ワールドトリガー ~ー三つの毒に侵された吸血鬼ー~ 作:lOOSPH
二人は自分の運命を変えられるのか・・・・・・・・
「ユウったらほんとに早すぎるわよ・・っ!」
ユウに置いていかれた形となった木虎だが追いついた、そこでは二人の人型と対峙するユウの姿が
「ユウ!」
角の色が黒いことから敵は黒トリガーであることがわかる、それも二人
「この距離だと、間に合わない!」
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グルルルルル・・
ユウは口元を虎のように変えてハイレインににらみつける
「(ユウとまともにやりあうには今の状態ではまず無理だ、無理に相手にせずに確実に運び手を抑える)」
とハイレインは冷静に分析する
「(ミラ・・・・・)」
「(了解です)」
ミラは今残っているトリオンをかき集めていく
「(わずかだけど、これなら抑えられる・・)」
と小窓からとげを伸ばす、それを食らったのは
「が・・・‼」
修だった、だが幸い当たったのは足の部分であるが、傷は深い
「(しまった・・)」
「(よくやったミラ、奴の意識が向こうに向いた)」
とハイレインは弾丸を放ってユウをけん制していく、ユウは体を霧に変えて弾丸を無力化するがそのおかげでハイレインと修の間を阻むのもがいなくなってしまう
『投げろ、オサム!』
レプリカがいう
「(・・・・・⁉、何をするつもりだ?)」
ハイレインが修の行動の意味を洞察する、そして確信する
「(こいつの狙いは・・・・・我々の艇か!)」
そして急ぎ修に向かっていくハイレイン、そこに
「撃てえ!」
米屋の指示でC級のスナイパーたちが一斉射撃をする
「(援護射撃、取り逃がした雛鳥か?、だがこれは目くらまし、本命は)」
さらに
「
遊真も右後方から攻撃を放とうとする
「(あれはヴィザを倒した使い手、だが狙う場所さえわかっていれば、こいつを狙うのに支障はない!)」
「弾丸を全体的にばらすことで僕の霧になる能力を逆手にとって僕を無力化したんだろうけど、みんなの援護のおかげでで弾丸をまとめざるをえなくなったね」
「っ⁉」
とハイレインの体がいくつにも切り裂かれる
「(しまった・・ユウ!)」
すると弾丸をユウに向かって放つハイレイン、だが
「悪いけど・・ユウにはもう手出しはさせない!
トリガーオフ!」
木虎は生身に一度戻り、あるものを取り出す、それは
「’風刃‘、起動!」
なんと風刃だった
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大規模侵攻が起こる少し前
「これは・・風刃⁉、でも私と嵐山さんは候補から外れたんじゃ・・」
「迅さんがね、ユウが今回の大規模侵攻の流れのどこかでピンチになるって言ってたの、ユウは強いけど一人では限界がある、そのとき彼を助けられるのはあなただけらしいの」
「迅さんがそんなことを・・」
「私もね、かわいい部下を失うのは嫌だから・・私からもお願い、ことが終わったら風刃を返してもらえればいいから・・」
そして
「・・・わかりました、風刃・・ありがたく使わせていただきます!」
「うん」
と木虎は決意をするのであった・・・・・・・・
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そして斬撃はハイレインの体をさらに切り裂いた
「(斬撃・・・・・!、どこから・・・・・)」
「ありがとうレプリカ、あなたが位置を教えてくれたおかげでどうにかとどいたわ」
『命中もした、さすがだな』
本来ならば目が届く範囲までの風刃の斬撃を、レプリカのアシストのおかげで見事に遠くのハイレインにまで届かせた
「ちっ・・・・・!」
「よし!」
そして修はレプリカを投げようと構える
「させない!」
ミラはそれに気づき、残るとげを伸ばすだが
「ぐあああああ!!」
「っ⁉」
「ユウ⁉」
「ユウ‼」
ユウがミラの攻撃から修をかばう、だが実体化した代わりに攻撃を受けてしまう、急所である頭部は免れたが傷は深い
「かまうな、行け!」
「・・・ああ!」
だが彼のおかげで
「あああ!!!」
修はレプリカを敵の遠征艇に投げ込むことができたのであった
『侵入完了』
すると、遠征艇が動き出す
「隊長!」
「艇を調べろ!」
ミラは急ぎ、遠征艇のシステムにアクセスする、すると
「帰還の命令が出されています!、緊急発進まであと60秒!・・命令を変更できません!、’金の雛鳥‘をもって早く・・!」
とハイレインは修の持っていたキューブを手にする、が
「・・・・・⁉」
すぐに違和感に気づくハイレイン
「これは・・・・・違う、ただのトリオンキューブ、替え玉か・・・・・!」
そう、うまくすり替えていたのだ
「そんな、もう時間が・・」
「やむをえん、金の雛鳥はあきらめる、急ぎヴィザを回収してくれ」
「ヒュースは・・いかがいたしますか?」
「・・・・・ああ、金の雛鳥を捕まえられなかった、予定通りヒュースはここに置いていく」
そしてハイレインはよろよろながらも自分を見つめるユウを不意に見つめる
「・・・・・いい仲間を持ったな、ユウ」
「ユウ・・」
そして
『・・・・オサム、お別れだ、ユウとともにユーマを頼む』
レプリカのその言葉の後、ゲートは閉じ、黒く染まっていた空は赤黒くなった、だが
「あーらら、負けちゃったか・・・・この世界の人間もやるね、こっちの勢力553人も倒してくれちゃって、まあいっか・・・・みんなに伝えて、僕たちも引き上げるって」
「「了解!!」」
とフェルドもケリスとエリスにそう伝えると、Terの一団も次々と撤退を開始していくのであった
「あ・・・・」
基地内にいたTer
「じゃあな・・・」
「待て!」
三輪と対峙したTerも自分の力でゲートを開き、引き上げていくのであった
こうして、数多くの犠牲を残しつつも、戦争はこうして終わりを告げるのであった
ユウはそのあとその場に倒れこんだ
「ユウ・・・」
修は地面に這いながら彼に近づいていく
周りの者も集まり手を貸していくのであった・・・・・・・・
終戦、されど終焉にあらず・・・・・・・・