ワールドトリガー ~ー三つの毒に侵された吸血鬼ー~ 作:lOOSPH
いよいよ時が来る・・・・・・・・
残る二体のラービットと応戦する面々だが
「さすがにおんなじ手は食わないか・・」
「シールドモード!」
修が一体を盾で阻むがもう一体がC級の方に向かう
「まずい!」
するとラービットに立ち向かう一人の人物が現れる
「木崎さん‼」
それは木崎レイジであった
「・・・雨取、
「’
「・・・よし、覚えているならいい」
とレイジはラービットを殴り飛ばし修を押さえつけていた別のラービットにぶつけ、さらに
「メテオラ」
そこにさらに追撃をする人影が
「修、ユウ、遊真はどうしたの?」
「小南先輩・・・⁉」
「遊真は今、嵐山さん達と警戒区域内でラービットの相手をしてます」
「わかったわ・・・」
ユウの言葉を聞いて遊真の安否を確認した少女、トリオン体時の小南である
「っ⁉」
ラービットが砲撃を仕掛けてくるが
「エスクード!」
地面から出てきたバリケードがそれを防いだ
「遅くなったな修、ユウ」
「・・・烏丸先輩!」
するとラービットがダメージを受けながら立ち上がってくる
「何こいつらまだ生きてんの?」
「気を付けてください!、捕まるとキューブにされますC級が何人かやられました!」
「わかってる、もう本部の
「つまり、手加減しなくても大丈夫ってことね」
と烏丸たちが前にである
「C級は
「こいつら倒せばあとは雑魚掃除でしょ?、楽勝ね」
「・・・・・いや待って!、ラッドが近くに」
すると一同の目の前に
「いやはや・・・こうして会うのはお久しぶりですなユウ殿」
そのうち、老人のほうがユウに話しかける
「ヴィザ翁⁉、あなたほどの人がなぜここに⁉」
「それを今のあなたにお答えしても詮のないことでしょう、仮に話したところで我々の任務に目をつぶってくれるわけでもないでしょう?」
「・・・・確かにね」
ユウはレイガストを逆手に持って構える
「とはいえ、かつての同志と戦うのはいささか気が重いですな」
「これが我々の任務です、ヴィザ翁」
老人、ヴィザの言葉に角の付いた少年が答えた
「ユウ、知り合いか?」
「向こうの世界で戦い方を教えてくれた人です、もう一人は知りませんけど・・」
烏丸の言葉にユウはそう返した
「自分が雛鳥をとらえます、ヴィザ翁には援護をお願いしたい」
「よいでしょう、ですがユウ殿もそうですがほかの方々ももかなりの手練れとみます、用心なさいヒュース殿」
「注意します」
と少年が前に出る
「ヒュース?、ひょっとしてエリン家のご当主殿の言っていた・・」
「悪いけどおしゃべりはここまでよユウ」
「新型二体もまだ生きてる、手負いとはいえあれが絡むと面倒だ、小南、3分やる、新型を片付けろ」
「・・・っ⁉」
修は驚愕するが
「1分で十分、あたしが戻るまでにやられないでよね」
と小南は難なく飛び立っていく
「小南が戻るまでは下がり気味に人型の相手をする、C級のカバーを最優先だ」
「了解」
「修君、僕たちはみんなを守ろう、千佳ちゃんのことお願い!」
「ああ‼」
と烏丸とレイジが二人の相手をする
「おやおやなかなかに落ち着いている、これは思いのほか手ごわそうだ」
「問題ありません、相手が雛鳥を背にしている以上・・・我々の有利は揺るがない」
と少年、ヒュースは翼のようなものを構成しているそれを弾丸のように飛ばす、それをエスクードで防ぐ烏丸、その間に小南はラービットと交戦中
「ヒビ入ってるくせに堅いわね、まっだからどうってことはないけど」
と小南は手に持っていた斧を一つにつなげて巨大な斧に変形させ、二体を一気に倒して見せた
「すごい、ラービットのモッド体を一気に二体も」
「ダメージがあったとはいえあの新型を・・・!」
「玉狛支部のトリガーは本部のものとは作りが異なるの、本部のトリガーは大人数での運用を想定し継戦能力を重視して規格化されてるけど玉狛支部のトリガーは使用者の特性に合わせた一点ものなのよ」
