ワールドトリガー ~ー三つの毒に侵された吸血鬼ー~   作:lOOSPH

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赤鬼は少年の力を認め

やがて少年の力に興味を持つ

だが彼が少年の力を理解するには

まだ時が足りなかった・・・・・・・・


もしも、出会うのならば

警戒区域、南地区

 

「あそこだ!」

 

茶野隊と別れて合流するユウ

 

「こちらB級鷹司隊隊員、有谷家夕です、援護に来ました!」

 

「すまない!」

 

とロン毛の青年と帽子をかぶった少年と合流する

 

「俺はB級6位東隊の東春秋だ、助力感謝する」

 

「B級8位鈴鳴第一の別役太一、よろしく」

 

「東さんに別役先輩ですね、では僕が前に出ますお二人は援護を!」

 

「「了解!!」」

 

とユウはレイガストを両手に逆手に持ちトリオン兵の軍団を次々と撃破していく

 

「すごい・・・」

 

「太一!、見とれている場合じゃない、彼の援護をするんだ」

 

すると

 

「っ⁉」

 

すると何か動くものを感じるユウ

 

「ラッド・・まさか⁉」

 

するとユウたちの近くに(ゲート)が開き、中から一人の長身かつがっしりとした体形の人物が現れ、降り立つ

 

「二人だけか?、拍子抜けだな」

 

「ひ・・・近界民(ネイバー)・・・⁉」

 

現れた男性に大きく動揺する太一

 

「だがこうして出会えたのも何かの縁だ、久しぶりだなユウ・・・・・・」

 

「お久しぶりで、ランバネイン殿」

 

「知り合いか?」

 

「向こうでいろいろとね・・」

 

現れた男性、ランバネインと言葉を交わすユウに東が問い、それに答えたユウ

 

「距離を取ってください二人とも、お二人の戦法では間合いが近すぎて戦闘になりません、僕がうまく警戒区域にひきつけますのでそこに待機を・・」

 

「そんな、一人で・・・⁉」

 

「いや、彼の判断は正しい、ともに警戒区域で迎え撃つぞ」

 

とユウはレイガストを構える

 

「・・・・・・それが玄界(ミデン)のトリガーか

 

 こうして久しぶりにユウと手合わせをするのだから、まずは邪魔者をコツコツと片付けていこう」

 

「来るぞ」

 

するとランバネインに攻撃が入る、仕掛けてきたのは

 

「今度こそ出やがったな人型近界民(ネイバー)‼」

 

茶野隊の二人であった

 

「そこのお前、こいつは俺たちが足止めする‼、退がってろ‼」

 

「茶野隊!」

 

「だめだ二人とも、退き上げるんだ!」

 

するとランバネインは茶野隊に攻撃を仕掛ける

 

「「シールド!!」」

 

二人はシールドを張る、だが攻撃は突き抜け二人は吹っ飛んでしまった

 

『戦闘体活動限界、緊急脱出(ベイルアウト)

 

の音声とともに飛んで行った

 

「一撃⁉」

 

「走ってください別役先輩!、急いで!」

 

するとランバネインは腕を変形させるとそこから弾丸をセットする

 

「まずは四人」

 

と撃ち出す

 

「ちぃ!」

 

ユウはレイガストでランバネインの弾丸を相殺していく、だが

 

緊急脱出(ベイルアウト)

 

払い損ねた弾丸が太一を直撃、太一が飛んだ

 

「障害物もお構いなしか」

 

「大体数が減ったか、さあ久しぶりに戦おう、ユウ」

 

「悪いけど・・貴方の趣味に付き合うつもりはないのでね」

 

とユウはステップを踏んで下がり、ランバネインが追う、するとそこに狙撃が入る、ユウはこの三人の気配を感知しうまく誘い込んだのだ、だが

 

「まだ三人いたか」

 

「んん・・」

 

するとランバネインの背中から何かがつきあがる

 

「だが問題はない、俺のトリガー’ケリードーン‘は撃ち合いには自信がある」

 

といたるところに弾丸を放つと先ほど狙撃した三人のうち二人がやられてしまった

 

「思ったよりたくさんいそうだ、ユウと戦うつもりだったがこいつらと遊んでみるのも退屈せずにすみそうだな」

 

「悪いけど無茶をするなって言われてるからね・・」

 

と対峙するボーダーの部隊であった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・--------・・・・・・・・

 

「おい、なんで俺を行かせねえんだ⁉、あいつよりも俺が適任だろうが!」

 

「戦力を無駄に使えば追い詰められるのはこっちだ、その程度のこともわからないのか?」

 

ある場所ではまた衝突が始まる

 

「雑魚の理屈なんざ知るかよ!、通常トリガーでかなうわけがねえだろうが」

 

「まあ待てエネドラ、お前には別の任務がある・・・・・」

 

「あん?」

 

とハイレインはエネドラに役目を言い渡すのであった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・--------・・・・・・・・

 

「はああああああ!!!!!!」

 

ランバネインが弾丸を撃ち続ける

 

「っ!」

 

ユウはそれをレイガストで打ち消しつつ切り込んでいく

 

