NARUTO-(続編オリジナルストーリー)-   作:♪noname♪

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No.704

ドゴン…!

 

火球は敵に当たったのか、鈍い衝撃音を放つ。進行は音が聴こえた地点で止まり、燃焼しているがその火の勢いは弱まっていない。

 

サスケ(…少しやり過ぎたか)

 

ザッ

 

敵を捕らえるべく小走りに近寄り、同時に右目の写輪眼を出す。そしてイタチの模様と組合わさった万華鏡写輪眼に変化していくと、サスケが右手を横にかざした。すると、その肩口から指先にかけて須佐能乎が同じように浮かび上がる。須佐能乎の手が火球に届く所まで距離を詰めるとその手を伸ばし入れる。

 

ズッ…!

 

巨大な火球は須佐能乎の手が包むように握り込まれ、火は徐々に消えていく。

 

サスケ(この感触は、変わり身…!)

 

握った須佐能乎の手から僅かに伝わってくる感覚に気付いた瞬間、

 

ドドドドン!!

 

凄まじい爆発と共に、須佐能乎の手がボロボロと砕ける。

 

サスケ「くっ…起爆札を仕掛けたのか、それも改良されている」

 

とっさに顔を防御した左腕は、爆風とそれによって飛んでくる飛散物により、熱傷や切り傷を負っていた。

 

ズカッ!

 

そう思ったのもつかの間、サスケの後方の足下から火球に飲み込まれた筈の敵が地面を割って出てきた。その手にはチャクラ刀と化したクナイを左右に持っており、胸の前で腕を交差させた状態で構えていた。間髪入れずにサスケの首をチャクラ刀で挟み切るように襲いかかる。

 

ガキン!

 

それを察知していたかのような手際さで身体の周囲に素早く須佐能乎を身に纏う。斬撃を弾き返したのを確認したサスケは振り返って、敵の胸元辺りを見開いた左目で見つめるように視点を合わせた。

 

『天照』

 

対象にピントが合うと黒い炎が視点の先から発生し、敵はそこに飛び込むようにぶつかった。天照が燃え移って地面に落ちた所を、サスケが須佐能乎の手で押さえ込む。動きを封じた後、絶命しないように放たれた黒炎を左目で凝視する。

 

サスケ(動揺する機会を自ら意図的に作り出し、その隙を確実に突いてきた…。見る限り動きや戦い方は多彩で、相手の戦い方を分析できる洞察力とそれに対する有効な戦法を繰り出せる応用力から、かなりのキャリアは持っているだろう、そこら辺の忍が見よう見まねで成せる芸当ではない)

 

今の戦闘を頭の中で反復しながら万華鏡の動力を使い黒炎を消していく。しかしその最中、ぶつかった瞬間に燃え移ったのか、被っていた外套のフードが延焼しているのに気付く。そしてその黒炎も消していると、炎の隙間から無機質な顔がこちらを覗く。

 

サスケ「…こいつは!?」

 

サスケの目に映ったのは、かつて五影会談の時に殺した筈のダンゾウだった。

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