がっこうぐらし!~おわりのはじまり~ 作:Archer SHO
早速こんな駄文をお気に入りしてくださった方々ありがとうございます!!これからもよろしくおねがいします!!
第2話です!
なんだかうまく書けてる気がしませんがよければどーぞー!!
あ、あと主人公のプロフィールも載せますねー
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「篠山亮(しのやま りょう)」
年齢:19歳
身長:173㎝
外見的特長:中肉中背で黒髪短髪、黒目。イメージ的にはHOTDの主人公、小室孝
性格:基本的には誰にでもやさしいが、暴力を否定しているわけでもない。もしやられたら倍返しどころか何十倍かにしてやりかえすタイプ。
私立巡ヶ丘学院高等学校3年。競技射撃部所属。部員が1人なのに存続しているのは亮が1年生のときにスピード射撃のジュニア部門で世界5位という実績を残しているからである。
去年1年間オーストラリアに留学していた。留学先の学校が提携校でなかったため出席数が足りないということになり留年。学園生活部の面々と同じ学年になる。
父は巡ヶ丘市警の公安の刑事。母は元SITの隊員というある意味異常な家族構成。両親ともに化け物クラスの運動能力を持つが、亮自身の運動能力は良くも悪くも普通。ただし射撃センスは世界大会で入賞するくらい、無駄に高い。
実家の場所が胡桃の家の隣ということもあり、幼馴染という関係。そのため胡桃は主人公に対してタメ口で話す。
実は、胡桃が亮の初恋の相手で、今でも胡桃のことが好きでいる。
~巡ヶ丘市内の3階建てアパート、301号室~
パンデミックから2日目、昨日は色々と計画を立てていたが、少年が朝起きた時点でさっそく問題が生じていた。
「…なんか電気もガスも水も全部止まってるんですけど」
そう、インフラが全滅したのだ。
少年が朝起きていつもの感覚でテレビをつけようとしたらいっこうにつかず、顔を洗おうと思い洗面所の蛇口を捻ったが水は出ず、挙句の果てに朝食の時に卵を焼こうとするもガスが出ないという結果になった。
あえて言うが、別に少年がガス代や水道代を払い忘れて止められたわけではない。
「えぇ…こんなに早く止まるとか想定外なんですけどぉ」
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ここまで早くインフラが停止したのには理由があった。
少年は最後まで知るすべもなかったが、巡ヶ丘市内のダムや発電所などのインフラ施設はこの騒動発覚の直後より付近の駐屯地より派遣された自衛隊によって防衛されていた。しかし、予想をはるかに上回る速さの感染爆発により、防衛の任に当たっていた自衛官たちは為すすべもなくゾンビどもの圧倒的な物量に飲み込まれ、感染した同僚に襲われ…という負の連鎖により少年の想像をはるかに上回るスピードでインフラ施設は陥落したのだった。
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(飲み水とかは水道を頼りにしてたからなぁ、これはマズイぞ…)
「…しょーがないけど、早速計画変更だな。明るい内に早くここを出るかぁ、水とか無いに等しいし。となるとまずは武器なんですが…」
(さすがに包丁だけじゃなぁ…そういえば1階の廊下の奥に壊れてモップの柄だけになったやつなかったっけな。いや、あったはず!あれと包丁くっつければ即席の槍が出来るじゃん!)
「よし!それで行こう!!」
少年は取りに行くのに必要と思ったものを用意した始めた。
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~数分後~
部屋の玄関前にはサバゲー用の黒のタクティカルブーツと膝にパッドの付いたタンカラーの長ズボン。白の無地のTシャツに黒の革ジャンを着て右手には包丁を持った少年が緊張した面持ちで立っていた。
(まるで今から強盗でもするかのような格好だな…ってそんな悠長なこと考えてる場合じゃねぇ!)
「よし、やるぞ。がんばれよ、俺。大丈夫、俺ならやれる!」
そう自分に言い聞かせながら、少年は包丁を持ってゆっくりと玄関のドアを開けた。
ドアを開けると風に乗って、鉄の錆びたような臭いと肉が腐ったような臭いがした。
(…よし、この階にゾンビはいなさそうだな、まぁこの階に住んでるの俺だけだけど。てかこれからはこの臭いにも慣れないといけないんだよなぁ…ホント気が滅入るよ)
少年はできる限り音を立てないように1階へと降りていった。
無事1階の廊下にたどり着くとすぐにお目当ての物が見つかった。
「よっし、まだあったぞ!」
小さな声でそう言った瞬間、
ズルズル
と足音がした。
「っ!!」
少年がバッ!と後ろを振り向くとこのアパートの管理人のお爺さんがいた。
「あぁ、お爺さん、無事だったんd……っ!!」
少年が言おうとした言葉は最後まで言われなかった。否、言っても意味が無いと悟ったのだ。
ゆっくりとこちらに向かってくるお爺さんは目が白濁し、右腕が肩か引きちぎられたように無くなっており、左足が曲がってはいけない方向に曲がってしまっていた。
「ぁぁっぁぁっぁあああああああああぁあ」
お爺さんだったモノは獣のような唸り声を上げながらゆっくりとだが着実に少年へと向かってきていた。
「ちくしょう、ゲームのチュートリアルか何かかよ、クソッ!!」
「悪いけど爺さん、俺が生き残るためにもう一回死んでくれよ!!!」
そう言って少年はあと数メートルの距離まで近づいてきていた管理人のお爺さんだったモノの後ろに素早く回りこみ、膝カックンの要領で倒し、いつの間にか拾っていた消火器でお爺さんだったモノの頭を潰した。
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~アパートの自室~
