ロザリオとバンパイア ~刃の音撃戦士~   作:オンドゥルッフ

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 第4話です。数々の感想ありがとうございます。感想の多くが前のサイトで見ていた方々の感想なので嬉しく思います。これからもよろしくお願いします。


第四の巻「なんか徹夜するとテンションって上がっちゃうよね?

 僕は今辛い状況に置かれています!僕は今まで沢山の危険な事や辛い修行をしてきましたが・・・

 

 月音「今回載せる部活の取材終わったよ!!」

 

 萌香「そこに置いといて!紫ちゃんはどう?」

 

 紫「こっちはまだです~」

 

 そう!!今度配る新聞の原稿(?)製作に必死な状況です。因みに僕は皆とは少し離れて作業をしていますなぜなら前は紫ちゃんの隣で作業していたが、身長差と体格差(180のマッチョと137の小さい子)でかなりシュールな光景になり、皆が笑い作業にならないのでこうして離れて作業することになったのだ。

 

 胡夢「刃君は自分のコーナーの記事書き終えた?」

 

 刃「2つともできたのでそっちを手伝います!!」

 

 胡夢「ほんと?助かるわ!!」

 

 実は僕は自分のコーナーを2つほど作っていまして、タイトルは「刃のさっと一品」と「刃流人生相談」の2つで前にちょっとだけ載せたら、一つ目は料理が苦手で夜食が欲しい男子生徒に二つ目は女子生徒と一部教員の先生方に何故か人気であるのだ・・・・僕学生なのになんで人生相談をされる側なんだろ?それと一つ目で神奈川県川崎市溝口の某将軍を思った方!!僕あのキャラ好きなんですよね~(作者も大好きヴァンプ将○!!)

 

 銀影「こら、刃早く手を動かさんかい!!」

 

 銀影先輩はそう僕に注意し、教卓の所できび団子(刃作)を食べ、緑茶を飲んでいた。

 

 刃「なら先輩も手伝って下さいよ!!第一、そのきび団子は皆の休息用に作ったのですよ!!それを先輩が全部食べてどうするのですか!?」

 

 確かきび団子40個作ったのに全部銀影先輩が食べてしまった・・・・太りますよ?

 

 銀影「うるさいわ!俺は先輩だからこうして上から目線でゆったりとしているんじゃ!!」

 

 紫「なんか漫画の編集者みたいです~~~。」

 

 月音「なんで漫画で例えるの!?」

 

 とりあえず、今回のきび団子は自分でも上手にできたと思ったから楽しみにしていたのになので・・・・

 

 刃「相棒・・・GO!!」

 

 僕は起動していた相棒を銀影先輩に差し向けた。相棒は先輩の髪の毛を一本思いっきり抜き、その後体当たりした。童子と姫さえ怯む攻撃を受けた先輩はぶっ飛び、黒板に頭をぶつけた。

 

 銀影「痛いわ!!先輩は敬え!」

 

 刃「僕の師匠(小暮さん)が言ってました。ただ年が上なだけでは真の先輩とは言えない、後輩から心から尊敬される人を先輩と言う・・・後輩に罪をなすりつけかつ、何人もの女性と付き合っている人は先輩とは少しばかりいいがたいですね。」

 

 銀影「グッ・・・反論したいがお前さんの先輩の事を聞いたら反論できんな・・・ちょっと飲み物買ってくるわ。」

 

 先輩はそういうと立ち上がり、教室から出ていった。因みに先輩に話したのは響鬼さんと斬鬼さんの二人を話した・・・轟鬼さんと威吹鬼さんはねぇ・・・飛んでいた相棒はカッターを加え、僕が座っている机に降り、カッターを置き

 

 光鷲「ピィ!!」

 

 と鳴いた。相棒はこの新聞部の今じゃマスコットキャラクターになっているのだ。因みに事の発端は数日前に遡る。

 

~数日前~

 

 月音「そういえば刃君、」

 

 刃「ほいほい何でしょうか月音君?」

 

 月音「あの式神はどうしたの?」

 

 記事(月音君の濡れ衣事件)を終え、僕達は部室で打ち上げをしていた時に月音君は言って、

 

 萌香「式神って月音が言っていた鳥のこと?」

 

 紫「え?刃さんって式神を使えるのですか?」

 

