萌香「あう!」
私は霧亜というはぐれ妖に攫われて海と崖の見える墓場に連れていかれた。
霧亜「だから逃げようとしないでよ。大人しくしてくれれば何もしないからさ。」
と明るくいう霧亜に私は
萌香「ど‥どうして…どうしてこんなことを!!?貴方達「反学派」は一体何をしようと言うの!!?」
私はそういうと彼は
霧亜「…どうして?」
と笑い十字架の墓石に腰をかけ、
霧亜「面白そうだから言っちゃおうかな…君はこの陽海学園を守っている「大結界」の存在を知っているかい?」
私はその言葉に固まり
萌香「…大結界?」
霧亜「そう…!人間が入ってこないようにするための結界さ」
彼は言った。大結界は『3大冥王』と呼ばれる大妖怪がこの学園を築く際に張った巨大な結界で、こいつの強力な力で学園は人間界から完全に隔離されていると…
霧亜「つまり学園の生徒がのんびり妖怪生活をマンキツできるのも、人間界の奴らが妖怪の存在に気付かず大手を振ってるのも、まぁたいていはこの結界のおかげってわけだね。」
そして彼は手を空へ向けながら
霧亜「…でもコレ“いらないと思わないか”?もしこんな結界がなければ妖も人も混沌としてもっともっと面白い世の中になるだろうに」
私はその言葉でハッとなって
萌香「…!あっあなた達まさかっ…その結界をッ…」
私の言葉に霧亜はただにこりと笑った‥‥
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僕が光鷲で上空から萌香さんを捜していたが陽海学園は思いのほか広い
刃「本当なら部屋に戻ってディスクアニマルを起動させたらいいかもしれないけど時間がかかるからな~」
光鷲「ピィ…」
刃「すまんな光鷲、萌香さんを見つけるまでだから頑張ってくれ!」
光鷲「ピィ!」
その時海の方で一瞬何かが光ったのを感じその場所に向かって光鷲を飛ばした。
刃「あれは?萌香さんと…霧亜か!!それとあれは…映像?」
僕はそれを見ていると理事長がいつもいる建物で月音君と写真で見た北都という男が闘っているが、
刃「まいったな…あの男(北都)、格闘技かなにかを相当やっていたな。ド素人の月音君では分が悪いな…光鷲、萌香さんを乗せたら急いで理事長の建物に行ってくれ」
光鷲「ピィ!!」
その時、下から
霧亜「恥を知れよッそれでも最強のバンパイアかッ!!?」
萌香「グウ!?」
霧亜が萌香さんの首を絞めていた。僕は音叉剣を出し光鷲が飛び降りた。
刃「ハッ!」
剣を二人の間に投げた。霧亜が手を放し萌香さんが倒れると着地した僕は痺れる足で霧亜に足払いをかけるがそれはあっさり避けられた。
霧亜「君か…そこのバンパイアと違って面白くなりそうだね・・・」
僕は霧亜さんを睨みながら萌香さんに歩み寄り
刃「萌香さんは相棒に乗って月音君の元へ、あいつは僕が抑える!!」
萌香「で、でも・・「早く!!」・・頑張って!!」
萌香さんは急いで相棒に乗って飛び立とうとしたが
霧亜「そうはさせないよ!」
と霧亜は鎌を持って攻撃をかけようとするが僕は剣を取り、
刃「ところがギッチョォォォン!僕がさせない!」
ガキィイン!
それを防ぎ、相棒が飛び立つのを確認して剣を体に近づけ、霧亜の腹部を蹴飛ばした。
霧亜「ぐぅ…結構やるんだね君」
霧亜は立ち上がりながら言い、僕は
刃「ま、鍛えてますからね…で?君はなんでこんな馬鹿みたいな事をしたんだ?あれか世界を混沌へと変えたいのか?闇の方が素敵とか言うのかい?」
霧亜「へ~知ってたんだ正解だよ。君は妖怪と人間が争いあうのは本来の姿だと思わないかい?」
刃「いや全然、さっきのは適当に言っただけだし(嘘)。こっちとしてはそんなことをされたら困るんだよね~“魔化魍”と勘違いして闘うのは嫌なんだから…」
僕がそういうと霧亜は驚きと期待の表情が顔に浮かんでいた。
霧亜「もしかして君…戦鬼?」
刃「音撃戦士とも言うね…嬉しそうだね。」
霧亜「もちろんだよ!!上位の妖怪でも手古摺る魔化魍を唯一倒せる者…それが戦鬼だと聞いているからね…さあ早く変わってよ!!」
とまるであたらしい玩具がどんなギミックを持っっているのか期待しているように見ているが…
刃「だが断る」
霧亜「え?」
僕の一言にぽかんとしている霧亜に
刃「というより君はたかが妖怪だ。しかも本気じゃなく遊び感覚で闘う奴に鬼になるのは先輩鬼の皆さんに申し訳が立たない…というよりそんな奴相手にてこずるようじゃあ僕が鍛えたりないからね~そんじゃ僕は友達の所へ行くよ。(まあ、今まで妖怪相手に鬼の姿で闘ってきたけど)」
僕はそう言い後ろを振り向いた。その時
霧亜「ふ‥るな…ふざけるな!!」
後ろからまがまがしい殺気を感じ、とっさにしゃがんだ。
ブォン!!
