空人と雷人   作:シャインベルク

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第11話 一段落

 ~エネルside~

 

 

 ふむ、流石に中将ともなると中々に手強い。だが……

 

 

 「10億V(ボルト)……雷帝(ヴァジュラ)‼」

 

 

 一点集中の雷を放ち、武器ごと相手を貫く。

如何程の戦闘力を有していようとも、雷光にはついてこれんか……

 

 

 「だが、いい腕試しにはなったものだ……」

 

 

 一旦武御雷を解除し、心綱に意識を傾ける。

さて、どうするか……まだ動いている軍艦は二つ。

 あちらに向かうか……それともソラの加勢に向かうか……

そう思っていた所、心綱に放送のような音が聴こえた。

 

 

 『CP9ロブ・ルッチ氏が……たった今海賊”麦わらのルフィ”に敗れました‼」

 

 

 ヤハハハ……当然だな。我を下した男が、このような場所で負ける筈もない。

ならばあちらは問題ない、ソラの元に向かうとしよう。

 

 

 近付くにつれ、空間そのものが歪んでいるように感じた。

あの男はどんな戦い方をしているのか、やはり興味深いものだ……

 

 

 ~sideout~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あ、危なかった……あの野郎”排撃”(リジェクト)ぶっ放す瞬間、逃げようとしやがった。

しっかり掴んでたからいいものの、ちょっとでも緩めてたら……

 

 

 しっかし、見事にすっ飛んでったな。やっぱこの威力おかしいだろ。

俺はロギアだから反動上手く殺せるけど、生身で打つもんじゃねぇぞこんなの……

 

 

 自身の周囲一帯を超高温にする奥の手、紅蓮陣を解除する。

予想通りこの能力は、的確に扱えればあらゆるロギアに対して優位に立てる。

 あとは攻撃力を上げていかないと。排撃は連射が出来ないからな。

 

 

 「なんだ、もう終わったのか?」

 

 

 ッ⁉ビックリした。いきなり現れんなよエネル……

 

 

 「いや……多分まだだ……」

 

 

 あれ一発で倒れるほど、甘くはないだろう……

かなりダメージは入ってるとは思いたいがな。

 

 

 「それよかエネル、氷の上には立つなよ」

 

 

 空中に足場を出し、乗るように促す。氷伝いになにされるかわからんからな。

 

 

 「こっちに来たってことは、あっちは終わったのか?」

 

 

 「ああ。中将とやらは倒してきた。それに島の方でも麦わらが勝ったようでな」

 

 

 空中に立ちながら、何事もなかったように話すエネル。

中将相手にこの余裕……どんだけ強くなってんだか。

 しかし、向こうも終わったか……そろそろ引き時かな?

 

 

 「さて、次はどうするのだ?」

 

 

 「ああ、そろそろ頃合いだし逃げてもいいんだが……」

 

 

 その為には、もう一回あいつの猛攻を凌がなきゃいけない。

出来れば戦闘不能まで追い込みたいけど……

 

 

 「とりあえず、少しずつ下がりながら様子を見る。心綱で索敵はしといてくれ」

 

 

 「よかろう。出来れば大将とやらの力も見てみたいものだ」

 

 

 いや、周り一面の凍った海見たらどんだけの奴かはわかんだろ……

これほっといたらどんな相手でも喧嘩売りそうだな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~青キジside~

 

 

 あ~、ちょっと油断したかな~。

まさか零距離であれだけの威力が出せるたぁね……

 

 

 「ゴホッ……こんだけのダメージ受けたのはいつ以来かね……」

 

 

 「た、大将殿⁉ご無事ですか⁉」 

 

 

 どうやらまだ沈んでいなかった軍艦まで吹っ飛ばされたみたいね……

とりあえず、周囲を凍らせ沈下を止める。

 

 

 「い、いらしていたとは‼」

 

 

 「す、すぐに追いかけますので‼」

 

 

 「とてもこのままでは終われない‼」

 

 

 なにやら騒がしいじゃないの……どうしたのかと思えば。

 

 

 「CP9が敗れた……?」

 

 

 信じられん……確かにそこそこの腕だったとはいえ、まさかCP9が敗れるとは……

 

 「軍艦をまわせ‼あの船を追いかけるぞ‼」

 

 

 「イヤ……もういい」

 

 

 「‼」

 

 

 「この艦隊を見れば……むしろ深追いする方が危険だ」

 

 

 この有り様があの2人の仕業だとしても、麦わら一味に合流している可能性は高い。

麦わらの一味がCP9と渡り合える力を持つというのなら……

 

 

 「そこがお前の宿り木となるか……」

 

 

 「ハァ……なんでしょう?」

 

 

 「なんでもないよ……この一件は、我々の敗北だ」

 

 

 さてと、後始末が大変だぞこりゃあ……

 

 

 ~sideout~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「どうやら追撃はなさそうだな……つまらん」

 

 少しづつ引きながら警戒しても何も起こらない。

全く第二波が来ないからって、どこか不満気だなおい。

 

 

 「まぁ充分じゃね?これで名も広がるし、強い奴も寄ってくんだろ」

 

 

 世界政府にダイレクトで喧嘩売ったようなもんだし。

その上バスターコールに正面からぶつかったってのも大きい。

 

 

 「ふん、まぁいい……それで、どうやって帰るのだ?」

 

 

 「え?」

 

 

 そういや、海列車は流石に乗れないだろうし、船もねぇ。

キングブルはとっくに帰っただろうし、ロケットマンは下手すっと裁判所内。

 

 

 「………」

 

 

 エネルをみればもの凄い呆れた顔してやがる。

 

 

 「まぁ、線路沿いに進めば帰れんだろ‼」

 

 

 「ハァ……全く」

 

 

 「……スンマセン」

 

 

 そんな深々とため息つかなくてもいいじゃんよ……

 

 

 線路上に空中回廊を敷き、滑りながら帰ることにする。

さて、帰ったらなにからしますかね……

 

 

 

 

 




お読み頂きありがとうございます。

とりあえず勢いのまま書き続けることにしました。
若干更新が鈍るかもしれませんが
今後ともよろしくお願いします。
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