 胡夢「嘘!!それ見せて!!」

 

 と他の皆は僕を見ているが、そう簡単にディスクアニマルを見せるのはダメだろうが僕がダメといって素直に引き下がらないと思っていると猫目先生が来たので

 

 刃「あ、猫目先生ちょっと携帯使わせてください。ちょっと立花に電話します(ボソッ」

 

 猫目「あ、はいはい人目のに無いところやってくださいね。」

 

 僕は教室を出て、人目のいない場所へ行き、立花に電話をすると一人の男性が電話に出た。

 

 ??〔はい、こちら立花です。〕

 

 刃「あ、黒鬼の旦那お久しぶりです。」

 

 クロキ〔お、やい・・じゃないな今は刃鬼だっけ?久しぶりだな。〕

 

 刃「はい、そちらもお元気そうで」

 

 クロキ(黒鬼)の旦那はつい僕の一つ前に鬼になった先輩鬼で、使う武器が僕と同じ鼓と弦で身長も一緒で鋭鬼さんの被害を受けている事もあって一時期はコンビで組んでいた事もある程仲がよかった、イケメンでいい人ですよ・・・本当だよ?

 

 僕はクロキの旦那にみどりさんが立花にいるのかどうかとディスクアニマルの事をバラしても大丈夫なのか聞いてみた。数分して後に黒鬼さんが

 

 クロキ〔ああ、今みどりさんはいなくておやっさんに聞いたところ構わないってさただし起動させる時は音角ではなく音弦を使えだとさ〕

 

 刃「黒鬼の旦那、ありがとうございます!また今度仕事を一緒に組める時を楽しみにしています。」

 

 クロキ〔おう、お前が烈斬を使っているところ見てみたいしなじゃあな!〕

 

 そう言いクロキの旦那との電話を切り、僕も教室へ戻り猫目先生に携帯を返しカバンから相棒のディスクを取り出し机の上に置いた。

 

 胡夢「え?これが式神?」

 

 萌香「鳥の顔は入っているけど・・・鳥じゃないね。」

 

 紫「魔力が欠片も感じませんよこれは本当に飛ぶのでしょうか?」

 

 紫ちゃん、ディスクアニマルの動力って少しの清めの音と電気だから魔力はないよ。皆がディスクにじ~~っと見ているときに僕は腕についた音弦を顔の横に持っていき弦を出して指で弾いた。

 

 ベェン・・・

 

 と琵琶のような音が教室内に響くと灰色のディスクは白色に染まり、ディスクは動き出し鳥へと変形した。相棒は皆の頭の上を2回クルクルと飛び、月音君の頭の上に降り

 

 光鷲「ピイッ!!」

 

 と鳴き、数秒置いて女の子勢は目を輝かせながら、月音君は

 

 萌香&胡夢「可愛い~~~!!!」

 

 紫「なんか不思議な力を感じます!!これは早速解体せねば!!」

 

 この後、紫ちゃんに追いかけられた光鷲は窓ガラスを割り、外へ逃げたそして割れたガラスは僕のお給金で支払われた。

 

 ~回想終了~

 

 萌香「刃君!!」

 

 刃「ハッ!私は一体何を!?」

 

 月音「顔は上の空の状態で手は凄い勢いで記事を作っていたよ・・・器用だね。」

 

 刃「それほどでもない!・・・ってあれ?胡夢さんは?」

 

 僕は教室内を見まわすと胡夢ちゃんの姿が無かった。すると月音君が

 

 月音「なんか急用ができたらしいよ。」

 

 僕はそれを聞いてなにか違和感を感じた。

 

 刃「(記事を作る・・・胡夢さんの急用・・・え~っとなんかあったような・・・石神先生はもう終わっているし、)」

 

 ついこの間美術の石神先生が女子生徒を石化した事件がおきたが僕はその時天鬼(あきらの姉御の鬼の名前)と一緒にイッタンモメンを倒しに行っていて、学園にはいなかったのだ。僕は考えていると

 

 銀影「な~にサボっとんのじゃこら!!」

 

 ガン!!

