ポケモン世界に転生したので好き勝手に生きてみる 作:にわか党
様々な感想を頂けて嬉しさのあまり本日も2話投稿です。
現在は次の宝玉を納めた時のご褒美を何にするか思考中。
何が出てくる事やら。
今話は大量ゲットですので新たな子達にほのぼのしていって下さい。
「今です。タテトプス、ずつきです」
「テープー!」
「ビークイッ!?」
タテトプスが野生のビークインに突っ込んでいきます。
毎日磨いてよく光を反射している盾のような顔で放たれたずつきがビークインに直撃しました。
吹っ飛んでいくビークインさんは後ろにあった木にぶつかる。
「ビーク……」
すっかり目を回しているようですな。
ゲットのチャンス。
むしタイプのビークインにはこれ、ネットを模した装飾のネットボール。
投げる、入る、揺れる、止まる、という一連の流れでゲットは無事完了しました。
「ビークイン、ゲットです」
「テプテプ!」
頑張ったタテトプスにはビークインの入ったネットボールを拾った後、体力回復効果のあるオレンのみをあげます。
オレンのみを食べるタテトプスの姿も癒されるわー。
さっきのビークインをゲットした事で今日ゲットしたポケモンの数は15匹。
太陽はすっかりオレンジ色になり、現在はもう夕方です。
「そろそろ島に帰りましょうか」
「ヒッマ!」
「キル!」
元気に返事をしてくれたヒマナッツとキルリア。
一方のスコルピ、ダンバル、タテトプスはもっとバトルがしたいと思っているのが伝わってきます。
いやいや、11番道路から今いる12番道路に来てからも君達ずっとバトってましたよね?
ヒマナッツとキルリアは良い子に森林浴を楽しんでいました。
スコルピ達は一旦モンスターボールに戻ってもらいヘリを置いている場所まで歩きます。
『竜ノ里、周辺ヨリ、遠隔操作デ、ヘリ、ハ、移動サセマシタ』
というガンタさんの言葉通り歩いて直ぐの場所にヘリがありました。
ヒマナッツ達とヘリへ乗り込み、ガンタが離陸させてくれるのを待ちます。
ヘリのローターが稼働して地上から浮かび上がり、夕日に照らされるイッシュが綺麗です。
「少し遅くなってしまったので急いでもらえます?」
『畏マリマシタ』
島の子達に早く会いたいので操縦士さんに急いでもらいます。
ミニガンタにより映像や画像としては様子を確認出来ますが、触れられないというのは非常に辛いのですよ。
早く着かないかなー。
『着キマシタ』
はい、着きましたー。
いつもの倍近く早かったです。
「ルック!」
「ガゥ!」
ヘリポートに降りた俺達を迎えてくれたのはルクシオとガーディ。
可愛らしくお座りの体制で待っていました。
萌えます、超絶萌えます。
ルクシオとガーディが加わった俺達はそのまま裏庭へと向かう。
裏庭では水辺の子達が池からこちらに気付いて出迎えムード。
そして、裏庭の端に植えられた木の根元では寝ているナエトルに寄り掛かってスボミーもお休み中でした。
はわわわ、ってなります。
この構図はもう奇跡という他ありませんな。
『シロー様、私ハ、夕食ノ準備ヲ、シテマイリマス』
「了解でーす」
館の中に入っていくガンタとは逆に俺は裏庭奥の草原へと出る。
そこでスコルピ達をモンスターボールから出し、更にポケットから島に入るまでロックが掛かっていたモンスターボールを取り出します。
それらはガンタに預けて回復待ちです。
待ってる間に先ずは竜の里で頂いたフカマルを出してあげました。
「フカ?」
キョロキョロ辺りを見渡しております可愛い。
直ぐに戻ってきたガンタからモンスターボールを受け取ります。
さて、次々に出していきましょ。
キノココ、ポニータ、コマタナ、ヘラクロス、ビークイン、ミツハニーが3匹、トランセルが4匹、コクーンが3匹の全部で15匹が今日バトルでゲットした野生のポケモン。
倍以上になったポケモン達に高まります。
ポニータからポケモン図鑑でデータを見てみますか。
『ポニータ』
性別:♀
