がっこうぐらし!~おわりのはじまり~   作:Archer SHO

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恐らくほぼ全ての人がはじめましてだと思います、archer1925と申します。

オリジナルで書いていたゾンビ物の小説のプロットやらなんやらが全て消失したため唖然としていたところに友人に貸していた『がっこうぐらし!』の1巻が返ってきたのがきっかけでこの二次小説を書くことになりました。

(実はオリジナルよりも先にプロットがあったなんて言えないっ(;´∀`))

で、ではどうぞ!!


ACT1
おわりのはじまり


~巡ヶ丘市内の3階建てアパート、301号室~

 

1人の少年がベッドで眠っている。原因は単純で、夜遅くまで起きていたことにあった。とはいえ少年も眠気が段々と薄れていき、そしてゆっくりと目をあけた。

 

最初に目に入ったのはまだ真新しい天井だった。もちろんどこぞのシンジ君みたく知らない天井などというわけもなく、いつも通り自分の家の天井だ。

 

上体を起こしながら、枕下に置いてあったスマホの画面を見ると午後の1時過ぎを指していた。

 

(うわぁ、またやらかした。…まぁ、いっか。自主休講ということで~)

 

このようなふざけたことを考えている少しあどけなさの残る少年、名前は篠山亮(しのやまりょう)、私立巡ヶ丘学院高等学校の3年生だ。3年といえば卒業を間近とし、自分の進路に向けて猛勉強をしなければならない時期だというのに、これほど舐めたマネをしているのには訳があるのだがそれはまた後ほど。

 

(やっぱ独り暮らしってなると色々と怠けちゃうよね~。父さんにバレたら殺されるけど)

 

再び惰眠を貪ろうとベッドに横になろうとした時、机の上に放置されている、分解された状態の銃に気づいた。

 

(そういえば途中だったけ…)

 

もちろん本物ではなく、モデルガンな訳だがこれは少年の所属している部活で使われる大切な物だった。

 

ーーー

ーーーーー

 

ここで説明しておくと少年が所属している部活の名前は『射撃競技研究部』という。

曰く、古今東西ありとあらゆる銃に関する競技を研究、自分たちでも出来るなら実践しようではないか。というスタンスで発足された部だ。ちなみに創部者兼部長はこの少年である。部員は………察しの通りである。そんな部活とも言えないような部が存続しているのは少年の特技が関係しているのだがそれもまた後ほど。

 

ーーーーー

ーーー

 

 

閑話休題

 

 

なにはともあれ昼飯を食べながら解体されたモデルガンを組み立て、それが終わる頃には3時手前になっていた。何気なく携帯を見ると着信が10回以上も来ていた。すべて父親からだった。

 

(げっ!も、もしかして学校サボったの…バレた?)

 

恐る恐る電話をかけ直すと3コールもしないうちに繋がった。

 

『おい!亮!!お前今どこにいる!?』

 

「ひいっ!ごごご、ごめん!父さん!今すぐ学校行くから許して!!」

 

『おい!返事をしろ!?クソっ!!何も聞こえんぞ!!』

 

「…え?もしもし?と、父さん?」

 

『ええいっ!このポンコツがっ!!いいか、よく聞け!お前もどこか安全な場所を見つけて避難しろ!父さんは母さんを連れていつもの別荘に避難する!!来れ…なら来…!だがむ…はす……なよ!!』ブチッ プープープー

 

「…え、えっととりあえずテレビを」

 

『……ちら巡ヶ丘市内の安達です!!ご覧下さい!!現在も暴徒化した住民による暴力行為が多発しており、収まる気配は一向にありません!!知事は先程、自衛隊に治安出動要請、及び非常事態宣言を出したとの報告が入ってきています!屋外は大変危険なため外出は出来るだけ……え、ちょっ、なに!やめ、やめてぇ!!痛い!!噛まないでぇ!!!助け…』

 

ザッ

 

『え、えっと現場で何か問題が起きたようです。こ、ここからは東京のスタジオよりお送りします』

 

ブチン

 

「どうなってんだ…これ」

 

フラフラとベランダに近づいて、カーテンを開けるとそこは、地獄だった。

 

通りでは人が人を喰らい、数ブロック先の交差点では車が電柱にぶつかり、炎上していた。

「…ハハッ、マジでどうなってんだ、これ…」

 

少年は思考停止していた…

 

ーーー

ーーーーー

 

…5分後

 

「よーし、落ち着け。落ち着いてまず現状を整理しよう。外はロメロ映画よろしく黙示録状態。もちろんこのアパートの回りも同じ。食糧はもって3日。武器になりそうなのは包丁のみ。…これ詰んだんじゃね?」

 

落ち着いて考えた結果がこれである。

 

(これはマジでヤバいやつだ。どうしよ…実家まで行けばなんとかなるかもしれないけど…学校より北の方だしな…警察署のほうがまだ望みはあるかな?)

 

少年は一先ず、出来るだけ家から出ずに情報収集することにした。

 

ーーー

ーーーーー

 

…2時間後

 

(ヤベェ、調べれば調べるほど希望が消えていくんだが…)

 

少年が調べて分かったことは、この現象は日本含め、世界中で起こっているということ。感染すると100%ゾンビになるということ。歩くことしか出来ないこと。頭に何らかのダメージを与えると活動を停止するということ。これぐらいだった。

 

(まぁ、想像通りだった訳だが。調べた中で唯一の希望があのゾンビどもが走らないということだけなんですがそれは…だけど、これで計画が立てられる)

 

少年の立てた計画は、

 

家の食糧が尽きるまで立て籠る

ここから数十メートル先の駐車場に停めてある車を回収

コンビニ等で食糧を回収しながら北上。大丈夫そうなら警察署でなんらかの武器をゲット!

両親のいると思われる山中の別荘へゴー!

というものだった。

 

(…なんか色々と問題があるような気もするけど…まぁ、気にしたら負けということで)

 

時計を見ると夕方の5時を過ぎていた。

 

(晩飯食べたら情報漁って寝よ)

 

こうして少年の終わりの始まりが幕を開けた。

 

ーーー

ーーーーー

 

~同時刻、私立巡ヶ丘学院高等学校屋上~

 

(あいつ、大丈夫かな…)

 

「くるみちゃーん、早く行こー?」

 

「わかってるよー!今行くー」

 

(無事でいろよ、亮…)

 

少女はどこか抜けている幼馴染みを想い、夕暮れの空を見上げた。

 

 

彼と彼女が再開するのはまだまだ先になりそうだった…

 

 

 

…to be continue

 

 

 

 

 

 

 





第1話どうでしたか?

少しでも楽しんでいただけたなら本望です!

またお会いしましょーぞ!!

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