 

 刃「オワタッ!?」

 

 ジュースを買ってきた銀影先輩が考え込んでいた僕の頭にスチール缶を投げた。

 

 銀影「全く・・・胡夢がどっか行ってしもうたから早くやるぞ!!」

 

 と言い原稿の一つを取り、教卓に座って作業をし始め、僕も作業に戻った。

_________________________________________

 

 胡夢「や、やっと終わった・・・アイツ12回も着替えさせるから遅くなっちゃった。」

 

 私は教室の扉をあけると皆は私を睨んできていた。

 

 胡夢「皆御免!!」

 

 すると月音は

 

 月音「あ・・・胡夢ちゃん今日はもう終わりにするよ。」

 

 萌香「残りは明日片付けることにしたの」

 

 紫「お、お疲れ様でした~。」

 

 皆はそう言いフラフラとした足取りで出て行った。皆が出て行くと

 

 胡夢「間に合わなかった・・・。」

 

 私はそう呟き椅子に座った。すると教室の扉が開き、

 

 刃「あり?くるむさん、もしかして皆帰っちゃった?」

 

 右手に缶ジュースを二本持った刃が入ってきた。

 

 胡夢「うん、残りは明日片付ける事にしたらしいの・・・刃君は何をしに出ていたの?」

 

 刃「ああ、先輩がMAXコーヒーを買ってきたから口の中が甘くて嫌だからトイレに行くついでに紫ちゃんの分まで買ってきたんだ・・・オレンジジュース飲む?」

 

 と100%オレンジジュースと書かれたジュースを渡してきた。

 

 胡夢「あ、ありがとう。貰うわそれにしても刃は月音達と違ってテンションが高いわね。」

 

 刃「それは勿論鍛えてますから・・・と言いたいけど本当は記事載せるメニューを考えていたら夜が明けて寝不足なんだ。」

 

 胡夢「私は徹夜なんてしたことは一回だけあるけどそうはならなかったわよ。」

 

 刃「あれ?そうですか?」

 

 と雑談をしながら刃は私にジュースを渡すと、自分の分の缶コーヒーを机に置くと鞄から灰色のディスクを4枚出すと鬼の顔がついた弦を引き出鳴らすと、4枚のディスクは猿と狼と鳥に変わり、私の周りにきた。すると刃は少し驚くと、

 

 刃「胡夢さん、何か悩み事とか人に言えない事抱え込んでいるのかい?」

 

 胡夢「どうしてそう思うのかしら?」

 

 刃「いや、顔が落ち込んでいる感じだし、ディスクアニマル達が心配しているからね・・・まあそう簡単に言えないでしょう。まあ、恋以外の悩みがあったら月音君たちに聞いてみたら?勿論僕も相談に乗るよ。」

 

 胡夢「そう・・・優しいのね「惚れた?」全然!「(´・ω・`)・・・まっ気にしないがな!」私の運命の相手は月音に決めたから!」

 

 刃「そうかそうか、少しは元気になったから良しとしよう。」

 

 と刃はコーヒーを飲んでいると私はディスクアニマルを出した理由を聞いた。

 

 胡夢「どうしてディスクアニマルを出したの?」

 

 刃「ああ、この鳥型のディスクアニマルは茜鷹っていうのだけどコイツは今度紫ちゃんに貸す分でちゃんと起動するかの点検で、残りはさっきから胸騒ぎがするのでとりあえず記事の警護を・・・瑠璃狼、緑大猿、頼むよ。」

 

 刃がそういいながら弦をもう一度鳴らすとディスクアニマルは透明になり、足音から私の近くにいなくなると刃は鞄を持ち、

 

 刃「それじゃ、また明日な。」

 

 胡夢「う、うん」

 

 刃が教室から出て私は

 

 胡夢「でもまずは謝らなくちゃね・・・・」

 

 そう呟くと、後ろから

 

 ??「うふふふ・・・・何だい?どうしたのくるむちゃん」

 

 私はその声の主の方へ立ち上がりながら振り向くと、そこには私に脅迫状を送った人物叶流行(かのうながれ)がカメラを持って立っていた。

 

 叶「いやぁあ本日は本当に楽しかったよまた明日も遊ぼうねくるむちゃん」

 

 胡夢「な、ながれ君!?どうしてここにっ・・・明日はやだよっデートの約束は今日だけのはずー…」

 

 叶「そんなぁつれないなぁ今日撮った写真月音に見せちゃうよぉ?」

 

 胡夢「ええ!?誰にも見せないって言ったのに…」

 

