ロザリオとバンパイア ~刃の音撃戦士~   作:オンドゥルッフ

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 ~IF、もし刃の音撃戦士の世界に世界の破壊者一行とトレンチコートのおっさんが来たら~

 刃鬼「お、お前は…」

 士「またか…ハァ」

 刃鬼「世界の破壊者!?…と行く先々で濡れ衣を言われ、襲撃に会いながらも結果的にはその世界を救い、ライダーを超絶変形させる世界の放浪者仮面ライダーディケイド!!あとサインください!」

 士「え~…このパターンは予想してなかった…いや予想できねえな。」

 夏美「士君もしかして少し嬉しい?」

 ディケイド「……はっ!バ、馬鹿をいうな!!」

 小野寺「図星なんだ……」

 ~~~~

 鳴滝「この世界のライダーである刃鬼君に頼みたい。何としても世界の破壊者ディケイドを抹殺してもらいたい。」

 ジンキ「断る…というよりディケイドさんを抹殺しようと他の世界からむやみにライダーを呼んでくるから世界がゆがむんじゃないのか?むしろあんたが世界の破壊者でしょ!」

 鳴滝「な、なに~~~!?!?」

 ジンキ「と言うわけでコブラツイストじゃあああああ!!」

 鳴滝「ギブギブギブ…おのれディケイドォォォォォ!?!?」

 ~~~~

 ジンキ「オラオラオラオラオラ……」

 心愛「無駄無駄無駄無駄無駄……」

 裏萌香「身の程をしれ!」

 ショッカー戦闘員
     「「「「「「「「「イィーーーーーーーー!?!?」」」」」」」」」

 小野寺「何、この世界のライダー…変身してないのにあの強さ…」

 夏美「本当に彼ら人間?」

 瑠妃「心愛ちゃんと萌香さんは妖怪ですよ?刃さんは人間ですが」

 士「ユースケ親玉だけ倒すぞ~~」

 ~~~~

 海東「この世界のお宝も頂くよ。」

 ジンキ「何ぃ!?瑠妃さんをお前なんかに渡すもんか!?」

 瑠妃「刃さん…」

 海東「いやいや、違うからね。それは君のお宝でしょ?」

 ジンキ「あ、そうだったね。でも渡さんぞ!」

 海東「流石に人間は盗らないから」

 士「海東、瑠妃は人間じゃなく魔女だそうだ。」

 ~~~~

 刃鬼「なんで身体がピンクなん?」

 士「ピンクじゃなくてマゼンダだ!」


第十八の巻「成長するキャンデー・・・メ〇モちゃんか!?…知ってる人いるかな?」

 どうも最近義妹ができた松坂刃です!なんかザンキさんの話だと俺のクラスと隣のクラスに転校生が来るそうなのだが…まさか

 

 峡子「これから皆と同じクラスで頑張る犬橋 峡子(いぬばし きょうこ)と言います。よろしくお願いします。」

 

 目の前の教壇でザンキさんにそう紹介されていたが、犬橋峡子には別の名前がある。それは狂鬼(キョウキ)、そう彼女も“鬼”なのである。とはいても事前に知っているのでそんなに驚かないだが…

 

 陵「僕は三井 陵(みつい りょう)と言います。今まで人間界の学校に行ってたのでもしかしら皆さんにご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。」

 

 直木「そして僕は喰鮫 直木(くいざめ なおき)と言います。良いですね良いですね。妖怪の学校は良いですね。」

 

 キョウキさんの隣の彼の鬼の名前は蜜鬼(ミツキ)である。そしてその隣の鬼の名前は泣鬼(ナキ)、そうよりにもよって鬼が全員同じクラスに集結したのだ。戦力の過剰集中だろ!!

 

 僕がそう思っていると

 

 蔵王丸「この三人はそれぞれの家の事情で今までこの学園に入る事ができなかったが、冬休みのときにやっと転入できた。仲良くしろよ…もしいじめていたりしたら……わかるよな?」

 

 クラス「「「「サーイエッサー!!」」」」

 

 ザンキさんの睨みに皆は敬礼して朝のHRは終わったが、家の事情って思いっきり猛士の事だろ!?

