幻想殺しと電脳少女の学園都市生活   作:軍曹(K-6)

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宣戦布告


これは世界とそこに住む全人類を守るための戦いである。
今日、各地で起こっている温暖化や海面上昇などの環境破壊、石油やその他の化石燃料などの不足問題は、全て学園都市の特異な科学技術が元凶となっている。彼らの無秩序な科学技術の氾濫を食い止めなければ、この惑星に住む生命体は、すべからく絶滅する事だろう。
学園都市は全人類、全生命体の未来のために、速やかに各地で行われているプロジェクトを完全に凍結する必要がある。また、諸処の問題を分析し解決するため、その元凶となった最先端の科学技術を我々に開示しなければならない。
平和を求める我々の提案を拒んだ場合、それは学園都市には世界との融和の意思はなく、ただ己の利権のためだけに、この地球に住むあらゆる生命体を危機にさらす邪悪な存在であると判断する。

学園都市からの返答は、モスクワ標準時間十月一九日午前零時まで受け付けるものとする。
それまでになされるべき返答がなかった場合、戦意ありとして我々は大陸間弾道ミサイルの使用も考慮した侵攻作戦を開始する。

なお、我々は学園都市と特に強い友好関係にあるグレートブリテン及び北部アイルランド連合王国に対しても、同様の判断を行う。己の利権のためだけに他の全ての生命体をないがしろにし、学園都市から得られる甘い汁をただ求めるだけの存在ならば、我々はこの後の長い未来を歩む子孫のためにも、敵国と全力で戦う必要があるのだから。

         一〇月一八日    ロシア連邦大統領 ソールジエ=I=クライニコフ



第三次世界大戦・神の右席『右方』編
善と悪、各々の入国 World_War_III.


そして、第三次世界大戦が始まった。

一〇月一九日は運命の日として、長く人々の記憶に留められる事になる。

どれだけ綺麗事が並べられていようが、どれだけその裏で『神の右席』が糸を引き、ドロドロとした思惑をを隠していようが、一度始まってしまった戦争はそうそう簡単には終わらない。

 

そして、上条当麻もロシアにいた。

一〇月下旬だが、すでに辺り一面は白い雪に覆われていた。数センチ程度の雪は交通機関を完全に麻痺させる事はなかったが、日本人が普段着で出歩くには少々堪えるものがあった。

戦争。

それは上条の心を昂ぶらせてやまなかった。空を飛ぶ戦闘機が、ミサイルが。地上を駆ける歩兵や戦車が。少年の目を輝かせる。

 

「―――諸君、私は戦争が好きだ」

 

雪の中で上条は呟く。

 

「諸君、私は戦争が好きだ

諸君、私は戦争が大好きだ

 

殲滅戦が好きだ

電撃戦が好きだ

打撃戦が好きだ

防衛戦が好きだ

包囲戦が好きだ

突破戦が好きだ

退却戦が好きだ

掃討戦が好きだ

撤退戦が好きだ

 

平原で、街道で、

塹壕で、草原で、

凍土で、砂漠で、

海上で、空中で、

泥中で、湿原で

 

この地上で行われるありとあらゆる戦争行動が大好きだ

 

戦列をならべた砲兵の一斉発射が、轟音と共に敵陣を吹き飛ばすのが好きだ

空中高く放り上げられた敵兵が、効力射でばらばらになった時など心がおどる

 

戦車兵の操るティーゲルの八八mm(アハト・アハト)が 敵戦車を撃破するのが好きだ

悲鳴を上げて、燃えさかる戦車から飛び出してきた敵兵を

MGでなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった

 

銃剣先をそろえた歩兵の横隊が、敵の戦列を蹂躙するのが好きだ

恐慌状態の新兵が、既に息絶えた敵兵を、何度も何度も刺突している様など感動すら覚える

敗北主義の逃亡兵達を街灯上に吊るし上げていく様などはもうたまらない

泣き叫ぶ虜兵達が、私の降り下ろした手の平とともに

金切り声を上げるシュマイザーに、ばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ

 

 

哀れな抵抗者(レジスタンス)達が、雑多な小火器で健気にも立ち上がってきたのを

 

八〇cm列車砲(ドーラ)の4.8t榴爆弾が、都市区画ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える

 

露助の機甲師団に滅茶苦茶にされるのが好きだ

必死に守るはずだった村々が蹂躙され、女子供が犯され殺されていく様はとてもとても悲しいものだ

 

英米の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ

英米攻撃機に追いまわされ害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ

 

 

諸君、私は戦争を、地獄の様な戦争を望んでいる

諸君、私に付き従う大隊戦友諸君

君達は一体何を望んでいる?