「一点もの・・」
『林藤支部長が個人的に
「じゃあ烏丸先輩やレイジさんも・・・⁉」
『コナミと同じように独自のトリガーと
レプリカの説明を受け、どこか納得する修
「それであんな戦い方を、訓練の時少し戦わせてもらった時に思ったのはそういう事だったんだ・・」
『ああ、コナミの動きはむしろ・・・・
そして小南はラービットの身体からキューブを回収する
「C級のキューブを回収したわ」
『了解、よくやった』
一方のレイジと烏丸はヒュースとヴィザと交戦中、レイジの放った攻撃をヒュースはうまく防ぎ、さらに反射させて打ち返してきた
「あの反射盾・・・・撃って壊せる感じじゃないっすね、弾はやめときますか?」
「そう思わせて接近戦を誘っているのかもしれん、どういう原理で動いているのかまだわからんがあのとがったカケラの射程はそう長くない、今はまだ距離を保った方がいいな」
「死角から狙撃できれば一番なんすけどね」
戦いながらも冷静に分析する二人
「C級の退却を優先する以上やれることは限られてくるが、この距離からでも崩す手はある小南の一発につなげるぞ、もう一人にも注意しろ」
「「了解」」
三人それぞれが戦闘を開始していく、レイジと烏丸が弾丸を使って牽制していく
「無駄だ」
だがヒュースの盾に防がれてしまう、すると烏丸の放った弾丸が軌道を変えていく
「バイパーだ・・!」
ヒュースはそれに気づき、シールドの範囲を広げ、そこに小南が切りかかるもヴィザに阻まれる
「ほっほ、元気なお嬢さんだ」
すると小南は何かに気付いて距離を取った
「ふむ、なかなか勘もいい」
「何・・・?、今の・・・」
すると
「ヒュース殿、手練れと無理に戦う必要はない、目的を果たして引き上げましょう」
「・・・わかっています」
とヒュースは腕を銃のように変形させて狙いを定める、その先には
「千佳ちゃん!」
ユウはそれに気づき、レイガストでその攻撃をはじいた
「ちぃ」
するとその攻撃を防いだレイガストが何かに引き寄せられる
「なるほどね、この能力、あれの正体は・・」」
とユウはそのレイガストから手を離し、その落ちる勢いに任せてヒュースに切り込んでいく
「その程度の攻撃!」
とヒュースは盾を展開し攻撃を防ごうとするが攻撃は来ない、それどころか
「‼」
意識していた場所とは別の場所から攻撃が入ってきた、その攻撃の主は
「なるほど」
レイジであった
「奴のトリガーの仕掛けがわかった、磁力だ」
「うん、あの反射盾の欠片の一つ一つが磁力のように引き合い、反発することで操作されているわけだ」
「さっきの俺の攻撃もそれで威力を殺された」
「磁力・・・!」
修もそれに納得する
「京介、修、ユウ、C級を連れて全速で基地に向かえ」
「いいんすか?、数の有利がなくなりますよ?」
「もう全員でじりじり動ける状況じゃない、こいつらは・・・俺と小南で足止めする」
とレイジと小南がそれぞれ構える
「了解です、行こう修君」
「はい!」
「本部長こちら烏丸、南西部のC級を連れて基地へ向かいます」
『了解した!』
と本部長が了承する、四人はその場を二人に任せて基地へと向かう
「でも状況はかなりまずい・・Terが見事に散らばってる・・ボーダーの方もそれにうまく対応してる・・」
「でもユウはTerの弱点を教えてるから、対応は聞くでしょ?」
「弱点がわかっても、それでうまく戦えるわけじゃない・・アフトクラトルも強いけどTerの方が単純な能力は高いから」
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「家畜のくせに、随分と粘るじゃねえか・・・」
「片腕を失い、ここまでよく耐えたもんだな・・・」
三人のTerに対するのは一人の少年だった、その少年は一人で九人のTerと対峙し、レイガストの盾を彼らに向けている
「(色付きの新型でもきつかったのに人型が九人も、さすがにこれはまずい・・・・けど俺がこいつらの相手をしている間は、その分だけほかのところが楽になるはず」