 

 ~昼休み、新聞部部室~

 

 刃「でザンキさん、なんで鬼の皆が全員同じクラスに集中したの?」

 

 蔵王丸「しょうがないだろう。理事長の指示で皆固まるようにしろって言われたんだから。」

 

 刃「いくらなんでも戦力集中しすぎでしょ!!それにミツキ君達も地元の管轄はどうなの?」

 

 と尋ねると

 

 陵「実は僕の担当していた地域で魔化魍の発生件数が下がってきて…」

 

 刃「しかし魔化魍じゃないけど鬼が必要な事件がなかったけ?」

 

 陵「それは他の鬼達でできる段階だそうです。もし人手が必要な時は呼び出されるらしいけど、」

 

 峡子「渡井たちのところは刃の所(たちばな)みたいに一人一人の戦闘力が馬鹿げていないけどチームワークがとくいだからね。でも事件が減って猛士の人件費少なくしろって事で年齢の若い私達は学生としての本分を果たそうってことになったんだけど、」

 

 直木「まあ、普通の学校だと色々弊害がおきそうだからこの学園に薦められたのです。ああ、良いですね。良いですね。学生とは良いですね。」

 

 刃「で、本当は?」

 

 直・陵・峡「「「学生をしながら鬼とは別で給料がもらえると聞いたので」」」

 

 刃「……推薦したのは誰?」

 

 直・陵・峡「「「クロキさんです。」」」

 

 刃「あんの人は!!……今度ベッドに銀影先輩のコレクション(エロ本&盗撮写真)と僕が瑠妃さんを襲ったときのドリンクを詰め込んでやる!!」

 

 月音「やめようよ!!」

 

 陵「そうですよ。クロキさんがいくら鈍いからってそれでカップルの中が成立するのは刃君ぐらいだから!!」

 

 刃「いや、飲むのはルイキさんで」

 

 直木「ああ、それなら大丈夫ですね。」

 

 胡夢「そっち!?しかも良いの!?」

 

 萌香「皆さん鬼なんて凄いですね。」

 

 峡子「そ、そんな事ないわよ。こっちだって妖怪が実在するなんて刃に聞くまで知らなかったし」

 

 紫「では皆さんも手の皮を破って鬼爪を出せるのですか?」

 

 峡子「いや、あれは刃だけしかできないから。」

 

 蔵王丸「鬼全員手に包帯巻いてたら厨二病の集まりに見えるぞ。」

 

 刃「僕としては俺のこの手が光って唸る!と叫びたい」

 

 陵「それは違いますよ!?それ厨二とかじゃないですよ!?それに刃君実際にできちゃうし!?」

 

 みぞれ「刃、今日は部活の勧誘の外担当お前らしいぞ。」

 

 刃「ああ、わかったよ。みぞれちゃん!!」

 

 陵「僕達はいろんな部活を見て回りますね。」

 

 刃「ああ、新聞部も見ていってね!」

 

 ~そして放課後~

 

 

 今僕は新聞部の勧誘に出たつもりが噂がすごい勢いで広まっているようでね…何が言いたいかと言うと現在進行形でたくさんの生徒に追われています(笑)!!

 

 刃「た、助けてくれ――――!!」

 

 女子生徒A「待ってくださいお兄様~~~!!」

 

 女子生徒B「私お兄様の部活に入りたいのです~!!」

 

 刃「なら新聞部のブースに行って!?僕についてきても意味はないぞ!?」

 

 男子生徒A「俺を兄貴の下で働かせてくれ~~!!」 

 

 男子生徒B「兄貴の為なら一生ついて行きます!!!」

 

 刃「一生ついてこなくていいから君たちは公安のブースに行け!!」

 

 僕は逃げながら廊下の人達に勧誘チラシを配りながら走っていると適度に制服を着崩した一人の生徒がポケットに手を入れたまま僕の隣に来た。僕はわりと力を入れて走っていたので驚いた。

 

 刃「ほう、君なかなか鍛えているね~新聞部にこない?」

 

 ??「ふっ…あなたはそんな体格で新聞部の勧誘とは…変わっていますね。」

 

 刃「まあ、そうだけど僕は松坂刃で学年は二年だ。君の名前は?」

 

 キリク「俺の名前はキリク=ガーラント、フルネームはキリク=S(シャルバス)=ガーラントで学年は一年だ…しかし何故あんたは走っているんだ?」

 

 キリクと言った少年は首を傾げながら尋ねるが僕は最後の一枚を配るとチラシ入れを後ろに投げると

 

 女子生徒C「キャ!?」

 

 男子生徒C「オウフ!?」

 

 ビ〇ー(パンツ一丁)「アアン、ヒドゥ~イ!!」

 

 数名こけるが後続はうまく回避して追ってくる。僕は前を向きなおすと

 

 刃「何でかはわからないが変な噂が広まっていて(最強とか男女両刀とか)、放課後とかこうしないと捕まってナニをされるかわかったもんじゃない!!‥‥そろそろだな、キリク君、次の角を曲がったらジャンプしろ!君を新聞部室に連れて行く!」

 

 キリク「ん?ああ、わかった。」

 

