幻想殺しと電脳少女の学園都市生活   作:軍曹(K-6)

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ハロウィン特別篇です。

特別編なので先にエンデュミオンまで飛ばす事をオススメします


EX1.ハロウィンでの一幕 This_is_Halloween.

「ごっしゅじーん。どうですか?」

 

上条当麻の前でクルクルと回って見せる榎本貴音。その服装は可愛らしい魔女のようだった。

 

「何故に香霖堂魔理沙?」

「何でって今日はハロウィンですよ。ハロウィーン!」

「ああ。ケルト人の一年と、夏の終わりの祭りだろ」

「え? キリスト教のお祭りじゃないんですか?」

「良く勘違いする人が多いけどな。元々は秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事だから。ケルト人は死霊が家族を訪ねてくるって信じていたから―――」

「んもう! そんなことはどうでもいいんですよ! ご主人もしましょう? 仮装」

「んで? 誰を訪ねるんだよ。いや、まあしないけど」

「何故ですか! ハロウィンと言ったら仮装。常識、常識ですよ!!?」

「どこの常識だよ」

「仮装ですよ。仮装! 早く(ハリー)! 早く(ハリー)早く(ハリー)! 早く(ハリー)早く(ハリー)早く(ハリー)!!」

「落ち着けよ。・・・・・・しょうがねェなァ」

 

上条の姿が黒い霧に包まれて変わる。現われたのは金髪の少女だった。

 

「あ、フランちゃん」

「私にとっては姿形など何の意味もなさない。六十年前にもそう言っただろう?」

「まあ、そうですけど」

「・・・で? どうするんだ」

「もちろん街に繰り出しますよ!」

「いいだろう」

 

少女二人は街に繰り出した。片方は男だが。

 

 

暫く街を歩いていた二人の前に、カボチャを抱えた小さな風紀委員が現われた。

 

「貴音お姉様、可愛らしいですの」

「ありがとう。黒子ちゃん」

「私に言葉は無しか。風紀委員」

「・・・。・・・・・・? ・・・! ・・・? 当麻、お兄様・・・?」

「随分熟考していたな」

「当麻お兄様なんですの!?」

「ああ。仮装だ」

「仮装ってレベルじゃねーですの。変身ってレベルですの」

「ところで黒子ちゃんはもらう側ですか? あげる側ですか?」

「今町中の子供達に配って回っていますの」

「じゃあ私達にもくださいな」

「あげませんの」

 

黒子は大きなカボチャのカゴに入ったお菓子を隠すように体を回す。

 

「では、お菓子をくれない人にはどうするか、分かってますよね・・・?」

「まさか、イタズラですの!?」

「何故目を輝かせる」

「ええ、そうです。遠慮はしませんですよ!!」

 

キャー。などと言ってじゃれ合う二人を上条は呆れながら見ていた。

 

(夏終わり、菓子かイタズラ、百合の花。・・・)

 

くっだらねェ。と上条は付け加えて彼女は歩き出す。

 

 

 

 

「あれ。君、誰?」

 

と、声をかけられた。

 

「私は神成。それ以上でもそれ以下でもない」

「かみじょう・・・ちゃん?」

「その響きはあまり好きではない。私の担任を思い出す」

「あ、そう・・・。お菓子、いる?」

「求めてはいない。それに私は高校生だ。そんな物につられる私ではない」

「あら、そう」

(風紀委員。子ども全員に聞いて回っているのか)

「固法先輩。その方は私のお兄様ですの」

「白井さん・・・。ん? ちょっと待って、お兄様?」

「ああ。私の名前は上条当麻。これでも高校一年生の16歳だ」

「それ、仮装ですよ~」

「か、仮装?! これが!?」

「私にとって姿形など何の意味もない」

 

そういった上条の体は元の上条当麻の体に戻った。

 

「ちなみに先ほど言った俺の担任は月詠小萌先生だ。会ってみたら意外と面白いぞ」

 

上条当麻はもう一度姿をフランドールに戻す。

 

「さて、どうやら私の姿は子どもに見えるようだ。ならば都合の良い。ハロウィンだ。色々させてもらおう」

 

上条はそう言うと、フランドールから同身長で上条当麻の体に変わる。

 

「それじゃあ行こうか」

 

上条は闇の中から様々なアイテムを取りだした。メガネ、ベルト、くつ、スケートボート。その全てを身につけた。

 

「それじゃあ行ってくる」

「わお。ディテクティブ装備」

 

貴音の言葉を無視してショタ条は、スケートボートのスイッチを押して高速度で発進した。

 

 

街中を走るリアルコナン君に興味の目が集まる。

 

(さて、どうする・・・・・・? どんな仮装してるのか、会いに行ってみるか!)

 

ショタ条を乗せたスケートボードは町の奥へ消えていった。

 

 

 

 

 

ケース1

 

「アァ? なんだ、オマエ」

「よう。びゃくや」

「・・・・・・まさか、上条か?」

「おう。子供になってハロウィン回ってる」

「仮装しろよ」

「似合ってるぞ、ドラキュラ」

「ミサカはー? ってミサカはミサカはヒーローさんに自慢してくる」

「おう。小さな悪魔ちゃんだな」

「へへー」

「そんじゃ。俺はこれからもだれがどんな仮装してるか見にゃならんのでな」

 

上条はスケートボードで走り出した。

 

「まるで小さくなった名探偵だな」

「コナン君みたいってミサカはミサカはry」

 

 

 

 

 

ケース2

 

「おっ。ようビリビリ」

「誰がビリビリよッ!! ・・・あれ? アイツは?」

「ここだビリビリ」

「・・・アンタ。小さくなってる。APTX4869飲んだの!?」

「仮装だバカ。御坂、オマエのその仮装は何だ?」

「え? えーと、シスターズ・・・」

「なるほど、常盤台生は派手な仮装は不可能だもんな。ありがとう」

「え、ちょっと待ちなさいよ!!」

 

 

 

ハチャメチャなハロウィンをこの後も過ごした上条であった。

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