多いです。
今までは多くて1500だったのですが、2300越えました。
それと、前回は時系列がはっきりしていないと言いましたが、時系列確定しました。前回言った通りの時系列でお願いします。
本当にすみません。
それでは、本編を、どうぞ。
Side 姫路
明久くんがお手伝いをしてくれるということで、卵を割ることに挑戦します。
1回目
「机にこうやって当てて。」
「こうですか?」
ーベチャッ
「あ…。」
「…やっぱりこうなるよね。」
卵は無惨に割れてしまいました。
2回目
「今度こそ!」
ーコンコン
「あれ?」
ーコンコン
「???」
「姫路さん、その力加減は慎重になりすぎて弱いと思うよ、もう少しだけ強くして?」
ーガンッ ベチャッ
「強くしすぎかなぁ…。」
2個目も無惨に割れてしまいました。
3回目
ーコンコン ピキッ
「あ、そうそうその調子!じゃあそのできたヒビの両側に親指を添えて、持ち上げて、お椀の上で均等に力をかけてみて?」
「親指を添えて…持ち上げて…」
ーパカッ ベチャッ
「惜しい。」
お椀の上につく前に割れてしまいました。
力加減が難しいです。
4回目
ーコンコン ピキッ
「今度こそ…!」
ーパカッ ペチャッ
「おぉ!」
「やった!明久くん!出来ました!」
4回目にしてようやく、お椀のなかにいれることができました。
あれ?卵を割ることしかまだしていない…?
「じゃ、この箸で卵を混ぜて。」
「はい!」
「やり方は僕がやるのを真似して、アレンジはダメだからね。」
先程まで明久くんが混ぜていたのとはまた別に、いつのまにか明久くんは割っただけの卵が入ったお椀の用意をしていて、お椀を持ちながらお箸で黄身の部分を重点的に混ぜていました。
「こ、こう、ですかね…?」
明久くんのやっていることを、見よう見まねでやってみます。
「うん、そうだよ。じゃ、次は味をつけようか。今回は初めてってことだから、焦げにくいように砂糖はいれないでおこうね。」
「砂糖って焦げやすいんですか?」
「うん、だから初めて作るのには向かないかもしれないし。慣れてきたら砂糖を少し足していく方がいいと思うんだ。」
「わかりました!」
「じゃ、塩を一つまみいれて。」
「一つまみ…。」
こんなに塩を使うんですね、卵焼きって。
そう思いながら塩を一つまみしてみました。
「姫路さん、ちょっと待って落ち着くんだ!つかみ取りじゃないから手のひら全体じゃないからね。落ち着いて、僕の動きみて?」
慌てた様子で言われて、明久くんの方をみると、右手の人差し指と中指、それと親指で塩をつかんでいました。
「こうですか?」
「うん。手のひら全体でつかんじゃうと塩分とりすぎになっちゃうから注意だよ。」
「わかりました、覚えておきます。」
「じゃ、さっきと同じようにまた卵を混ぜて…。」
「はい。」
シャカシャカとお箸で卵と塩をきちんと混ぜ合わせます。
「これでstep1は終了だよ。」
step2 フライパンに溶き卵をいれて焼く。
「焼くのは得意です!」
「…本当かなぁ。」
不安そうな明久くんですが、心配はありません。
お父さんにも、
"焼くことはまと…上手だね"、と言われたくらいですから。
フライパンに油を少量たらし、熱して、フライパン全体に油を広げていきます。
その後、溶き卵を流し入れて、お箸で少しだけ混ぜます。
こうすると焼き上がりがふんわりして美味しくしあがる(らしい)んですよね。私は味見も自分の作った料理を食べることもしないのでわからないのですが。
そうこうしてる間にある程度フライパンに接している面が焼けてきたので形を整えて、一旦裏返します。
「あ、ホントだ。これだったら砂糖いれてもできたかもしれないね。」
明久くんから今日初のまともな褒め言葉をいただきました。
「ありがとうございます、明久くん。まぁ、今日はいつもより焼きやすいので…。」
苦笑して見せると、明久くんも苦笑をして。
「確かにあの割り方じゃあ殻が入って焼きにくいよね…。」
「う…。…こほん、明久くんお皿を貸してください。」
「話をそらされた。」
無理矢理話をそらして、明久くんから渡されたお皿に卵焼きをのせます。
…なんか少し地味、ですね。
ー ♪ ♪ ♪
「あ、僕の携帯だ。ごめん姫路さん少し電話に出てくるね!」
そういって明久くんは家庭科室から出ていってしまいました。
とても良いタイミングです、せっかくですし、驚かせちゃいましょう!
「確かオムレツも卵を使っていましたよね…ってことはこういうのもあうんでしょうか…?」
ー3分後
ーガラッ
「ごめんね、姫路さん、姉さんが早く帰ってこいって。」
「あ、明久くん。」
盛り付けを終えて、卵焼きが乗っているお皿以外の今回使ったもの達を洗っていると明久くんが入ってきました。
「さて、じゃあ作り終わった卵焼きを食べて終わりにしようか…って、あれ?卵焼きののったお皿は?」
明久くんがキョロキョロと探していますが、残念そちらにはありません。
「実は、さっき盛り付けをしてみたんです。」
「え"…。」
嫌な予感がする、とでもいうような顔をされました。
とても失礼な態度ですが、まぁ、大目にみます。それに、その認識を覆すためのこのお料理教室ですし。
「どうぞ、お食べください、明久くん♪」
「わぁ…!」
私が背中で隠していた盛りつけ済みの卵焼きをだすと驚いたような声を出してくれました。
私がした盛り付けは。
「こちらこそ、ありがとう。」
ケチャップで"ありがとう"、と。
明久くんに伝えたかったことのうちのひとつで。
もうひとつのことは、料理が上手になったら。
「さ、早く食べましょう、明久くん。」
「うん。」
ー数分後
早く帰らなくてはいけない明久くんにかわり、食器を洗っていると、メールが届きました。
『こんな僕でよければまた一緒に料理しませんか?』
「明久くん…。」
『こちらこそよろしくお願いします♪きちんと料理の腕をあげるまでずっと。』
「いつか、料理が上手になったら。」
その時は。
「一緒に学園長のところにいって、
私は一人調理室で未来を思い、微笑むのでした。
終わり
はい、いかがでしたでしょうか。
今回のこの話が生まれたのは、実は俺自身が料理が下手でして、周りの友人にバカにされたことがきっかけです。
料理下手でも、習えば上手くなる…!
というコンセプトです。
おかしいですね、今回も恋が主ではないのでした。
料理の描写がありますが先程述べたように俺が料理下手ですので間違った知識がある可能性があります。
鵜呑みにいたしませんようご注意ください。
誤字脱字、ご指摘、アドバイス、感想などがございましたら、お気軽にしていただけると幸いです。
それでは、また(気まぐれではありますが)次の話でお会いしましょう。
ではでは。