東方霊歌録   作:栂池

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ようやく3話になりました。

相変わらず話が短いですがお付き合い頂ければ幸いです。


第3話 ~求められたもの~

「冷泉~そっちはどう?」

 

「もうすぐ終わります。」

 

「じゃあ終わったらお昼にしましょ。」

 

「わかりました。」

 

 

 

 

 あれから3日が経った。

 

 

 最初は霊の扱いに慣れなかったけど、どうも乗れそうだったので今は霊に乗って空中移動をしている。

 

 

 

 

 で、今はというと…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 屋根の修繕中である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 幽々子様、斬られて3日の人間に何させるんだか……人使いが荒い。

 

 さて、ここも終わり…っと。

 お昼にするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~昼食中~

 

 

 

「冷泉」

 

「何です?」

 

「貴方、料理なんてできたりする?」

 

「一応できますけど……どうかしました?」

 

「幽々子様……まさかあれをやらせるおつもりですか?」

 

「いいじゃない。もともとまとめ役が欲しいとは聞いていたし。」

 

 

 

 

 ………まとめ役?

 

 

「幽々子様、…………僕に一体何をさせようと?」

 

「別に大したことじゃないのよ?貴方にここの料理番でやってもらおうかと思ってるの。」

 

「……ゆ、幽々子様?今何と?」

 

「あ、料理番といってもたいしたことじゃないのよ?普段はいいんだけど、何かあった時のためにまとめ役が欲しいって言われてたのよ。」

 

「でも…料理ができるといっても、僕なんかまだ見習いの域ですし……」

 

「そうは言っても、貴方しか頼める人がいないのよ。別に食事を作れって訳じゃないし…それに、貴方がここにいるなら、何かしらやってもらおうとは思っていたのよ?それが料理番だった、というだけで。」

 

「………わかりました。幽々子様。やれるだけやってみましょう。」

 

「助かるわ。後で厨房に案内するから。」

 

 

 

 

 

 ~1時間後~

 

 

「はい。ここが厨房よ」

 

「へえ……って、人はいないんですか?」

 

「ああそれ?じきにわかるわよ。皆―ご注文のまとめ役よー」

 

「僕は物ですか!?」

 

 と、その時。

 

(……ほう、あんたか)

 

(この前迷い込んでた人やっけ?)

 

(こっちの声……解らないんでねえの?)

 

 

 

 

「…………ん?」

 

 

 

 誰だ今の。3人ほど話しかけてきたような気もするけど、聞こえるというより頭に響いてきたような……

 

 

 

「何だ今の、とでも言いたそうね。」

 

「ゆ、幽々子様……?何故おわかりに?」

 

「大したことじゃないのよ?妖夢も最初会った時はそんな反応してたし。」

 

「…なるほど。………で、結局今のは何だったのですか?」

 

「あれはここの料理人たちよ。ほら、前にいるじゃない。」

 

「ま、前って…この霊たちのことですか?」

 

 前をよく見てみると、確かに霊が3つ見えた。

 まさか料理人が霊だったとは……ここは変わってるものだ。

 

「そうよ。じゃ、いろいろやることあるでしょうから、私はこれで失礼するわよ~」

 

「え?」

 

(……行ってしまったか。)

 

(まあしゃーないやろ。あの方いつもあの調子やから。)

 

(まあ幽々子様はええとして、とりあえずこっちが先でねえかい?)

 

(それもそうだな。……ふむ、名は何といったかな?)

 

「…………ああ僕ですか?僕は冷泉 清貞です。まあ冷泉とでも呼んでください」

 

(そうか。これからよろしく頼む)

 

「こちらこそ。」

 

(よかったわぁ。これで料理の組み立てに苦労せんでよくなるし。)

 

「そうはいっても殆ど経験ないんですけどね……頑張ります。」

 

(まあ構わんべ。初経験をおそれてちゃぁ何もできんべ?)

 

「それもそうか。……ところで、君たちの名前は?」

 

(………………名前、か……)

 

(そういやあらへんな、そんなもの。無くても区別できるで。)

 

「いや名前無いと僕が呼べないんですけど…」

 

(したっけ適当に名前つけてもらえばよかんべ?)

 

(ええんとちゃう?結局冷泉はんが呼べればええ話やから。)

 

(それもそうだな。……では、私達に名をつけてはくれぬか?)

 

「そりゃまあ、構いませんけど……

…じゃあ、まず、厳つい話し方してる方は「大路」、あとそちらの二人がそれぞれ「浪速(なにわ)」と「下野」………で、どうです?」

 

 

(いいんでねえかい?)

 

(私は「大路」というわけか。まあよかろう。)

 

(でうちが「浪速」っちゅうわけか。まあええんとちゃう?)

 

「じゃあ、そういうことで。 これからよろしくお願いします」

 

(よろしく頼む。)

 

(よろしゅうな。)

 

(えろえろよろしく。)

 

 

 

 

 

 こうして、僕は冥界(ここ)での役目を負うことになった。




 目次に書いた部分がようやく出てきた格好になります。

 …そして前回、「なるべく急ぐ」と書いたものの結局29日かかってしまいました。


 いい加減さっさと続きかけるようになりたいものです。



 次回

 8月中に出したい……
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