異世界と魔法が織りなすバトルもの...でいいですよね?これ 作:powderblossom
『おっかしいなぁ〜ここは私の庭も同然なんだけども~』
『庭同然って、もしかしてよくこの森の中通ってるん?』
『そうだよ〜♪森の中っていいでしょ?鳥さんの鳴き声とか聞こえるし、静かだし、そういうの好きでしょ?』
『好きだけどね~実際迷ってるんだからどうにかしないと』
と話している2人の容姿と名前は、白い兎耳に銀にも似つかぬ綺麗な純白のロングの髪に白いコートと白青の横ストライプのソックスを履いているのが月見千夜。
茶色の狐耳に金色の長髪をツインテールで分けて赤頭巾が被ってるようなフード付きの黒服を着ているのが金木千狐である。
この2人は生まれた時から山に住んでおりたまにその麓にある大都市に降りて食料や生活用品などを買う、両親などはいなく凄く暇な日常を過ごしていた。そして今、千夜が山を抜ける近道があると言うのでその近道を歩いている途中に迷子になったのだ。
『千〜夜〜まだなの〜』
『千狐ちゃん待って、今思い出すから』
そう言っている2人を監視している者がいた。
『あの2人...フフッ面白いね』
そう言うとその者は大声でこう言った。
『道に迷ってるね!そこのお二方!』
『だれ?』
2人はその謎の声を聴き周りを見渡した
『私はこの世界とは別の者、今君達は世界の狭間に立っている。このまま奥に進めば別世界、戻れば元の世界だ!今の世界でもやることはないのだろう?ならばこちらの世界に来ないか?君達にはその権利がある!』
そう言うと何処からか手を叩いた音がした。その瞬間目の前に扉が現れる。
『さぁどうする?』
『どうしよっか千狐ちゃん』
『今のままでもやることないしね〜、私は行こうかな?千夜はどうするの?』
『私もいこっかなぁ〜、千狐ちゃんがいっちゃったら本当に何もなくなっちゃうしね!』
『そっか...』
『答えは出たかい?』
『いくよ!』
『そうかい!では1つ注意事項を述べよう、これから行く世界は君達2人が知ってるような世界じゃない。魔法など色々なものが発展したなんでもありの世界だよ』
そう言ったあと途端に謎の人物は後ろから2人の背中を勢いよく押した。
『!?』
サン『さぁいってらっしゃい!僕の名前はサンだ!またいつか会おう』
その後2人は光に目を焼かれた。そしてこれから長くなる話の幕開けとなった
千夜『う、うーん』
千狐『あ、起きた?』
千夜『起きたけどここは?』
千狐『どうやら森...みたいね』
2人が起きたのは依然居た森よりも背丈が高い木々が多い茂る森の丁度ぽっかりと空いた泉の縁だった。
千夜『取り敢えず顔洗おうよ』
千狐『そうね、そうしましょう』
そういうと2人は泉に近寄って...爆発した
爆発したというのは地面が爆発したのではなく水面で何かが炸裂したのだ
2人とも何があったのか全くもって分からなかった
???『ヘッヘッヘ、いい女が2人もいやがる。これは生け捕りにして楽しんだ後に売るとするか』
爆発の現況は多分この男だ、と2人は確信した。
そしてその後、男の右手が唐突に赤く光った...その瞬間、何か丸い曖昧な光りを放つものが飛んできた
千狐『何よアレ!?』
千夜『分からないよ~』
2人はそう言いながらその丸い曖昧な光りを放つ何か、を躱し一目散に森へと逃げる、幸い2人は足に自信があったが男は更に右手を光らせ2人の逃げようとする森の手前に投げる。そしてその赤い球体が地面に着地した瞬間、その光りは炎へと姿を変え2人を円状に囲う。
千夜『これ何!?』
千狐『これが、サンが言ってた魔法ってやつ!?こんなのどうしろって言うの?』
そう言っている間に男はにやけた顔でズンズンと近寄ってくる
にやけ顔の男『ヘッヘッヘもう逃げ場はねーぜ?嬢ちゃん達はどうやらこの世界の住人じゃーねぇみたいだな。もしこの世界の住人だったら特区の間に反撃されてるからな』
男は既に目の前にいる、2人は諦めてはいなかったが実力差を感じていた...その時、千狐の足に何かが当たった