僕の上を鎌が通過し僕は後ろを見ると明らかにキレた霧亜がいた。軽く挑発をしたつもりなんだけどここまでうまくいくとは…というより
霧亜「コロスコロスコロスコロス!!」
やりすぎたな‥‥ウンま、とりあえずやることは変わらないか・
刃「ほう…やればできるじゃないなら変身はしないけど鬼の力の一端をお見せしよう。遠慮なくかかってこいや!」
僕は剣を構え対峙し、
霧亜「ハァア!!」
刃「テヤア!!」
剣と鎌を打ち付けあった。僕が重い一撃を放とうとすれば霧亜はそれを受け流したりして避け、霧亜の素早い攻撃を音叉剣で止め、何回かしていると
霧亜「強いね……」
刃「お前こそ…これでバカみたいな考えなかったら猛士に誘いたいぐらいだよ…でもこのままやると月音君のもとへいけないし、君の強さを軽視していたからそのお詫びに鬼になってやるよ。」
霧亜「へえ‥‥それは楽しみだね!」
霧亜はそう言いながら鎌を振るい、僕はそれを受け止めると
パキィン……ドス……
刃「あ…変身音叉折れたあああああああ!?!?」
音叉剣が根元からぱっきりと折れてしまった。
霧亜「え?もしかしてそれがないと変身できないの?」
刃「うん、つかこれ弁償しろ!!結構高いんだぞ!!」
霧亜「そう…それじゃあ死んでくれ!!」
と霧亜は鎌を振ってきたが僕は霧亜に近づき、鎌の柄の所を右手で抑えそれを脇腹で抑えるように移動させると霧亜に見せつけるように
刃「まあ、僕の場合音弦があるから大丈夫だしそれと…かかったね?」
僕は音弦を持っている右手を左手に近づけ引出してそれを鳴らし額に持って行った。
霧亜「くそっ!なんて馬鹿力…」
刃「まあ鬼になれば100mを3秒フラットで走れるんだけどね…はっ!!」
僕は音弦を天に掲げ雷が落ち、変身した。
刃鬼「さて霧亜第2ラウ…あれ?」
霧亜は雷の直撃を受けて、倒れていた。
刃鬼「感電してるよ…息はある…狸根入りじゃないから…よし放置!」
僕は近づいて脈拍と呼吸をしているのか確認して理事長のいる建物に向かおうとしたとき
刃鬼「あ、音叉の破片を回収して…とりあえず地面にメッセージ書いておこう。」
僕は音叉を回収し音撃棒で地面にメッセージを書いて
刃鬼「よし、急ごう!」
僕は今度こそ理事長室のある建物に向かった。
~数分後~
刃鬼「くそっ!遠い!鬼の力で走っているのにつかないってどういうことなんだ!!ああ、もう!!選ぶときカブトにしとけばよかったよ!!」
僕がそう女神に文句を叫びながら走っていると
キィイイイイ!!!
どこからともなく雷神がドリフトしながら目の前にとまった…が、
刃鬼「ちょ!?鬼は急には止まれないのよおおおお!!」
ズサササササササササササ…ゴン
僕は思いっきりブレーキをかけたが車の横にぶつかってしまった。すると運転席とその後ろの窓が空き、ザンキさんと猫目先生が顔をだし
ザンキ「刃鬼、早く乗れ!!」
猫目「先生もいますよ~」
僕は急いで車に乗ると猫目先生が白い鼓を渡した。
ザンキ「刃鬼、それが新しいお前の鼓だ。」
刃鬼「ありがとうございます、それにしてもよく抜け出せましたね。九曜さんの話ではザンキさん責任者で動けなかったはずですが?」
ザンキ「九曜に頼んで頑固な教師を黙らせてもらった。」
刃鬼「マジで!!…物理的?」
ザンキ「ああ、物理的にだ。」
~その時のやりとり~
ザンキ「…というわけで九曜、お前に何とかしてもらいたい。」
九曜「お任せを、私もあの石頭先生には嫌気がさしていたので」
ザンキ「報酬は刃鬼と俺がお前の模擬戦を相手をしてやるよ。」
九曜「ありがとうございます。それでは‥‥燃えろぉ!!」
石頭(種族はゴーレム)「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!?!?!?!?」
~回想終了~
刃鬼「石頭先生…ザマアwwww」
ザンキ「なんだ刃鬼も嫌いだったのか。」
刃鬼「ええ、掃除しているときに調子に乗るなとかいい子ぶってるんじゃねえぞとか言われましたよ。」
猫目「先生方でも石頭先生にいい印象を持っている人も少ないですよ」
ザンキ「どおりで九曜が燃やした後周りにいた生徒と先生がガッツポーズしていたのか…ついたぞ。」
僕が降りると同時に後ろから
裏萌香「刃鬼か…これを返すぞ」
と光鷲のディスクを渡してきた。ロザリオが一部壊れている裏萌香さんがいた…ん?