 叶「じゃあ明日も遊ぶだろッ!!?もう放さないからなッ」

 

 コイツ、さらに私を脅迫するつもり様ね…すると小さな足音が聞こえてきて

 

 ??「ガウッ!!」

 

 突然ながれ君の腕に小さい噛み傷ができた。

 

 叶「痛っ!?なんだ?何もいないのに噛まれたぞ!」

 

 するとながれ君が噛まれている所を腕で払うと私の前透明化が解けて青い狼型のディスクアニマルが姿を表した。私はその子を抱き上げ

 

 胡夢「もう私にはつきまとわないでっ!!」

 

 そのまま私は教室を出た・・・・

 

 私は自分の部屋に戻ると抱き上げた狼を下ろすと狼は頭を下げ

 

 狼「ギャンッ!」

 

 と鳴き、元のディスクに戻った。私はそのディスクを撫で

 

 胡夢「ありがとうね。」

 

 と呟き風呂に入って寝た・・・明日刃にお礼を言わなくちゃね。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 僕は教室から出ると携帯にメールが入って周りに人がいないことを確認するとメールを見ると日菜佳さんからのメールで

 

 鋭鬼さんが刃鬼君に応援を要請したので至急現場に行って!!

 

 と書いてあったので、急いで部屋に戻り、烈斬と着替えが入ったバッグを持ってバスの運転手さんに乗せてもらい、逝…行くと・・・

 

 石割「ああ、刃鬼君待っていたよ。」

 

 刃「え~石割さん、僕の相手はあれですか?」

 

 石割「はい・・・すいません」

 

 僕の視線の先にいたのは・・・

 

 斬鬼「だからうちの轟鬼が一番だって!!今までたくさんの魔化魍を倒したんだぞ!!」

 

 と言いながら、轟鬼さんを自慢する斬鬼さん

 

 裁鬼「いや、うちの石割だ!!お前のとこの轟鬼より賢いぞ!」

 

 そう言いながら石割さんを推薦する裁鬼さん、

 

 威吹鬼「いや、うちの天鬼がトップだ!!」

 

 と異論は認めんとばかりに胸を張りながら叫ぶ威吹鬼さん、

 

 いつもと違う彼らに共通して言えるのは彼らの周りには大量の酒瓶が転がっていることだ。事の発端は宴会をお開きにする際に響鬼さんが、狭鬼の兄貴に

 

 響鬼「いや~狭鬼はよく頑張ってくれるね。」

 

 と言い、酒を浴びる程飲んだ他の弟子を持つ鬼の人達が弟子自慢大会を始めて、鋭鬼父さん(今は戸籍上の関係で仕事中以外は父さんと呼ぶようにしている)もそれに参加したくて呼んだらしい・・・・

 

 すると鋭鬼父さんが、僕が来たことにに気づき、

 

 鋭鬼「何を言っているんだお前ら!!一番はうちの刃鬼だ!!見ろ、今は学園にいるのに俺のために急いできてくれたぞ!!」

 

 と僕に指を指して言った。因みに響鬼さんの方は

 

 響鬼「あっ、バスの運転手さん、お久しぶりです!すいません今酒が入っていまして、」

 

 運転手「いや、気にすることはないよヒビキ君」

 

 とお茶菓子を摘みながら話していた。すると弾鬼さんが僕の肩に手を置き、

 

 弾鬼「お前色々と大変だな・・・」

 

 次に轟鬼さんが

 

 轟鬼「申し訳ないっす、部活で大変なのに呼び出してしまって、でもアレを止めれるのは刃鬼君しかいないっす!!」

 

 さらに天鬼の姉御が

 

 天鬼「目に隈ができはじめているけどちゃんと寝てるの?後,私の師匠に遠慮は要らないから」

 

 と労いの言葉をかけてくれて最後におやっさんが

 

 おやっさん「もう気絶させていいから、頼むよ。今度休みを多くさせておくから、」

 

 おやっさんの一言に僕は双閃を構え、

 

 刃「はい・・・刃鬼、これより武力介入を開始する!!」

 

 この後抵抗した斬鬼さん達を気絶させて、立花で報告書と二日酔いを治す(クスハ)ドリンクを作り、バスに乗せてもらい学園に戻った時は既に夜が明けていた・・・2日連続徹夜か。