すると
「捕まえて飼いならしてやるぜ!」
「ヒャッハー!」
九人のうち三人が一斉に向かっていく
「(倒せなくてもひきつけてやる、一秒でも長く・・!)」
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「いくら凄腕の相手でも、相手になるのか・・」
ユウは心配そうな表情を見せる、すると
「大丈夫よユウ」
「え?」
木虎は言った
「だってボーダーだって四年半前より強く大きくなってる、こういう時のために私たちは備えてきたんだから」
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少年に襲い掛かる三体のTer、するとその三体の頭部が正確に三泰同時に切りおとされる
「⁉」
これにはほかの六体のTerも驚きを隠せない
「よう村上、俺、忍田さんにこいつら切って来いって言われてんだ、もらっていいか?」
それを聞いて少年、村上は頷く
「・・・・どうぞ、太刀川さん」
すると
「旋空弧月」
「「「「「「ぐああああああ!!!!!!」」」」」」
六体のTerがまとめて切り裂かれた
「さて、次はどこに行きゃいいんだ?」
「敵はいくつかのグループに分かれて進撃中、南西では
「そうか、それは面白そうだが・・忍田さんから新型とさっきの化け物を排除するように言われてるし、そっちに行きますか、ほかの奴も頑張ってるみたいだしな」
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別の場所では三体のTerが重りで抑え込まれている
「か、ちく・・・風情が・・・この俺を・・・」
と告げると頭に剣を突き立てられ絶命する
「お前たちが何者であろうと、
突き立てたのは、A級7位三輪隊の三輪秀次であった、さらに・・・・・・・・
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「なるべく数をばらす、敵がどんなに強大だろうとばらしていけば確実に倒していける」
「「「「「「了解!」」」」」」
B級合同部隊もTerとの抗戦を始めていたのであった・・・・・・・・
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こちらA級三バカもいくつかのTerと交戦する
「緑川、お前どのくらいいける?」
「もう一体くらい増えたらきついかな?」
「そん時は俺がその一体を倒してやるよ」
と三人もTerと交戦しつつC級のヘルプに向かうのであった・・・・・・・・
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「おー頑張ってるな遊真」
「迅さん」「迅!」
と迅が遊真と嵐山隊と合流
「お前西部地区の担当じゃないのか?」
「向こうは天羽に頼んできた、あいつならTerの方も問題ないだろ、それと嵐山悪いけど
「それはもちろんかまわないが・・お前が動くってことはこの先何かが起こるのか?」
「メガネ君と千佳ちゃんが心配なんだ、今ちょうど未来の分かれ道っぽくてな、’最善‘から’最悪‘まで不確定な要素がいくつも見える」
「確かオサムのとこにはユウやこなみ先輩たちが行ったんじゃないの?、ユウやこなみ先輩が負けるような相手がいるってこと?」
「小南が負けなかったとしても’最悪‘になることはある、未来を決めるのは勝敗だけじゃない」
「’最悪な未来だと‘どうなんの?、チカがさらわれるとか?」
「・・いや、それは最悪の一歩手前だ」
そしていう
「・・最悪の未来では・・・・
メガネ君かユウ、どちらかが死ぬ」
強大な敵の存在に気付いた彼らは強大な敵を裏切った少年からすべてを聞いた
そこからあらかたの対処法も導き、彼らも奮闘するのであった・・・・・・・・