夢探索者とは3人のことですそして来夏さん珍しく話聞いて感じてることしか話しません
本編をどうぞ
蛍サイド
お前のせいだ!
――ちがう
お前がやったんだ!
――違う!やっていない!
一族の裏切者!
――嘘だ…裏切ってない…
能無しの根性なし!
――違う…僕は悪くない
いわれた通りに動け!
――うるさい…僕は操り人形じゃない
働け!望まれなかった汚物!
――やめろ…僕は…汚物なんかじゃない!
お前なんて…この世にいなければよかったんだ!
…うぁぁぁぁ
僕の闇は…深い…まだ…起きるときじゃない…
蛍サイドend
夢探索者サイド
「マジェコンヌ、来夏…無事だったようね」
ブランは大きな広間につくとマジェコンヌ、来夏と再会した
「お前も無事だったか」
「やぁ、しかし…嫌な空気だ…」
「無事みたいね…本当に嫌な空気よ…こんなに気分が悪くなる空気はなかなかないわね」
ブランは周りを見わたした
「…扉は1つだけね」
「私の勘が言ってる…この先に蛍がいる」
「来夏が言うなら本当だろう…」
マジェコンヌ、ブランもそれに同意して扉の前に行く
「…マサカハイッテクルトワナ」
後ろには先ほどいた人形…悪夢がいた
「…悪いけどこの先にはいかせてもらうわ…」
「…スキニシロ…オレハオマエタチニテヲダセナイカラナ」
「どういうこと…?」
来夏が聞いた
「…マエノモチヌシ…イヤ…異世界の持ち主に聞かないといけないな」
悪夢の声が聞きやすくなった
「改めて名乗ろう、キング・ナイトメアだ、俺は灰月の命令により蛍を守っていた、異世界に来たことで契約があやふやになり…蛍と契約できてしまったといっていいだろう」
キングの発言に3人は目を見開く
「じゃあなんだ?望まれていない契約を蛍はしたということか?」
マジェコンヌが聞く
「そういうことになる、その扉を開ければ…あいつの過去を見るだろう、ここに来る前…傭兵として生き、そして忌み嫌われてしまったあいつを見ることになる、それでもいいのか?」
「「「私たちは構わない!嫌うことなんてありえない!」」」
3人がそういうとキングは驚いている様子だった
「…そうか…なら…進むといい、あいつを説得するんだな」
そういうとキング・ナイトメアは姿を消した
「…行きましょう」
「ああ…!」
「待ってて…蛍!」
ブランの言葉に反応してマジェコンヌ、来夏の2人も部屋に入る
そこには
「ごめんなさい…」
倒れて体を丸め、おびえている蛍の姿があった
夢探索者サイドend
来夏サイド
「なに…これ…私…こんな記憶知らない…これは…過去…?」
私は混乱していた、部屋に入ったとたんに蛍がおびえて倒れている、そして謝り続ける蛍に触れた瞬間に頭の中に記憶が流れてくる…これは…蛍の…?
私の目の前には全く別の世界が広がった…おそらくブラン達も見えてるはず…
「おい、蛍!お前またできなかったのか?」
この男は…誰?
「ご、ごめんなさい…つ、次は「うるせえ!お前はしっかり仕事してればいいんだよ!戯言一転じゃねえぞガキ!」うぐ…ぁ…」
殴られる…蹴られる…痛い…これって…蛍の悪夢って…
「いいか!お前は俺たち傭兵が仕方なく拾ってきた奴隷だ!いい加減にしないとまた性欲処理の道具にするぞ!」
「ひっ…わ、わかりましたから…や、やめてください…ご主人様…」
こんなの…ひどい…奴隷って言った…?
「わかりゃあいいんだよ、ほら、後ろを向け」
「は、はい…」
蛍が後ろを向いてるのよね…?
「おら、お前の好きな薬だよ!」
「ひぐぁ……ぁ…」
この感覚…この薬は…!?
「ぁぁ…頭が…白く…」
「そりゃそうだろうよぉ…お前をしつけるために作った薬だからな!」
やっぱり…麻薬だ…こんなものやられて…中毒にならないはずがない
「はぁ…はぁ…ぁぁ…」
「おら、寝てる暇なんかねえぞ、次の仕事だ…こいつを殺して来い、そしたらまたこいつをくれてやる」
写真を見せられた…この顔は…私…?
「来…………夏?」
「あぁそうだ、お前の同業者を殺して来い、こっちもこいつのせいでだいぶ数を減らされちまってな、こいつがいるとお前の命も危ないんだぞ?」
待って…これってもしかして…私が蛍を助ける前の記憶…?
「…いや…だ…」
「なに?」
蛍と会ったとき…蛍の様子がおかしかったのは…このせいなの…?辱めを受ける前は…これ…?
「僕は…友達を…殺さない!」
「っ…図々しいんだよ!妖怪風情が!!!」
「がぅ…ひぃ…」
え…?