 

更なる戦争を望むか?

情け容赦のない糞の様な戦争を望むか?

鉄風雷火の限りを尽くし、三千世界の鴉を殺す。嵐の様な闘争を望むか?」

「「「戦争(クリーク)!! 戦争(クリーク)!! 戦争(クリーク)!!」」」

「よろしい、ならば戦争だ

 

我々は満身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ

だがこの暗い闇の底で半世紀もの間堪え続けてきた我々にただの戦争ではもはや足りない!!

 

大戦争を!!

一心不乱の大戦争を!!

 

我らはわずかに一個大隊、千人に満たぬ敗残兵に過ぎない

だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している

ならば我らは諸君と私で総力100万と1人の軍集団となる

 

我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう

髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう

連中に恐怖の味を思い出させてやる

連中に我々の軍靴の音を思い出させてやる

 

天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる」

「「「「ヨーロッパだ! ヨーロッパの灯だ!」」」」

「一千人の吸血鬼の戦闘団(カンプグルッペ)で世界を燃やし尽くしてやる

 

そうだ。あれが待ちに望んだ欧州の光だ

 

私は諸君らを約束通り連れて帰ったぞ。あの懐かしの戦場へ、あの懐かしの戦争へ」

「「「「少佐殿! 少佐! 代行! 代行殿! 大隊指揮官殿!」」」」

「そしてゼーレーヴェはついに大洋を渡り丘へと登る

 

ミレニアム大隊各員に伝達、大隊長命令である

 

さぁ、諸君

 

地 獄 を 創 る ぞ」

 

一通り喋りきった(振り付きで)少年は影人に囲まれながらやりきった感を出していた。

 

「・・・・・・何、してるんですか」

「何でも良いだろ? というか、なんでレッサーがここに居るわけ?」

 

上条は後ろを振り返ってそう問いかける。ズルズルと擬似死の河状態だった観客を自らの中にしまい込む彼は自分の後方にいる少女の返答を待つ。

 

「んー? 別にイギリス王室から命令を受けているとか、右方のフィアンマとやらに恨みがあるとか、そういう意図はないんですけどね」

 

レッサーは自慢の『尻尾』をヒュンヒュンと軽く左右に振りながら、極めて適当な調子で答えた。

 

「ただ、あなたがここで死んでしまう事が、イギリス全体にとって不利益となるのであれば、我々としてはサポートした方がよいんではないかな、と考えまして。・・・・・・我々って言っちゃって大丈夫かな。ベイロープのヤツに尻を鷲摑みにされないかな・・・・・・」

「・・・・・・ハァ」

 

上条はため息をついてオリハルコン製の装飾銃(ハーディス)を取り出しながら、

 

「要するに、戦力になりに来たって事だろ? 必要ねーよ」

 

疑問の声を上げるレッサーに上条は銃を撃つ。レッサーの肩の上を通った銃弾は一キロほど離れたところにいた兵隊の胸を撃ち抜いていた。

 

「・・・なっ。えぇっ!?」

「さて、気づかれた。死にたくなきゃ逃げろよ」

「へ?」

 

遠く離れた所から銃撃が開始される。近づけなければ当たる確率も低くなるのだが、上条の狙撃によって向こうも彼の射程を測りきれていないのだろう。

 

「わっわわわっ!!」

「死にたくなきゃ逃げろって・・・・・・」

 

上条はため息をつきながら全員を戦闘不能にする。

 

「いいから帰れ。お前は足手まといだ」

 

上条はグローブもなしに死ぬ気の炎を両手にともす。

 

「喰らえ。XBURNER!!」

 

上条の左手から高火力の死ぬ気の炎が放たれた。ロシアの雪を溶かし、軍の兵を一掃する。

 

「さて、ここもそろそろヤバいな。移動を開始するか」

 




少佐演説で文字数削られた・・・・・・orz

貴音「書かなければ良かったのでは?」

書きたかったんだよッ!

貴音「じゃあどうしようもないですね」
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