 

 僕はフラフラと歩きながら新聞部の教室に向かうと、

 

 月音「逆です先輩。皆て作ろうって決めた新聞だから、くるむちゃんがいないと完成しないと思ったんです。」

 

 月音君がかっこいいセリフを言っていて、その時二日連続徹夜で鈍くなっている頭に電流が走った。(ア○ギ風に)

 

 刃「(あっ、あのナメクジ男が記事を盗み、胡夢さんに脅迫した所か!!)」

 

 とりあえず知らないふりをしながら教室に入って言った。

 

 刃「遅れてすいません、あれ?皆さんどうかしましたか?」

 

 月音「あっ刃君実は・・・「大変みなさん大変ですぅ!!」」

 

 紫ちゃんが箱を持って走っていき、その右手には「愛するくるむちゃん」と「ながれ」と書かれた手紙があり、僕はその手紙を読むと寝不足でテンションが上がっている心に怒りの炎が起こり、読み終えると。

 

 刃「なるほどね~、僕の仲間にこういう事をするとは・・・ゆ゛る゛さ゛ん゛!!」

 

 月音「や、刃君?」

 

 紫「なんかおかしくないですか?」

 

 刃「今の僕を怒らして、楽に死ねるとは思うなよ!!」

 

 萌香「刃君!?落ち着いて!?」

 

 猫目「(あっ、これが刃君が怒った状態ね。怖そうにゃ~ん…)」

 

 僕は手紙を月音君に渡し、教室を出て体育倉庫にむかったが・・・

 

 刃「え~っと、体育倉庫ってどっちだっけ?」

 

 僕は多少迷いながら体育倉庫前に行くと、萌香さんがナメクジ男に襲われかけていた。僕は数歩走り、ジャンプして

 

 刃「おりゃあああ!!」

 

 とりあえずナメクジ男の顔にクウガ式飛び蹴りを食らわした。

 

 叶「ギョボウ!!」

 

 ナメクジ男は叫び声を上げながら、飛んでいき顔を抑えながら

 

 叶「くそっ!!僕の邪魔をするな!!」

 

 萌香「きをつけて!毒ガスを出すの!!」

 

 萌香さんはそういうとナメクジ男は毒ガスをだそうとするが、萌香さん達の様子から毒ガスと言っても相手を痺れさせる程度のものと判断したので、

 

 刃「フンッ!」

 

 地面を殴り、その際に起きた砂煙と衝撃波でガスは飛ばされ、砂煙をもろ浴びた叶は

 

 叶「ウプッ!?砂が目に!?口に!?」

 

 刃「戦闘中にこれくらいでうろたえるな愚か者めが!!」

 

 ガスッ!

 

 

 うろたえていた叶の頭部に踵落としを食らわせて着地すると地鳴りが起き、樹の根っこが生えてきては叶を拘束し始めた。僕は胡夢さんの方を見ると翼を広げ爪を伸ばし、

 

 胡夢「許さないっ…つくねとモカに手を出したら許さないんだからぁあ!!」

 

 と叫び(僕はこの時カウントされてないことに少し悲しく思っていた。)、大きな樹が動いていた。ナメクジ男はその光景に

 

 叶「う…嘘だ、夢…これは夢か!?」

 

 と言っていたが僕は近づきながら、

 

 刃「ところがどっこい…夢じゃありません…!コレが現実です…!ウラッ!!」

 

 といいまた顔面にストレートを放った。ナメクジ男は吹っ飛ぶと胡夢さんの幻術の樹の根っこに縛れているのを見ると鬼爪を出し、

 

 刃「胡夢さん、タイミングを合わせます!」

 

 胡夢「わ、わかったわよ!!」

 

 ナメクジ男は抵抗しようとするが、空からは胡夢さん、前からは僕がきて慌てていたからかマトモな反撃が出来ず、

 

 胡夢「はあああああああああ!!」

 

 刃「せいやぁあああああああああ!!」

 

 胡夢さんは横一文字に僕は×の字に斬った。ナメクジ男は奇声を発しながら倒れ、僕は彼のカメラを合掌するように手で破壊して月音君達の元へ歩いていった。

 

 少しして月音君達の毒が抜け終わると胡夢さんは

 

 胡夢「モカ…私…新聞部に戻っていいの?」

 