特性:もらいび
技:ニトロチャージ、とっしん、にどげり
『コマタナ』
性別:♂
特性:せいしんりょく
技:メタルクロー、かわらわり、つばめがえし
『ヘラクロス』
性別:♂
特性:こんじょう
技:メガホーン、みだれづき、いわくだき、じならし
『ビークイン』
性別:♀
特性:プレッシャー
技:あやしいひかり、こうげきしれい、どくどく、かいふくしれい
『ミツハニー』
性別:♂×3
特性:みつあつめ
技:あまいかおり、むしのさざめき、エアカッター
『トランセル』
性別:♂×2、♀×2
特性:だっぴ
技:たいあたり、いとをはく、かたくなる
『コクーン』
性別:♂×2、♀
特性:だっぴ
技:どくばり、いとをはく、かたくなる
楽園にまた一歩近付きましたな。
「俺はシロー、今日から君達のトレーナーです。今いるこの島で一緒に暮らしましょうね」
「フカ、フカ」
フカマルが寄って来たのを皮切りにポケモン達に囲まれました。
あ、やばい、心臓が高鳴り過ぎてもう一度死ぬかもしれんです。
「ヒィィン」
集まってきた中でもポニータは甘えん坊のようで俺の胸辺りに顔を擦り付けてきました。
首や胴を撫でてあげると更に嬉しそうに鳴きます。
炎の鬣も懐いてくれている証か暖かいだけで火傷を負うような事はありません。
そして、ポニータのようなよく懐いてくれている子もいれば他の事に夢中の子もいます。
「コマタ!」
「ダン?」
ふよふよ浮かぶダンバルに対して敵対心むき出しのコマタナ。
ゲットする前にダンバルに負けたのが余程気にいらないらしいです。
ふむ、これは困ったな……さーせん。
「ダンバル!」
ダンバルがもう一度バトルしようと少し離れた場所へコマタナを連れていってしまいました。
それを追うスコルピさんとタテトプスさん。
バトルマニア組が増えましたな。
「コッマタ!」
「ダンバルッ」
早速、バトルが始まったんですけどもう直ぐ夕食でしてよ?
「メェー……」
「ビーク……」
男って馬鹿よね、と遠巻きに見ていたメェークルが呆れているのに対し、本当よね、とビークインが同調しています。
ヒンバスといい女子はドライですな。
「ハーボ」
「ア、ア、ア」
バトルを眺めているとハスボーとアメタマが一緒に近付いて来ました。
今日も仲良しで羨ましい。
「どうしました?」
「ハボ」
何やら伝えたそうにしていたので聞いてみるとハスボーが何かの技のモーションに入りました。
超スペックな感覚でハスボーの口元から温度が急激に下がっていくのが感じ取れます。
「ハーボー!」
ハスボーの口から水色の光が空に向かって放たれました。
これは……。
「れいとうビームを覚えたんですね。もしかして、アメタマに教えてもらったんですか?」
「ハボ」
俺の言葉にうなづくハスボーは一見無表情ですが褒めて欲しいのだという気持ちが分かります。
「凄いですね。驚きました」
「ハーボ」
褒めるとニッコリ笑ったハスボーを思わず抱き締めた俺は絶対に間違っていません。
「ヒ、ヒ!」
ヒンバスもれいとうビームを出そうとしていますが不発に終わりました。
まだ出来ないようです。
「ア、ア!」
「ヒ、ヒ、ヒ!」
アメタマがもっと自分が教えるから一緒に頑張ろうと伝えています。
女の友情は残念ながら俺には分かりませんが、ふたりが可愛いのは誰よりも理解出来ますよ。
ダンバルとコマタナの戦闘音を聞きながら取り敢えず俺は昼に決めていた通りキノココをハグります。
キノコ型でプニプニの体。
抱き心地は予想以上でした。
ほうしが舞おうがお構い無しに抱き締めます。
「キッノ!」
はい、キノココさんからのスリスリ頂きました。
クシャミが出そうですがそこはがまんで煩悩を爆発させます。
幸せ過ぎてほうしのあれなお薬作用を疑いたくなるほどです。
「ヒマ!」
「キノキノ?」
「ヒママ、ヒッマ!」
「キノ!」
同じくさタイプ同士のヒマナッツとも直ぐに仲良し。
というかヒマナッツは他の子達ともあっという間に打ち解けています。