「はぁはぁはぁ、っクソ!殺らなきゃ俺が殺られるって分かってても、お、思ってたより精神的にクルなぁ。これも早く慣れないとな」
あの後、ダッシュで自分の部屋まで無事に戻り、先ほどの事を思い出して、軽く胃の中身をリバースしていたところだった。
「…まぁなんにせよ目的の物は手に入れたしこれで槍を作れば多少は安心して外に行けるな。よぉし!ちゃちゃっと準備してここからおさらばしますか!!」
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―――
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~30分後~
「うん、こんなもんかな」
少年はいつも通学に使っていたミリタリー風のリュックサックに缶詰などの食料1日分と冷蔵庫に入れていたスポーツ飲料水1.5リットルを2本、部屋の中からかき集めた医療品や換えの下着を何枚か入れていた。
「携帯は…もう必要ないかな。あとは…あぁそうだ、車のキーだ」
何度か持って行く物を確認した後、少年は、
「よし!それじゃあ行きますか!!」
この時点で少年の左腕の腕時計は午後1時半を指していた。
夜はまだ先になりそうだ。
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―――
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新たなゾンビと遭遇することもなく、アパートの外まで行くことができた。
辺りを見渡すと、少年の車のある駐車場の前に元は主婦と思われるゾンビがいた。
(たぶんアレ1体だけだよな、試しにこいつも使ってみたいし丁度いいや)
こいつというのは先ほど作った即席の槍のことだ。モップの柄の先に包丁をガムテープや布でグルグル巻きにしたもので、取っ手の部分にも滑り止めに布が巻いてあった。
気づかれないようにゆっくりと中腰で近づき、あと10メートルくらいの距離まで近づくと、
「おいっ!こっちだ!!」
聞こえるように呼び、ゾンビの注意をこちらに向けさせた。
少年は大きく踏み込み、目に向けて槍を突き刺した。
ゾンビは一瞬ビクッとした後、糸の切れた操り人形のように倒れた。
(…槍は問題なさそうだな)
ゾンビとの戦闘はまだ2度目だったが、1度目の時のように動揺したり罪悪感を覚えるようなことがなくなっていた。
あと数メートルで駐車場に着くというところであることに気がついた。
(…あれって、パトカー…だよな?)
ちょうど少年の車が停めてあるあたりにパトカーの後部らしきものが見えたのだ。
「なんか…イヤぁな予感がするんですけど」
残念ながらその予想は当たってしまった。
「…うそだろ、おいおいマジかよ、なんでこうなんだよ」
少年の車にパトカーが突っ込んでいたのだ。
(…いくらなんでも運悪すぎだろぉ……ん?あれは…)
よく見るとパトカーの車内に2人の警察官が死んでいた。
「…まぁ武器が手に入ることを考えたらプラマイゼロ…か」
そう言って少年は比較的損傷の少ない警官から物色し始めた。
最初はもちろん銃からだったのだが、
「…こーれは運がいいのか、なんなのか」
日本の警察官はだいたいリボリバー式の拳銃を携帯しているがこの警官は
「S&W M3913、オートマチック式の拳銃。前にネットで制服警官にも貸与されてるってウワサ流れてたけどマジだったのか」
そう、パトカーに乗っていた警官が装備していたのはS&W社のM3913という日本の制服警官が持つには珍しいオートマチック拳銃だった。使う弾は9mmパラベラム弾と呼ばれるもので、装弾数は日本の警官がよく装備しているリボルバーより3発も多い8発だった。
「うれしいけど…9mmとか日本じゃほとんど手に入らないじゃん、隣の警官のもあわせてマガジン合計で6本あるけどさぁ…」
どうやら少年は比較的手に入りやすいリボルバー拳銃のほうがよかったらしい。
その後も、物色を続け、気がつけば30分以上経っていた。
「やべぇ、まだ寝床確保できてないんですけど…ひとまず今日は帰るか」
使えそうな物をすべて持って、少年は自分のアパートへと引き返して行った。
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―――
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~巡ヶ丘市内の3階建てアパート、301号室~
深夜1時
少年は夢を見ていた。実家の隣の家に住んでいた1つ年下の女の子。少年の親友にして初恋の相手だった女の子。昔、ある約束を交わした女の子の夢だった。
『俺が胡桃を守ってやる!だから安心しろ!!』
『なーにカッコつけてんだよ!逆にアタシが亮を守ってやるよ!』
そう遠くない過去にお互い遊び半分で交わした約束
あの時のことを夢で見ていた。
パチリと少年の目が覚める。
「…胡桃。なんで今まで忘れてたんだ。早くあいつを探さないと…」
こうして、少年の計画に新たな項目ができた。
幼馴染で親友で、そして…初恋の女の子、『恵比須沢 胡桃』を探し出す。
…to be continue
どうだったでしょうか?
楽しんでいただけたのなら幸いです!
ちなみに亮くんは夢を見るまで胡桃ちゃんのことを忘れていましたが、これは食料が少なく、武器は包丁のみ、頼りになる仲間もおらず、たった一人で生き残らなければならないという極限の状態による過度のストレスにより、自分が生き残るために脳が余計なことを考えないようにしていたためです。今回亮くんは銃という強力な武器のほかにも色々な武器を手にいれました。これにより心に少しゆとりを持てるようになったため胡桃ちゃんのことを思い出すことができました。
実際、人間って極限状態におかれるとこうなるかなぁと思いながら書いてました。
…やっぱりこの辺の描写って難しいですねぇ
感想お待ちしております!