「やはりお前との戦いは楽しいなユウ!」

 

「僕は楽しんでる余裕はありませんよ!」

 

「だったらお前のすべての力を俺にぶつけて来い、その方が俺も楽しめるぞ」

 

「でも僕一人より、僕たちと戦った方がきっと楽しいよ?」

 

「何?」

 

すると

 

・・・・・・・・--------・・・・・・・・

 

その様子を見つめる三人の姿が

 

「よねやん先輩どうすんの?、C級のヘルプに行けって本部長が言ってたよ」

 

「どーすっかな、もうこっちに来ちまったもんなー」

 

「ほおっておいたら市街地の方に向かうかもしんねえし、ここにあいつ倒しとく方がいいだろ」

 

「だな、賛成」

 

「ところであいつって誰だ?、見たことないってことは新人みたいだけど・・・・」

 

「ああ、あいつはユウってんだ、うわさは聞いてるだろ?」

 

「ああ、うわさの向こうの世界から戻ってきたって奴か、なるほど」

 

とコートを着ている少年がつぶやくのであった・・・・・・・・

 

・・・・・・・・--------・・・・・・・・

 

旧・三門私立大学

 

『ユウ君、A級隊員三人が加勢に入った、連携してくれ・・・・』

 

「わかりました東さん・・さてランバネインさん、ここから楽しいファイトのスタートだよ」

 

「ほう?」

 

と建物の方に移動するユウとランバネイン、すると

 

「!」

 

ランバネインに攻撃が入りそこに、一人の少年が入る

 

「新手か!」

 

「緑川君!」

 

「久しぶりユウ先輩」

 

と現れた少年、緑川は空中にプレートのようなものを出しそこに乗ると勢いよく飛び出す

 

「こいつは・・・・・・陽動か!」

 

と煙から出てきたのは

 

「幻踊弧月!」

 

米屋であった、彼は槍を突き出し穂先を変改させランバネインのシールドをかいくぐるも見切られかすっただけになってしまう

 

「やっぱいきなり首は無理か、久しぶりだなユウ」

 

「加勢感謝します米屋先輩、行きます!」

 

と二人はランバネインに素早い攻撃を繰り出していく

 

「(なるほど、確かに楽しめそうだ・・・・・・)」

 

と後ろに攻撃を繰り出し、後ろから攻めてきた緑川を攻撃する

 

「うひゃあ」

 

「さすがに二度目はバレバレか」

 

「白兵が二人・・・・・・」

 

とさらに弾丸が飛んできた

 

「新手の火兵が一人!」

 

と攻撃を繰り出す

 

「むう?」

 

「(なるほど・・バイパーにメテオラを合成した訳ね、さっすがA級一位部隊の射手(シューター)だね・・)」

 

ユウか合成弾の名手のことを聞いていたのでこの攻撃がだれのものかを瞬時に理解する

 

「なるほど、数の有利を活かした挟撃も手馴れている、なかなかに手ごわい敵だ、こういう場合は・・・・・・」

 

「っ!、飛ぶよ!」

 

「「!?」」

 

するとランバネインは背中から翼をせり出し空に飛んだ

 

「同時に相手をしない事だな」

 

とあたりに弾丸を放ち三人を分断させる

 

「あいかわらずの威力だな・・」

 

建物に避難するユウ、すると

 

「これでようやく一人だなユウ」

 

「僕一人にかまってていいのか、な!」

 

とユウは近くの消火器を切り裂き周りの視界を遮る

 

「逃さん‼」

 

と攻撃するがその時さらに別の場所から攻撃が入り、ランバネインの片足を切り裂いた

 

「ユウ先輩、ナイス目くらまし!」

 

「さっすが緑川君、見事な攻撃だね」

 

片足を失い、膝をついたランバネイン

 

「むう・・・・・・‼」

 

「トロいね!」

 

と緑川は素早い動きでランバネインに切り込んでいくが、ランバネインは腕より砲弾をだして攻撃する

 

「あっぶねー、とりあえず足一本・・」

 

緑川はうまく脱出する

 

「分断に成功したとおもいきや、逆に誘い込まれていたわけか、ユウとの戦いを重視していたが、改める必要があるな・・・・・・」

 

とランバネインは再び飛び上がる

 

「また飛びやがった!、落とせ弾バカ!」

 

「’落としてください‘だろ」

 

と弾丸が放たれるもどうにかかわしていくランバネイン、そこに

 

「たあああああ!!」

 

「うお!?」

 

ユウが高く飛び上がり、ランバネインの翼を傷つけた

 

「虎の跳躍力なめるな!」

 

ユウの足はわずかだが虎のようになっているのがわかる、そして下に降りていくユウに追撃するランバネイン

 

「ほいっと!」

 

ユウはそれを体を曲げてかわした

 

「(飛行機能の再構成まであと20秒・・・・・・)

 

 少々高く飛びすぎたか・・・・・・!」

 

と降り立ちつつ攻撃を仕掛けていく

 