千狐『?』
千狐は足元をみる、するとそこには黒地にピンクの桜の模様が入った鞘があった
咄嗟に千狐はそれを取る
にやけ顔の男『それでどうするって言うんだ?』
千狐『どうするもこうするもこれで貴方をやっつけるのよ!』
そうは言うが千狐は刀の経験がない...でもこうでも言わないと男は止まらない。嘘っぱちでもいいから言うのだ、言うことに意味がある。そう千狐は思っていた
にやけ顔の男『そんなへっぴり腰や俺をやれねーぜ?』
千狐『そんなのやってみなきゃ分からないじゃない!』
そうは言うが千狐が刀の経験がないことはにやけ顔の男には丸分かりだった。刀の持ち方、立ち方が全てを物語っていた。そして千狐はダメ元でこの刀を抜くしかない、そう感じた。
そしてその刀を音高く抜いた。キンッという音がした。刀は...抜かれたはずなのにその場に、柄の上には刀の刃の字もなかった。
にやけ顔の男『なんだその刀、音が聞こえたのに刃がねぇじゃねぇか!ハッハッハ、無理にでも切りかかろうとしてたみたいだけど生憎様だったなー』
そう言い男は更に前に歩を進める、そうして男はある異変に気付いた。男の視界には兎耳の女、千夜の姿がみえてなかったのだ。
にやけ顔の男『おい女、もう1人の女は何処行った』
千狐には意味が分からなかった、確かに千夜は自分の横にいるはずなのに。男には千夜の姿がみえていないのだ。
そして思った、この刀が...相手に幻覚的な何かを掛けているんじゃないのかと。
千狐はその考えがまとまるかまとまらないかのところで千夜に囁いた
千狐『今あの男には千夜の姿はみえてない、今ならやれる。私が切りかかるから千夜は後ろからあの男の後頭部を叩いて!』
そう言い千狐は少し前に出る、さっきとは違い勇気に満ちたその目に男は消えた千夜が何かするんじゃないかと思い回りに注意を払い始めた。
そしてそれを見た千狐は見えてないとしても後から後頭部を殴ろうとする千夜ことを悟られないように刃のない刀を構えた
千狐『・・・なんとかしてこっちに注意を逸らせないと』
そう思った千狐の思いが通じたのか柄だけだった刀の通常刃のある辺りに桜が何処からともなく集まってくる、そしてその桜は集合し1つの刃を形成した。そして出来た刀は予想以上に軽く、そして綺麗なものだった。
千狐『・・・これならいける!』
そう思った千狐はそのまま刀を構えたまま男と向き合った
にやけた顔の男『なんだ!その刀は、今まで刃すらなかったのに...どうなってるんだ畜生!もういい、もう1人の女がいなくてもお前1人で十分だ!』
そう言った男は最早消えた千夜のことをすっかり忘れて目の前にいる千狐に集中していた。
そのためか後ろから殴られたときに一瞬何があったのかを、自分が殴られたことさえも数秒ほど理解できていなかった...
千夜『千狐ちゃん今のは何だったの?』
千狐『分からない、でもこの刀のお蔭で助かったのは事実。今はそれだけでいいよ』
千夜『そうだね、今はこの森を抜けることを目標に動こ!』
千狐『そのことなんだけどね~、多分この刀は幻覚か何かを見せる刀だと思うんだ』
千夜『へ~、幻覚ってあの人が怖いと思うものが見えるとかその場にないものが見えるとかそういうもの?』
千狐『うん!でさ、この刀を使ったら私達の姿を目視させずに森を抜けられると思うの』
千夜『なるほど!よし、やってみよう』
そう言って2人は黒地に桜の模様が入った鞘に綺麗な金色に輝く刃を持った刀を手に森を抜けていくのであった...
あとがき
ーどうでしたでしょうか第1話、自分的には結構変な話に仕上がったと思っています。まず千狐に刀を持たせたいと思う気持ちがあったのでそれを叶わせるのと最初の方はなるべく敵を殺したくない!という思いがありましてしょっぱなから最後までごり押しパーティだったと思っています。取り敢えずは自分の執筆が続く限りは不定期で気が向いた時に気が向くだけ書いていこうと思っています。
次回辺りはもう少しちゃんとしたいと思っています。
最初だけど短くてごめんなさい