 僕とキリク君は角を曲がると大きくジャンプした。何故ジャンプする必要があったかと言うと、暴動鎮圧用に公安、相撲部、ラグビー部によって構成されたの部隊が結成して待ち伏せしていたからである。(本来は萌香さん達のような女性用に構成したはずなのに…解せぬ)

 

 僕は前転しながら、キリク君はフワッと着地して後ろを振り向くと

 

 公安部隊長「耐えろ、耐えるんだ!」

 

 公安一同「おおお!!!」

 

 相撲部主将「どすこーい!中学と高校の差を見せつけてやるぞ!!」

 

 相撲部一同「「「「どすこーい!!」」」」

 

 アメフト部主将「これを耐えれれば大半の高校には勝てるから死ぬ気で気合入れていけ!!ヤーハー!」

 

 アメフト部一同「「「「「ヤーハー!!!」」」」」

 

 モヒ安A「今はっきり言うが、今までアイドルの周りの警備員は楽そうに思っていたがぁあああ!!」

 

 モヒ安B「今ここでやってて分かったぜぇえええ…」

 

 モヒ安C「なめててスイマセンでしたぁあああ!!ってこいつエビくせッ⁉」

 

 モヒ安D「でも、刃さんの為に頑張るぜ!気合入れろ野郎どもぉお!」

 

 モヒ安&公安一同「「「「「ヒャッハー!!」」」」」」

 

 皆新入生を一生懸命押さえつけていたがモヒ安結構いるんだね。すると安全第一と書かれたヘルメットを被った九曜さんが現れて

 

 九曜「ここは私達が止めますから、刃さんは今のうちに逃げてください!!」

 

 刃「わかったよ九曜さん!キリク君は僕についてきてくれ!」

 

 キリク「ああ…」

 

 僕はキリクさんを連れて新聞部部室に入ると

 

 胡夢「アハハハハハハハハハ!!」

 

 みぞれ「くくくく…」

 

 胡夢さんとみぞれさんが大笑いしていて、瑠妃さんは紫ちゃんから貰った書類目を通して

 

 瑠妃(顧問補佐)「すくすくドロップ…服用した妖を大人の姿に「強制変化」させる薬のようですね。妖の変化能力を刺激してるだけのようなので時間が経てば元に戻れるとは思いますが…」

 

 僕はキリクさんを連れて月音さんに近づき

 

 刃「月音君、どうしたの?」

 

 月音「あ、刃君後ろの子は?」

 

 キリク「初めまして、俺の名前はキリク=ガーランドと言います。」

 

 月音「あ、俺は青野月音です。君の先輩なんだ。」

 

 刃「彼は新聞部入部予定の方です・・・で月音君あの心愛ちゃんっぽい子は一体・・・」

 

 僕が瑠妃さんの前に立っている女の子に指を差していると女の子は僕の方へ見て、身に涙を浮かべ

 

 心愛?「う・・・刃義兄さぁ~~ん!!」

 

 僕に抱き着いてきた。僕の事を義兄さんと呼ぶのはこの学園内ではただ一人だけ(兄貴とかお兄様とかよく言われるし、外でも言われたことはないけど)

 

 刃「もしかして、心愛ちゃんか!?なんでまた小さくなったの…ゴルゴムの仕業か!?」

 

 萌香「ゴルゴムって何!!?」

 

 刃「気にするな!」

 

 ~紫ちゃん説明中~

 

 刃「なるほど…紫ちゃんが作った大人に一時的になるキャンデーをなめて、その副作用で小さくなってしまったのか。」

 

 僕は皆にコーヒーを淹れるためにサイフォン(副顧問のザンキさんの私物)で鬼火でつけたアルコールランプでお湯を沸かしながら、紫ちゃんの説明を聞いていると胡夢さんが小さくなった心愛ちゃんに抱き着き

 

 胡夢「いや~~ん、サイコ~かわいいっ!」

 

 そしてみぞれさんが心愛ちゃんの頭をぺしぺしと叩きながら

 

 みぞれ「ちっちゃい方が断然可愛いぞ。」

 

 二人が心愛ちゃんをからかっているので萌香さんは叱ろうとしたが、その前に

 

 ゴン!×2

 

 刃「馬鹿にしちゃダメだろうが!」

 

 胡夢「う、うおおお…」

 

 みぞれ「痛いではないか刃…」

 

 胡夢「そうよ!たんこぶできちゃうじゃない!」

 

 二人は拳骨を食らったことにぶーぶーと文句を言ったが僕は音弦を見せ

 

 刃「そうか…なら次は鬼になって頭をまっp「「すいません」」よろしい…で心愛ちゃんは何故薬を使ってまで大人になろうとしたのかい?」

 