「(さっきまでの人型は俺たち全員に意識を割いていてもまだ余裕を残してユウとの戦いに興じようとしていた、だがA級の三人が加わったことで奴は警戒レベルを引き上げた、反撃の制度は上がったが余裕はなくなって隙が生まれ始めている、数の優位がいきり場面だ)

 

 ばらけて奴の意識をそらすぞ、まとまっていると一発でもっていかれる」

 

「「「「「「了解!」」」」」」

 

と周囲の隊員が了承する

 

「配置完了、弾で獲物を追い込んでくれ」

 

「OK、しっかり仕留めろよ槍バカ」

 

と弾丸の嵐がランバネインを押していくすると

 

「なるほど、どうやらユウのもとにはいい指揮官がいるようだ、だったらここは・・・・・・」

 

とランバネインは建物に遮らせるように低く飛ぶ、ターゲットは一人の青年

 

「ひっ・・・!」

 

「浮いた兵から狩っていくか」

 

突っ込んでいくランバネインだが、そこに米屋がとびかかるが

 

「なるほど」

 

ランバネインは米屋に気付き、彼の方を向く

 

「こうして敵を呼び込むわけだな、よく理解できたよ」

 

と攻撃を仕掛ける

 

「残念です、あなたの負けですよ・・」

 

ユウがつぶやく、すると米屋の前方にシールドが何重にも重なって張られる

 

「(周囲の人間が盾を・・・・・・)」

 

そして

 

「おおおおおお!?」

 

「はあああ!!!!」

 

そして米屋の槍はランバネインの心臓を貫いた

 

「こっちはチームなんでね、悪いな」

 

そして地面に落とすと戦闘体が爆発する

 

「見事、よもやこの俺が五人足らずしか仕留められんとは・・・・・・いやはや玄界(ミデン)の進歩も目覚ましいという事だな」

 

「今の僕にはともに戦ってくれる人たちがいる、今までの僕は一人だったけど今は違う、ただそれだけですよ・・」

 

「俺としたらできれば1対1(サシ)でやりたかったんだがな」

 

「・・・・・・そうか、ユウはいい仲間を持ったようだな、それでこそ俺が認めた男だ」

 

すると

 

「っ!」

 

「おおっ!?」

 

ユウと米屋の周りに小さい穴が開きそこから何かが突き出してきた

 

「さすがに一人で来てる訳ねえよな・・・・」

 

「この攻撃、ひょっとして!?」

 

するとそこに大きな穴が開きそこから一人の女性が現れる

 

「退却よランバネイン、あなたの役目はここまでよ」

 

すると

 

「ミッちゃん!、ひっさしぶりー」

 

とユウが一声上げた

 

「「「「「「ミッちゃん?」」」」」」

 

周りの隊員が一斉に疑問を浮かべると

 

「はっはっはっはっはっはっ、そういえばお前たちは仲が良かったなミラ」

 

「・・ユウ・・その呼び方はやめなさいって言ってるでしょ!」

 

と現れた女性、ミラが表情をやや崩しかけて言う

 

「そんなに怒らないでよ、かわいい顔が台無しだよミっちゃん」

 

「ぶ・・・くくくく・・・・」

 

「み、ミっちゃん・・・・」

 

「だ、だめ耐えられない・・」

 

とA級三バカは吹き出し始める

 

「ユウゥ~・・」

 

「そろそろ引き上げるか、楽しかったぞユウとユウの戦友たちよ、縁があったらまた会おう」

 

「くくくくく・・あっ、逃げる!」

 

「いや今はいい、深追いするな・・・・」

 

「え~せっかく倒したのに~」

 

とランバネインを回収し引き上げていくのであった

 

「今の(ゲート)っぽいのもトリガー?」

 

「うん、スピラスキアだ」

 

「結構顔赤くしてたなあの女、ひょっとして向こうでできた彼女か?」

 

「(あれは怒ってたんだと思うけど・・・)」

 

米屋の言葉に内心突っ込む先ほどランバネインに狙われた青年であった

 

「みんなよくやった、だがまだ終わっていない、B級合同部隊は南部地区の防衛に戻るぞ」

 

『了解』

 

と東の指示でそれぞれに持ち場に戻る

 

「出水、お前たちはどうする?」

 

「C級のサポートに行こうかなーと、今フリーなの俺らだけみたいなんで」

 

とコートを着た少年、出水公平が答えた

 

「そうか・・・・君はどうするユウ君」

 

「一応皆さんのヘルプに来たので手伝います」

 

「わかった、助かったよ三人とも、今度なんか飯おごらせろ」

 

「「「じゃあ焼肉で」」」

 

と声をそろえて言うのであった

 

「っ!?」

 

こうしてランバネインとの戦いを見事に制したB級合同部隊であったが、ユウは何かを感じる

 

「どうした?ユウ・・・・っ!?」

 

「まじかよ・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 風間さんがさっき、(ブラック)トリガーの人型と交戦して緊急脱出(ベイルアウト)した・・・・!」

 

次の戦いのときは迫る・・・・・・・・

 

 




赤鬼は敗北し

やがてそこに満たされる何かを得た

だが

赤鬼だけが決して現れたわけではないのである・・・・・・・・
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