突然だが俺、八神遊斗は今目の前にいるブルー生とデュエルすることになった。
「ククク…この勝負は俺様の勝ちで決着に決まっている」
「…遊斗さん…」
「大丈夫だ、心配するな」
どうしてこうなったのか、話は少し前に遡る
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「今日のドローパンは何かなー」
購買部でドローパンを購入していた時だった。
「だからさ、俺様と付き合わねぇ?」
「あぅぅ…」
……今の戸惑いの声どっかで聞いたことあるが…ここからだと顔が見えないな。もう少し近づいてみるか。あ、その前にドローパンもう一つ買っておこう。
「なんで俺様の誘いを受けないんだ!?」
どうしてこうも上から目線なんだろうか。さて相手は…
「あの、そのですね、私そういうのはあまり、ですね」
顔が分かる距離まで近づいた時俺はようやく誰なのか分かった…なぜこの世界にいるんだ「ヒーロー娘」…!そりゃ聞き覚えあるわけだよ…
「チッ…」
舌打ちしてるよこいつ…それより誰も助けようとしないな。ふむ…周りの人は男の雰囲気で萎縮しちゃってるのか。
「なぁ、そこの君、どういう状況で…彼は誰なんだい?」
「あ、ああ。あいつは青山と言って青山財閥の坊ちゃんだ。そんで今は宮田ゆまって女をナンパ…。あいつ女好きでな。気に入った女がいたら色んな手で迫ろうとしてるんだ」
…ああいう輩は許せんな
「それで何故誰も助けようとしないんだ?」
「財閥だと言ったろ?親の会社と繋がりがある人多いからさ…」
なるほど、把握した。
「なら俺が助けてくる」
「あ、おい…!」
情報をくれた彼には悪いがあいつは今叩いた方が良さそうだ。だがその前に…
「あー、ゆまさんこんなとこにいたー。探したよ。あ、ドローパン買ったからあっちで食べようぜ。」(紙もさりげなく渡して…)
「あ、ありがとうございます≪俺の名前は遊斗だ。話合わせてくれ≫…!」
「(伝わったようだな)じゃ行こうか」
「はい、遊斗さん!」
「あ?何だよ?お前は」
「何って…ゆまさんにドローパン奢る約束してた者だが」
「いまさぁ俺様が声をかけてんのよ。分かる?邪魔すんじゃねーよ」
俺が割って入ったもんだから苛ついてるな。表情がわかりやすい。
「…君こそ分かってるのかな?」
「は?何をだよ?」
「どう見ても嫌がっているだろ。そんなことも分からないようでは…君カッコ悪いよ」
「……!」
おーおー…怒りで赤くなってる。
「ぐ…!俺様は青山財閥の御曹司だぞ!」
自分で御曹司とか言っちゃうんだ…
「…それで?」
「何?」
「…ここはアカデミアだ。そして君はここでは学生だ。デュエルで決着つけようじゃないか」
「…いいだろう。売られた喧嘩は買う主義だ。」
「デュエルするまえに賭けといこうか。…ゆまさん賭けの対象になっちゃうけど大丈夫?」
「…あ、はい!どうぞ」
「ありがとう」
「俺が負けたらこれまで通り行っていい。だが君が負けたらそうだな…卒業するまで女性に手を出すのを禁止する」
ふむ、不満そうだな
「なんなら、俺が負けたら卒業するまで君のパシリでもなんでもやろう」
その言葉に観客だけでなくゆまも青山も驚く
「…いいだろう」
よし、受けたな。…絶対勝つから心配そうな顔をするなよゆま。
そして冒頭に戻るー
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「自分で条件言っておいてなんだが、責任持って阻止するからそこで待っててくれ」
「あ、はい。大丈夫です。信じてますから!」
うぉ…なんて眩しい笑顔だ…それから周りで聞いてる女子たちキャーキャー騒ぐなよ…
遊斗:4000
青山:4000
「俺様は強いからな。先攻は譲ってやるよ」
「それはどうも。ドロー…俺は【ブルーサンダーT45】を攻撃表示で召喚する。」
【ブルーサンダーT45】
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1700/守1000
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、自分フィールド上に「サンダーオプショントークン」(機械族・光・星4・攻/守1500)を1体特殊召喚する。