 僕がそういうと心愛ちゃんは俯いて 

 

 心愛(小)「そ、その…空手部に入ろうと思ったら子供はダメってバカにされて…」

 

 みぞれ「ん?…お前は新聞部に入るんじゃないのか?」

 

 心愛(小)「そんな事一言も言ってないわよ!!」

 

 刃「まあまあ、しかし空手部か…主将はいい人って聞いたけどあまり下の人は駄目だってモヒ安が愚痴っていたな…。」

 

 僕はコーヒーを淹れて数人分入れ終わると

 

 心愛(小)「へえ…そうなんだ…って義兄さんは勧めないの?」

 

 刃「まあ部活は個人の自由だからね、今日は勧誘することもないから心愛ちゃんは色々と楽しんできたら?その中で気に入った部活があったらそこに入部したらいい。」

 

 僕がそう言いながらコーヒーをキリク君の前に置くと萌香さんが

 

 萌香「でもその前にブカブカの服をどうにかしないとね。下着丸見えじゃ恥ずかしいでしょ?じゃあ私達は手芸部の所に行ってくるね。」

 

 刃「なら僕と月音君達、野郎共はここでキリクさんに説明するね。行ってらっしゃいシュッ!」

 

 瑠妃「では、失礼しますね。」

 

 女性陣が立ち去ると、僕はキリク君の向かいに座り、月音君が参考用の資料を取り出そうとした時キリクさんが突然

 

 キリク「刃さん…あんた鬼…いや音撃戦士なんだろ?」

 

 刃「何故、そう思ったのかな?」

 

 キリク「俺は風の噂を聞いてきたが音撃戦士は常に鬼の顔が彫られた道具を持っていると聞いたからなそれに…」

 

 刃「うん?…ああ、」

 

 キリク君が向いた方を僕も遅れて見ると月音君が持っていた記事を全部落として固まっていた。

 

 キリク「あれを見たら確信でしょう?」

 

 刃「うん、そりゃね…月音君は秘密をうまく隠す練習をしてね…で新聞部の活動の内容なんだけど基本は学校中の噂を聞き、裏付けを取ってそれを記事にするんだけど…」

 

 キリク「いや、待て何普通に進めようとする?聞いた話では最低でも記憶の改竄も辞さないと聞いたぞ?」

 

 キリクさんの一言に僕は眉をしかめながら

 

 刃「なんでそんなことをしなきゃいけないんだ?もし戦鬼…音撃戦士の関係者以外に見られたら鬼が反省文を書くだけなんだけど、それにうっかり鬼の姿を見て、それから鬼に弟子入りして鬼になった人が多いんだけど…すまないが他の噂の内容も教えてくれますか?」

 

 僕の問いにキリクさんは頷き話してくれたが僕だけでなく、月音君まで「え~」みたいな顔で話を聞いた。

 

 キリク「異常が俺が聞いた話だ…どこかおかしい所はあるか?」

 

 キリク君の話を聞いた僕は頭を抱えて

 

 刃「おかしいも何も…まず【『鬼』はかなり昔から世の中に潜む闇や妖怪を祓ってきた『ダークヒーロー』である】ってあるけどおそらく闇と妖怪と言う のは魔化魍でしょう・・たまに間違って妖怪と闘うこともあるけど、それは本当に稀で、鬼はダークヒーローではなく、地域密着型のなろうと思えば心身を鍛えたらなれる身近なヒーローが売りのつもりだし、返信しなくても町内の行事は良く参加するし」

 

 キリク「なんですかそのフレンドリーなヒーローは!?」

 

 月音「その次の【鬼の持つ『力』には闇や妖怪を浄ずる】ってあったけど確かに萌香さんとかに効果はあるけど、魔女の瑠妃さんや紫ちゃんとかにはあまり効果ないよね?」

 

 刃「うん、最後に【鬼の『力』は一子相伝である】ってあるけど別にそうじゃないんだよね~僕がいい例だ(弟子がすでにいたザンキさんから弦を教えても らった)。鬼によっては弟子が卒業したらすぐに新たな弟子を入れることが多いんだよ。一気に二人は弟子にすることはほとんどないんだよね。僕が知っている範囲ではヒビキさんだけだし」

 

 キリク「そうなのか…では頼みがある、」

 

 刃「なんだい?」

 

 キリク「俺と闘ってほしい!!」

 

 刃「は…なんで?月音君、入部試験なんてあった?」

 

 月音「いやないよ!?多分鬼と戦いたいだからじゃない?」

 

 キリク「そうだ!上級妖怪でも倒せない物を倒せる唯一の存在…ぜひ戦いたいんだ!!」

 

 僕は了承しようと答えようとすると公安の無線機に連絡が入り、

 

 モヒ安A[ヒャッハー!刃さん、プロレス部と合気道部が暴れて九曜会長は合気道に行ったので至急応援をお願いするんだぜ!!]