蛍が…妖怪…どういうこと…蛍は人間だったはず…
「お前が金をためて自立するまで面倒見てやろうと思ったがやっぱりだめだ!烏天狗なんざ信用ならねえな!お前ら!こいつ犯して次のガキ捕まえてしつけるぞ!」
「「「「「おう!」」」」
まさか…烏天狗…って…本当なの…
「おら、おとなしくしやがれ!」
「いやだ!お前らなんかに…やられるもんか!」
蛍が暴れる…男を蹴り、ひっかく…それでも取り押さえられた…
「けっ…苦労させやがって…」
「いやだ…やめろ…やめて…いやだ…ごめんなさい…ごめんなさい…」
そして男に囲まれ、混じるところで意識が戻った
「なんだよ…これ…」
「蛍が…妖怪…?」
「これは…本当なのか?」
私たち全員同じ疑問を持った
蛍が起き上がる
「…3人とも…僕の悪夢を見たんだ」
「あぁ…悪いな…キングに言われたからな」
「蛍に聞きたいことが2つあるわ」
ブランが聞こうとする
「構わないよ、何?」
「1つは貴女が奴隷と言われていたこと、そして…」
「僕が烏天狗なのかどうか…だろ?」
「えぇ、そうよ」
「…とりあえずここでしか話さないからいいか…いいよ説明しよう」
蛍が許可を出した
「僕は確かに烏天狗だ、ただしアルビノだけどね、そして僕はそれが知られた瞬間に山を追い出された…そのとき拾ってくれたのが月宮家…僕の家族だ、その家族に恩返しをしたくて傭兵の仕事を始めた…幸い両親はそれを許可してくれた…でも僕は傭兵の仕事を理解していなかった、金さえもらえれば何でもする…そう思っていたから…そのときあの男たちにさらわれた…そして出会いがしらに体に劇物を注射されて…意識を失った、目が覚めてからの記憶があいまいだった…ただなぜかわからない…彼らのいうことを聞かなければいけないと思った…そう思わされていた、そして最初の仕事は…政治家の暗殺、そしてその後に宝石を強奪…そんな風に悪逆非道の道を歩まされていた…もちろん殺しなんて毎日していたそこで来夏と知り合って…動ける日は来夏と仕事をしていた、来夏は動物を保護し、繁殖させることをしていたから…それの手伝いをした…でもある日…来夏を殺すように命令をされた…僕はそれを拒否した…そして暴力を振るわれた…そして…僕は傷物にされた…愛していないものに初めてをささげてしまった、いや…奪われた、そしてそれに反応し、僕は侵された…4時間かけて…ひたすら…僕はどうやら誘拐されたときに妖怪だというのをばれたらしく、それで脅されていた…そして…僕の中で何かがはじけた…男の頭を吹き飛ばし、取り巻きの体を腕が貫き…吹き飛ばした…そうしていたら…男たちは皆死んだ、そして知った…殺したのは僕だった、そして…僕の白い翼は…赤黒く染まっていた…それが今でも…ずっとトラウマなんだ…僕の翼は…守るものから…狩るものに変わったから…」
蛍の説明をじっと聞いていた私たち…そして…
「蛍…」
マジェが動いた
「マジェ姉さん…僕の翼…見てみる?」
「あぁ…見せてみろ」
「…わかった…」
蛍の背中から…翼が出てくる…大きさは長さは腕の2倍だろうか…かなりでかいが…烏の羽なのは確かだった…その翼が死臭を放つまでは
「っ…この臭いは…」
「わかるだろう、僕が…なぜうなされるのか…洗っても落ちる気がしないからさ…」
「翼は洗い方にコツがある…私が教えるから…白くしよう?」
「なんでそんなこと言えるんだ…来夏は妖怪じゃないだろ…」
「…ブラン、見せてもいい?」
「えぇ、いいわ…私もここに来る前に見せてもらったもの」
私も翼をもっている…烏じゃないけど…
「私は竜の翼をもっているから言える、その汚れは落とせる!蛍がその罪を背負っている必要なんてないんだ!」
叫び、羽をだしていう、私の翼は形で言うならウスバカゲロウが正しい、翼というよりも羽だ
「っ…落とせないよ…こんなに…固まって…血もしみ込んだ翼…」
「なら私も協力してやろう、だから帰るぞ、こんな悪夢を見る必要はない」
「キングとの契約が「必要ないわ」…え?」
私も予想外の発言を聞いた
「キングは悪夢を見せてないもの、見せるならむしろ幸せにする夢を見せる人形らしいわ」
「じゃあ…なんで…」
私は察した、キング・ナイトメアは前の持ち主がいたならそいつが悪夢を見るはず…でも…
「なら灰月は悪夢を見てた?」
「…見てない…」
「おかしいでしょ…なんで妹は悪夢を見なかったのか…」
「そんな…」
「罪悪感に引きずられてみていただけだ…キングはそれに悪乗りしてただけ、悪夢はお前が自分で作っていただけだ」
「マジェ姉さん…」
「だからさ、蛍~私たちと戻ろう?」
私は蛍に手を伸ばした
「…僕の…この羽…きれいにできる…?」
「するよ、みんなできれいにしよう?」
「私のところできれいにしましょう…それなら大丈夫なはずよ」
「確かに…誰かに見られるなら家で洗ったほうがいいからな」
「…ありがとう…みんな…」
「あなたは私たちの家族よ…みんなの妹ね」
「…うん…!」
蛍が笑った…よかった…これで…
「じゃあ…戻ろう…みんなで」
蛍が光に包まれたとたんに私たちは夢から覚めた
来夏サイドend
蛍…みんなの妹にしないといけない気がした…そして次回はそれから羽を洗うことになった蛍、汚れは落ちるのか…そして精神的に回復できるのか…次回をお楽しみに
それではまたお会いしましょう、さようなら~