このトークンはアドバンス召喚のためにはリリースできない。
「手札より永続魔法【一族の結束】を発動する。そしてカードを2枚伏せターンエンド
」
【一族の結束】
永続魔法
自分の墓地の全てのモンスターの元々の種族が同じ場合、自分フィールドのその種族のモンスターの攻撃力は800アップする。
「一族の…結束?なんだそれは?」
そういえばこの時代にはないカードだったか
「このカードは『今は』条件を満たしていないから効果は発動しない。だから安心してくれていい」
「ふっ、意味のないカードを発動するなんてレッドはレッドか。俺様のターン!ドロー!【激昂のミノタウルス】を召喚!」
激昂のミノタウルス
効果モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻1700/守1000
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターは、守備表示モンスターを攻撃した時にその守備力を攻撃力が越えていれば、その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。
お、社長が使ってたミノタウルスのリメイクモンスターだ。…あ、この後の行動なんか分かっちゃった。
…多分二重召喚を使って強力な獣族か獣戦士族を出してくるな。
「さらに【二重召喚】を発動する!!【ジェネティック・ワーウルフ】を攻撃表示で召喚だ!」
【二重召喚】
通常魔法
このターン自分は通常召喚を2回まで行う事ができる。
【ジェネティック・ワーウルフ】
通常モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻2000/守 100
遺伝子操作により強化された人狼。
本来の優しき心は完全に破壊され、闘う事でしか生きる事ができない体になってしまった。
その破壊力は計り知れない。
そんでそいつにデーモンの斧辺りで攻撃力を上げてくる…な
「そしてぇ、装備魔法【デーモンの斧】を【ジェネティック・ワーウルフ】に!」
【デーモンの斧】
装備魔法
装備モンスターの攻撃力は1000アップする。
このカードがフィールドから墓地へ送られた時、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードをデッキの一番上に戻す。
ジェネティック・ワーウルフ(デーモンの斧装備)
攻2000→3000
ここまで本当に想像してた通りだと笑えるな…観客は攻撃力3000とかヤベェとかあんなん無理だとか言ってるけど…いくらでもやりようはあるぞ
「バトル!【ジェネティック・ワーウルフ】で【ブルーサンダーT45】に攻撃だ!」
「フ…この瞬間伏せカードをオープンする」
【サンダー・ブレイク】
通常罠
手札を1枚捨て、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
「手札を1枚捨て、【デーモンの斧】を破壊する!」
「ぐっ!」
ジェネティック・ワーウルフ
攻3000→2000
「だが攻撃力はまだこっちが上だ!」
青山はそう叫ぶがーーー
青山:4000→3500
「なっ!なぜジェネティック・ワーウルフが撃破された!?しかも俺のライフが!?イカサマか!?」
観客も何が起きたのか分からないという顔をしていた。さーて、説明しますか。
「皆、種明かしといこうか。まず【サンダー・ブレイク】で手札を1枚捨てて装備魔法【デーモンの斧】を破壊した。故に相手は攻撃力が元々の数値に戻った。これはいいね?」
皆頷く
「そして俺の場に【一族の結束】がある。こいつの効果で攻撃力をあげた」
「だ、だが、さっきお前は今は条件を満たしていない為に効果がないと言っていた筈…!」
皆確かに言ってた、と頷く
「効果発動の条件…墓地に1種類の種族のモンスターが置かれていること、そして場に同じ種族のモンスターがいることだ。」
「同じ種族、だと?ーーーまさか…」
「そう、【サンダー・ブレイク】のコストで捨てたのがモンスターカードで機械族なのさ」
そういい、墓地から取り出して皆に見えるように高く掲げる。そのカードはーー
「【超時空戦闘機ビック・バイパー】…」
【超時空戦闘機ビック・バイパー】