 

 刃「了解、そちらに向かいます‥‥すまないが月音君と少しの間待っていてくれよ!シュッ!」

 

 月音「え!?なにその無茶振り!?」

 

 僕は急いで公安の元へ行き、チョッパー力石さんをキン肉バスターで気絶させるとモヒ安Bが来て、

 

 モヒ安B「ボス!!郊外で空手部の下っ端がはぐれものと悪さをしているとの情報があったんだぜ!」

 

 刃「そうか…すまないがそこまで案内してくれ!後僕はボスじゃない!」

 

 モヒ安B「ヒャッハー!」

 

 僕はモヒ安Bのバイクの後ろに乗り、その現場へ急行すると…

 

 刃「ねえ、なにこれ…」

 

 モヒ安B(素に戻っている)「いや、自分に聞かれても何と言いましょうか…シュール?」

 

 宮本(空手部主将)「俺も空手部のバカが悪さしているって急いで駆け付けてみたら…」

 

 僕達が見ている光景…それは‥‥

 

 宮本「幼女が怪獣のごとく暴れまわっているだと!?」

 

 刃「台詞とられた…しかもよく見たら僕の知り合いばかりだし‥‥帰っちゃダメ?」

 

 モヒ安B[も、もう少しだけいましょうよ]

 

 すると最後の一人を倒した心愛さんは宮本さんに指を差しながら

 

 心愛(小)「皆っ…あいつよっ!!刃義兄さんの隣にいる空手着を来た男が空手部のボスの変態ロリコン男よっ!!!」

 

 と叫び、宮本主将は自身に指を差して

 

 宮本「…え?何?確かに俺はロリコンですがそれが何か?」

 

 その時、僕とモヒ安Bは嫌な予感がしたので息の合ったバク転で後ろに逃げて、小さくなった皆の方を見ると

 

 萌香(小)「やっつけろォォォォ!!」

 

 紫(小)「変態許すマジですぅ!!」

 

 宮本「え?え?待てオレが何を…」

 

 みぞれ(小)「刃、括目しろ、これが…」

 

 瑠妃(小)「私達の力です!!」

 

 と言うと皆は僕の近くに来て瑠妃さんが魔法で鎖を取り出し、胡夢ちゃんは幻術を使い木の蔦で足に巻き付けみぞれちゃんはその上から氷で胴体まで凍らせ、

 

 萌香(小)「行くよ心愛!」

 

 心愛(小)「うん、わかったよお姉ちゃん!」

 

 と2人は僕を大きくハンマー投げの要領で振り回しはじめた。

 

 刃「やめて~~~何をするだ~~~!?!?」

 

 新聞部(小)「子供限定合体超奥技 レインボーデストロイスイングバイ!!!」

 

 刃「僕はハヤブサじゃないよ~~~~」

 

 と僕を宮本主将の方に投げ飛ばした。反撃の体制を整えた姿を見て僕は咄嗟に鬼爪をだし

 

 刃「せいやああああああああ!!」

 

 と勢いのまま宮本主将が宙を舞っている時にモヒ安Bは敬礼をしていた。僕が着地をすると

 

 瑠妃(小)「刃さん!!」

 

 みぞれ(小)「私達の姿はどうだったか?」

 

 瑠妃さん(小)とみぞれさん(小)が抱き着いてきて、僕は二人を抱え上げると

 

 刃「あ、ああ…中々すごい光景だったぞ…うん、それといきなりは勘弁してくれ」

 

 モヒ安B「(今の刃さんがどこかの優しい父親っぽく見えるけど言わないでおこう)ではボス、自分はこれで…」

 

 刃「ん、ああ…ありがとうね」

 

 モヒ安Bが帰ると心愛ちゃん(小)が来て音叉剣を差し出し

 

 心愛(小)「義兄さん…これありがとう」

 

 僕は屈んで受け取って元に戻しポケットに入れると

 

 刃「どういたしまして…それと二人とも降りてくれない?」

 

 瑠妃(小)「あ、はい」

 

 みぞれ(小)「仕方がない…」

 

 二人が降りると僕は心愛ちゃん(小)の頭に手を置いて

 

 刃「そう言えば、入りたい部活は見つかったかい?」

 

 心愛(小)「あ、忘れてた…」

 

 刃「ククク…そうか、僕は運動部の人達とは交友があるから聞きたいことがあったらいつでも言ってきてくれその部活の情報を提供してあげるよ。」

 