 萌香「や…やだ、何言ってんのくるむちゃん急がなきゃ新聞の締切に間に合わないよ!いろいろあるけどこれからも一緒にがんばろうね!」

 

 と言って胡夢さんの目には涙が浮かんでいた。僕はその光景を見て、

 

 刃「さて、頑張りますか!!」

 

 と自分に気合いを入れると紫ちゃんがきて

 

 紫「あの~刃さん、その手大丈夫ですか?血が出ていますけど?」

 

 と言われ自分の両手を見ると手の甲に鬼爪を出した時の穴ができていた(変身したら問題はないのだけど)

 

 刃「ごめん・・・何か包帯ない?このままだと新聞が血まみれになっちゃう。」

 

 月音「なんで怪我してない刃君が重傷なの?」

 

 萌香「それ、痛くないの?」

 

 刃「大丈夫ですよ。寝不足で痛みを感じなくなっていまして、」

 

 と右手は包帯に巻かれているので左手の鬼爪を出すと

 

 胡夢「グロい・・・」

 

 銀影「あかん、暫く肉食えんわ・・・おえ。」

 

 刃「なんか皆酷いな。とりあえず締切が迫っているので急ぎましょう!!」

 

 全員「「「「おぉ!!」」」」

 

 銀影「いや、お前が仕切るなよ!!」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 猫目「そろそろ締切よ!新聞のでき具合はどう!?」

 

 私はそう言いながら新聞部のいる教室に入ると皆が寝ていた。机の上には新聞の原稿があり、確認するとちゃんと仕上がっていた。

 

 猫目「(新聞部の絆はもろくなんてなさそうね!)後は先生に任せてゆっくり休んでね!」

 

 と教室を出ようとすると

 

 銀影「あかん・・・刃それはグロいからあかんって・・・ぬあっ」

 

 紫「刃さん、それは痛いですって・・・」

 

 月音「刃君それは鍛えてますからは関係ない・・・う~ん」

 

 と寝言が聞こえたので教室を見回すと教室の隅っこであ○たの○ョーみたいに真っ白に燃え尽きている刃君がいた。

 

 この数時間後刃君は一日中寝ていて、斬鬼さんから二日連続徹夜しているという連絡を受けました・・・お疲れ様。




今回の猛士報告

 部活の新聞に自分のコーナーを載せることが出来ましたが・・・新聞を作るのって修行とはまた違った意味で辛いですね。

 後、酒は程ほどにしてください。

 返信:

 黒鬼「あ~あの宴会か、刃鬼はこういう時大変だよな~」

 侠鬼「確かに身長は高いけど先輩からはかなり可愛がられているし・・・」

 天鬼「いつも追加の注文を取ったり、酒のお酌をしているからね~」

 斬鬼「アイツにはいつも迷惑をかけてしまったな。」

 轟鬼「あれ?斬鬼さん大丈夫なんですか?」

 斬鬼「ああ、俺はなんとか二日酔いは軽くて済んだからな。」

 黒鬼「威吹鬼さん達は?」

 斬鬼「ああ、あいつらは二日酔いが酷くて刃特製健康ドリンクを飲んで、顔色はいいがぶっ倒れてまた寝込んだ。」

 黒鬼「なあ、俺も一度飲んだが後の効力は凄いけどあの味だけだとあのドリンクは兵器だな。」

 響鬼「へ~そうなんだ。俺は飲んだ事はないから知らなかった。」

 侠鬼「え?でも師匠、確か酒飲み大会で優勝しませんでしたか?あれに参加した鬼は全員飲んだはずですけど?」

 響鬼「いや俺ね、今まで二日酔いした事ないんだ。」

 全員「「「「凄い・・・・さすが響鬼さん・・」」」」

 本日の金言「響鬼さんは天性のザル」

 斬鬼「それとさっき学園の電話から刃が目を覚まさないって言ってきているのだが・・・」

 日菜佳「なんか2日連続で徹夜だったそうです。」

 天鬼「だからあんなに怖かったんだ・・・」

 侠鬼「アイツは確か寝るのが好きだからな。」

 響鬼「あの時の刃はまさに鬼気迫るものを発していたね~」

 本日の金言「寝不足の刃鬼を怒らせるな!!(マジで怖いから)」

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