流石、ウチのアイドルですな。
『シロー様、夕食ノ準備ガ、整イマシタ』
視界の端で千手観音の如くサイドアームを出して夕食の準備をしていたガンタさん。
カイリキーも真っ青です。
しっかりと今日ゲットしたポケモン達の分のポケモンフーズも用意されています。
『全テ、彼ラ、ノ、好ミ、ニ、合ワセテ、ブレンド、サレテイマス』
ですよねー。
今日もガンタのチートが光ってるー。
「フカ! フカ!」
真っ先にフカマルが嬉しそうに駆け出していきました。
お腹空いてたんですかね。
それとも食いしん坊なのかもしれません。
俺もキノココを地面に下ろしてからヒマナッツを抱き上げてフカマルの後を追おうとしますが、足を止めてある光景を見つめます。
「ヘラクロッ!」
「「「「トランセル」」」」
「「「……」」」
ヘラクロスがヒマナッツを抱き上げた俺を真似てトランセル達とコクーン達を抱えて運んであげています。
気は優しくて力持ち。
ヘラクロスの格好良さに惚れそう。
俺も乗せてほしいです。
「コル、コル!」
「ダンバルッ」
スコルピ達もポケモンフーズの匂いにつられてやって来ました。
「コマタ」
勝負が着かなかったコマタナはまだ納得していませんな。
でも、ガンタ特性ポケモンフーズの誘惑には勝てないようです。
皆で集まっていただきます。
今日もガンタの料理は絶品でした。
お口の中が宝石箱どころか天の川です。
横に置いているタマゴからポケモンが孵ったらこの子ともこの美味しさを分かち合いたいですな。
ご飯を食べ終えるとコマタナが草原へと走り、それをスコルピ、ダンバル、タテトプス、ルクシオ、ガーディが追って行きました。
ガーディはお風呂から逃げたかっただけでしょう。
その証拠に俺の隣に座っているキルリアの顔色をチラチラと伺っていますからな。
「ビーク、ビークイ」
「「「「ハニー」」」
食後のティータイムを楽しんでいるとポケモンフーズを食べ終えたビークインがミツハニーと共に近付いて来ました。
そのビークインが手で草原の奥を指しています。
「ああ、ビークイン達は草原の奥に見える森で暮らしたいんですか」
「ビーク!」
「もちろんいいですよ」
何せこの島全部が庭ですから。
「ヘラクロッ」
どうやらヘラクロスとキノココ、トランセル、コクーンも森に行きたいようです。
「では、行きましょうか」
俺も森を見てみたいので同行します。
「ヒィィン」
森へ行こうとヒマナッツを抱えて立ち上がったところにポニータも寄って来ました。
ポニータも森で暮らしたいんですかね?
その考えはどうやら違うようです。
首で自分の背中へと寄せて乗ってほしいと伝えてきました。
「ヒマヒマ!」
ヒマナッツも乗り気です。
炎が怖くないとはやはり大物。
付いて来たがったキルリアはメェークルが乗せてあげるみたいですな。
「フカ」
フカマルさんも同行です。
ヒマナッツと一緒に抱えます。
ちなみにタマゴはまたバックパックに入れて肌身離さずです。
草原を抜けて森へ入ると辺りは真っ暗ですがポニータの炎の鬣のおかげで皆の顔がはっきり見えます。
ガンタが張り合って目を光らせたのでもっと明るくなりました。
「ヘラクロ」
「トランセル」
ヘラクロスが背中の甲殻を開いて羽を出し、トランセルを抱えたまま飛び上がる。
トランセルが気に入った木の場所に運んであげています。
それを繰り返して自分の好きな場所を見つけたトランセル達とコクーン達は落ちないよう糸で体を固定しました。
「ビークイ!」
「「「ハニー!」」」
ビークインとミツハニー達もこの森を気に入ってくれたご様子。
すごい飛び回っていますわ。
ヘラクロスやキノココも樹液や腐葉土に喜んでいるのが伝わってきますな。
「フカ、フカ」
「キノ、キッノ!」
フカマルが俺の腕の中から降りて腐葉土をガッサガッサ掘って荒らしてしまいました。
それを注意するキノココ。
そんな光景にもひたすら癒された俺です、はい。