 僕は頭を撫でながら言うと心愛ちゃん(小)は顔を赤くして

 

 心愛(小)「義兄さん…あたしは子供じゃないわよ!!」

 

 刃「おお、すまない。ついついやってしまった…すまんね。」

 

 心愛(小)「ふん!…ねえ、義兄さんはあたしに新聞部に入ってほしい?」

 

 刃「おお!!入ってくれるの!?良かったぁ~多分今日の事で変な噂が出て入部者はいなくなるだろうからな「「「「えええええ!!?」」」」…いや、皆気づけよ。僕だって学園最強とか両刀だったりと変な噂立っているんだぞ!?」

 

 心愛(小)「なら、明日入部届を書いてあげるわよ!!」

 

 萌香(小)「ココア・・・」

 

 心愛ちゃん(小)が言うと皆は暖かな目で見ていて

 

 心愛(小)「か、勘違いしないでよ!!あたしが入りたいんじゃなくて、刃義兄さんの為に入るんだからね!!」

 

 刃「そしてこんなことがあろうかと僕はひそかに入部届を持っていたんですよ。」

 

 胡夢(小)「凄く用意がいいわね!?」

 

 刃「まあ、どっちでもいいけどこれで一人は確保だね。」

 

 僕がそういうと何故かボロボロの月音君とキリク君が来て、

 

 月音「や、刃君!!彼と手合せして!!このままじゃ俺が殺される」

 

 刃「おお、すっかり忘れていたよ!それじゃキリク君今からやるか勿論外でね?」

 

 僕達は外の修行場所に出て僕とキリク君は向かい合う。

 

 刃「さて、僕が勝ったら嫌でも入ってもらうよ?」

 

 キリク「ああ、構わない…俺が勝ったらなんか奢ってもらうぞ。」

 

 刃「と言うわけで…心愛ちゃん少し離れてね。月音君は開始の合図を頼む。」

 

 心愛(小)「うん!義兄さん頑張ってね!!」

 

 月音「う、うん!!」

 

 心愛ちゃん(小)が離れると僕はキリク君に向かい左手は握り拳、右手は手刀にして構え、キリク君も構えると月音君が

 

 月音「では…はじめ!!」

 

 その一言にまずキリク君がものすごい速さで近づき、僕はとっさに腕をクロスしてガードするが、キリク君の拳は重く数歩後ずさりしてしまった。

 

 刃「いって~強いし速いね~(今のままだとこっちがヤバいな…なら!)」

 

 僕は足払いをかけようとするがバックステップで後ろに下がると僕は右手も握り近寄り、ラッシュを仕掛けた。

 

 刃「オ~ラオラオラオラオラ…!!」

 

 キリク「クッ!?ウオッ!?」

 

 キリク君は避けたりガードをしていたが、

 

 キリク「ハッ!!」

 

 刃「ガッ!?」

 

 顔にカウンターの拳が入り、思わずその時に

 

 キリク「ハッ!!」

 

 刃「グハッ!?」

 

 腹部に蹴りを食らい飛ばされた。僕は空中で体を捻って、蹴りを当てた。

 

 キリク「ウグッ!?」

 

 お互いに飛ばされ、急いで起き上がり構え直した。

 

 刃「(まいったな…彼結構、多くの戦闘経験がある…こりゃ実戦なら鬼に変身しないとこっちが死ぬな…。)」

 

 するとキリク君は手刀を作り風を切る動作が見えると嫌な予感がしたのでしゃがむと

 

 スパッ!

 

 後ろの木が斬り倒され、

 

 刃「魚!!キリク君!!僕を殺す気か!!?」

 

 キリク「いや、すまない少しばかり力み過ぎた。似たような術なら刃さんも使えるそうじゃないですか。月音先輩から聞きましたよ。」

 

 刃「月音君か…全く簡単に喋るなよ。まあできるけど…フンッ!!」

 

 僕は両腕に光の力を込めて白く光ると、キリク君は両腕に火を灯し赤く燃え、一気にお互い距離を詰め、

 

 刃「オラオラオラオラオラオラオラ…」

 

 キリク「ドラドラララララララララララ…」

 

 ラッシュし合い、

 

 刃「オラァ!!」

 

 キリク「ドラァ!!」

 

 最後の一発が互いの顔を掠り、一歩下がると

 

 刃「ハッ!!」

 

 キリク「フンッ!!」

 

 刃・キ「「ハァ!!」」

 

 上段・中段・下段の蹴りをしてお互い相殺されるとキリク君は後ろにジャンプで距離を下げると

 

 キリク「やりますね先輩…だがこれで終わらせる!!円環の理よ、ってこれは違う…大いなる水の龍よ……」

 