刃鬼「なんでロザリオがついているのに裏になっているんだ?」
裏萌香「話はあとだ行くぞ!!」
刃鬼「おう!!とりあえずテリャアア!!」
僕はドアを蹴破り中へ入ると北都と向かい合う月音君の姿があった。
裏萌香「後は私に任せてのんびり観戦でもしているがいい月音」
月音「萌香さん…」
北都「馬鹿ななぜ貴様がここに…?」
刃鬼「霧亜なら僕が気絶させたよっと!!」
僕は烈光弾を放つがそれを北都は避け、
北都「…何故だ…?なぜお前達はあくまで俺の邪魔をする?特に月音お前は元々人間だろ?」
月音君はその一言に驚き
刃鬼「あ、ついでに言うけど僕も人間だよ。信じられないだろうけど」
北都「ならお前たち二人はこの妖の学園を守る理由なんて何もないはずだ。」
と言い北都はロザリオを顔に近づけ呪文を呟くと地面に魔方陣が出て、
月音「どっ、どうして北都さんがそれを―…」
北都「オレには理由がある自分の存在の全てをかけて学園を壊す理由が…これ以上オレの邪魔をするな月音」
北都が床に沈んでいる様子に直感でヤバいと思った僕は飛び上がり、
刃鬼「鬼闘術、「雷撃蹴」!シャオ!!」
北都に向かって蹴りを放とうとして裏萌香さんも北都に近づき
裏萌香「ちっ逃がすか!」
月音君も近づき激しい光に包まれた。
~一方理事長室付近~
俺が烈斬を持って入ると
胡夢「つくねはどこ!?どこに行ったのよォォ!!!行かなくちゃ早くつくねの後を追わなくちゃぁぁ!!」
紫「お、落ち着くです~くるむさん~」
みぞれ「刃・・・」
ガリガリガリ
瑠妃「落ち着いてください首しまってますよ!!」
ザンキ「何やっているんだお前ら・・・?」
瑠妃「あ、ザンキさん」
ザンキ「今は財津原だ・・・それより理事長は?」
瑠妃「あそこに・・・」
俺は急いで橙条が指差した方に行った。そこには血まみれだが立ち上がった理事長がいた。
ザンキ「大丈夫ですか?」
理事長「ああ、しかし大変なことになった。」
ザンキ「ええ、だがジンキが何とかしてくれるでしょう・・・あいつはああ見えて結構強いからな・・・模擬戦だと最下位だが、それより理事長あの結界を破る方法はありますか?」
俺は新聞部の奴らと橙条が閉じ込められている結界を指を差しながら言うと理事長は
理事長「ああ、君の音撃斬なら問題無いはずだあれは妖力と電力を合わせて作ったから雷の力を持つ君なら問題ない。」
ザンキ「そうか・・・なら」
俺は結界の前まで歩くと烈斬を突き刺し、音枷(おんか)を引出し、鳴らした。
胡夢「嘘!?財津原先生も鬼なの!?」
みぞれ「いや、いつも刃はザンキと言っていたからそうだろう」
瑠妃「ええ、刃さんに弦の基礎を教えたのも斬鬼さんなんですよ。」
俺は変身すると烈斬を構え、
斬鬼「お前ら少し痺れるかもしれないがいいな?」
3人「「「え?」」」
瑠妃「できれば激しくお願いします。」
俺は結界に烈斬を差し、斬徹をセットした。
斬鬼「音撃斬「雷電斬震」!!ハア!!」
胡夢「キャアア!?」
みぞれ「うわっ!?」
紫「フミャアア!?!?」
瑠妃「あぁん(ハート)」
中にいる奴の叫び(?)を無視して俺は音撃を決めると結界に罅が入り、
パリィイン!!
と割れたが、中にいた奴らは
胡夢「あびゃびゃびゃ・・・」
紫「痺れるですぅ~~」
みぞれ「い、痛い・・・」
と伸びていたが・・・
瑠妃「ああ、今度刃さんに頼もうかな・・・////」
約一名喜んでいたが、無視することにした。・・・・刃鬼、頑張れよ(闘いとその後のいろんな意味で)