~エネルside~
ふむ、流石に中将ともなると中々に手強い。だが……
「10億
一点集中の雷を放ち、武器ごと相手を貫く。
如何程の戦闘力を有していようとも、雷光にはついてこれんか……
「だが、いい腕試しにはなったものだ……」
一旦武御雷を解除し、心綱に意識を傾ける。
さて、どうするか……まだ動いている軍艦は二つ。
あちらに向かうか……それともソラの加勢に向かうか……
そう思っていた所、心綱に放送のような音が聴こえた。
『CP9ロブ・ルッチ氏が……たった今海賊”麦わらのルフィ”に敗れました‼」
ヤハハハ……当然だな。我を下した男が、このような場所で負ける筈もない。
ならばあちらは問題ない、ソラの元に向かうとしよう。
近付くにつれ、空間そのものが歪んでいるように感じた。
あの男はどんな戦い方をしているのか、やはり興味深いものだ……
~sideout~
あ、危なかった……あの野郎
しっかり掴んでたからいいものの、ちょっとでも緩めてたら……
しっかし、見事にすっ飛んでったな。やっぱこの威力おかしいだろ。
俺はロギアだから反動上手く殺せるけど、生身で打つもんじゃねぇぞこんなの……
自身の周囲一帯を超高温にする奥の手、紅蓮陣を解除する。
予想通りこの能力は、的確に扱えればあらゆるロギアに対して優位に立てる。
あとは攻撃力を上げていかないと。排撃は連射が出来ないからな。
「なんだ、もう終わったのか?」
ッ⁉ビックリした。いきなり現れんなよエネル……
「いや……多分まだだ……」
あれ一発で倒れるほど、甘くはないだろう……
かなりダメージは入ってるとは思いたいがな。
「それよかエネル、氷の上には立つなよ」
空中に足場を出し、乗るように促す。氷伝いになにされるかわからんからな。
「こっちに来たってことは、あっちは終わったのか?」
「ああ。中将とやらは倒してきた。それに島の方でも麦わらが勝ったようでな」
空中に立ちながら、何事もなかったように話すエネル。
中将相手にこの余裕……どんだけ強くなってんだか。
しかし、向こうも終わったか……そろそろ引き時かな?
「さて、次はどうするのだ?」
「ああ、そろそろ頃合いだし逃げてもいいんだが……」
その為には、もう一回あいつの猛攻を凌がなきゃいけない。
出来れば戦闘不能まで追い込みたいけど……
「とりあえず、少しずつ下がりながら様子を見る。心綱で索敵はしといてくれ」
「よかろう。出来れば大将とやらの力も見てみたいものだ」
いや、周り一面の凍った海見たらどんだけの奴かはわかんだろ……
これほっといたらどんな相手でも喧嘩売りそうだな……
~青キジside~
あ~、ちょっと油断したかな~。
まさか零距離であれだけの威力が出せるたぁね……
「ゴホッ……こんだけのダメージ受けたのはいつ以来かね……」
「た、大将殿⁉ご無事ですか⁉」
どうやらまだ沈んでいなかった軍艦まで吹っ飛ばされたみたいね……
とりあえず、周囲を凍らせ沈下を止める。
「い、いらしていたとは‼」
「す、すぐに追いかけますので‼」
「とてもこのままでは終われない‼」
なにやら騒がしいじゃないの……どうしたのかと思えば。
「CP9が敗れた……?」
信じられん……確かにそこそこの腕だったとはいえ、まさかCP9が敗れるとは……
「軍艦をまわせ‼あの船を追いかけるぞ‼」
「イヤ……もういい」
「‼」
「この艦隊を見れば……むしろ深追いする方が危険だ」
この有り様があの2人の仕業だとしても、麦わら一味に合流している可能性は高い。
麦わらの一味がCP9と渡り合える力を持つというのなら……
「そこがお前の宿り木となるか……」
「ハァ……なんでしょう?」
「なんでもないよ……この一件は、我々の敗北だ」
さてと、後始末が大変だぞこりゃあ……
~sideout~
「どうやら追撃はなさそうだな……つまらん」
少しづつ引きながら警戒しても何も起こらない。
全く第二波が来ないからって、どこか不満気だなおい。
「まぁ充分じゃね?これで名も広がるし、強い奴も寄ってくんだろ」
世界政府にダイレクトで喧嘩売ったようなもんだし。
その上バスターコールに正面からぶつかったってのも大きい。
「ふん、まぁいい……それで、どうやって帰るのだ?」
「え?」
そういや、海列車は流石に乗れないだろうし、船もねぇ。
キングブルはとっくに帰っただろうし、ロケットマンは下手すっと裁判所内。
「………」
エネルをみればもの凄い呆れた顔してやがる。
「まぁ、線路沿いに進めば帰れんだろ‼」
「ハァ……全く」
「……スンマセン」
そんな深々とため息つかなくてもいいじゃんよ……
線路上に空中回廊を敷き、滑りながら帰ることにする。
さて、帰ったらなにからしますかね……
お読み頂きありがとうございます。
とりあえず勢いのまま書き続けることにしました。
若干更新が鈍るかもしれませんが
今後ともよろしくお願いします。