 キリクさんは右手を前に突き出すと呪文の詠唱を始めた。それが聞こえた瑠妃(小)さんは驚いた顔で

 

 瑠妃(小)「えええ!?刃さん彼が唱えている呪文は上級の攻撃魔法です!!」

 

 刃「え?それヤバくない!?僕が爆発を抑える!!」

 

 僕は右膝を前に腰を低くし、右手を膝の上にのせて右足に光と雷の力を溜めて大きく飛び上がる。キリク君の右手に青色の固まりが出来てきた。僕はできるだけ被害を少なくしようと飛び上がり空中で前転して右足をキリク君に向けて急降下して行くが、

 

 キリク「少し遅かったようだな…食らえ!!」

 

 と放とうとするが青い球は少しだけグニャと動くと

 

 ベシャ!

 

 シャーベット状の何かは僕に向かって飛んで来なくてキリクさんの足元に落ちた。

 

 キリク「え?」

 

 キリク君は足元の何かを見つめていたが

 

 刃「ヤバッ!?キリク君避けてくれええ!!」

 

 キリク「なっ、フゲッ!?」

 

 ライダーキックは急には止まらない、僕の蹴りはキリク君の胸に当たって吹っ飛び大きな木にぶつかった。キリクさんは

 

 キリク「うう…しょ、勝負はお、オレの負けだ。い、言われた通り、入部してやるよ。」

 

 とふらふらとこっちに来るが、石につまづきバランスを崩して

 

 キリク「お、おっとっと…ウオッ!!」

 

 こけたしかしタイミングの悪いことに…

 

 バリバリバリッ!

 

 心愛(小)「え?…」

 

 たまたま近くにいた心愛ちゃん(小)のスカートを掴んでこけた為スカートが大きく裂けてしまった。僕はスカートが避ける瞬間のちょっと前に後ろを振り向いたため見てはないが、

 

 心愛(小)「イ、イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

 ゴイン!!

 

 キリク「ギャアアアアアアアアアアアアアア!!!」

 

 鈍い音が聞こえ、キリク君の声がどんどん遠くなることからキリク君は飛ばされたようだ。僕は心愛ちゃん(小)に背を向けたまま制服の上着を脱いで、

 

 刃「心愛ちゃん、とりあえずこれで隠しなさい。それと振り向いても大丈夫の時は言ってね。」

 

 少しして瑠妃さん(小)から振り向いてもいいと言われたが、心愛ちゃん(小)は抱き着いてこの日は僕が心愛ちゃん(小)の部屋まで抱っこで運ぶ事になり、移動している時僕の背後で瑠妃さんとみぞれさんの殺気が感じてすごい怖かった。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 ~翌日~

 

 あたしは刃義兄さんから貰った入部届を書いてこーちゃんに持たせて、新聞部部室に行くと部室前でキリクに会った

 

 キリク「よう…、おはよう…君昨日より大きくないか?」

 

 心愛「おはよう…これが元々の大きさよこの変態男!」

 

 キリク「いや、あれはわざとではなくてd「うるさい!」ヘラブナァ!?」

 

 ロリコン(キリク)を殴り飛ばして、部室に入ると

 

 萌香「そんな…」

 

 胡夢「食べないよ…」

 

 月音「潰れる…」

 

 瑠妃「刃さんの言うとおりになっちゃった…」

 

 皆が落ち込んでいた。あたしは

 

 心愛「困っているみたいね。まあ、あたしが入るから安心しなさい!!」

 

 萌香「ココア!」

 

 お姉ちゃんたちはあたしの前に集まるけど、刃義兄さん姿が見えなくて

 

 心愛「あれ?刃義兄さんは?」

 

 あたしが訊ねると皆は黙り部室の扉が再び開く音が聞こえ、あたしが振り向くと緑色のスーツを着た少年と財津原先生、見たことのない男性二人と杖を使いながらキリクが来た。

 

 財津原「しかし、まさか鬼でもそうなるとは…なんか刃のその姿懐かしいな。」

 

 直木「凄いですね凄いですね。魔女の薬って凄いですね。」

 

 キリク「先輩って意外と小さいころは普通の身長なのですね。」

 

 少年?「意外っていうな!しかもキリク君も無茶するな…」

 

 陵「しかしそこからあんなでかくてマッチョになるんですか…本当に人間なんですか?」

 

 刃「ミツkじゃなくて陵君も酷い!?おっ、心愛ちゃんも元に戻ったか!!」

 

 と言い近づきながら左手でシュッとして、その動作でピンと着たあたしは指を振るわせながら

 

 心愛「も、もしかして刃義兄さんなの!?」

 

