに気づく三人
『ユーマ、ユウ
来るぞ、かなり近い』
するとそこに門が開き
中から巨大な怪物が現れる
ー
近隣の皆様はご注意くださいー
「おお・・・」
「バムスター・・」
「
するとバムスターは
警戒区域の外に出ようとしている
「まずい・・
警戒区域から出ようとしてる!」
「でも、俺たちじゃどうすることもできないし・・・」
すると
「ここは僕がどうにかする!
二人は避難しろ!」
「へ?
どうにかするって
どうすんだよ!?」
修は二人の前に出て何かを取り出す
「トリガー、起動!」
すると修の姿が変わり手に剣が召喚される
それを使って攻撃するがパワーが足りず、装甲にはじかれる
おまけにさらに悪いことに近くでまたゲートが開き、別の敵が現れる
「今度はモールモッド
いよいよ無理だな・・・」
「助けに行こう・・
レプリカ、いい?」
『それを決めるのは私ではない・・・・
ユーマとユウ自身だ』
そして
「「トリガー・起動!!」」
と二人はそれぞれのトリガーを起動させ
遊真はバムスターに、ユウはモールモッドに向かう
「剣よ、僕のトリオンを食え!」
するとユウの剣の柄から棘が生え
彼の手を貫くと、剣が赤色に変色する
「「せえの!!」」
と遊真とユウがともに攻撃を放つと
バムスターもモールモッドもともに大破するのであった
「よう、平気かメガネ君」
と遊真は修に話しかける
「・・・メガネ君じゃない
修でいい・・・」
「そうか
オサムか」
修を助け起こす遊真
「オサムってトリガー使っても弱いね
かっこつけて飛び出していったわりには・・・」
「ぐ・・・」
言われて身じろぐが
すぐに換装を解いた修
「それにしても
お前のボーダーの人間だったんだな」
「いや、俺はボーダーじゃないよ
こいつは俺の親父のトリガー、死んだ親父の形見だ
もし俺が死んだら日本に行け
俺の知り合いがボーダーっていう組織にいるはずだ。
親父はいつもそういってた
だから俺は日本に来たんだ」
と説明する遊真
「なるほど、親父さんがボーダー関係者だったのか・・・」
「いやいや違う
ボーダーなのは親父の知り合い、親父はボーダーとは関係ない」
と否定する
「何言ってるんだ、そんなはずないだろ
トリガーを持てるのはボーダーの人間だけなんだし」
「それはこっちの世界での話だろ?」
そして遊真は告げた
「俺は門の向こうの世界から来た
お前らが言うところの
「なっ・・・!?
遊真の告白に
驚愕する修
そこに
ポコン!
「いた!」
「バカ!
何を簡単に
そういうこと言うんだよ!!」
「あ、夕・・・」
ユウが戻ってきて
遊真の頭にチョップを喰らわせる
「まあいろいろ詳しいこと聞きたいだろうけど、まずは外に出よう
ボーダーの人たちが来たらいろいろと面倒そうだし・・」
「わかった・・・」
「ああ、ちょっと!」
と三人は警戒区域を出ていくのであった
そして物語は動き出す・・・・・・・・
雲と
空と夕暮れが出会うとき
物語が動き始める
新しい運命に
導かれるように・・・・・・・・