ワールドトリガー ~ー三つの毒に侵された吸血鬼ー~ 作:lOOSPH
だがそれは孤高に生きているのではない
相手に意見を言えるのはある意味公平な判断を下すことができるという意味でもある
そういう意味なのである、だからこそ人々は虎を強者と認める・・・・・・・・
ボーダー会議室
「向こうの世界に行ったことのある貴方達ならご存知の通り、
とユウはあるものを一同に見せる
「日光中和装置、光を中和し無害にする機器だ、これが完成したことにより彼らは本格的に進撃を始めた、奴らは以前にもこの世界を攻めたことがあったらしく古い中ではおよそ600年前からこの世界に目をつけていたらしいよ」
「ろ、600年!?」
「ただし当時は寿命が短く、育てたとしてもすぐに死んでしまうことが多くて当時はここをあまり積極的に攻めてくることはなかった、でも時代とともに人間の平均寿命が延びてきたことに目をつけて再び襲撃を開始した、おそらくもう進攻の準備を始めているでしょうね、学校に出てきたTerはその斥候だ」
「だからこうして貴様に訊いておるのだ!、そしてワシらが知りたいのはTerが傘下に置いた国、奴らの戦力と戦術だ!」
鬼怒田が机をたたいていう
「国に関しては僕はわからないな、でも戦力は大体一部隊の一般のTerが約87000、それぞれの部隊を指揮する第1位から108位までいる貴族が戦力、一般はTerの中では弱いけど、中には下位の貴族に匹敵する力を持ってるやつもいるし貴族は僕なんかよりもはるかに強い、全部を知ってる訳じゃないから大雑把にしか言えないけどね、戦術は同じ派閥の中にいる貴族たちが協力し合って武装型トリガーを使っての集団戦だね」
「トリオン兵は使わないのか?」
「使わないというより、奴らはトリオン兵が嫌いだからね」
その言葉に一同は驚いた
「あいつらはトリオンを常食にしてるって言ったけど人間の中にある状態でのトリオンを好むんだ、だからトリオン兵に使われているトリオンは狙わない、まずいからね」
忍田本部長の問いにユウはそう答える
「では次の問いだ、もしも奴らの傘下に入っている国が大規模侵攻にかかわっていれば奴らもやってくるか否か、そして奴らは
「やってくるだろうね、戦争なんてTerからすれば餌集めの好機だし
「なるほど、つまりもしも奴らが攻めてくるとすれば可能性があるのは大規模侵攻時という事か・・・・」
「全部を知ってるわけじゃないから絶対とは言えないけどね・・」
「助かった、情報の提供感謝する、それとまた何か聞きたいことがあるかもしれないからその時はよろしくお願いする」
「お役にたてたようで何よりです忍田本部長」
と後ろを向いて去っていこうとするユウ
「ああ、それと城戸指令?、僕の出した条件忘れないでね?、もしも忘れたら・・」
とユウの姿が変わり、虎のような口元になる
「僕はこの組織をつぶす!」
その姿にその場にいた大半が動揺した、そしてユウは去っていくのであった
「迅から聞いていたが、本当に虎になるとは・・・・」
「だが必要な情報はまだある、例の件についても対策を進めなくては・・・・」
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「さあて、僕の持ってる情報でどんな方法をとるのかお手並み拝見とさせてもらいましょうか・・」
とユウは修達とラウンジで一緒になる
非常に有名になっている様子だ、何しろここには戦闘訓練で一秒を切った二人、基地の壁をぶち抜いたトリオン怪獣、風間と引き分けたメガネが集まっているのだから
ちなみにあの後鬼怒田さんはスナイパー訓練室に直行したらしく、修達が行ってみるとそこで会ったらしい、それもすごく優しそうな笑みを浮かべて
「さあ・・明日からが本番だ」
とユウは手をたたいて気合を入れるのであった・・・・・・・・
Ter、補足説明
決まった国を持たず夜の暗黒に潜みそこから国に進行している、しかし光が苦手なため侵攻はしてこなかったが、日光を中和する機器が開発されたことで本格的に侵攻を始める、ネイバーのゲートとは違い技術的なものではなく能力的なもの、かの吸血鬼ドラキュラのモデルウラドも実はこのTerである言う説もある(本作設定)、こっちの世界にも進攻していたが当時の人間は寿命が短く、ストックにするのが効率が悪かったらしいが平均寿命が延びたことに目をつけ餌集めを始める、いくつもの国を傘下に置いており一部隊約87000人でそれを指揮する貴族が1位から108位まで存在し、その中に様々な派閥が存在する、トリオン兵は彼らがそれを嫌っていることもあり使うこともない、また体の構造が人間と異なっているので黒トリガーを生成できず起動もできないが匹敵する能力はある(貴族に至っては圧倒するものが大半らしい)、傘下の国にとても強大な戦力が手に入るのでギブアンドテイクになる・・・・・・・・