奇妙な幻想で   作:黒岑竜一

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今回は少し遡ったお話・・・


半妖と星と蓬莱人の赤 前編

仗助が迷うちょっと前の話

 

 

 

慧音宅にて

 

「なぁ承太郎?」

 

「何だ?」

 

「承太郎には友達がいたのか?」

 

「・・・ああ、旅の仲間や知り合った仲間、皆どこに行っちまったんだろうか」

 

慧音の質問に対してきっちりとした答えで返す。

 

「すまない、何か悪かったな」

 

「いや謝る必要はない、少し昔の事を思いだしてしまってな」

 

「ところで承太郎の『スタンド』というやつは凄いのか?」

 

「・・・・・・凄いとかはわからねえがアンタも持ってるんだろ?」

 

「ん~承太郎みたく背後霊みたいなのは持っていないな」

 

背後霊? 見えてはいるが『スタンド』という存在は知らないのだろう・・・

 

「しかし『スタンド』いう能力は凄いんだな」

 

「『能力』? 何を言ってるんだ?」

 

「え!? 違うのか?」

 

「い、いやそうじゃなくてだな・・・ 『スタンド』はコイツらの総称でアンタの言っている『能力』とは少し違う」

 

「ん~似たようなものでは無いのか?」

 

「似てるようで似てないんだ、野球とソフトボールのような違いだがな・・・」

 

しかし『スタンド』の説明するのがこんなにめんどくさいものだとはな・・・やれやれだぜ。

 

「・・・『スタンド』総称でこいつの名は『星の白金(スター・プラチナ)』、能力は『機械以上の正確な動きが出来る』のとある程度の『時を止める』あと少しだが『止まった時の中を動ける』ことが出来る」

 

「『スター・プラチナ』・・・ なんかかっこいいな!」

 

「・・・・・・」

 

カッコイイなんて言われたのは初めてだな。

 

「しかし『時を止める』か紅魔館のメイドとは似てるようで違うな」

 

「メイド・・・ そいつは一体?」

 

「咲夜と言うんだが能力が『時を操る程度の能力』なんだ」

 

時を『操る』だと!?・・・ そんな奴がこの幻想郷に居るのか、あまり戦いたくはない奴の部類に入るな・・・

 

「まあ君もいつか『会う』のではないか?」

 

「『会う』?」

 

「『会う』ということは何らかの『繋がり』があるんだ、まあそれが『危』をもたらすものなのかは解らないけどな」

 

『危』? 戦うという事があるのだろうか?

 

「まあいいさ、ところで今回は私の知り合いが来るのでな」

 

「ほう」

 

 

ガララッ

 

 

「おっ、噂をすれば・・・」

 

「こんにちは慧音、そちらのお客さんは?」

 

「よく来たな妹紅、こいつは空条承太郎だ。承太郎、こいつが私の親友で藤原妹紅だ」

 

「よろしくな承太郎」

 

「・・・ああ」

 

承太郎は軽く会釈する。

 

「ところでいきなりで悪いんだがこいつと戦いたい、いいかな慧音?」

 

「いきなり何を言い出すんだ、いいわけないだろ!」

 

慧音は必死に止めに入る。

 

「・・・良いだろう、ただ条件がある」

 

「承太郎!?」

 

「三本勝負だ、先に二本とった方の勝ちでいいか? 俺もあまり女を傷つけたくないからな」

 

「GOOD! 乗ったよ承太郎♪」

 

こいつは分かりましたじゃすまないタイプだろう・・・

 

「フン・・・」

 

 

~◆~◆~◆~

 

人里から離れた丘にて・・・

 

「ここならだれも邪魔は無いだろうね」

 

「ああ」

 

「本気か承太郎!? いくら『スタンド』持っているからって妹紅に勝つのは難しすぎる」

 

「心配するな、極力重症にはしない」

 

「承太郎!」

 

「ん? どうした」

 

「アンタは『蓬莱人』かい?」

 

「? いや、日本人だが・・・」

 

「じゃあ死ぬ気じゃ武が有りすぎるか・・・」

 

何を言っているんだ?

 

「行くぞ!」

 

「!」

 

掛け声とともに踏み込み突きを決めてくる。

 

 

ドガッ!!

 

 

「!?」

 

「・・・・・・『スター・プラチナ』」

 

「オラァッ!」

 

 

ズドン!

 

 

「なッ!?」

 

スタープラチナの左拳がボディ入る。

 

「これで1-0だな」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

妹紅はゆっくりと立ち上がる。

 

「痛ぇのは少し我慢しな」

 

「・・・・・・これ・・・『スタンド』ってのか・・・」

 

「?」

 

「なら少し本気になるよォオオオオオッ!」

 

「炎!?」

 

「私も最近出来るようになってね・・・『スタンド』ってのが!」

 

炎をまとっている頭が鳥のようなスタンド・・・

 

「これはまさか・・・・・・『魔術師の赤(マジシャンズレッド)』ッ!」

 

馬鹿なエジプトでアブドゥルは死んだはず・・・なのに何故『スタンド』だけ此処にいる!

 

「へぇ・・・これ『マジシャンズレッド』って言うんだ面白い名前だね」

 

「テメェには聞かなくちゃいけないことが山ほどある・・・」

 

Me To!(私もだ!) でもその前に第二ラウンドといこうか! 空条承太郎ッ!」

 

 

NEXT STAGE…




作者の黒岑です、今回は承太郎編です、今回の世界では死んだ人間の『能力』引き継いでいるというのがコンセプトです、アヴドゥルはヴァニラアイス戦で粉みじんになっていますので・・・

現在の承太郎編

藤原妹紅(ふじわらのもこう)スタンド名・マジシャンズレッド
空条承太郎(くうじょうじょうたろう)スタンド名・スター・プラチナ
上白沢慧音(かみしらさわけいね)スタンド名・???(現在は無し)

ちょっとした説明です。
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