でもまぁ、ペースはいい感じだなぁ。と勝手に思ってる彗星大佐でござる。
その日、人々はこの世界に溢れる小さな絶望の1つを知る。
警告をしたアンノウンMSから降りてきた少女ははるか昔、人類全てがまだ地球にいた頃の高校の制服のようなものを着ていた。
「どうも。私はセシリア。そして...」
さっきまで話していた少女の首から力が抜ける。
そして、頭をあげた時少女の綺麗な青い瞳は赤い瞳に変わっていた。
「そして私はセシル・ヴァイスと言います。よろしくお願いしますね!」
「にっこり」というような表情で告げた少女の喋り方は先ほどより明るくなっていた。
「……えっと...改めて、ガラハッド艦長 シエル・アトライアよ」
テンションの変わりようにガラハッドクルー全員が困惑している中、シエルは若干困りながらも冷静に対応した。
「助けて頂いた恩もありますのでできる限り質問には答えますね!」
「え、えぇ。ありがとう」
ガラハッドの中にあるとある1室に「ペルセウス」、「アルテミス」を模した制服を着用しているガラハッドクルー全員と、所謂女子高生の様な格好をした少女が席についている。
「それでは色々と聞かせてもらうわね。まず貴女は何処の部隊所属かしら?」
「私達は何処の軍でも、部隊でもありません」
「そう...ではあのMSはなんでしょうか? 型式番号は?」
「け、型式番号?」
「型式番号」と言う単語を聞いた途端に目の前の少女は慌て始める。
「せ、セシリアちゃん...」
『まったく...しょーがないわね。体借りるわよ』
「ふぅ。えっとまずあのMSの名前は【ホープ】 型式番号は【unknown-001】」
「【unknown-001】...それにしても名前が【希望】とは製作者も大きくでたものね...それでそのMSは何処で入手したの?」
「ホープは私達が脱走する時にそこにあったから乗ってきたのよ」
「...脱走?」
ガラハッドクルーのクレアが聞く。
「えぇ 脱走 革命軍の研究所よ」
「どういうこと? 詳しく説明して」
シエルが聞くと明らかに嫌そうな顔をし、渋々話し始める。
「貴女達は昔の革命軍の計画...知ってるかしら?」
「計画?」
「えぇ 【DSP】...と言えば分かるかしら?」
その言葉を聞いた途端その部屋の中に衝撃が走る。
【DSP】(ダブル・ソウル・プロジェクト)。
開戦当時宇宙革命軍が計画した強化パイロットの作製計画である。
ある1人の人物に魂をもう一つ植え付け、戦況把握、空間認識能力などを底上げしたパイロットを作り出す。
という目的を掲げ、多くの民間人、特に子供を集めて実行された。
しかし、もう一つの魂に対し協力な拒否反応が起こり、成功は0。
失敗した人々は死に至ってしまった。
「私達はその計画の唯一の成功例よ。私達はその計画の後、別の研究所に移され体を隅々まで調べられたわ。それでたまたまチャンスがあったからホープと一緒に逃げ出して来たって訳」
「そんな事が...そr「同情の言葉なんていらないっ!」ッ!...」
シエルが気を遣い、言葉を発しようとした時セシリアは強い「否定」の意思を発した。
「貴女達なんかに私達の辛さを理解してもらおうなんて思ってない。中途半端な理解で全てわかった様な言葉は発さないで!」
セシリアはガラハッドクルー全員を睨みつけながら話していた。
まだ幼い少女からそんな強い言葉と視線をぶつけられて、メンバーは悲痛に顔を歪める。
「質問はそれで以上かしら?」
「えぇ...もういいわ ありがとう」
先程の話のショックでシエルは何を聞こうとしていたのか忘れてしまっていた。
「そう。じゃ、私達は行くわ。さよなr」
セシリアが別れを告げようとした瞬間艦内が衝撃に揺れる。
そしてその衝撃と共にけたたましいアラートが響き渡る。
「敵機接近! 数は10です!」
はい。毎回毎回すごく中途半端なとこで終わってる気がしないでも無いですが今回はここまでです。
どうだったでしょうか?
ご指摘、感想など送ってくれるとヤル気出ますw
よろしくお願いしますw
それでは、また次の回でお会いしましょう。