通常モンスター
星4/光属性/機械族/攻1200/守 800
パワーカプセルにより、様々な能力を発揮する超高性能戦闘機。
「そして【ジェネティック・ワーウルフ】を返り討ちにした攻撃力は800アップし2500だ。だから2500から2000を引いて500のダメージを与えた」
「そんな…」
ブルーサンダーT45(一族の結束)
攻1700→2500
「効果を説明したところで【ブルーサンダーT45】の効果を発動する」
「何!?」
「戦闘で相手モンスターを破壊した時トークンを作成!」
サンダーオプショントークン(一族の結束)
攻1500→2300
「2300と2500だと…!」
「まだ君のターンだ。どうする?」
「くっ…これでは攻撃しても返り討ち…1枚伏せてターンエンドだ」
「俺のターン。ドロー」
「クックック…「伏せたカードは【聖なるバリアーミラーフォース】だ。攻撃してくれば次のターンでモンスターを召喚して決着、とでも思っているんだろ」何!?」
本当ポーカーフェイスできないんだねぇ。考えが丸分かりだわ…
「手札より速攻魔法【サイクロン】でその伏せカードを破壊!」
【サイクロン】
速攻魔法
フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
「そ、んな…」
「これで伏せカードはなし。これで何の心配もせず殴れるな」
俺の場にまだ伏せカードが1枚残ってるが使う機会はなかったな…
「あ…」
「【ブルーサンダーT45】で【激昂のミノタウルス】を攻撃!」
「ぐぅぅ!」
青山:3500-800=2700
「ここでまた効果が発動する。トークンよ現れろ!」
またトークンが生み出され攻撃命令を下すのを待っている。
「…覚悟はいいか?」
手を高く振りかざす
「あ…あぁ…」
ふむ…この時間を長引かせるのも酷か。
手を振り下ろし攻撃命令を下す
「2体のトークンで…ダイレクトアタック」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
青山:2700-(2300×2)=-1900
ーーーー
ーーー
ーー
ー
「……」
力なく項垂れ、膝をついている。
…哀れだがここできちんと言っておかねば…
「俺の勝ちだ。約束は守ってもらう。…一つだけ言わせてもらうが、財閥は君の親、もしくは先祖が築いてきたものであって君の力でできたものじゃない。親のコネに頼らず己の力で物事に当たってみろ。そのほうが好感を持てる」
「……」
「俺からは以上だ」
膝をついたまま立ち上がらない青山を置いて去ろうとする
…なんだ?歓声が聞こえるが…
キャー、カッコ良いー!
あの男…畜生同じ男として負けた…!
俺男だけど彼なら抱かれてもいい…!
最後変なのが聞こえたが無視しよう。そうしよう。
「しまった…目立ってしまったな。落ち着かないから別の場所へ行こうか」
「ふぇ!?あ…はい。ありがとうございます」
「気にするな。改めて名乗ろう。俺は八神遊斗だ。気軽に遊か遊斗と読んでくれ。」
「あ、はい。あ、あの、私は宮田ゆまです。」
「宮田さんか。災難だった「ゆまーー!」…?」
声がした方に顔を向けると茶髪と黒髪の女子高生がこっちへ向かってくるところだった。
「あ、ジュンコさん、ももえさん」
え、このタイミングで明日香の取巻きとエンカウント?マジで?
「やー、さっきの見てたよ。アンタやるじゃん」
「あたっ!」
「ブルー生を倒してしまうなんて強い殿方なのですね」
ジュンコに背中をバンバン叩かれ、ももえには微笑まれる
「イタタ…ええと、あなた方は…?」
「枕田ジュンコよ」
「浜口ももえですの」
「八神遊斗だ。さっき宮田さんにも言ったが気軽に遊か遊斗と呼んでくれ」
時計を見ると昼休みが終わるちょっと前の時間だった
「もう昼休みが終わる時間か…じゃ俺はもう行くよ。」
「はい!ありがとうございました!」
「じゃあね!」
「はい〜」
3人に手を振って教室へ戻る。
だが彼は知らなかった。この出会いがある人物に目をつけられ、この後起きる出来事に巻き込まれる羽目になることをーーー
タイトルを原作と同じ名前にしないほうがいいと助言をいただきました。
助言ありがとうございます。気をつけます。
アドバイスも引き続き待っていますのでよろしくお願いします。