ルーミア航海録   作:グランド・オブ・ミル

2 / 3
うぅ・・・本当は10000文字くらい書きたいのに、スマホだからできない(ToT)・・・パソコン欲しいなー。


悪魔の実とおじいちゃん

 

 

 

 

 

チュンチュン・・・

 

「うぅ・・・ん。ふわぁ~。」

 

朝から元気に鳴くスズメの鳴き声と共にベッドから抜け出した私は洗面所の鏡の前で顔を洗う。そして寝巻きからいつものルーミアスタイルに着替えて寝室を後にする。そして二階から降りてお世話になっているあの人にあいさつをする。

 

「シャッキー!おはようなのだー!!」

 

「あら、おはようルーミアちゃん。今日も早いわね。」

 

早いもので、私がこの世界に来てもう2年たった。あの時海賊王ロジャー海賊団の副船長『シルバーズ・レイリー』にあった私は、彼に捨て子だと思われたのか彼の孫娘にしてもらった。まあ、シャボンディ諸島のはずれのゴミ捨て場みたいなところで寝てたんだから多分本当に捨て子なんだろう。

 

それであれよあれよとレイリーに拾われた私はこうして目の前にいる「シャッキー,sぼったくりBAR」の『シャッキー』にお世話になっているのだ。おじいちゃんはしょっちゅうギャンブルに出掛けるからここに帰ってくるのは稀だ。

 

あ、そうそう。あの時私が食べた悪魔の実が分かった。実の形を言ったらおじいちゃんが詳しく教えてくれた。確かこのBARに着くなり外に連れ出されて・・・

 

 

 

 

 

 

2年前

 

シャボンディ諸島16番グローブ(無法地帯)

 

私はシャッキーのBARに着くなりおじいちゃんに連れ出されてここ、16番グローブに来た。このシャボンディ諸島は79本の「ヤルキマン・マングローブ」で形成される島で、その1本1本に番号が書かれている。ちなみに1~29番グローブは政府の目が行き届かない無法地帯で、私が今いるここもその枠の中である。

 

なぜこんなところに連れてこられたかと言うと私の悪魔の実の解説のためらしい。

 

「いいかい?まず君の食べたのは「シスシスの実」という超人系の悪魔の実だ。」

 

「シスシスの実~?」

 

「そう。星座や幻獣の力をその『瞳』に召喚し、操る力だ。超人系でありながら、自然系に匹敵する攻撃力を持つ。」

 

「そうなのかー。」

 

「試しに使ってみるといい。」

 

「どうすればいいのだー?」

 

「まず手を地面におきなさい。」

 

言われた通りに地面に手をつく。

 

「こうかー?」

 

「そう。そして瞳に天秤座『リブラ』を召喚し、そこら一帯を砂に変えるんだ。」

 

ん?天秤座?リブラ?なんかどこかで聞いたことがある。確か・・・

 

ビカッ!ブィィィ・・・ン・・・

 

「わっわっ!」

 

私がおじいちゃんの言葉に疑問を抱いているとこいしちゃんの第三の目のような閉じていた『瞳』がカッと開いて私から半径10メートルくらいの地面が砂に変わった。そして私の『瞳』にはある紋章が浮かび上がっていた。ってこれは

 

 

 

メタルファイトベイブレード!?

 

 

 

そう、私の『瞳』に浮かび上がった紋章は前世でかなり好きだったメタルファイトベイブレードの天秤座のベイ『リブラ』のフェイスマークだった。

 

「それが君の能力の一端だ。『リブラ』の力で超振動を起こし、周囲を砂のフィールドに変える。名付けるなら「ソニックバスター」といったところだ。」

 

「・・・そうなのかー。」

 

しかも技の仕組みと名前まで一緒ときた!まぁ、でも良かったかな。ただでさえここは私が知らないワンピースの世界なんだし、下手に知らない能力を得るよりもよく知ってるベイブレードの能力のほうが私にとっては好都合。とりあえず死ぬ確率は下がったと思いたい。

 

