NARUTO-(続編オリジナルストーリー)-   作:♪noname♪

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No.707

カンクロウ「…なんだと?」

 

ガッ!

 

サスケに歩み寄って胸ぐらを掴むと声を荒らげる。

 

カンクロウ「なんでそんな重要な事を火影に報告してねぇんだ!会談のときには何も言ってなかったぞ!?」

 

我愛羅「やめろ、カンクロウ」

 

サスケ「奴らについてわかっていることが

ない、素性も目的もな。そんな状況で世に出回れば混乱を招くだけだ。しかもそれが奴らの目的かもしれない…そう頭をよぎりもしないのか?」

 

カンクロウ「てめぇ…!」

 

グッ

 

我愛羅がカンクロウの腕を掴む。

 

我愛羅「やめろと言っているんだ」

 

カンクロウ「こいつの肩を持つのかよ、我愛羅!」

 

我愛羅「サスケの言い分も一理ある。だが今は里に帰る事が先決だ」

 

サスケ「そうだ、風影がいないところを攻められたら里はひと溜まりもないだろう?」

 

カンクロウ「…ちっ!」

 

カンクロウは仕方なく掴んでいた胸ぐらを突き離すと、やれやれと言わんばかりにサスケはそこを手で払う。

 

我愛羅の言葉に促され仕方なく我愛羅が作った砂の雲に飛び乗ると、その後に我愛羅も砂に乗る。

 

我愛羅「お前はどうするんだ?」

 

サスケ「里に帰ってこの事を火影に伝える、何か情報が届いているかもしれないからな」

 

我愛羅「そうか、では何かあったらすぐに報告してくれ。こちらもできるだけの協力はする」

 

そう言い残し、砂の雲は山の上空まで出ると、砂の里に向かって一直線に飛んで行った。サスケはその様子を目で追いながら思う。

 

サスケ(穢土転生、戦争のときあれだけ戦場を荒らした術をまた誰が…。あの悲劇を再び引き起こすわけにはいかない)

 

そう悲観すると、口寄せの術で鷹を呼び出してサスケも里に向かっていった。

 

夜空の中、里に向かうべく空を駆けていく我愛羅たち。

 

カンクロウ「…我愛羅、俺はまだあいつを信用できない。お前を殺そうとしたんだぞ?」

 

我愛羅「そうだな…。ナルトの話では俺たち五影と、尾獣達を(あや)めようとしていた」

 

カンクロウ「ならなんで…」

 

少し間を置いて、我愛羅は口を開く。

 

我愛羅「俺とナルトは同じ人柱力だが、その力の使い方はまるで違った。今まで俺は、理解をしようともせず俺を否定するやつに向かってその力を向けていた。でもナルトは、むかし俺が暴走して襲おうとした仲間を守るためにその力を使っていた。しかも、戦っている最中に敵だった俺を同じ人柱力として理解しようとしていた。そしてあいつは俺をわかった上で、俺のやっていることが間違っていると殴ってわからせてくれた。ずっと一人だった世界…差し伸べてくれたあいつの手が、俺の生きていた世界を変えてくれたんだ」

 

尾獣を封印された恐ろしい人柱力だと、子供の頃から里の皆から恐れられ、敬遠されてきた我愛羅。その弟を持つカンクロウやテマリともあまり良い関係とは言えなかった。木ノ葉主催の中忍試験のときに同じ人柱力の境遇を持つナルトに出会い、戦いの中で自分に寄り添って助けてくれた感謝を改めて述べる。カンクロウはそんな弟を思うように聞いていると、我愛羅はナルトに思うことについても語る。

 

我愛羅「あれからナルトが幾度の戦闘を経て培った経験は、戦いの極意だけではなく、この世界の真髄を見極める眼となっているはずだ。様々な忍の生き様や死に様を目の当たりにしてきて、あいつが拳に込める思いは怒りや復讐などではない。それはサスケと死闘を交わした時もそうだったはず」

 

先程とは違って弟の言葉と言うより、里の長である風影の言葉として聞き入っているカンクロウ。

 

我愛羅「それにさっきサスケは言っただろう」

 

カンクロウ「…?」

 

我愛羅「俺と"木ノ葉"が受け持つ、とな」

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