 刃(小)「そうだよ、いや~まさか人間(心愛には説明済み)の僕にまで効果があるとは思わなかったね~」

 

 月音「でも俺には効果はなかったよ?なんでだろう?」

 

 皆が首を傾げていると財津原先生が

 

 財津原「恐らくだが、鬼の姿はある程度身長が変わってたりするし、刃が特異体質なのだからかもしれない。」

 

 陵「じゃあ、僕達でも可能性はあるんですね。」

 

 直木「クロキさんに送りますか?」

 

 陵「面倒な事になりそうだから駄目です。」

 

 キリク「戦鬼には秘密がいっぱいだな…」

 

 刃(小)「まあ、そういうことで今日一日中はこれで過ごすからよろしく♪シ…あ、ごめん、逃げる!!」

 

 すると義兄さんの顔は急に変わり、逃げ出した。そして

 

 瑠妃「待ってくださ~い♪抱き着かせてくださ~い♪」(少しヤバい笑顔+涎)

 

 みぞれ「安心しろ何も痛いことはしない。ただ少しだけヤらせてほしいことがあるだけだ。」(笑顔+涎)

 

 刃(小)「嫌だよ‼だって二人とも顔が怖いし涎垂れてるって!?しかもみぞれさん字がおかしい所がるよ!!」

 

 この日校舎内をポケットバイク(イブキさんから貰った)で逃げている少年を追いかけ回しているヤバい顔の翼を展開した魔女と床を凍らせている雪女の姿が目撃さ、公安が八割戦闘不能になりながらも鎮圧されたそうである。ちなみにあたしは本人の了承を得て抱き着かせてもらった。

 

 財津原「あ、刃ちょっとエイキに写メ送るから動くなよ。」

 

 刃(小)「了解しました。あ、心愛ちゃん撫でてもいいぞ。」

 

 心愛「い、いいの!?」

 

 峡子「あのデカイ人が今は…ち、小さい」

 

 月音「なんか普通に絵になってる…」

 

 萌香「(つくねが小さくなったら私もああしたかったな。)」

 

 胡夢「(つくねが小さくなったらかわいいんだろうなぁ~)」

 

 紫「(今度はつくねさんでも小さくなれる薬を作りますか、そして…フフフ)」

 

 刃「ちょっと心愛さん撫ですぎ!!煙出てるって!!」

 

 陵「まさにMr.ファイヤーヘッド!!」

 




~今回の猛士報告~

 ポケバイあって良かった・・・本当に…本当に良かった!!
               byジンキ

 日菜佳「何今回の報告!!わざわざ紙で書いているけど後半の所字は震えているし、涙の跡があるんですけど!!」

 ヒビキ「なんかキャンディーなめて小さくなっちゃってその時瑠妃さんとみぞれちゃんが暴走して身体能力も落ちていたらしいってさ。」

 イブキ「それで僕が昔上げたポケバイが役に立ったようですね。」

 トドロキ「今ザンキさんからメールが来ましたが、ジンキ君確かに昔に戻ってますね。」

 エイキ「これは小学校で東北付近に行ってたの時かな?」

 アマキ「それはみぞれと言う女の子に会った時でしたよね?」

 エイキ「そうだな……よしジンキに抱き着いてくるわ。」

 クロキ「エイキ仕事しろよ!!」

 おやっさん「駄目ですよ~エイキ君はこれからヤマビコ退治だよ。」

 エイキ「シッショーじゃなかったチキショー!!」

 キョウキ「しかし小さい頃から大きかったと思ったら普通なんですね。」

 香須美「そうなのよ~それで成長期の時はどんどん伸びて一か月前に買った服が小さいときがあったわね~」

 みどり「私も知っている~その時ショウキ君が驚いて腰抜かしてたわね~」

 チョウキ(クロキの同僚)「俺もエイキさんからアルバムを見せてもらったときも思わず何度も確認したからな~~。」

 アマキ「この頃はまだ可愛かったのよね…今はバケガニを投げれるくらいごつくなったけど…」

 オシキ(チョウキの妻)「でも、アマキちゃんなよっとしてるよりましだと思うけど?」

 本日の金言「なんかほのぼのとしました。 by立花一同」

 刃(小)「そりゃよかった。」

 みぞれ「可愛い…♪」(ジャンケンで勝った)

 ザンキ「白雪、おかしいことをしたら電撃来るからな~」

 瑠妃「ま、負けた…メインヒロインなのに…」(負けた)

 刃(小)「瑠妃さんも後で抱き着かせてあげますから…ベッドには連行するなよ?」

 陵「刃君、それはフリ?」

 刃(小)「陵君、元に戻ったら覚悟しろよ!!トウキさん直伝の修行法で鍛えてやる!!」

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