「君の能力はこのように強力だが、コントロールが難しい。暴走したりするととても危険だ。しばらくは私と一緒に能力を使いこなす練習をしよう。」

 

「了解なのだー!」

 

 

 

 

 

 

こうして私は約1年半くらい能力の特訓をしたんだっけ。たまに威力調節失敗しておじいちゃんを吹っ飛ばしちゃったりしたけど、なんとか使いこなせるようになったんだ。

 

「じゃあルーミアちゃん、また仕入れお願いできる?」

 

「分かったのだ!任せるのだー!」

 

いつものようにシャッキーに仕入れを頼まれた私は勢いよく店を飛び出した。

 

 

 

 

 

 

「んしょ・・・んしょ・・・」

 

ここはシャボンディ諸島30番グローブのショッピングモール。そこで私は酒樽や果物、野菜などを山程積んだ台車を引っ張っていた。一応おじいちゃんとの修行で力は上がってるけどそれでも結構重い。

 

「ハァ・・・ハァ・・・ちょっと休憩なのだ・・・」

 

そろそろ限界が近かった私は台車を止めて地面に腰かける。本当はこの島の住民ならみんな持ってる「ボンチャリ」が欲しいとこだけど、おじいちゃんが「これも修行だ。」とか言って買ってくれない。むぅ~、ケチ!

 

「あら!ルーミアちゃん!今日も仕入れ?」

 

「あっ!おばさん!こんにちはなのだー!」

 

私が休憩をしているとショッピングモールのおばさんが話しかけてきた。

 

「いつも偉いわね。はい、ごほうび。」

 

そう言っておばさんは私にグラマンをくれる。グラマンっていうのはこの諸島の名物のお土産饅頭だ。

 

「わぁ!おばさんありがとうなのだー!!」

 

「ふふっ、頑張ってね。」

 

「もぐもぐ・・・よーし!頑張るのだー!!」

 

グラマンでパワーを注入した私はシャッキーのBARまで全速力で駆けていった。

 

 

 

 

 

 

「ハヒー・・・ハヒー・・・た、ただいまなのだ・・・」

 

調子に乗って全力で走ってヘロヘロになって帰って来た。そんな私を出迎えたのは

 

「おや、お帰り。頑張っているようだな。」

 

「あ!おじいちゃん!お帰りなのだ!!」

 

おじいちゃんだった。珍しく帰って来たらしい。

 

「ルーミアちゃん、ご苦労さま。はい、お水。」

 

「シャッキーありがとうなのだ。ごくごく・・・ぷはぁ!おじいちゃんが帰って来るとは珍しいのだ。」

 

「ハハハ、かわいい孫娘の様子が気になってな。それに大事な話もある。」

 

「?大事な話って何なのだ?」

 

「ルーミア、私がいないこの半年間ちゃんと修行していたかな?」

 

「うん!それはもちろんなのだ!無法地帯の賞金稼ぎとかと戦っているのだ!」

 

「うむ、それは良い心掛けだ。しかし、そろそろこの辺の賞金稼ぎではもの足りなくなってきたんじゃないか?」

 

「む、そう言われればそうなのだ。」

 

確かにおじいちゃんの言う通りだ。最近は賞金稼ぎ程度じゃ満足な修行ができてないような気がする。

 

「そこでだ、私からある提案がある。」

 

「?」

 

「海へ出てみないか?」

私はおじいちゃんの言葉を理解するまで数秒かかった。そして理解すると期待と不安で胸がいっぱいになってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




メタルファイトベイブレードを知らない人のために解説載せておきます。

・天秤座『リブラ』

元ネタ:フレイムリブラT125ES

天童 遊が使う天秤座のベイ。フリー回転するボトム(軸)により脅威の持久力を誇るスタミナタイプ。

「ソニックバスター」
リブラの超振動で地面を細かく砕き、そこら一帯を砂に変える。リブラの技はこのように超振動を利用したものが多い。


ちなみにルーミアの悪魔の実「シスシスの実」ですが、名前の由来はベイブレードにおけるラスボス『ネメシス』からです。ネメシスは作中で全てのベイの力を使えるという設定だったのでネメシスから取りました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。